ギリシャ(銀行窓口閉鎖も)と上海株の暴落
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2015年06月28日 NEVADAブログ
ギリシャの銀行は月曜日に開かない可能性が出てきており、すでにギリシャ国民はATMの前に列を作っているとBBCは報じています。
ECBが資金供給を制限するとも言われており、そうなればギリシャの金融市場は麻痺することになり、銀行は閉鎖されることになります。
即ち、バンクホリデー状態になります。
ECBは市場に緊急に資金を供給して市場が混乱することを防ぐでしょうが、ユーロ売りとなるのは避けられません。
また、中国株の暴落が先週金曜日発生しており、中国中央銀行は緊急に利下げを発表していますが、果たしてこの効果があるのかどうか、となります。
上海総合株価指数は金曜日に−7.39%の暴落を演じていますが、23日からの動きは異常な状態になっています。
23日に4264まで急落し、その後4720まで10%急騰し、そして26日に4192まで11%暴落しており、10%の変動が短期間に上昇と下落で見られているからです。
完全に方向感を失っており、これは極めて危険な動きであり、月曜日に上昇して始まり上昇で終わればよいですが、仮に終値で10%を超える暴落を演じれば、利下げで暴落となり、火曜日以降は20%、30%を超える暴落を見せましても不思議ではないからです。
ギリシャ破たん問題は大した問題ではありませんが、中国問題は極めて深刻であり、上海株だけでなく。ハンセン指数にまでも暴落が波及すれば、世界の株価は高値に来ていますので、NYダウが10%を超える暴落を演じましても不思議ではありません。
日経平均は日銀・公的資金が買い支えるでしょうが、世界の投機資金が買い支えが絶好な売り場であると判断して売りが殺到した場合、とても買い支えることができるものではありません。
また円高が急速に進むこともあり得、為替市場に大混乱が発生するかもしれず、今週はFXや株をやっている個人はリスク管理をしっかりしていませんと、とんでもない事態に陥るかも知れません。
BBCはギリシャ問題をトップで報じていますが、中国株の問題の方が問題は大きいと言えます。