21日、韓国では2011年に年間約4万人が甲状腺がんと診断された。発病率は世界1位、世界平均の10倍を超える。資料写真。
韓国の甲状腺がん発病率は世界一、「儲けのための過剰な超音波検査が主因」の指摘も―韓国メディア
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=85454
2014年3月25日 5時40分 Record China
2014年3月21日、韓国メディアによると、韓国では2011年に年間約4万人が甲状腺がんと診断されたが、10万人あたり81人が甲状腺がん患者ということになり、発病率は世界1位、世界平均の10倍を超え、社会的医療制度を行っている英国の17.5倍、医療が商業化された米国の5.5倍にも上る。中国新聞社が伝えた。
韓国の医師は「90%以上の患者は過剰な超音波検査が原因だ」と指摘している。甲状腺がんを引き起こす放射能漏れなどの事故が起きていないにもかかわらず、このような結果が生じているのは、医療機関が収入増加を見込んで超音波検査を過剰に行っているためだという。
また、世界保健機関(WHO)の外部組織・国際がん研究機関(IARC)の統計では、2008年における韓国の甲状腺がん発病率も世界1位だったが、死亡率は84位。病状が深刻ではない患者に対して、韓国の医療機関が手術は必要だとする診断書を意図的に発行したことが疑われると伝えられている。
医師は悪性の未分化がんやリンパ腺転移の危険性があり、早期の診断と手術は不可欠だと反論している。(翻訳・編集/岡田)
◇
韓国:韓国産の緑茶からセシウム検出
緑の党「放射能汚染基準値を強化しろ」、食薬処「微量なら問題ない」
http://www.labornetjp.org/worldnews/korea/knews/00_2014/1395333722801Staff
チョン・ヨンギル記者 2014.03.20 10:23 レイバーネット日本
韓国産の緑茶から放射能物質のセシウムが2013年に検出されていた事実が確認された。
食品医薬安全処が公開した2013年度の国内流通食品放射能検査結果によれば、韓国産の緑茶から放射能物質のセシウムが検出されていた。 食薬処大川庁の放射能検査の結果、韓国産の緑茶からセシウム7bq/kg(ベクレル)、3bq/kg(ベクレル)が検出された。 また、ソウル庁が2014年2月19日から3月3日まで行った検査の結果でも、韓国産の緑茶1件から3ベクレルのセシウムが検出された。 国内食品放射能汚染基準値はセシウム100ベクレル、ヨウ素300ベクレルだ。
そのため緑の党は3月19日午前、光化門の前で記者会見を行って放射能汚染対策と検出情報の透明な公開を要求した。 また緑の党は放射能安全給食制度と脱原発へのエネルギー転換も要求した。
緑の党は「これまで主に水産物から検出されていたセシウムが、清浄な嗜好食品と思われていた緑茶からも検出されたという事実は衝撃」とし 「放射能水産物に対する国民的な不安感が消える前に、農産物に不安が広がるのではないかという憂慮を拭えない」と明らかにした。
緑の党は検出の事実だけでなく食薬処の公開方式も問題だと指摘した。 緑の党は「公開された資料には、検出された放射性物質が『セシウム』としか表記されていないので、これがセシウム137なのか134なのか分からず、したがって該当放射性物質が福島の影響なのか、既存の核発電所事故によるものか、核実験の影響なのか分からない」とし 「政府は国民の不安にもかかわらず、まだ充分な情報を公開していない」と批判した。
また緑の党は「放射能は、微量でもガンを誘発する原因になり、その露出量が多いほど癌の発生率が増加するというのが医学界の定説」とし 「早い内に汚染経路を徹底的に追跡し、発表して対策を立てなければならない」と要求した。
こうした緑の党の指摘に対し、食薬処の関係者は 「国際食品規格委員会のセシウム汚染基準は1000ベクレルだ。 国内基準は100ベクレルで、はるかに厳格に管理している」とし 「微量の放射能は食品の安全とは関係がない」と話した。