趙被告を乗せた護送車がソウル西部地裁に着くと一斉に報道陣が囲んだ=19日(AP)
ナッツ姫、初公判でも不遜な態度 裁判官から注意2度 韓国ネット民は怒り爆発
http://www.zakzak.co.jp/society/foreign/news/20150120/frn1501201700006-n1.htm
2015.01.20 夕刊フジ
法廷でもお姫様…。大韓航空機内で客室乗務員のナッツの出し方に怒って離陸を遅らせたとして、航空保安法違反(航空機航路変更)などの罪に問われている前副社長の趙顕娥(チョ・ヒョナ)被告(40)。ソウル西部地裁で19日に開かれた初公判でも、財閥令嬢丸出しの不遜な態度をみせ、相変わらず、その“らしさ”を発揮した。
最高刑が懲役10年に及ぶ航空保安法上の「航空機航路変更」の罪に当たるかどうかが主な争点のこの裁判。“ナッツ姫”こと趙被告は、淡い緑色の囚人服姿で出廷した。
顔が髪で隠れるほど終始うつむき、検察が機内で起こした傍若無人ぶりを読み上げると、ハンカチで顔をぬぐうシーンもあったが、韓国メディアによると、テーブルに肘を置いてほおづえをつき、裁判官に2度も注意されたという。
このほおづえは、現地ネットユーザーの格好の材料になり、インターネット内では「法廷でも特権階級気取りだ」「裁判官も自分より下に見ているのか」「豪華な弁護団も法廷での態度までは救えなかった」などのコメントが相次いだ。
現地有力紙系のケーブルテレビは、ナッツ姫の弁護団を俎上にあげ、「趙前副社長が雇った弁護団は数十億ウォン(数億円)を受け取っているはず」「執行猶予を勝ち取れば、弁護団は大富豪になるだろう」などと報道。
次回期日は30日。裁判の行方もさることながら、趙被告の一挙手一投足が再び注目を集めそうだ。