【5月22日 AFP】米世論調査会社ギャラップ(Gallup)が21日に発表した調査結果で、米国民の同性婚支持率が過去最高の55%に達したことが分かった。
同性婚の支持者は若年成人層で最も多く、78%が同性婚に賛成だと答えた。一方、地域別にみると南部の州で同性婚反対派が多かった。ギャラップによると、南部では伝統的な結婚を擁護する住民が大半を占めるという。
ギャラップは1996年から結婚の平等に関する調査を行ってきた。初年は米国民の68%が同性婚に反対で、賛成はわずか27%だった。同性婚支持率が初めて過半数に届いたのは2012年だ。ギャラップは今回の結果について「同性婚への支持が、常に過半数を維持する状態が固定化してきたことを示すさらなる証拠だ」と説明している。
今回の調査は今月8日〜11日に1028人を対象に電話で行った。結果は同社ホームページ(www.gallup.com)で公開されている。
米国では現在、18州と連邦政府直轄のコロンビア特別区(首都ワシントンD.C.、Washington D.C.)で同性婚が合法化されている。また、オレゴン(Oregon)州、アイダホ(Idaho)州、ペンシルベニア(Pennsylvania)州でも、司法の判断次第で合法化が実現する見通しとなっている。(c)AFP
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