4日、世界最大のスマートフォン大国である韓国の主要メーカーが業績を悪化させており、危機感が広がっている。写真はファーウェイのスマートフォン。
韓国のスマホメーカーが次々に業績悪化、中国が市場を脅かす=韓国ネット「消費者を軽視した結果」「日本と争っていた時もこうだった」
http://www.recordchina.co.jp/a122635.html
2015年11月8日(日) 7時30分
2015年11月4日、韓国メディアによると、世界最大のスマートフォン大国である韓国の主要メーカーが業績を悪化させており、危機感が広がっている。価格面で優位に立つファーウェイ(華為)やシャオミ(小米)など中国の新興スマートフォンブランドや家電メーカーが韓国のサムスンやLGを脅かすようになっている。
10月29日に発表されたサムスンとLGの第3四半期業績は、スマートフォンの分野でいずれも悪化。一方、米アップルや中国のファーウェイは高い業績を達成しており、特にアップルは過去最高の業績を記録。ファーウェイは上半期の世界シェアを9.5%に伸ばして3位となり、中国市場でも9月末のデータでは首位となっている。
韓国ブランドも低中価格帯商品を重要した販売戦略をとりつつあるが、価格競争力をつけたとしても、中国と韓国の技術格差が急速に縮小している上、巨大な自国市場を背景とする中国企業の勢いには対抗しきれないと専門家は指摘。また、市場の不振が続いている韓国では収益が下降しており、戦略的に大きな改革を行うことが難しい。
韓国のネットユーザーからは、「サムスンもLGも自国の消費者なんてどうでもいいんじゃないの?」「自動車市場も中国製品ショックが必要かもしれない。そうすれば現代(ヒュンダイ)も少しは気合いを入れるだろう」「中国は韓国人を消費者として見ているが、韓国企業は消費者を軽視した結果だ」など、韓国企業に問題があるとの意見が多く上がった。
また、「値段が下がるなら、ここは中国に感謝すべき。韓国国内の端末は高すぎる」「いいことじゃん。半導体価格だって下がっているのだから」と価格低下を歓迎する声や、「日本と争っていた頃だってこうだった。技術の差が大きくなければ、低価格の方が市場を奪う。中国製品になびく人を見るたびに心寒くなる」と韓国の消費者にも問題があるとする意見があった。(翻訳・編集/岡田)