伊方再稼働、「反対」半数超=町民にアンケート−市民団体
http://www.jiji.com/jc/c?g=eco_30&k=2015120900420
再稼働に向け準備が進む四国電力伊方原発3号機(愛媛県伊方町)について、市民団体が伊方町の住民を対象にアンケートを実施したところ、回答者の53.2%が再稼働に「反対」と答えたことが9日、分かった。「賛成」は26.6%だった。
「伊方原発50km圏内住民有志の会」が発表した。伊方3号機については伊方町長と町議会、愛媛県知事と県議会が再稼働に同意している。
有志の会によると、アンケート用紙は2月17日〜11月26日、伊方町約4800世帯のうち3591戸に配布。回答があった1426戸のうち反対は759戸、賛成は379戸で、残りは無回答だった。
反対理由では「事故の時に逃げ場がない」や事故が起きた場合の補償を挙げた人が多く、賛成は「原発で働いている」「地域の経済」が多かった。
有志の会の堀内美鈴事務局長は愛媛県庁で記者会見し、「大勢が再稼働に反対している。再稼働のプロセスを見直してほしい」と述べ、住民説明会の開催などを訴えた。(2015/12/09-12:54)