自衛隊機と中国軍機の異常接近、「日本の危険行為が続けば軍事衝突の可能性高い」―中国メディア
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140613-00000033-xinhua-cn
XINHUA.JP 6月13日(金)17時56分配信
中国メディア・中国新聞網は13日、この1カ月で2度自衛隊機と中国軍機が「異常接近」したことについて、専門家が「軍事衝突の可能性が高く、中国軍はしっかりと準備しなければならない」と分析したことを報じた。
11日に中国のTu−154飛行機と日本のF−15戦闘機が最短30メートル程度まで接近したとされる問題で、日本側が「中国軍機が異常接近してきた」としたことについて、中国政府・国防部の耿雁生報道官は12日に「日本のやり方はあべこべ。日本のパイロットこそ危険であり、挑発的な性質を持っていた」と非難した。また、中国空軍の報道官も「他国軍機への異常接近はなかった」と強調している。
海軍軍事学術研究所の張軍社氏は「日本が長期にわたって中国近海で危険な行動に出れば、軍事衝突に発展する可能性がとても高い。その一切の責任は日本にある」と語った。
張氏は、度重なる「日本側の挑発」に中国軍が取るべき措置として、「東シナ海上空の通常巡回を続けること」、「挑発的な偵察、干渉を止めるよう日本に求めること」、「中国の規定に基づき、防空識別圏に進入した他国機に対して調査、監視、識別を行い、必要があれば軍機を緊急発進させること」、「地対空ミサイル部隊は準備を整え、領空侵犯があれば然るべきアクションを起こすこと」の4点を挙げた。
さらに、日本の行為を「非常に道徳に欠ける行為」とし、飛行機や艦船による画像、映像の撮影を強化して証拠を多数集め、国際社会に向けて公表することで「世論の主導権」を握るべきであるとも論じた。
(編集翻訳 城山俊樹)