ボストンマラソンテロ事件の不可思議さとその謎解き
1.なぜ、犯行声明がないのか。単に爆発物を仕掛けて一般人を殺害するだけでは、何ら宗教的な戦いにならない。反対にイスラム教への敵意をまねくだけであり、もしジハードを考えているのなら、テロの意味を人々に伝える声明がなければならない。そういった意味付けなしに一般人を殺害することはあり得ない。つまり、今回のテロはこの一点だけを考えても仕組まれたものだ。
2.圧力鍋爆弾だと言われているが、その破片が見つかったのは1つだけで、もう一つの爆発物の仕掛けが明らかにされていない。そもそも、今回の爆発は上半身への威力がほとんどないように見える。そして、下半身への被害が多い様子だ。つまり、シャツはほとんどきれいなままなのに、ズボンのほうはびりびりになっているというパターンだ。しかし、爆発時のビデオを見ていると煙は上方に上がっている。もし、圧力釜爆弾だったら釘や金属片と同じ方向へ煙も拡散するはずだがそうなっていない。更に、今その写真が見つからないが、現場写真で片足を吹き飛ばされた男の写真があったが、どうも不自然だった。その上に、爆発時にその多分5mぐらい横を走っていた男のお年寄りのランナーがいて、彼は爆発の衝撃で倒れたが怪我がなかったと映像の中で自ら話していた。これは倒れたところも写されていた。また、建物被害もなかった様子だ。道路ではなく歩道で爆発したはずであり、建物被害がなかったということはどうも疑問だ。つまり、金属片が入れられていたのなら、少なくとも窓ガラスはかなり割れていなければいけないからだ。しかし、まあ、窓ガラスは実際には割れていて、ただそれが被害とされていないだけの可能性もある。ともかく、爆発の様態が上に述べたように幾つかの点で矛盾する。つまり、爆発そのものが殺傷力のほとんどないものであった可能性があり、死傷者は本当に少数の不運な人だけであった可能性がある。
3.事故直後の報道では爆発物が実際に爆発した2つだけではなく他にも数個あったとされていた。その後、人々が走り去る中で置き忘れた荷物を爆発物と誤認したという説明が報道記事に書かれていた。しかし、もし置き忘れた荷物を爆発物と誤認したのなら数個と言うような個数を限定できたとはとても思えない。テロの手口として複数の爆発物を仕掛けて、最初の爆発で人々を誘導し、そこで次の爆発を起こさせるというものがあることはある意味こういったニュースを少し見ていれば誰にでも常識的なものであるほど知られている。だから、警備陣が道路に置き去りにされた荷物を爆発物と誤認することは十分にあり得るだろう。しかし、そうなら、同時にその誤認した荷物に人が近づかないようにと警告がすぐに与えられ、その地点がはっきりと示されていなければいけない。つまり、その例えば10m離れたところに警官が立って近寄るなと警告を与え続けるとかだ。しかし、そういったことをしているところの写真はなかったようだ。つまり、単に人々を爆発が起こった場所から遠ざけるためのアナウンスだった可能性がある。
4.実際、爆発映像はかなり多く報道されていたが、どうやって被害者を救助していたのかについての動画の報道はほとんどなかったのではないだろうか。そして、テロから3日で容疑者の顔が写った防犯カメラ映像が公開される。しかし、容疑者と断定した理由がこじつけに近いものだった。つまり、リュックを背負っていたということと、爆発後現場から逃げる方向に歩いていた、または走っていたというものだった。そして、バックを置くところの映像があると警察からアナウンスだけがされて実際にはその映像は公開されていないようだ。テロ当日、レースが始まる前の警戒、つまり、ルート上の不審物のチェックなどは行われただろうが、多分実際にランナーが走っている間のチェックはしていないはずだ。そして、レース開始後は多分自由に人が出入りしていたはずだから、少なくとも、レースが始まってから4時間分の監視カメラ映像をチェックする必要がある。(最初のランナーが2時間ぐらいでゴールし、その2時間後ぐらいに爆発が起こった。)しかし、もしそうなら防犯カメラに映った人は少なくとも数千人以上にはなるはずで、それから今回の容疑者を決めるのに3日間しかかかっていないのはあまりに早いと思える。つまり、既に決まっているある人物を多数の中から選び出すのは機械的にできるだろうが、人々の行動を分析して監視カメラ映像の中から特定の人物をテロリストとして選び出すのは人間が映像を再生しながらやることになり、3日ではあまりに短いのだ。更に、容疑者と判断するにはちゃんと爆発物を置いた場面が捉えられていなければならないがその映像が公開されていず、そう言った映像があるようには思えない。