地球に隕石接近、我々はどうすればいいか
NASA長官の答えは「祈ってください」
2013/3/27 17:57
http://www.j-cast.com/2013/03/27171402.html
「ロシアに落ちたものと同じ大きさの隕石が地球に接近してきた場合、
米国政府としてはどのような対策を取ればよいのか?」
「ええ、たとえば3週間の猶予があったとしてノノそうですね、『祈ってください』」
2013年3月19日に米下院でかわされた上のやりとり、
「祈ってください」と答えたのは、NASAを率いるチャールズ・ボールデン長官だ。
隕石といえば2013年2月15日、ロシア・チェリャビンスク州で
約1500人が負傷するできごとがあったばかり。
宇宙のエキスパートであるNASAも、隕石の前にはお手上げだというのか。
「小さい」隕石が落ちれば街は軽く消し飛ぶ
隕石による影響の一例、米アリゾナ州の「バリンジャー・クレーター」。
5万年前、20〜30メートルの隕石が衝突し生まれたと見られる。
クレーターの直径は1.2キロ
ロシアでの隕石落下を受けて開かれた下院科学委員会の公聴会には、
ボールデン長官を始め宇宙問題に詳しい識者が集められた。
この席では、NASAの小天体探知がどの程度まで進んでいるのか、
また実際に接近した際、回避は可能なのかといった問題について、
議員らから質問が相次いだ。
約6500万年前、恐竜絶滅の原因になった隕石は
直径10キロほどだったと考えられている。
答弁に立ったNASAの担当者に言わせれば、
その10分の1ほどのサイズの隕石でも、
地球に衝突すれば「文明を終わらせかねない」という。
もっともNASAでは、このクラスの小天体についてはすでにその95%を把握しており、
常時その動きを監視している。また実際に衝突が起きる可能性も、
それほど高くないと見る。
一方問題なのは、「小さい」隕石だ。
小さい、といってもその直径は50メートル級。
落下すれば、街ひとつくらいは簡単に吹き飛ばす。
こちらはNASAでも、その10%ほどしか把握できていない。
2月の隕石もその直径は17メートルほどで、事前に把握することはできなかった。
しかしその落下では実に20万平方メートルという広範囲で
ガラスが割れるなどの被害があり、多くの負傷者が出たのはご存じの通り。
ニューヨーク市立大学シティカレッジ物理学部のミチオ・カク教授が
米CBSの番組で行った分析によれば、仮にこの隕石が空中で爆発せず、
そのまま地面に衝突していたならば、
その破壊力は広島型原爆20個分にも達したと見られる。
さらに凄まじい被害が出たことは想像に難くない。
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130318-00000074-san-eurp
ロシアの隕石はメ46億歳モ モスクワの研究機関が解析
産経新聞 3月18日(月)7時55分配信
ロシア南部チェリャビンスク州に落下した隕石の破片。
モスクワのベルナツキー地球化学・分析化学研究所で科学鑑定が行われた(
佐々木正明撮影)
■名前は「チェリャビンスク」
2月15日、ロシア南部チェリャビンスク州に落下した隕石(いんせき)について、破片を収集し科学鑑定していたモスクワの研究機関が、金属鉄の含有率などから、
隕石の種類を「普通コンドライトLL5」型と解析していたことが分かった。
隕石の年齢は太陽系が形成されたのと同時期の46億年とし、
「3千万〜5千万年前」に他の天体と衝突した形跡があったことも判明した。
(モスクワ 佐々木正明)
隕石を科学鑑定したのは、月や惑星などの調査で世界的な研究機関である
ベルナツキー地球化学・分析化学研究所。
落下後にスタッフが集めた約1・5キロ分の複数の破片をもとに、
電子顕微鏡やX線分析装置などによる測定で、隕石の特徴を多角的に調べた。
同研究所所長で、露科学アカデミー隕石委員会トップの
エリック・ガリモフ博士が産経新聞の取材に応じ、鑑定結果を明らかにした。
解析データを近く国際隕石学会に提出するという。
隕石の名前については、当初、同隕石委メンバーの一人が、
破片が最も早く発見された同州のチェバルクリ湖にちなんで命名することを提唱。
しかしその後、破片が同州内で幅広く発見されたことから、
「チェリャビンスク隕石(改名前チェバルクリ隕石)」とすることとし、
国際隕石学会に提案することも決められた。
鑑定結果によると、今回の隕石は、地球に落下する隕石のうち最も多いタイプで、
組成が、
約46億年前に形成された原始太陽系の物質に近い
普通コンドライトの特徴を持っていた。
金属鉄の含有量の多い順からH、L、LLに分類されるタイプのうち、
