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「RADWIMPS」ドラム山口智史 神経症悪化で無期限休養へ
2015年9月23日 18時17分
スポニチアネックス
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今年11月にメジャーデビュー10周年を迎える4人組ロックバンド「RADWIMPS」のドラム・山口智史(30)が持病の神経症が悪化したため、無期限休養に入ることになった。23日、公式サイトで発表された。「自分の思うようにドラムを叩けなくなったことが原因」としている。
2009年のツアー中、バスドラムを鳴らす右足が本人の意思とは異なり、動かせなくなる瞬間があったという。後に、フォーカル・ジストニアと呼ばれる神経性の症状と判明。「鍛錬を要する職業の方が稀に発症するものです」といい、フォーカルは局所、ジストニアは身体のこわばりや緊張を意味する。
山口はリハビリを続け、回復や悪化を繰り返しながらツアーやレコーディングを行ってきたが、今夏に症状が悪化。心身ともに限界を迎え、脱退を希望したが、話し合いの結果、無期限休養として籍を残すことになった。
今後のツアーにはサポートドラマーが参加する。
「おしゃかしゃま」「有心論」などの曲で知られる人気バンド。ボーカルの野田洋次郎(30)は女優の吉高由里子(27)との熱愛が話題に。今年6月公開の映画「トイレのピエタ」で主演を務め、俳優デビューを果たした。
▽ジストニア ある動作をしようとすると、自分の意志に反して体の筋肉が異常に硬直する病気。原因は不明だが、精神的ストレスが掛かったときなどに症状が強くなるとされる。音楽家やスポーツ選手には職業性ジストニアが多い。世界的なピアニスト、レオン・フライシャーは右手に発症し、自由が利かなくなったため一時左手のみで演奏していた。また、「コブクロ」のギター兼ボーカルの小渕健太郎も2011年に「発声時頸部(けいぶ)ジストニア」を発症し半年間休養。「氣志團」のドラマー白鳥雪之丞、「米米CLUB」のフラッシュ金子も「職業性ジストニア」で休養している。