IS自体が米英仏のアセットなのでこの問題をとやかく言っても始まらないが、今朝NHKBS1で放送された「ABCニュース」は、記事にある「シリアでの地上戦を担わせるため来年までに5000人を目標に育成するとしていたシリア人の部隊について、現在は4〜5人の戦闘員しかいない」という問題について、5億ドル予算の対IS戦闘員養成プログラムで1千万ドルの予算執行で4〜5人の戦闘員しか要請できなかったと説明した。
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米軍 情報担当者が対ISの戦況報告わい曲か[NHK]
9月17日 8時52分
過激派組織IS=イスラミックステートに対する軍事作戦で、戦況の分析に当たるアメリカ軍の情報担当者が、実際より成果が上がっているようにゆがめて報告していた疑いがあることが明らかになり、アメリカ国防総省の監察官が調査を開始しました。
この疑惑は、アメリカの有力紙、ニューヨーク・タイムズなどが相次いで報じたもので、過激派組織ISに対する軍事作戦を巡り、アメリカ中央軍の情報担当部門の幹部が戦況について実際より成果が上がっているようにゆがめて報告していた疑いがあるということです。
これについて、中央軍のオースティン司令官は16日、議会上院の公聴会で疑惑の内容について言及は避けましたが、国防総省の監察官が情報担当部門に対する調査に乗り出していることを認めました。
ISに対する軍事作戦では、アメリカ軍などによる空爆にもかかわらず、IS側の勢いに衰えが見えず行き詰まりが指摘されていますが、オバマ政権は作戦は成果を上げていると強調してきました。このため、こうした政権の方針に合うようアメリカ軍の情報担当者が分析をゆがめていた可能性も指摘されています。
一方、オースティン司令官は公聴会で、シリアでの地上戦を担わせるため来年までに5000人を目標に育成するとしていたシリア人の部隊について、現在は4〜5人の戦闘員しかいないことを明らかにしました。野党共和党の議員らは計画は完全な失敗だと批判を強めており、今後、戦略の見直しを求める声が高まることも予想されます。
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20150917/k10010238281000.html