霧島連山・硫黄山で火山性微動が発生 気象庁
http://www.zakzak.co.jp/society/domestic/news/20150727/dms1507271203005-n1.htm
2015.07.27 夕刊フジ
気象庁は26日、鹿児島、宮崎県境の霧島連山・えびの高原(硫黄山)で同日、マグマや熱水の移動を示すとされる火山性微動が発生したと発表した。火山性微動は昨年8月以来。気象庁は、小規模な噴出現象が突発的に起きる可能性があるとして注意を呼び掛けている。
気象庁によると、火山性微動は午前9時23分ごろにあり、継続時間は3分未満だった。わずかな地殻変動も確認された。火山性地震も増え、26日は午後3時までに15回発生した。24日0回、25日2回と少ない状態だった。
硫黄山では今月5日にも火山性地震が1日24回と急増したケースがあったが、地殻変動や火山性微動はなかった。
硫黄山には昨年10月、火口周辺警報が出たが、ことし5月、活火山であることに注意を呼び掛ける噴火予報に引き下げられている。
◇
霧島連山えびの高原硫黄山、11か月ぶり火山性微動を観測
http://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye2549247.html
鹿児島県と宮崎県にまたがる霧島連山・えびの高原の硫黄山周辺で、26日、火山性微動が11か月ぶりに観測されました。気象台は、規模の小さな噴出減少が突発的に起こるおそれがあるとして注意を呼びかけています。
鹿児島地方気象台によりますと、26日午前9時23分ごろ、えびの高原の硫黄山周辺で、地下のマグマの移動などを示すとされる火山性微動が3分近く観測されました。硫黄山周辺で火山性微動が観測されたのは、去年8月以来、11か月ぶりです。
霧島連山に設置している傾斜計では、この火山性微動が発生した時に、わずかな傾斜の変動を観測したということです。また、火山性地震も増加し、26日午後6時までに15回観測されました。
気象台は今後、規模の小さな噴出現象が突発的に発生する可能性があるとして、注意を呼びかけています。(27日05:07)