韓国がコメ市場開放を公式表明 FTA交渉では除外へ
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140620-00000032-yonh-kr
聯合ニュース 6月20日(金)16時48分配信
【義王聯合ニュース】韓国政府は20日、コメ市場開放(関税化)の方針を公式に表明する一方、今後の自由貿易協定(FTA)交渉ではコメを関税撤廃の対象から除外するなどの対策を発表した。ただ、野党を中心とした政界や農業団体は反発しており、今後の難航が予想される。
政府は同日、韓国農漁村公社(京畿道義王市)で公聴会を開き、世界貿易機関(WTO)の関税化特例措置の猶予期限が今年末に終了するのに伴い、コメ市場開放は避けられないとの判断を示した。
また、産業通商資源部の朴建洙(パク・ゴンス)通商政策審議官は、今後のFTA交渉でコメの関税率引き下げが懸念されるとした上で、今後の全ての交渉でコメを関税撤廃交渉の対象から外す方針を明らかにした。コメ市場開放の初期段階で高い関税率を適用し、その後も関税率を維持することで、外国産米の無差別な流入を防ぐとの戦略とみられる。
さらに、コメ輸入保険制度の導入やコメ災害保険の補償水準の見直しなどコメ産業育成策を発表した。
一方、一部農業団体はコメ関税化猶予期限が終了しても、コメ市場を必ず開放しなければならないという訳ではないと主張。WTOとの交渉での政府の戦略を全面的に再検討することを要求した。