三菱自動車 ゴーン氏会長就任 臨時株主総会で決定
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20161214/k10010806301000.html
12月14日 12時46分 NHK
日産自動車の傘下で経営の立て直しを進めている三菱自動車工業は14日、臨時の株主総会を開き、日産のカルロス・ゴーン社長が会長に就任するなど新たな経営体制を決めました。
燃費データの不正問題が発覚した三菱自動車工業は、日産自動車の傘下で経営の立て直しを進めていて、14日、新たな経営体制を決める臨時の株主総会を開きました。
総会では、はじめに益子修社長が一連の燃費不正問題について、「多大なご迷惑をおかけし、申し訳ありません」と陳謝したうえで、「日産から必要なスキルや人材などの支援を受けながら、信頼回復を進めていく」と述べました。
これに対し、株主からは、「三菱グループ出身の役員が残ったままでは、経営の立て直しや信頼回復は難しいのではないか」など、厳しい意見が相次ぎました。
総会では新しい会長に就任する日産のカルロス・ゴーン社長ら11人の取締役を選任する議案などが承認され、新しい経営体制が決まりました。
日産のカルロス・ゴーン社長は総会で、「三菱自動車との提携が、うまくいくかと思っている人もいると思うが、私には成功に導く自信がある。きょうは再生に向けた新たな幕開けだ」と述べました。
株主の反応
三菱自動車工業の臨時の株主総会の終了後、60代の株主の男性は「提携を成功に導くというゴーン氏のメッセージに好感が持てた。今後の改革に期待したい」と話していました。
また、80代の株主の男性は「これまでの不祥事でも三菱というブランドに手足を縛られて十分な改革ができていなかった。立て直しには外の力が必要で、ゴーン氏を中心に日産流の改革を進めてほしい」と話していました。
一方で、40代の株主の女性は「来年度の業績でV字回復を果たすと説明していたが、本当に実現が可能なのか説明が十分でなかったと思う」と話していました。
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