6月19日、ウクライナ東部では軍部隊と親ロシアの分離派との間で激しい戦闘が繰り広げられている。写真はルガンスク郊外の親ロシア派。18日撮影(2014年 ロイター/Shamil Zhumatov)
親ロシア派が和平案拒否、ウクライナ東部で激しい戦闘
http://jp.reuters.com/article/worldNews/idJPKBN0EU18V20140619
2014年 06月 19日 22:40 JST
[キエフ 19日 ロイター] - ウクライナ軍関係者によると、同国東部では19日も軍部隊と親ロシアの分離派との間で激しい戦闘が繰り広げられている。ポロシェンコ大統領は前日、和平案を提示していたが、分離派はこれを拒否しているという。
軍報道官ウラディスラフ・セレズニョフ氏は、「テロリストらに対し昨夜、武器を引き渡すよう最後通告を出した。われわれは身の安全とウクライナの法律に沿った調査を保障しているが、彼らは拒否した」と述べた。
同氏は、軍が包囲を狭めるなか、分離派が突破をはかっていると明らかにした。
ポロシェンコ大統領は、軍が一方的に停戦を宣言する和平計画を進めようとしている。
国防省が前日に明らかにしたところによると、東部での戦闘でこれまでウクライナの兵士147人が死亡し、267人が負傷している。