更にまた、最初の爆発物が置かれたとされた場所はフェンスの外側、つまりランナーが走る車道側であり、爆発時の映像は明らかに歩道側で爆発が起こっていて、矛盾する。その上に、爆発物がかなり大きなゴミ箱(多分1m以上の高さと幅があるもの)の横に置かれたとする写真報道があったが、警備から考えて、ごみ箱がああいった通路にあるはずがない。また、もし爆発物が車道側に置かれたのであれば警備陣がすぐに置き去りにされていることに気が付くはずであり、もし、気が付かなかったのであればそれはそれだけで責任を問われることだ。そうすると、爆発物はフェンスの内側に置かれたということになるが、こうなると置くところを監視カメラで撮影できたとは思えない。フェンスのすぐ内側には観客が立ち並んでいたはずだからだ。リュックを背負ったままで最前列まで来て、それからリュックを下すことが可能なほど観客がいなかったのであればリュックの置去り自体にすぐに気が付くはずだし、監視カメラ映像からすぐにそれが分かり、発表に3日もかかるはずがない。そして、当然、爆発物を置く場面が監視カメラであれ誰かの携帯であれ撮影されていたのであれば、すぐにその映像から犯人の特定がされ、その映像そのものがすぐに公開されていなければいけない。つまり、爆発物を容疑者が置くところの映像はないと考える方が自然だ。繰り返しになるが、爆発場所ははっきりしているのだから、監視カメラ映像でチェックするのはまずは誰が爆発物をそこへ置いたかだ。そして、その映像があるのであればそれを確認するのに3日もかかるはずがない。更に、決定的なこととして、最初の爆発でさえランナーが走っていた車道側ではなく、観客がいた歩道側で起こっていた。つまり、容疑者兄弟は爆発物ではないただのバックを運んでいてそれをレースの車道側へ置いた可能性が強い。
5.テロが発生した時点で、容疑者とされる二人が一緒に住んでいたという報道と弟は寮に住んでいたという報道がある。まあ、弟が寮と兄のアパートの両方に泊まっていたという可能性もあるが。
6.そもそも、こんなテロを起こす人間が3日間も近くにとどまり続けていることがおかしい。弟の方は事故後大学へ姿を現していたということで、逃げることを全く考えていなかったように思えるが、もし実際にテロを起こしていたのならあまりに不自然。つまり、永遠に捜査が行われるわけで、現場の町にいて逃げることができると思うわけがない。
7.容疑者の兄の方はFBIによって一度取り調べを受けていて、しかもその容疑がイスラム過激派ではないかと言うものだった。そうであれば、常時監視下に置かれていて、アパートなどはすぐに割れていなければいけない。兄がサングラスをかけていたというのはFBIに顔が割れていてそれを隠すためだったということだろうが、今では普通に顔の輪郭と鼻とか口、耳の位置から人物を特定できる。つまり、サングラス程度の変装では意味がなく、監視カメラ映像で犯人を特定した段階で少なくとも兄については身元が判明し、名前と一緒にもっとはっきりした映像が公開されていなければいけないし、本来は映像を公開するよりも前に極秘に身柄確保ができていなければおかしい。
8.もし仮に、容疑者兄の方がFBIの監視下に置かれていず、現住所も分かっていなかったために監視カメラ映像を公開せざるを得なかったとしても名前とともに公開していないことがまず不合理。監視カメラ映像から容疑者兄という特定ができなかったということになるが、そらなら、いつの時点で氏名の特定ができたのか。事件の推移をみると、公開写真を見た住民からの通報とかコンビニの監視カメラの映像で容疑者兄と特定できたということになるが、それなら、まず、何はともあれ爆発物を路上に置くところの映像公開がされていなければおかしい。なぜならば、容疑者兄の氏名が最初は不明だったということは公開された監視カメラの映像がそれだけ個人特定ができないものだったという意味であり、当然、荷物(爆発物)を置く場面の映像も個人特定が難しいものであったはずで、そうすると荷物を置いた人物と公開されたリュックを背負っている場面の映像が同一人物かどうかがかなりあいまいになるからだ。実際に公開された映像はプロの手にかかれば多分かなりはっきり顔の精密な再現ができるもののように思う。つまり、やはり、映像の公開自体が不自然。
