「保険は購入すべきものではない!」と保険のプロが考える理由
http://news.livedoor.com/article/detail/10174072/
2015年5月31日 7時45分 All About
世の中って「言って良いこと」と「オブラートに包んだ方が良いこと」ってあるのでしょうが、ここまでハッキリ言うと気持ちが良いもんですね(笑)。
新入社員には必要なし「生命保険」は“損な賭け”と専門家解説(http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/159670)
これでこの方々は生命保険会社からの仕事の依頼はなし(笑)。
何も分からないで生命保険を購入する方も購入する方だと思うわけで、生命保険すべてが悪いわけではないと思ったりする今日この頃。万が一のときには役に立ってくれるのは本当だし、万に一つの確率でも助かっている人々もいるわけで……。
「生命保険は“客が払った保険料”から“社員の給料や会社の利益”を引いて残りを保険金としてお客に支払いますよね。つまり、お客は最初から“賭けとして損な賭けをしている”ということ」
賭けの対象として保険を考えたら、購入者側が負けますよ。どう考えたって不利なんだから……。
そもそも、人は生まれてから死んで行くわけで、しかもこれから少子化でどんどん死ぬ人が増えていくわけ。「保険を購入する人よりも、支払いの方が増えるんじゃない?」という疑問が湧いてきて当然なのですが、これもさまざまなカラクリ的な部分でクリアされているから、保険会社の株式が上場されていたりするわけ。
■保険から考えてはダメ
生命保険は損得勘定ならば、損をするモノです。これと言ってのサービスも受けられないまま、ただただお金だけを吸い上げられてしまうモノ。だから保険は保険から考えてしまってはダメなのです。
何から考えるって、それは「あなたのキャッシュフロー」や「ライフプラン」から考えるべき。人にはそれぞれの人生があり、人生にもそれぞれの歩み方があるわけで、その時々に合わせた保険を購入していけば良いんです。
学生時代に死んでしまう確率ってどのくらいでしょう?
その時に必要なお金って葬式代程度?
ならば葬式代程度が支払えるくらいで良いのでは?
社会人になって死んでしまってお金で困るのは誰?
結婚するまでは、学生時代の延長で良いのでは?
感情的なことを抜きにして、あなたが死んでもお金で困る人はほとんどいないでしょうから。
結婚したら? 子どもが生まれたら? 子どもが学生になったら? 子どもが独立したら? あなたが何処かで会社を退職し起業したら? 相続を考えた時には?
それぞれの場面によって、必要なお金は変わってくるのでしょう。それに合わせた保険を、それまでの貯蓄等と合わせて考える。もちろん、そこには資産運用なども含まれますから、最終的に足りない部分を、保険には補ってもらう。
何処でも言っていますが、私の持論は「保険は購入すべきものではない!」ということ。しかし、足りないところを補ってもらうために、最大限活用すべきモノだと思っています。
保険ありきで話を進めると、ややこしくなりますが、保険に補ってもらうとなれば、単純な話。保険あっての人生ではなく、あなたの人生があっての保険なのですから。
(中村 毅)