問題の陳情書は「震災がれきの広域処理に関する陳情書」「広域処理住民説明会に関する陳情書」「瓦礫受入れ反対の陳情書」など署名を集めたグループによって何通りかの表題に分かれていますが、大まかに言うと以下の2点を大阪市に求めるものとなっていました。
(1)放射性物質が焼却処理によって広範囲に拡散する危険性が高いので受け入れに反対する
(2)がれきの搬入と処理を行う舞洲(まいしま)清掃工場がある此花区だけでなく大阪市内の他の区でも住民説明会を開催すべきである
2月から3月にかけて開かれた市会第1回定例会では事務局から委員会に回覧された関連する55件の陳情が一括処理され、全て採択・不採択の意思を表明しない「議決を要せず」とする扱いが決定したのですが、この「議決を要せず」は請願法によって取り扱いが定められている請願書(署名)と違って法律に明確な規定が無い陳情書の場合は議会として賛成(採択)・反対(不採択)の決定を行わず「こう言う陳情が議会に出されました」と言う記録を参考として残すと言う扱いを意味します。
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