9.事件の3日後に写真が公表されてから犯人の逃走が始まるまでに少なくとも5,6時間ていどの時間があいていたはず。容疑者とされる二人はボストンの町に住んでいた様子だからその間に彼らの住居などの素性は警察にかなりはっきり伝わっていたはず。そうであれば、映像公開後すぐに容疑者の居場所がつかめていたはずであり、撃ち合いになることなく身柄確保ができていなければいけない。そうならなかったのは、映像公開後すぐに容疑者が映像公開に気が付き姿を消したということだが、兄弟でそれができたということがまず疑問。次に、現実には容疑者は夜中に大学構内で警備をしていた警官と撃ち合いをし、通りかかった車を強奪し、しかもその運転手を脅してコンビニのATMから現金を引き出し、その後その運転手を解放してから、警察がその車を追跡して銃弾を200発も撃ち合うという銃撃戦になっている。この銃撃戦の最中に容疑者は数個の手製爆弾を警官に投げつけたという。しかし、もしそうなら、手製爆弾数個を含むかなりの武器を常時持ち歩いていたか住居から持ち出したということになる。しかし、昼間住居からそんなものを持ち出せるだろうか。仮に持ち出せたとしてどうやって大学まで行けたのか。また、警官と大学構内で既に撃ち合いをしているのだから、ともかく逃走しなければいけないのになぜコンビニに寄ったのか。逃走資金が必要だということなら、運転手をそのまま人質にとって逃走したほうが、警察との撃ち合いになったときも人間の盾として使えるので合理的だったはずだ。コンビニに寄ったのはよりはっきりした監視カメラ映像を撮らせるためだったという解釈のほうが自然に思えてしまうがどうだろうか。また、ウオータータウンと言うところで撃ち合いになっているが、なぜ大学からその町へ逃げたのか疑問だ。結局、同じ警察の管轄下で、車で逃げているところを追跡して銃撃戦に持ち込み容疑者死亡と言うシナリオが作られていたと考える方が自然だ。実際、容疑者兄は銃撃戦で殺害されている。そもそも、車社会のアメリカでは車の追跡システムはほぼ完全に作られている。つまり、ほとんどの幹線道路は自動的に監視ができるようになっているし、そうでない道路は事件後速やかに封鎖なり監視が新たにされているわけで、写真が公開されてしまったたテロリストがカージャックして車で逃げようと考える方が不自然。
10.ウオータータウンでの銃撃戦の最中に容疑者兄が銃弾に倒れ、そこに容疑者弟が車で突っ込んできて兄を車で引きずり、そのまま逃走したという話だ。しかし、手製爆弾を投げつけたり銃撃戦で銃弾を200発も撃つほどの期間、つまり、少なくとも10分程度はその場での闘争が続いたのだから、銃撃戦の最中に警察のバックアップが完全にされて、少なくとも車での現場からの逃走はできない体制になっていなければおかしい。つまり、容疑者弟が銃撃戦の現場から車で逃走できたということ自体が不自然。
11.容疑者弟は近隣住民の庭に置かれたボートの中に隠れていたところを捕まえられたという。きっかけはボートの所有者が朝起きて庭のボートの様子がおかしくて見てみたら血痕がボートのカバーについていたからというものだ。しかし、見た目ですぐに分かるほどの血痕がつくなら、移動時にも血痕がかなりついてなければおかしい。まして、容疑者弟は既に身元が割れ、住んでいた場所も近隣だったはずだ。つまり、警察犬が追跡できていたはずであり、ボートの持ち主が翌朝血痕に気が付くまで、乗り捨てた車の位置から追跡できなかったという方がおかしい。この間、近隣の住居は警官が立ち入り検査をした様子だが、却って警官による立ち入り検査をするために容疑者弟が逃走したように思えてしまう。(つまり、容疑者弟は兄を車で引いていないはずだ。)
12.容疑者兄が写真公開後、何年間も音信不通だった親戚に電話をかけ迷惑をかけたことに対して許しを乞うたということだが、テロのことは言わなかったという。しかも、両親は無事にロシアに居住していた。もし、何らかの連絡を取るのであれば両親に電話をかけてテロをなぜ起こしたかの説明をしているはずだ。テロ声明もなくテロをやっていて、このままであれば必ず警察によって殺害されると分かっているのだから、まずは一番自分たちのことを分かってほしい相手に自分たちの行為の意味を説明しようとするはずだ。そうではなくて、音信不通だった叔父に電話をしたということは、いかにもこの容疑者兄弟がテロをしたということを暗示するために行われたことだ。多分、叔父は全くの第3者であり、兄弟はだからこそこの叔父へ電話をしたのだ。
13.容疑者弟がボートの中に隠れていたことが発覚した後、ヘリコプターから赤外線カメラでボートの中の様子を撮影し、容疑者の体を外すように何らかの銃弾がボートへ撃ち込まれるところの映像が日本のニュース報道で流された。また、ロボットアームでボートのカバーを外し、その後、銃撃をして生体反応がほとんどなくなってからボートの中を確認しているようだ。つまり、まだ容疑者弟が爆発物を持っている可能性があり危険だということだろう。赤外線カメラでは単なる物体はあまり写らないだろうから爆発物があるかないかはあまり判断できないからだ。しかし、それなら、ヘリコプターから何らかの弾丸をボートへ撃ち込むということなどする必要がない。催涙ガスのようなものを撃ち込んだのであればわかるが特にそういった説明もなかった様子だし、催涙ガスならそれによってどんな反応を示したかを赤外線カメラでチェックしてどの程度元気でいるかを判断したはずだ。つまり、赤外線カメラで容疑者の姿を映し出し、そこへ向けて何らかの銃弾を撃ち込むところを公開したのは圧倒的な武力の優勢さを一般市民へ、特に、アメリカの軍産複合体へ逆らう連中に見せつけたかったということのはずだ。普通なら、容疑者は逃げれないのだから持久戦に持ち込んで、1日か2日投降するように説得をするはずだ。
