草津白根山「小規模噴火の可能性」…地震60回
http://www.yomiuri.co.jp/science/20150223-OYT1T50098.html
2015年02月23日 20時18分 読売新聞
気象庁は、23日午前2時から正午の間に、群馬、長野両県にまたがる草津白根山で火山性地震が計60回観測されたと発表した。
「火口から半径約1キロの範囲で小規模な噴火が起きる可能性がある」と、注意を呼びかけている。火山性地震は午後に入ると収まり、噴煙などの異常も観測されていないという。
草津白根山は昨年6月、気象庁が5段階ある噴火警戒レベルを1(平常)から2(火口周辺規制)に引き上げた。火山性地震が1日に50回を超えたのは昨年8月5日以来。
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草津白根山で火山性地震増加 警戒を
動画⇒http://www3.nhk.or.jp/news/html/20150223/k10015680111000.html
2月23日 17時52分 NHK
群馬県の草津白根山で23日未明から火山性の地震が増加し、気象庁は、今後、小規模な噴火が発生する可能性があるとして、引き続き火口周辺警報を出して、湯釜火口から1キロ程度の範囲では噴石などに警戒するよう呼びかけています。
気象庁によりますと、草津白根山では23日午前2時ごろから湯釜火口付近を震源とする火山性の地震が増加し、午後3時までに60回の火山性地震を観測したということです。
草津白根山で火山性地震の回数が一日に50回を超えたのは、去年8月以来です。
これまでのところ、地震の増加に伴って傾斜計などのデータに特段の変化は見られず、火山性微動も観測されていないということです。気象庁は、草津白根山では火山活動が活発化しており、今後、小規模な噴火が発生する可能性があるとして、引き続き火口周辺警報を出して噴火警戒レベル2を継続し、湯釜火口から1キロ程度の範囲では噴石などに警戒するよう呼びかけています。
東京工業大学の野上健治教授は「湯釜火口付近の地下のごく浅いところで膨張が続いていているとみられ、地震活動は今後も続くと考えられる。地震の規模などから考えて、直ちに噴火に至る可能性は低いとみられるが、小規模な噴火が発生する可能性はあるので、引き続き湯釜火口の付近では注意してほしい」と話しています。