フジテレビ、末期症状?AKB総選挙直後に“ファンの天敵”主演映画放送で視聴率爆死…
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6月6日、「AKB48 41stシングル選抜総選挙」が福岡ヤフオク!ドームで行われ、一昨年の1位から昨年2位へ順位を落とした指原莉乃が再びトップへ返り咲くなどして、大きな盛り上がりをみせた。
その一方、今回の総選挙を生中継したフジテレビに対し、ファンからは、たびたびメンバーのスピーチ途中でCMが入ったり、今年卒業予定の高橋みなみが号泣しながらスピーチするシーンで、何度も“あはは”というスタッフと思われる男性の笑い声が紛れ込んだことなどに批判が集まっているが、平均視聴率は18.8%(ビデオリサーチ調べ/関東地区、以下同)を記録。例年に比べて盛り上がりに欠けるといわれ、渡辺麻友の主演ドラマ『戦う!書店ガール』(フジ系)が視聴率3%台を連発していただけに低視聴率が心配されていたが、予想外の高い数字をマークした結果となり、昨年(16.2%)を上回ったとして話題を呼んだ。
視聴率不振に苦しむフジにとっては久々に明るいニュースとなったが、総選挙放送直後に放送された佐藤健主演の映画『カノジョは嘘を愛しすぎてる』は7.5%と低調に終わった。テレビ局関係者が話す。
「首を傾げざるを得ない編成の仕方です。テレビ番組には流れがあって、『この番組の次にあの番組を持ってきたから成功した』というケースは多い。過去のフジのわかりやすい良い例を挙げれば、お昼は『笑っていいとも!』から『ライオンのいただきます』という流れをつくった。バラエティ番組を同じ新宿アルタスタジオ(東京)から中継することで、後発の『いただきます』も『いいとも』の流れに乗って高視聴率番組となったわけです。今のフジの編成には、こうした流れを重視した戦略がまったくみえません」
『カノジョは〜』が放送された『土曜プレミアム』は、その前週は『ENGEIグランドスラム』で14.3%、前々週は『IPPONグランプリ』で13.9%と2週続けて高視聴率を獲得していただけに、『カノジョは〜』は期待外れの数字となった。
「通常、20%近く取った番組の後続は、最低でも2ケタに届きますが、そうならなかったのは明らかに編成が悪い。さらに疑問なのは、なぜAKBファンの天敵ともいえる佐藤健主演の映画を持ってきたのかという点です」(同)
AKB元メンバーの前田敦子は2012年夏、佐藤らとの合コン後に泥酔。号泣して佐藤に抱きかかえられながら尻部を半分露出させる写真が週刊誌に掲載された。別のテレビ局関係者が語る。
「ご丁寧にテレビ欄には、『佐藤健の本格ラブストーリー地上波初登場』と書かれており、フジのあまりの気の利かなさは理解に苦しみます。AKB総選挙の視聴者は、22時から『新・情報7daysニュースキャスター』(TBS系)に流れたようです。この日は15%というかなり高い数字を記録していますからね。フジは昨年も同じようなミスを犯しています。SMAPが総合司会を務めた『27時間テレビ』が感動のフィナーレを迎えた直後、泉ピン子にクローズアップした『ワンダフルライフ』を放送。SMAPファンは主に30〜40代の女性であり、この層が果たして姑役のイメージがある泉の姿を観たいと思うのか。実際に『27時間テレビ』のエンディングパートは20.5%をマークしたにもかかわらず、『ワンダフルライフ』は1ケタ台に終わりました」
フジ低調の背景には、こうした「視聴者の心情に立つ」という視点の欠如があるのかもしれない。
(文=編集部)
[ビジネスジャーナル 2015/6/25]
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