即死するよ
http://ameblo.jp/ichigomomoron/entry-11572398563.html
2013-07-14 14:32:26 漫画家松本夏実のBlog♪
(原発)停止時の炉心損傷は、「燃料棒の先端が水から顔を出した場合」と定義されていました。
なぜ、このような定義になるのかよくわからなかったので、近くにいた燃料グループの同期に、
「燃料棒がもし(燃料プールの)水から顔を出したら、どの程度の放射能があるのか?」
と聞きましたところ、彼は即座に
「周囲にいる人間は即死するよ。」と言い放ちました。
これは元東電社員の内科医小野俊一先生の本「フクシマの真実と内部被爆」の中の一節です。
ここを読んだ時「ああっ、そうだったのか!」と目から鱗が落ちる思いでした。
福島原発4号機の燃料プールが崩壊したら、もう人が近づくことができず、空気中に出た燃料棒
は燃え出し、燃え広がりものすごい量の放射能が飛び散り東日本、いや北半球が終了する
と言われています。
私はどうしてもこの人が近づけないということが理解できなかったのです。
燃料棒からは即死するほどの強い放射能が出てるのだから近づけない訳ですよね。
ロボットも壊れて使えません。(これは実証済み)
福島第一原発は事故原因の究明もできず、溶け落ちた核燃料の行方もわからず、回収もできず、
毎日空に海に莫大な量の放射能をまき散らし、ネズミがかじるような配電盤で燃料プールを
管理している状態です。
なのにトルコにインドに原発をセールスして回る自民党安倍総理。
「日本の原発は世界一安全です。」どの口がおぬかしあそばすのでしょう。
再稼働?とんでもない。全原発即廃炉にすべきです。
私が脱原発を強く願う大きな理由の一つが、上記の核燃料を扱う恐ろしさということと、
事故がなくても原発作業員が被曝するということです。
全原発は年1回運転を止めて定期検査をするらしいです。この時下請け社員(東電社員はやらない)が人海戦術でバルブや配管を掃除するそうです。「放射能?心配ナイナイ。」という
管理教育をされたあとで...
当然かなり被曝します。それで白血病、心臓疾患、白内障等の病気になっても労災が認められることはほとんどありません。ひどい話です。
原発作業員の犠牲の上に成り立つ発電なんてあってはならないと思います。
...で、結局何が言いたいかというと、参議院選挙よくよく考えて投票しましょうということです。
もし自民党圧勝すれば、廃炉どころかどかどか再稼働、新設されちゃうでしょう。
憲法がスルスルッと改悪されたら、国策である原発推進をこのように批判すると公益に反するということでしょっぴかれるかもしれないのです。批判すらできなくなるかもしれないのです。
あ、もし改悪されたら私チキンなんでこの記事削除すると思います。すみません....
今日本は4号機と一緒でぎりぎりのところに来ていると思います。
髪の毛一本で崖からぶらさがっているような...
漫画家なんで漫画で訴えたい所ですが、そのような技量も才能も無く、でもいてもたってもいられずこうしてつたない文章を書いてます。
読んでくれた方ありがとうございます。
成人されてる方は選挙行きましょうね。
松本夏実
引用、参考書籍
小野俊一著「フクシマの真実と内部被曝」 七桃舎
小野先生、引用許可ありがとうございました!本当はもっといろいろ勉強になりました。
もんじゅ君著「おしえて!もんじゅ君」
「さようなら、もんじゅ君」 平凡社
小林よしのり著「脱原発論」 小学館