http://www3.nhk.or.jp/news/html/20130619/k10015427781000.html
日銀の黒田総裁は19日に開かれた衆議院の財務金融委員会で、日銀の金融政策のねらいが市場に伝わっていないことが長期金利の乱高下につながったと指摘されている点について、「誤解や混乱を招いたとすれば反省している」と述べ、市場関係者への説明を尽くしていく考えを示しました。
日銀が4月に大規模な金融緩和の実施を決めて以降、長期金利の代表的な指標である償還期間が10年の国債の利回りは乱高下し、先月23日にはおよそ1年2か月ぶりに1%まで上昇しました。
こうした金利の乱高下は、日銀が金融緩和によって金利を低下させようとしている一方、同時に金利の上昇につながる2%の物価目標を掲げていることから、日銀のねらいが市場関係者に伝わっていないことが背景にあるという指摘が出ています。
この点について黒田総裁は、「日銀の緩和の意図について誤解や混乱を招いた面があったとすれば、大変遺憾であるし反省している。これからは十分、市場関係者を含めて説明していく」と述べました。そのうえで黒田総裁は、「長期金利全体に下方圧力を加えて、できるかぎり大きく変動しないように対応していきたい」と述べて、長期金利の低下と安定に努める考えを強調しました。
http://www.asyura2.com/13/hasan80/msg/515.html