またまたアメリカからのLNG輸入が決まったそうだ。この記事には書かれていないが、今までにアメリカから輸入が決まったものは全て時価での輸入となっている。つまり、早くても2016年からの輸入であり、その時の時価での輸入権利を買っているにすぎない。
ところが、シェールガスの採掘は、基本的に井戸が1年程度でほとんど減衰してしまう。一般のガス田が5年以上採掘できることがふつうであることに比べる全く異なるのだ。採掘の原理からしてシェールガスは高価であり、現在のシェールガスブームは単に投資が大規模に続いているからにすぎない。
ブームは水圧破砕や水平掘りの技術や機械、業者をなるべく多く養成しておき、時期が来たら一気に高温岩体発電を始めるという狙いがあるはずだ。これらの技術は高温岩体発電にも使えるからだ。
http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/news/20130912-OYT1T00405.htm?from=ylist
米政府、LNG対日輸出を認可…シェールガスも
【ワシントン=安江邦彦】米エネルギー省は11日、米ドミニオン社などが計画する液化天然ガス(LNG)の対日輸出事業を認可したと発表した。
認可対象には、米国で生産が急増するシェールガスを含み、住友商事などが事業にかかわっている。
LNGの日本向け認可は2件目で、2017年にも輸出が始まる見通しだ。安価な米国産の輸入で、火力発電向けの燃料費が負担になっている日本にとっては、電気料金の値下げや貿易赤字の縮小などが期待できそうだ。
認可を受けたドミニオンは米メリーランド州で天然ガスの液化と輸出を計画しており、同省は1日あたり7億7000万立方フィート(LNG換算で約1万6000トン)を上限に輸出することを認めた。住友商事は年間230万トンのLNGを調達し、東京ガスに140万トン、関西電力に80万トン供給する予定だ。
(2013年9月12日11時08分 読売新聞)
http://www.asyura2.com/09/eg02/msg/927.html