1月18日、日本百貨店協会が発表した2015年の全国百貨店売上高は、既存店ベース(店舗数調整後)で前年比0.2%減と4年ぶりの減少となった。写真は都内で昨年4月撮影(2016年 ロイター/Issei Kato)
全国のデパート年間売り上げ 4年ぶりに減少
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20160118/k10010376301000.html
1月18日 16時59分 NHK
全国のデパートの去年1年間の売り上げは、外国人旅行者向けなどの販売が大きく伸びた一方、地方の店舗の売り上げが振るわなかったことから、4年ぶりに前年の実績を下回りました。
日本百貨店協会によりますと、全国のデパート238店の去年1年間の売り上げは、合わせて6兆1742億円余りでした。このうち比較可能な店の売り上げの総額は、その前の年と比べて0.2%減少し、4年ぶりに前年の実績を下回りました。
日本百貨店協会によりますと、「爆買い」と呼ばれ話題になった外国人旅行者向けの売り上げは大都市圏の店舗を中心に大きく伸びましたが、地方の店舗で主力の衣料品などの売り上げが振るわなかったことが影響したということです。
一方、先月の売り上げは、気温の高い日が多く、コートなど冬物の商品の販売が落ち込んだものの、化粧品や宝飾品などの売り上げの伸びが補う形となり、前の年の同じ月を0.1%上回って、2か月ぶりに増加しました。
日本百貨店協会は、「世界経済の先行きには不透明感があるが、中国からのリピーターや東南アジアからの旅行者の増加などで、引き続き外国人旅行者向けの販売は伸びが期待できる」と話しています。
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2015年全国百貨店売上高は前年比0.2%減、12月0.1%増=百貨店協会
http://jp.reuters.com/article/department-s-idJPKCN0UW0FO
2016年 01月 18日 15:29 JST
[東京 18日 ロイター] - 日本百貨店協会が18日発表した2015年の全国百貨店売上高は、既存店ベース(店舗数調整後)で前年比0.2%減と4年ぶりの減少となった。12月の売上高は、店舗数調整後で同0.1%増の7098億円と2カ月ぶりにプラスとなった。
12月は天候に恵まれなかったが、クリスマス週を中心とする月後半の追い上げで、売上高は前年実績を上回った。暖冬の影響から重衣料が振るわず、主力の衣料品は同5.2%減に終わったが、雑貨や家庭用品などその他の主力商品の売れ行きが前年を上回った。
2015年の訪日外国人売上高は同2.6倍の1943億円と大幅に増加した。12月の訪日外国人売上高は同38.2%増(約177億円)となった。
調査対象の百貨店は82社・238店舗。東京地区は前年比2.2%増と、9カ月連続プラスとなった。