米国の高速鉄道計画が始動、日本が懸念・・「中国に受注奪われる」―中国メディア
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150423-00000011-xinhua-cn
FOCUS-ASIA.COM 4月23日(木)8時52分配信
中国のラジオ局、中央人民広播電台(電子版)は21日、米国で高速鉄道計画がようやく始動したが、新幹線技術の輸出を目指す日本は「中国に受注を奪われる」と懸念していると報じた。
米国のオバマ政権は2009年に大規模な景気刺激策として発表した高速鉄道計画をついに始動させた。一部メディアの報道によれば、インフラ輸出の拡大に力を入れる日本の安倍晋三首相は、26日からの訪米期間中、日本が世界に誇る新幹線の技術を米国に売り込む考えだ。
ただ、圧倒的な価格競争力を持つ中国企業は、日本の新幹線輸出の障害となるとみられる。
さらに、高速鉄道の建設自体に今も反対の声が根強いという状況もある。総工費は680億米ドル(約8兆1400億円)が見込まれており、保守派層の市民の間では「次の世代に巨額の借金を残すことになる」として反対の声が大きい。
また、米国では「列車は自動車が買えない低所得者が仕方なく乗るもの」といった偏見が今も存在することも、建設反対の背景にある。
(編集翻訳 恩田有紀)