福島医大は見解を発表せよ・・・矛盾した発言が医療不信を生む
http://takedanet.com/2013/07/post_c40f.html
平成25年6月29日 武田邦彦(中部大学)
福島在住の方からの情報だが、福島医大では原発事故後に県民健康調査ということで、
「原発事故時に、何時にどこにいたか等、1時間単位で、2011年の3月半ばから7月半ばまでの福島県民の初期被曝の提出を促している」ということと、現在は回収率が23%ぐらい。
福島医大の山下俊一(医師)は当時、県内を回り「1年100ミリまで健康に影響がないから、避難しなくても良い」という趣旨で住民を説得している。医師は健康に影響があるから行動調査を行わなければいけないような状況で、「安全だ」と言うはずもない。
福島医大は「被曝を心配する方が健康に悪い」と言っているのだから、調査を撤回するか、発言を撤回するべきである。
また1年100ミリというのは胸のレントゲンでいえば1年2000回に相当する。これも普段から「レントゲン撮影はできるだけ少なく」と言っていた医師の指導とはまったく違う。どちらが間違いかハッキリ示さなければならない。
医師は国民の健康を守るためには政府に追従するのではなく、医師本来の倫理に戻り、山下医師を罷免しなければならない。