総崩れ(デパート、スーパー、コンビニ)
http://blog.livedoor.jp/nevada_report-investment/archives/4779729.html
2014年11月21日 NEVADAブログ
日本の消費は今や総崩れ状態になりつつあると発表されています。
デパート売上高 −2.2%
スーパー売上高 −1.9%
コンビニ売上高 −1.1%
これは10月の売上高ですが、小売業が軒並みマイナスを記録しており、更に問題は売り上げ高が7ケ月連続でマイナスを記録していることにあります。
回復どころか、ずっと水面下に沈んでしまっているのです。
この中で注目点はデパートの地区別売り上げ高です。
大都市(10都市) −0.9%
地方 −4.8%
地方の売り上げが5%近くも減少しているのです。
都会は中国やアジアからの観光客の売り上げで何とか維持をしていますが地方は米の価格急落もあり、ガタガタになってきているのです。
アベノミクスによる株高の恩恵は地方は全く受けていないのがわかりますし、アベノミクスによる円安で飼料・肥料価格の上昇や材料の高騰で打撃を地方は受けているのです。
都会でもタクシー運転者は繁華街に客がいないと嘆いていますし、飲食街も閑散としており、高級店には客は殆どいません。
あらゆる消費が減少を続けている今の状況は経済の崩壊に向かっているとも言えます。
景気がよいと発表され、生産を増やし、在庫を積み上げてきた企業は多いですが、一向に販売が増えず在庫が積み上がるだけになってきた今の状況をみて、青くなってきた企業経営者も多くいるはずです。
年末に向けて資金繰りに窮する中小企業も多く出るかも知れませんし、大企業でも売り上げがマイナスを記録していれば、経費削減に動くしかありません。
今はまだ株も高いですが、これが急落するようなことになれば、日本の景気(GDP)はマイナス成長を記録することになりかねません。
既に二期連続のGDPマイナス成長を記録しており、これはリセッション入りと言われており、企業経営者は今や日本はリセッション入りしたという認識を持っておく必要があります。
株高に浮かれていては大変なことになりかねません。