【ワシントン=黒見周平】米大統領選の共和党候補ドナルド・トランプ氏(70)がネバダ州ラスベガスで開かれる19日の第3回テレビ討論会を前に、「選挙で不正が行われている」とする異例の主張を連日、繰り返している。
米メディアからは11月8日の投開票が迫る中、「選挙の正当性を揺るがしかねない」との懸念が強まっている。
トランプ氏は17日、ウィスコンシン州の集会で「投票詐欺がそこら中にはびこっている」と強調し、ツイッターでも「投票日に向け、大規模な不正行為が行われている」とつぶやいた。トランプ氏や陣営は「市民権を持たない者が民主党に投票する」「有権者登録が不正確」などと主張している。
米紙ワシントン・ポストは社説(電子版)で「近代史で初めての事態」と指摘。「選挙で敗者が勝者の正当性を認めることは民主主義の最も根幹の部分だが、それに異議を唱えようとしている」と警鐘を鳴らした。
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