【原発生活情報】 汚染水と日常生活
http://takedanet.com/2013/09/post_1e53.html
平成25年9月28日 武田邦彦(中部大学)
汚染水の漏洩が毎日のようにテレビ・新聞に出ていますので、汚染水漏れと日常生活について簡単に書きます。
1) 汚染水漏れよりも、依然として再飛散と食材汚染が格段に危険です。
2) 汚染水で漏れるのは、ストロンチウムなどの重たい元素で、その大部分は海の底に沈むので、水道水や各地の地下水などに影響を与えるものではありません。
3) 汚染水から空に出るものはほとんど無いので、洗濯物は日常生活の生活の仕方にも影響はありません。
4) トリチウムの問題は、現在では私たちの生活圏に基準値以上のものが紛れ込んでくる可能性はありません。1年後ぐらいまで私はデータを注意をして見るようにします。
5) サカナ(千葉沖から青森の太平洋側まで・・・録音を聞き直したら「日本海側」と言いましたが、太平洋側の間違いです!!)のサカナ、特に小魚、カレイ、ヒラメ、アイナメなど動きの少ないサカナ、海藻類は食べないようにするのが大切です。
6) 群馬大学の早川先生の汚染地図で汚染された地域からの農作物はベクレルが表示されていて、1キロ40ベクレル以上のものは危険です。
現状はこの通りですし、汚染水の問題は国際的な信頼性の問題や、他の原発の再開問題としては大切ですが、一般の人が日々の生活を送る上では、すぐ(1年間ぐらい)は問題になりません。