【9月18日 AFP】米海洋大気局(National Oceanic and Atmospheric Administration、NOAA)は17日、今年8月の世界の平均気温が観測史上最高を記録したと発表した。月間平均気温が過去最高となるのは今年6回目で、地球上の陸と海の表面気温が年間を通して平年より高くなっていることを示す兆候だとしている。
NOAAによると2015年8月の平均地表気温は、これまでの史上最高だった1998年を0.13度上回った。また、平均海面気温は20世紀平均を0.78度上回った。記録的な暑さは南米の大半とアフリカの一部、中東、欧州、アジアで観測され、過去136年間で最も暑い8月だったとしている。
NOAA国立環境情報センター(National Centers for Environmental Information)のディーク・アーンツ(Deke Arndt)観測局長は「世界の広範囲を基本的に、記録的な高温か、平均気温を大きく上回る地域が覆っている」「ほぼ全ての大陸と海盆に当てはまることだ」と述べた。
アーンツ氏によればNOAAでは、2015年の年平均気温が昨年を上回り、史上最高となるのは「97%確実」とみている。(c)AFP/Kerry SHERIDAN
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