鳥インフルと確認=今冬5例目、7万羽殺処分―佐賀
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150118-00000005-jij-pol
時事通信 1月18日(日)3時35分配信
佐賀県は18日未明、有田町の養鶏場で死んだ鶏の遺伝子検査で、毒性の強いH5亜型の高病原性鳥インフルエンザウイルスを確認したと発表した。国の防疫指針に基づき、県は直ちにこの養鶏場と、同じ農家が運営するもう一つの養鶏場を対象に、飼育している計約7万3000羽の鶏全ての殺処分に着手。半径3キロ以内を家禽(かきん)の移動制限区域、半径10キロ以内を搬出制限区域に設定した。
国内で家畜の鳥の高病原性鳥インフルエンザ感染は今冬5例目。昨年12月以降、宮崎県で2件、山口県と岡山県で各1件が確認されている。
佐賀県は19日未明までに殺処分を終える方針。搬出制限区域には長崎県の一部が含まれ、両県は10キロ以内の主要道路に消毒ポイントを設置する。
政府は防疫対応で佐賀県と連携するため、小泉昭男農林水産副大臣を派遣。小泉副大臣は18日午前、県庁で山口祥義知事と会談する。
佐賀県によると、17日午後、有田町の養鶏農家から15日以降に19羽の鶏が死んだと連絡があった。家畜保健衛生所が簡易検査をした10羽のうち7羽が鳥インフルエンザ陽性と判明し、遺伝子検査を実施していた。