最も少ないLL型であることや、
高温・高圧力状態の母天体の小惑星の中心部付近で形成された
「5型」であることも解析された。
LL5型は、日本の小惑星探査機「はやぶさ」が
2010年6月に地球に持ち帰った小惑星イトカワの石質の成分の1つと
同じ分類になる。
また、破片の一部には亀裂が認められ、亀裂付近には、
46億年前の普通コンドライトの石質とは違った年代に形成された痕跡がある
ことも分かった。
ガリモフ博士は「この痕跡は、
隕石の母天体が、何か他の天体物と大きな衝突を起こした際に
高温・高圧力状態になり、溶解して形成された鉱脈と考えられる。
3千万〜5千万年前と推察される
」と指摘している。
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http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/world/europe/631812/
ロシア隕石落下 直撃の湖に“狂想曲” 観光ブーム期待「水質良くなった!」
2013/02/20 00:10更新
記事本文
【チェバルクリ=佐々木正明】
「100年に1度」とされる隕石が、人々の憩いの場だった湖の運命を変えた。
ロシア南部チェリャビンスク州のチェバルクリ湖。
15日朝、凍結した湖に“火の玉”が落下、
露専門家は発見場所にちなみ「チェバルクリ隕石」と命名する意向だ。
地方の湖が国際的に有名になることに期待を寄せる地元住民たち。
インターネット上では高値の「隕石の破片」販売サイトも出現した。
“狂騒曲”はしばらく続きそうだ。
面積約20平方キロのチェバルクリ湖は、
州都チェリャビンスクから西方約60キロ、人口約4万人のチェバルクリ市にある。
チュルク語の「美しく、色とりどりの湖」が名前の由来で、
文字通り、四季折々の風光明媚(めいび)な場所で知られ、
ソ連時代から保養地として親しまれた。
冬には約5カ月も凍結。地元住民にとっては、
散歩やピクニックをする憩いの場であるとともに、
飲み水として使う大事な水源でもあり、生息する魚も漁師が取って食料にしている。
静かな湖畔を一変させたのが、15日の「火の玉」隕石だった。
一部が湖に落下し、湖面の氷に直径約8メートルの大きな穴ができた。
すぐに報道陣が集まり、ぽっかり開いた黒い水穴の写真は世界中に伝えられた。
概要
ロシア南部チェリャビンスク州のチェバルクリ湖に隕石が落下
地元住民は「住民は湖の水を使い続けているが、不調を訴える者はいない」と話した
「健康に良い水質になったのではと言い合っている」と笑った
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チェバルクリ湖の黒い鉱石、隕石の一部と断定
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/world/europe/631339/
【チェリャビンスク=佐々木正明】
ロシア南部チェリャビンスク周辺に落下した隕石(いんせき)について、
ロシア科学アカデミー隕石委員会のメンバーでウラル大学のグロホフスキー教授は
17日、同州チェバルクリ湖の氷上で発見された
直径約1センチほどの黒い鉱石を科学鑑定の結果、隕石の破片と断定した。
国営ロシア通信が報じた。
チェリャビンスク西60キロに位置するチェバルクリ湖には
隕石落下後、凍結した湖面に約8メートルの穴ができていた。
採取された黒い鉱石には約10%の鉄分と、
かんらん石や亜硫酸塩などが含まれており、
地球では見られない鉱石の特徴を示していたという。
グロホフスキー教授は同通信に対し、「ルールにより、
チェバルクリ隕石と命名されるだろう」と語った。
今後、教授らは隕石の解析データを国際隕石学会に提出。
命名は2、3カ月後になることも明かした。
米航空宇宙局(NASA)によると、隕石は
チェリャビンスク上空20‐25キロで爆発。
いくつかの破片に分かれて降下し、そのうちの一部がチェバルクリ湖に落下した。
爆発時には広島型原爆の30倍強のエネルギーが衝撃波として放出され、
付近一帯では建物の窓ガラスが割れるなどして、約1240人が負傷した。
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(悲観的な人々の前にではなく
前向きで受け容れ体制の整った所に隕石もまたオチていると云った所か)
(隕石は過去30000000年前にこの太陽系に消えた惑星のあった痕跡と
やがて伝えられるこの星の物語の信憑性を裏付けるものとなるだろう)
http://www.asyura2.com/12/bd61/msg/152.html