投稿者注記〜以下は『週刊新潮』2月14日号、「ワイド特集・女たちの夜間飛行」の冒頭を飾るエピソード記事です。この特集記事は全部で18本、ほかの記事を一部あげますと、「農ガール杉田かおるが目論むのは彼氏の回春だった」「公明党の松あきら(参議院議員)後継の美人候補と池田名誉会長」「イスラエル大使館が決して忘れない日本赤軍・重信房子への怒り」etc
皇室以外の「女たち」と区別して、「雅子さま」「愛子さま」と、一応、「さま」をつけてはいますが、本文記事の見出し文字の「さま」は小さい文字です。畏れ多くも、皇太子妃雅子様を、「卑俗、野卑」・芸能人、「カルト教団」の女性議員候補、「過激派」の女闘士と同列に批判記事を書いていることに、万世一系の皇室を尊崇する私はおおきな衝撃を受けました。
(見出し) 毎年恒例!「雅子さま」「愛子さま」の
松屋デパート貸し切りショッピング
かのアンドレ・ジッドは、『夜間飛行』に以下のような序文を寄せ、著者を讃えている〈人間の幸福は、自由の中ではなく、義務の甘受の中に存在するという事実を明らかにしてくれた〉。畏れながらこの箴言、そのまま皇太子妃雅子さまに奉りたくーー。
さる2月3日の朝、午前9時を回ろうかという頃である。東京・銀座の中央通りにあるデパート「松屋銀座」の裏口に、ミニバンが到着。続いて降りてこられたのは、皇太子ご一家であった。宮内庁担当記者が言う。
「毎年松屋で開催されている東京私立小学校児童作品展をご覧になる行啓です。愛子さまは今回、ご学友とともに粘土細工を出展されており、ご一家はこれで4年続けてのお出ましとなりました」(中略)ご一家が真っ先に向かわれたのは、8階の展示会場ではない。店舗関係者によれば、「展示をご覧になるだけでなく、ご一家は店内でショッピングをなさるのが毎回恒例となっています。今回も、まず地下の食品売り場へと足を運ばれました」(中略)全館挙げての「完全貸し切り」状態でのショッピングを楽しまれたのち、ご一家が本来の目的である展示会場へと到着されたのは、開店時間の少し前だったという。(中略)皇室ジャーナリストの山下晋司氏によれば、「内廷皇族である両陛下や東宮ご一家は、他の皇族より生活の自由度に制約があり、お買い物もお好きな時になさりにくいという事情はあります。それでも、両陛下がデパートの展覧会に行かれた折に買い物をなさったなどという事例を、私は全く存じ上げません。
(小見出し)その頃、秋篠宮は・・・
さる皇室関係者が言う。「ただでさえ、ご公務よりプライベート優先との批判があるご一家ですが、それ以上に問題なのはタイミングです。昨年のカレンダーを振り返りますと、2月1日に陛下の検査入院が発表されて、5日にご一家は松屋にお出ましになっている。その頃、入院ののち手術の可能性が浮上していた陛下は、2日から7日まで、皇后陛下とともに葉山でご静養になっており、遅れて秋篠宮ご一家も駆けつけ、束の間のひとときを過ごされていたのです」
その間、皇太子ご一家のお姿はなかった。また、「皇太子殿下は、その前日の4日には都内のスケート場を借り切って愛子さまの練習に同行されるなど、陛下の一大事を目前に独自のお振る舞いが随所に見られました」(同)
そして、今回の銀座行啓である。折しも3日午前には、秋篠宮さまがカンボジアのシアヌーク前国王の葬儀に参列するため、民間機で成田を発たれている。(中略)秋篠宮のご出発時刻は、ちょうど皇太子ご一家が銀座行啓をなさっている最中であった。
「こうした対照的なお姿が世にでるのは、皇室にとって決して望ましいことではありません。プライベートをゼロに、とは申しませんが、いかんせん毎年、間が悪すぎるのです」(前出・宮内庁関係者)
以下略。