シリア中部シルトでイスラム過激派組織「イスラム国(IS)」に対する軍事作戦を展開中の統一政府側部隊。同部隊公開(2016年7月31日撮影、8月1日公開)。(c)AFP/HO/MEDIA CENTRE OF THE GNA FORCES MILITARY OPERATION AGAINST IS IN SIRTE
【8月2日 AFP】米軍は1日、リビア中部シルト(Sirte)にあるイスラム過激派組織「イスラム国(IS)」の拠点を初めて空爆した。リビア統一政府が発表した。
米国防総省も、リビア統一政府からの要請を受けて空爆を実施したことを認めた。
同省のピーター・クック(Peter Cook)報道官によると、同日行った空爆の一つでは、ISが一般市民を攻撃する際に使用していた戦車1両と、地元部隊に対する「脅威となっていた」IS車両2台を破壊したという。シルトへの空爆は「引き続き行われる」としているが、詳細については言及しなかった。
ISは昨年6月以降、リビアの最高指導者だった故ムアマル・カダフィ(Moamer Kadhafi)大佐の出身地でもあるシルトを支配。首都トリポリ(Tripoli)に拠点を置く統一政府は今年5月、シルトにあるIS拠点の奪還作戦に乗り出した。
リビア統一政府のファイズ・シラージュ(Fayez al-Sarraj)暫定首相は、米軍による今回の空爆は統一政府を支持する部隊の司令部と連携して行われたものであり、リビア国内に外国部隊が派遣されることはないと強調した。(c)AFP
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