仏軍事専門家「欧州はトルコに責任を求める時が来た」[スプートニク日本語]
2015年12月04日 17:09
フランスの軍事専門家で国際関係問題のコンサルタントでもあるドミニク・トリンカン将軍は、トルコとIS(イスラム国)の関係について、またこの問題についてロシア国防省が行った調査について自らの考えを明らかにした。
トリンカン将軍は、次のように述べているー
「ロシア連邦国防省は、これまで噂にしか過ぎなかった事の裏付け活動をしている。シリア・トルコ国境は、シリア産石油を不正に売りさばくのみならず、同時に戦闘員らに武器を密輸するために使われている。このように、国境は完全に自由に出入りできるものとなっており、ISに対するトルコの立場には裏と表がある。
今や欧州は、トルコの責任を問う時が来た。欧州は、難民のためトルコに何十億ユーロもの援助をしており、トルコから賠償金を得るべきであると思う。トルコ・シリア国境を閉鎖し、連合軍の援助で国境をコントロール下に置けば、ロシアによって暴露されたような闇取引をやめさせることができるだろう。」