―アメリカは、プーチンが健在なうちに、ロシアと組んで中国を叩
け! (北野幸伯)
ロシアから政経ジャーナルなる無料ニュースを発信し人気を誇る長野出身の中年男、北野氏が提言する世界の覇権図を操るための大きな政策がこれである。
つまり世界の工場となることで景気が潤いチャイナのくせして生意気にも経済・軍事大国への仲間入りを果たした中国を日・米・露で潰してしまえといっているわけだ。
北野幸伯、なかなか強気の長野県民である。
露を味方につけることで、天然資源・高度兵器への調達ルートを遮断することができるという読みである。そんなもったをつけなくとも日米露が合同になって倒せない敵はないだろう。ヒトラーとナポレオンが時空を超えてタッグを組んでも多分無理だ。
中国が出してきている数字をみて、ほらみろ、世界のNo2にまで急上昇してきた中国は脅威だ。やはり数にはかなわない。などと納得させられている人間は簡単で常識的な真実に気付かないおバカさんである。
私は断言しよう。
中国が大国を相手にまわして戦争をすることはない。と。
理由はなにか。そんなことは小学校の歴史の教科書をみただけでも一目瞭然である。中国にはローカル戦をチンタラやって生意気にも戦ったようなフリをかましたことはあっても、まともに国際戦争を戦った経験がないのだ。戦争が当たり前だった時代でさえ戦争をしなかった国が今になって急に戦争をおっぱじめるわけがないのである。
歴史自体が弱体化と被奴隷化の連続でできたヨワヨワ民族である漢人はそのコンプレックスがゆえに肩をいからせて肌をピクピク緊張させながら生きている。ときに周辺の勢力との小競り合いが起きたときも、大げさに見えを切ったはいいが、後で復讐を恐れてビビり、さらにハッタリをふくらませておかしな言動をとったことは見ての通りである。
とてもでないが国際戦争を戦い抜くようなことはありえないのだ。
中国が国際戦争というカードを使用することはない。簡単すぎる結論である。これがわかっていれば後の情勢分析はずっと楽になる。
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