既得権勢力は、脅威にならない反対勢力
(隠れ自民派)を求めているのだ !
政治改革を破壊した民主党悪徳10人衆の大罪と自民党体制の真相 !
(「植草一秀の『知られざる真実』」:2016/05/24より抜粋・転載)
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1)伊勢志摩サミットが終わると同時に、通常国会 が会期末を迎える !
2)安倍晋三氏は、自分のことだけを考える人物
だから、衆参ダブル選の可能性はある !
3)2016年3月のインフレ率には、消費税増税の影響は含まれていないのに、
安倍総理は、ペテン師答弁をした、
4)経済問題の核心について、虚偽答弁をして、
ウソ情報を刷り込むのは極めて重大な問題だ !
5)「オールジャパン平和と共生」は、反安倍政権の重要政策を基軸に、
党派の壁を越えて主権者が主導する、連帯運動だ !
6)2009年は、既得権勢力の激しい妨害を排除して、鳩山政権
樹立という偉業を成し遂げた !
7)日本の利権複合体の本当の構造は、
五角形ではなく、ピラミッドである !
以上は前回投稿済みです。以下はその続きです。
8)小沢一郎・民主党代表が、大躍進を始動した瞬間から、悪徳ペンタゴンは、
激しい妨害工作を展開し続けた !
その象徴が、2009年3月3日に勃発した、西松事件ねつ造だった。
民主党の小沢‐鳩山体制は、既得権勢力の激しい攻撃をしのぎ、ついに2009年9月に政権交代実現の偉業を達成したのである。
しかし、この瞬間から既得権勢力の攻撃は一段と悪質化、激化していった。
その結果として鳩山由紀夫政権は、わずか8ヵ月半で幕を閉じ、旧政が復古されたのである。
9)抜本的改革を阻止するため、
悪徳10人衆を民主党首脳にさせた !
既得権勢力が用いた手法は、民主党内部での権力奪取を図ることであった。
民主党内部には、既得権勢力の側に属する議員が潜伏していた。
既得権勢力の司令塔は、民主党内部に潜伏させていた、既得権勢力を用いて権力の強奪を実行させた。
その結果として誕生したのが、菅直人政権と野田佳彦政権である。
日本政治を刷新することを目的に樹立された民主党政権が旧政に復古すれば、主権者の支持を失うことは当然である。
10)公約違反の消費税増税等で、管政権・野田政権は、
主権者の支持を失い、安倍自公政権に復活させた !
民主党は主権者の支持を完全に失い、2012年12月に安倍晋三自民党に大政奉還したのである。
日本を支配し続けてきた、既得権勢力が恐れる最大の事項は、は、反既得権勢力が結集し、既得権勢力に正面から対峙することである。
だからと言って、彼らが反対勢力を必要としていないということではない。
反対勢力が存在しなければ、民衆の不満のはけ口がなくなる。
このことは、政権の寿命を短くすることであることを認識している。
しかしながら、何よりも重要なことは、その反対勢力が強くなりすぎないことである。
強くなりすぎる反対勢力は、既得権勢力の存立そのものを脅かすのである。
11)悪徳ペンタゴンの狙いは、隠れ自民勢力を、
反自公の勢力に捏造する事だ !
つまり、「本当の脅威にならない反対勢力」を育成・管理することが、彼らにとっての最重要の課題なのだ。55年体制の社会党がこの存在であった。
そして、現代で言えば、既得権勢力が牛耳る民主党=民進党が、野党第一党に位置する野党体制なのである。
彼らは、本当の意味で既得権勢力に対峙する政治勢力が登場し、自公と正面から向き合うことを何よりも恐れている。
そうなれば、反自公勢力が、自公勢力を凌駕することになるのは、火を見るより明らかであるからだ。
12)真に、日本政治を刷新するには、純粋な
反自公勢力の結集こそカギを握るのだ !
逆に言えば、日本政治を刷新するには、純粋な反自公勢力の結集こそカギを握る。
これを妨げている最大の要因は、民進党の中枢に、
既得権勢力が居座っていることだ。
これが最大の障害なのである。
「水と油の民進党」を「水」と「油」に分離させること。
これが、日本政治刷新のカギを握る最重要事項だと言える。
13)民進党の中にいる、隠れ自民と反自民の
政治家を分離する事が不可欠だ !
これを誘導するには、恐らく、民進党を野党第2党に転落させることが有効であろう。
主権者は民進党候補者に対して、政策公約を精密に吟味し、その政策公約が本当に、安倍政治に対峙する主権者の意思を反映するものであるのかどうかを見定めて投票することが重要だ。
民進党のなかの既得権勢力は落選させる。このことも重要になる。
衆参ダブルの可能性が残存することを十分に認識して、今後の対応を急がねばならない。
(参考資料)
T 政治改革を破壊した民主党悪徳10人衆
の大罪と自民党体制の真相 !
「植草一秀の『知られざる真実』」:2014/12/25より抜粋・転載)
1)既得権益勢力は、改革阻止の「政治謀略事件」断行 !
