キジやノウサギ等 出荷制限
動画 http://www3.nhk.or.jp/fukushima/lnews/6055178771.html
01月31日 10時05分 NHK福島放送局
県内の山林で捕獲された野生のキジやノウサギなどから基準を超えた放射性物質が検出されたとして、福島県は新たに3種類の野生動物の出荷を制限し、食用にしないよう呼びかけています。
新たに出荷制限になったのは、野生のキジとカルガモ、それにノウサギです。
県のモニタリング調査で基準値を超える放射性物質が検出されました。
このうち、狩猟をする人の間で人気が高いキジの一部から最大で1キロあたり基準を超える220ベクレルの放射性物質が検出されたほか、カルガモの一部からは4000ベクレルの放射性物質が検出されたということです。
国のまとめによりますと県内では震災前、1年間で狩猟によってキジがおよそ4500羽、カルガモが4200羽程度捕獲されていたものの、一般にはほとんど流通していないということです。
福島県は国の指示を受け、30日付けで県内の市町村や猟友会に文書を出し、3種類の野生動物を出荷したり食用にしたりしないよう注意を呼びかけています。
県内ではこれまでに、狩猟の対象となる野生動物ではイノシシとツキノワグマ、それにヤマドリが出荷制限になっています。