旭化成問題:50人関与で最悪の展開に
http://blog.livedoor.jp/nevada_report-investment/archives/4961137.html
2015年11月02日 NEVADAブログ
旭化成建材が行っていたデータ偽装では、会社側は個人の問題に矮小化しようとしていましたが、今や関係者50名、改ざん件数300件とも言われる事態になってきており、もはや個人の「モンスター社員」の問題というよりは会社ぐるみとみなされる規模に発展してきています。
当初は社外の社員の問題であり、このような「モンスター社員」をどうするか、という次元の話でしたが、今や「モンスター社員」が50名となれば、会社の体質という次元でもなく、会社幹部がどのような指示をしていたのか、という事態になります。
仮に指示をしていたとなれば、旭化成本体最高幹部の責任問題にも発展しますし、仮にすべての物件に何らかの補償や建て替えをするとなれば、数千億円規模になる可能性もありさすがの旭化成でも経営がぐらつきます。
また、この手のデータ偽装や手抜き工事が今後他のマンションでも発覚することもあり得、そうなれば、今は旭化成建材だけの問題となっていますが、日本のマンション業界は壊滅的打撃を受けることもあり得ます。
欠陥マンションなど誰も中古市場では買わないからです。
当然のこととしてマンションを買う時の「重要事項説明書」にこの偽装問題を記載するべきとなるからです。
すべての偽装データ使用マンションが建て替えとなるような事態に発展すれば、中国人が日本のマンションを購入していますが、彼らが騒ぎだせば日本の信頼性は一気になくなります。
日本の信頼性が揺らぐ事態に発展しつつあり、事態は最悪の方向に向かっています。