14.最大の疑問は、この容疑者兄弟が全くの無関係者か、それとも実際に爆発物を置いたのかという点だ。自分は、この兄弟はFBI、またはCIAなどの協力者として少なくとも何らかのバックをレースのルート上、つまり、車道側へ置くところまではしたのだと思う。そして、実際にその場面の写真を警察は手に入れていたはずだ。そうでなければそういった写真があると公表すること自体しないはずだ。バックを置くところの写真があるとだけ公表し、実際の写真を公開しなかったのは、その写真を公開しないでおいておき、本当は兄弟がテロリストではないのではないかと言う問い合わせとか文句があったときに個別にそれを見せて説得するためのはずだ。個別に問い合わせに応じれば、その相手を説得することは不特定多数に説明をするよりもずっと簡単だし、また、何らかの仲間内に向けて、容疑者兄弟が実際にテロをやったんだという説明にも使うことができる。容疑者弟が兄を車で引いたという話しもこの説明に使いたいからだろう。更に、その写真とリュックを背負って歩く写真から身元が分かるはずで公開しなくても身元を確認して身柄確保までできたはずだという文句に対抗するためだろう。別の言い方をすれば、実際に爆発物を置いた場面の写真を公開してしまえば、逃走中の犯人と派手な銃撃戦をやって容疑者死亡と言う形で決着を付けれないということだ。
15.では、この容疑者兄弟は今どうなっているのだろうか。多分、兄は実際に銃撃戦で射殺されたのだと思う。弟は多分ボートの中でほとんど廃人になるような薬品を浴びせられてしまったのではないだろうか。つまり、アメリカの権力中枢はこの兄弟を最初からテロの犯人に仕立て上げ、殺害してしまうつもりだったのだ。この兄弟は多分、ロシアからアメリカ入国時に何らかの形でCIAなどに目をつけられ、その後、協力者に仕立て上げられたのではないだろうか。今回の事件では、単にバックを背負ってどこどこへ置いてくれと言われただけだったのだろう。警備の訓練をするのだとでも説明をされたはずだ。事件後三日目という中途半端な時期に写真が公開され、銃撃戦と言うことになったのは、単に早く事件の幕引きをしたかったか、または、多分、ウオータータウン周辺の住民に対して何らかの圧力をかける必要があったからではないだろうか。容疑者兄弟は、捜査陣がちゃんと夜間も捜査をしているかどうかをチェックする必要があるとか説明をされて、シナリオ通りに大学構内で警官と撃ち合いをし、事前の打ち合わせの通りにやってきた車をカージャックしその運転手にコンビニで現金を引き落としをさせるところまでやって、逃げるところを、今度はお芝居ではなく銃撃されたはずだ。コンビニ強盗(?)のところまで彼らにお芝居をさせるために、爆発物を置いた場面の写真の公開ができなかったということだ。もちろん、現場の警官の方たちは単に忠実にテロリストを捕まえようとしただけだろう。容疑者兄弟の父親は、兄弟、特に弟がうまくきちんとやっていると信じ込んでいたのではないだろうか。子供たちがCIAの協力者になっていたことを両親は知っていたはずで、だからこそ、写真公開後容疑者兄は数年間音信不通だった叔父に電話をして「不始末をしでかしたことを許してくれ」と言ったのだ。容疑者兄はこれもお芝居の一環だと思わせられていたのだろう。父親に電話をさせなかったのは、父親にそんなことを伝えたら、父親はお芝居の本当の意味を見破ってしまう可能性があったからだろう。
16.最後に、防犯カメラ映像について。facebookはもちろんそうだと思うが、顔写真を含んだ写真などをネット上に無料で保管できるサービスは全てこの防犯カメラ映像とリンクをしていて、個人確認のためであるはずだ。個人だけでなくその交友関係をも調べ上げることを意図してこういったサービスがされていることを理解しておくべきだと思う。実際、今回の事件では容疑者弟のfacebookの記載事項が事件の説明に使われてしまっている。
*6月8日の記事「近づく戦争・テロ社会、これらの動きを止めるべきでは?」から一連番号を付しています<<1431>>TC:38782, BC:24008
http://www.asyura2.com/12/kokusai7/msg/400.html