多段式トリチウム濃縮装置
東電の故意のトリチウム海洋汚染を許してはならない
http://blog.livedoor.jp/home_make-toaru/archives/7052344.html
2013年04月15日10:38 とある原発の溶融貫通(メルトスルー)
http://blog.livedoor.jp/home_make-toaru/archives/6890607.html
東電が多核種除去設備(ALPS)で除去できないトリチウム入りの汚染水を希釈して放出するということが報道されていましたが,その件に関して,らぷたんさんという方から次のようなコメントをいただきました。
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2013年04月13日 14:38
イオン交換膜法と電気分解で水素だけ取り出し比重の違いを利用して三重水素を取り出せないものでしょうかね・・・素人考えですが
ちなみにこんな特許があるようですが
http://livedoor.blogimg.jp/home_make-toaru/imgs/8/7/87204892.jpg
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わたしも気になって調べてみたのですが,らぷたんさんがご指摘の通り,技術的には汚染水からトリチウムを除去することは可能なようですね。
以下はShimojimのブログさんからの引用です。
http://plaza.rakuten.co.jp/shimojim/diary/201304130000/
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東電福島第一原発の廃炉に向けた作業で、当面、最大の課題に浮上してきたテーマは、原子炉建屋地下室に溜まり続けている放射能汚染水の処理の問題です。
日量400トンの地下水の流入があるとされ、汚染水は増大の一途を辿り、敷地内での保管が限界に達しようとしている。
東電は、この事態の対策として、上に載せた記事にあるように、ALPSと呼ばれる浄化装置を導入して、放射能汚染水を濾過して、基準値以下の浄化水に転換して、海に放出することを狙っている。
しかし、この場合、放射能汚染水の浄化といっても、どのように手を尽くしても除去できない物質が残っている。トリチウムだ。それも、海洋投棄限界の数十倍の濃度の汚染レベルである。
ここで、思い出されるのが、東電がすでに開始した、敷地内の内陸側での地下水の汲み上げ作業ですね。原子炉建屋地下室に流入する地下水の水量を減少させようとの狙いで実施に踏み切った。
この地下水は、当然、敷地内に一時的に保管され、海洋投棄される予定となっているのだが、この際、懸念される事態がある。増大する汚染処理水のトリチウム濃度を下げるために、この地下水が使われる可能性があるという点だ。
つまり、トリチウムの抜本的な除去ではなく、希釈という、姑息な手段で濃度を下げて、海洋投棄が可能だと言いつのるやり方です。東電らしいと云えば、そうなのだが、何と情けない連中だ。
トリチウムは、三重水素からなる水と同型の分子構造からなる液体で、強烈な放射能を持ち、極めて有害なのだが、これを減容するのが不可能という訳ではない。
電気分解法で、トリチウム液から、酸素と水素を分離すれば、減容の目的は達成される。濃縮され、減容された後の高濃度のトリチウム液をしっかり保管することで、海洋投棄は不要になる。海を汚さなくて済むのだ。
この処理に必要な電力は、メガソーラー発電装置や風力発電装置の設置で賄えば、クリーンな電力がトリチウム処理対策に使用できるはずだ。発電所の周辺部には、メガソーラーや風力発電装置の設置に必要な土地は、十分に見いだせるであろう。
さらに、そこで得られる水素を燃料電池システムへ投入することで、夜間電力を確保して、24時間体制のトリチウム処理が可能になるであろう。
いくら費用がかかろうと、この方法によって、トリチウム汚染水の海洋投棄を回避するべきである。
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トリチウムの危険性に関しては,殿下さんというかたからのコメントが参考になります。
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セシウムはカリウムに似ているから、ストロンチウムはカルシウムに似ているから、それぞれ臓器や骨にたまりやすいのですが、トリチウムは水素そのものです。似ているのではなく。
人体に、水素と無縁の部分はありません。つまり、トリチウムは人体のどこへでも入り込みます。
例えば、遺伝子を構成している水素にトリチウムが使用された場合、トリチウムが放射線を出して崩壊すると、遺伝子も崩壊します。
遺伝子は水素結合によって結び付いています。トリチウムが崩壊してできたヘリウムガスには、水素結合の能力はありません。