プーチン大統領(ロシアは核大国)
http://blog.livedoor.jp/nevada_report-investment/archives/4859319.html
2015年04月19日 NEVADAブログ
プーチン大統領は、『ロシアは偉大な核大国だ。誰も我々を敵視しない方がいい』と国営TVで発言し、本格的に西側を威嚇し始めていますが、その裏には西側諸国の中に制裁被害を受ける国が出てきており、経済を優先するべきである(制裁を解除するべき)という声が出てきているからです。
例えば、ロシアは制裁前はノルウエーからサーモンを買っていましたが今や停止してチリから買い付けています。
主要輸出先を失ったノルウエー等からは早急に対応しないとサーモン漁に壊滅的打撃が出るとしているのです。
いつまでも効果が出ないロシア制裁を続けているより、国内産業を守るべきであるという声が出てきている
のも事実であり、今後制裁から離れる西側国が出てくるかも知れません。
更に今回の『核(兵器)大国』発言はロシアと国境を接している国からすれば脅威そのものであり、仮に更に踏込み、「ロシアが核兵器増強に動く」と発言しようものなら、世界は大混乱に陥ります。
ウクライナを助ける為になぜ自国の産業が被害を受けなくてはいけないのか、という声が北欧を中心に強まれば強まる程、ロシアの態度は大きくなり、最後にはプーチン大統領の勝利宣言がなされるかも知れません。
もしそのような事態になれば、アメリカの力が低下し、ロシア・中国の力が増したと世界に宣言するようなものであり、世界の秩序が一変します。