[ロンドン 23日 ロイター] ノーベル平和賞受賞者ジョディ・ウィリアムズ氏らはロンドンで23日、人間の介在を必要としない自律型「殺人ロボット」の製造を禁止するよう訴えた。
向こう20年以内にも実現可能だとされる殺人ロボットについて、1997年に地雷禁止活動でノーベル平和賞を受賞したウィリアムズ氏は、道徳的・倫理的境界の一線を越える恐れがあると指摘。「もし戦争に人間が制御しない武器が使用されるなら、その矢面に立つのは民間人となるだろう」と警鐘を鳴らした。
また、国際人権団体「ヒューマン・ライツ・ウオッチ(HRW)」が発表した報告書は、技術の急速な進歩により、米国、中国、ロシア、イスラエル、ドイツといった国々では、殺人ロボットによる戦争が完全に可能なシステムへの移行が現実化していると指摘している。
HRWのスティーブ・グース氏はロイターに対し、「このような兵器は国際人道法に適合し得ないとわれわれは考えている」と述べた。
http://jp.reuters.com/article/jp_mideast/idJPTYE93N03T20130424
http://www.asyura2.com/13/warb11/msg/127.html