安倍自公政権下、形骸化する国会審議を打破する主役は、主権者自身だ !
反自公で、政権を奪還できる、政治勢力を確立することが可能だ !
民意無視の堕落・ペテン師・政党は、政権から退場させるべきだ !
マスコミは権力従属・偏向報道を促進 !
政治理念、哲学、政策方針を軸に、野党勢力が再編されるべきだ !
(「植草一秀の『知られざる真実』」:2015/05/21より抜粋・転載)
1)党首討論での安倍首相の答弁は、詳細な明言を避ける「ごまかし」だ !
2)公約違反して、TPP交渉に参加する等、安倍首相は、ペテン師だ !
3)抽象的な規定であるから、運用によって内容をいかようにも変えられる
4)安倍自公政権下、憲法破壊の政治が横行している !
5)集団的自衛権行使・新三要件等何の歯止めにもならない !
6)安倍・「ペテン政治」への対応は、細かな部分の厳密性、明示が必要不可欠 !
7)国会審議前に、「夏までに必ず成立させる」と米国議会で宣言する事は、越権行為だ !
以上は前回投稿済みです。以下はその続きです。
8)国会審議で「のらりくらり」を繰り返し、安倍暴走列車は本線を発車してしまう !
国会審議で「のらりくらり」を繰り返し、最後に本会議を開催して、衆参両院の過半数議席で法律案を可決してしまえば、暴走列車は本線を発車してしまうのだ。
原発、憲法=集団的自衛権、TPPなどの基本問題が、こんな首相で決定、施行されてしまえば、多くの主権者にとって日本は悪夢の国家に転落することになる。
だからこそ、政権奪還の戦略と戦術を構築し、直ちに実行してゆかねばならないのだ。
維新の党新代表に就任した、維新の党が、野党再編の主軸になることを示唆したが、「天動説」の発想だ。
9)主権者は、維新の党にも民主党にも期待していない !
主権者は、維新の党にも民主党にも期待していない。
むしろ、これらの政党に一刻も早い退場を求めている。
自公政権の補完勢力の拡大を求める主権者は、ほとんどいないだろう。
日本政治を破壊した戦犯が民主党代表の座にしがみついていることを、ほとんどの主権者は迷惑だと思っている。
維新と民主の「自公補完勢力派」には、一刻も早く退場してもらいたいというのが、主権者多数の実感であろう。
既存の政党に任せて、自公政治を打破し、主権者が政治権力を奪還できる現実は、まったく見えてこない。
10)反自公で、政権を奪還できる、政治勢力を確立することが可能だ !
しかし、これを実現できる主体がただひとつ存在する。それは、主権者自身である。
主権者は、自公に対峙して、政権を奪還できる政治勢力を確立することが可能なのだ。
共産党をも含め、所属政党の名称に囚われずに、主権者のための政治を実現する国政選挙候補者を、すべての選挙区でただ一人ずつ選別して推薦、支持、支援してゆけばよいのだ。
11)民意無視の堕落・ペテン師・政党は、政権から退場させるべきだ !
主権者の意思を汲み取らず、法外な報酬だけを手にする、堕落政治家、堕落政党には、一刻も早く消えてもらいたいと、大多数の主権者が考えていると思う。
この主権者による連帯運動を「平和と共生:オールジャパン」として拡張させる。
既成政党に期待し得ることは限りなく小さい。
その一方で、主権者自身が推進できる政治運動の余地は無限大に広がっているのだ。
主権者が力を結集して、安倍晋三「ペテン政治」を退場させなければならない。
(参考資料)
マスコミは権力従属・偏向報道を促進 !
政治理念、哲学、政策方針を軸に、野党勢力が再編されるべきだ !
(「植草一秀の『知られざる真実』」:2015/03/18より抜粋・転載)
―前半部分省略―
1)民主党と維新の党の正体は、自公の補完勢力である
それは、この二つの政党の基本性質が、自公の補完勢力であることだ。
原発、憲法、TPP、消費税、基地、格差の六大問題について、民主と維新は、明確な政策対峙を示していない。
したがって、現状の民主や維新を軸とする新しい政権が誕生したとしても、政策運営が明確に変化するとは言えないからだ。
民主党の代表選では、民主党内に根本的な意見対立が存在することが明らかになった。
その意見対立は、原発、憲法、TPP、消費税、基地、格差の六大問題に関わることである。
同じことは維新にも言える。
2)民主党・維新の党、いずれも党内に六大問題で意見の対立がある !
維新の内部においても、大阪維新系の議員と、江田結いの党系の議員の間に大きな違いが観察されている。
維新の橋下徹氏は、大阪で大阪都構想を実現したうえで国政に転身し、安倍晋三氏と憲法改定で同一歩調を示す可能性が高い。
こうなると維新は、自公対峙勢力ではなく、積極的な自民補完勢力ということになる。
3)維新の橋下徹氏は、安部首相と憲法改定で同一歩調を示す可能性が高い !
このような維新を伸長させることは、憲法改変を推進する行為になってしまうのである。
しかし、個別に議員を見ると、維新のなかにも大きな温度差がある。
もある。
4)その議員の主義主張が、政党の看板政策と一致しない事がある
その結果、ある政党に所属しているからといって、その議員の主義主張が、政党の表向きの看板と一致するとは限らない。
本来、政党は、政策を軸に、賛同者が結集して成り立つ組織であるから、同じ政党のなかに、主義主張の異なる者が同居することは不自然であるが、現実にはその不自然が多数存在してい
る。
この現状を踏まえると、野党勢力全体のリシャッフルが、必要不可欠である。
そもそも、民主党においては、党内にまったく異なる主張を示す議員が存在することが代表選で明らかにされた。
5)民主党・維新の党、各議員の政策が看板政策と異なる状態を放置する事は、
国民への背信行為だ !
その「水と油」の同居状態を放置することは、主権者に対する背信行為である。
これでは選挙の際に、明確な公約を提示することが不可能である。
維新に所属する議員でも、維新の表向きの政権公約とは異なる考えを有する議員が存在する。
それなのに、維新に所属する理由は次のようなものだ。維新で出馬することが当選につながる。
維新しか公認を得られなかった。こんな経緯で議員が誕生していることも少なくはない。
しかし、これでは、主権者は対応のしようがない。
6)政治理念、哲学、政策方針を軸に、野党勢力が再編されるべきだ !
したがって、政治理念、哲学、政策方針を軸に、野党勢力が再編されるべきなのだ。
とりわけ、原発、憲法、TPP、消費税、基地、格差の六大問題については、明確な方針明示が求められる。
この問題について方針を明確にして政党を確立し、その上で主権者に審判を仰ぐ。これが正道である。
脱原発、集団的自衛権行使否定、TPP不参加、消費税再増税阻止、辺野古米軍基地建設阻止、格差是正の方針を明示する主権者政党を創設するべきである。
そして、この政党を軸に政権交代実現を目指す。これは夢物語ではない。
「実現可能な構想」である。そのためには、迅速な行動が必要である。
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