http://www.bloomberg.co.jp/news/123-NMRVWW6K50Y701.html
(ブルームバーグ):
香港株が世界で最も大きく上昇したことで米国の投資家は好機を逃した。
ブルームバーグのデータによると、今年に入りハンセン中国企業株(H株)指数が22%上昇する中で、米国で最大の中国の上場投資信託(ETF)から約1億ドル(約120億円)が流出した。資金引き揚げにもかかわらず、H株の急激な値上がりで同ETFの運用資産は70億ドル余りに膨らんだ。
景気減速に対応して中国当局が金融政策を緩和する中で、中国の投資家は株式の購入に走り、上海総合指数は7年ぶりの高値に上昇 。人民元建てA株は先月、香港で二重上場されている銘柄に比べて過去3年で最も割高な水準に達した。バリュエーション(株価評価)ギャップは、香港株の上昇ではなく、中国本土の株価下落によって縮小すると海外投資家は考えた。
マーケットフィールド・アセット・マネジメントの最高経営責任者(CEO)として100億ドル相当の資産の管理・運用に携わるマイケル・シャウル氏は13日の電子メールで、H株上昇が「投資家にとって全く想定外だった」との見方を示し、「ギャップ解消が起きる可能性がますます高まっているように思われた。A株下落を通じてそれが起きるというのが大方の見方だった」と指摘した。
ハンセン中国AHプレミアム指数によると、A株のプレミアムは21%と、3月26日の高水準である36%から縮小した。過去1カ月で25%に達するハンセン指数の上昇率は、ブルームバーグが調査する世界の93の株価指数の中で最も高い。
原題:China ETF Investors in U.S. Miss Rally as Hong Kong Shares Surge(抜粋)
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更新日時: 2015/04/14 11:44 JST
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