浜岡で炉心損傷想定 中電が全社防災訓練
http://www.at-s.com/news/article/social/shizuoka/hamaoka/155564.html
中部電力は25日、浜岡原発(御前崎市佐倉)での重大事故を想定し同原発などで全社防災訓練を実施した。同市で震度7の巨大地震が発生し、運転中の4号機が炉心損傷に至る過酷な状況を想定。訓練者に、事前に想定内容を明かさない「ブラインド方式」で進めた。
中電によると、原子炉格納容器の破損につながる恐れがある炉心損傷を想定するのは従来の全社防災訓練で最も厳しい。
4号機の運転を訓練するシミュレーター室では、警報音が鳴り響く中、運転員が操作盤で原子炉の状況を監視した。異常で原子炉の水位が低下し始めると、非常用炉心冷却系のポンプを起動させ注水した。
緊急時対策所には災害対策本部が設置された。井原一郎浜岡原子力発電所長をトップとする幹部が、名古屋市の本店などとテレビ会議をつなぎ、格納容器の破損を防ぐための対策を講じた。
中電によると、訓練は本店も含め計約2800人を対象に実施した。
http://www.asyura2.com/15/genpatu43/msg/849.html