民主党の海江田万里氏が総選挙で落選し、民主党代表を辞任した。
民主党は、年明けに新しい代表を選出する。しかし、この党に対する主権者の期待は冷め切っている。
2009年に政権交代を実現し、日本政治が変革するとの期待が日本中に広がった。
このとき、最大の警戒をもって状況を見つめたのが、日本の既得権益である。
日本の既得権益とは、米国・官僚・大資本のトライアングルだ。
別名は、ハゲタカ・シロアリ・ハイエナである。
攻撃の対象とされたのは、小沢一郎氏と鳩山由紀夫氏だった。
小沢一郎氏に対しては、西松事件、陸山会事件という、
戦後最悪の「政治謀略事件」が捏造された。
鳩山由紀夫氏に対しては、個人献金をめぐるスキャンダルが
掘り起こされ、徹底的な「人物破壊工作」を展開された。
2)「隠れ既得権益派」が 普天間問題で、鳩山首相に違背 !
そして、もうひとつ見落とせないことは、政権交代の最大の功労者である、小沢氏と鳩山氏が人為的に分断されたことだ。
鳩山政権は、沖縄の普天間移設問題で、トラップ(ワナ)にかけられた。
鳩山首相が、普天間問題で追い落とされる原因を創作したのは、民主党内の「隠れ既得権益派勢力」だった。
具体的には、沖縄基地問題を担当した、岡田克也外相、前原誠司沖縄担当相
、北澤俊美防衛相の三名が、鳩山首相に対して忠誠を誓わず、横田政府=米国の僕(しもべ)として動いたのである。
このために、鳩山首相が追求した、普天間基地の県外・国外移設方針が座礁した。
3)悪徳民主党議員が「政治謀略事件」渦中の小沢氏を攻撃 !
そして、もうひとつ、2009年の政権交代が破壊された最大の理由のひとつは、小沢一郎氏が謀略によって、「人物破壊」されたことだ。
2009年3月3日に勃発した、西松事件で、小沢一郎氏は不当な追及を受けた。
民主党は一致結束して、検察による小沢民主党攻撃に立ち向かう必要があったが、民主党の一部の人間は後ろから小沢一郎氏に対して弾を撃ったのである。
その悪徳民主党議員が、岡田克也、前原誠司、玄葉光一郎、枝野幸男、安住淳などのメンバーである。
4)公約破棄の消費税増税提示で 民主党への信頼失墜 !
そして、政権交代を実現した民主党の存立基盤が完全に粉砕される原因になったのが、公約破棄の消費税増税方針提示だった。
この背徳の政策運営が、民主党に対する期待を絶望と怒りに変えた。
その戦犯が、渡部恒三、藤井裕久、仙谷由人、菅直人、岡田克也、野田佳彦、前原誠司、枝野幸男、安住淳、玄葉光一郎の悪徳10人衆である。
民主党は、「シロアリを退治して天下り機関を排して天下りを根絶する。
そこから始めなければ、消費税を上げるのはおかしい」ことを公約に掲げて2009年総選挙に臨んだ。
5)シロアリを退治なき、消費税増税提示で信頼失墜 !
その民主党が、シロアリを退治しないまま、消費税増税に突き進んだのである。
だから、民主党は、主権者から見放された。
民主党を破壊した戦犯が、民主党代表選に出馬するのだという。要するに、権力亡者なのだ。
権力亡者をトップに据えて、民主党が一刻も早くに消滅することを念願する。
6)政権交代・政治改革を破壊した 民主党悪徳10人衆 !
日本政治を破壊した、民主党悪徳10人衆は、民主党解体とともに消滅してもらいたいと思う。
民主と維新の一部、生活、社民などが連携して、「主権者の党」を創設するべきだ。
7)菅・野田首相は、財務省に屈服し、消費税増税推進 !
民主党がいまだに、この負の遺産を引きずっているために、日本政治の未来が開けないのだ。
直接的に最大の汚点を残したのは、
民主党が財務省の軍門に下ったことだ。
その主犯は菅直人氏と野田佳彦氏だ、
裏から誘導したのは、藤井裕久氏である。
菅直人氏も野田佳彦氏も、私の主張の影響を受けたのだと思う。
8)悪徳10人衆は、自分の出世、名誉欲、権力欲だけ !
二人とも、何よりも優先したことは、自分の出世、名誉欲、権力欲である。
財務省から、「消費税増税推進と引き換えに、首相ポスト獲得への全面協力」のオファーを受けて、いともたやすく、変節を遂げたのであると思われる。
この変節が日本政治を破壊したのである。
U 悪徳ペンタゴン
日本の既得権益とは、米国・官僚・大企業の三者をいう。
私はこれに、利権政治屋(自民党・公明党等の政治家)・マスコミを加えて、米・官・業・政・電の五者が、日本の既得権益であるとしている。
米・官・業・政・電は、ピラミッドの構造をしているというのが私の認識である。
ピラミッドの頂点に位置するのは米国である。
日本の司令塔、日本の既得権益の頂点に位置するのは、「米国」なのだ。
(植草一秀氏の説)
V 日本操り対策班
安倍自公政権を支配する、ジャパンハンドラーズ(日本操り対策班)として有名なのは ?
リチャード・アーミテージ、マイケル・グリーン、 ジョセフ・ナイ、
カート・キャンベル、ウィリアム・マーティン等。
(副島隆彦氏の説)