屋根パネルの撤去完了 20年度中に燃料取り出しへ
http://www.sankei.com/photo/daily/news/151005/dly1510050015-n1.html
東京電力は5日、福島第1原発1号機の建屋カバー解体作業で、6枚あった屋根パネルの最後の1枚を撤去した。今後、約1年半かけ、側面の壁パネルを撤去したり防風シートを設置したりした後、建屋上部のがれき撤去に移る。2020年度中に使用済み核燃料プールからの燃料取り出し開始を目指す。.
東電によると、この日の作業は午前7時すぎに始まり、大型クレーンで30分ほどかけて最後の屋根パネルを取り外し、地上に降ろした。.
屋根は幅約7メートル、長さ約42メートルのパネルを6枚並べた構造で、7月下旬に1枚目を撤去した。その後、放射性物質の飛散防止剤の散布や建屋内部の調査を行いながら1枚ずつ取り外していた。.
1号機の建屋カバーは放射性物質の飛散を抑える応急措置として11年10月に設置された。当初、13年度にも解体する予定だったが、3号機のがれき撤去中に放射性物質が飛散したことを受けて解体時期を変更。その後もクレーンのトラブルなどで計画が遅れていた。.
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