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2013年1月20日19時00分 〜
記事 [マスコミ・電通批評13] フジTVは今年も「大逆風」か? 「嫌いな局」投票で断トツ1位に (J-CASTニュース) 
J-CASTニュースでのアンケート結果(2013年1月9〜16日実施)。フジテレビが他局に大差をつけた


フジTVは今年も「大逆風」か? 「嫌いな局」投票で断トツ1位に
http://www.j-cast.com/2013/01/20161479.html?p=all
2013/1/20 16:00  J-CASTニュース


2013年こそは、と視聴率「トップ」奪回に燃えているはずのフジテレビ――だが、「受難」はまだまだ続きそうだ。J-CASTニュースが2013年1月9〜16日、ウェブ上で実施したアンケートで、トップはトップでも「嫌いなキー局」の断トツトップを記録してしまった。

この調査では総計4715票の投票があったが、フジはなんと全体の3分の2に迫る62.7%を獲得した。ネット住民の「嫌フジ」はよく知られているが、まさかここまでとは……。

■ネットはいつになったらフジを許すのか

今回の投票では、NHKの2局と在京民放キー局5局、加えて「みんな好き」の8つの選択肢から1つ回答を選んでもらった。フジに続いて2位に入ったのは「NHKテレビ」で9.8%、以下テレビ朝日9.3%、TBSテレビが僅差の8.3%と続く。一番「嫌い」の声が少なかったのはNHK Eテレ(教育)の0.7%で、テレビ東京も1.3%と少数派に。もっともいずれも1割未満で、フジから見ればどんぐりの背比べだ。

フジをめぐっては2011年夏、放送内容が「韓流偏重」だとする批判がネットで盛り上がり、数千人を集めるデモにまで発展した。1年半以上経つ今でも2ちゃんねるやツイッターでは「嫌フジ」投稿が絶えないが、今回のアンケートは「絶対に許さない」ネット住民の反感の根強さをうかがわせる。ツイッターでは途中結果を見たユーザーから、

「予想を裏切らぬぶっちぎりっぷりワロタwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」
「昔はフジテレビばっかり見ていたのになぁ。ここまで廃れるとは…」

と嘲笑、感嘆の声が相次いだ。

もちろん、ネット住民のすべてが「嫌フジ」なわけではない。リサーチサイト「リサーチパネル」が1月8日、会員を対象に実施した「最も好きな地上波系列はどこですか」という投票では、逆に「フジテレビ系列」が20.6%と、好きなテレビ局系列No.1に輝いた(回答総数2万6796件)。もっともこの結果に2ちゃんねらーからは、「だったらなんで(視聴率)三位に転落したんですか」などと揶揄する声もあった。

■好きな局は「アニメ」に強いあの局

逆に、J-CASTニュース読者が「好き」なのはどこか。J-CASTニュースが上記の「嫌い」調査と同時に行った「好きなテレビ局」のアンケート調査(総投票数3959票)では、テレビ東京が28.3%で首位を記録した。テレ東といえばアニメに強いことなどからネットでは以前から人気が強いが、今回の調査でもその「親和性」の高さを見せ付けた。

これに続いたのがNHKテレビの16.4%で「好き」「嫌い」ともに2番手に。視聴率好調が伝えられるテレ朝は10.7%で3位に入った。なお、「すべて嫌い」という人も全体の21.4%に上っている。フジはブービーで4.8%、「リサーチパネル」の調査とは大きく異なる結果となった。



http://www.asyura2.com/12/hihyo13/msg/612.html

コメント [政治・選挙・NHK142] 小沢一郎の政策 = 「憲法9条は改正しろ」 「天皇は日本の元首だ」 「日本は国連指示の戦争(国連憲章42条)に参加せよ」 真相の道
05. 2013年1月20日 19:02:15 : bKvSZBGCj2
政局ドジョウがまたぞ反対党を作ると。
作った反対党は烏合の衆。決められない政治再び。
首尾一貫した政治理念を示してくださいな。

コメント [政治・選挙・NHK142] 板垣英憲よ、小沢一郎はいつから「原発ゼロ」の提唱者になったのか(呆)(kojitakenの日記) オロンテーア
16. 2013年1月20日 19:03:55 : E3u0KzwvGQ
件のユダヤ陰謀論者なんて当初は、ラジウム温泉を引き合いに福一から放出した程度の放射能ならかえって体に良いと説き、脱原発派はユダ金様の回し者だと指弾して原発推進を公言してたくらいだからねw。で、つい最近Youtubeで動画を観たらコッソリ脱原発派に宗旨替えしてた。まあネトウヨよりはマシだけど、小沢信者も所詮こんなもん。
コメント [政治・選挙・NHK142] 林農水大臣が「TPPは貸し切りバス」、日本が不参加の表明で米国のTPP構想は破綻 (Shimarnyのブログ)  赤かぶ
12. 2013年1月20日 19:04:41 : il8UW33C8Q
林の動機が不純です。
自民党は、
 参院選までは静かにするだろうが、
 参院選で勝利したら、「何でも有り」に豹変するに違いない。


コメント [政治・選挙・NHK142] 売国奴鳩山氏 ( 深谷隆司 )  笑坊
17. 2013年1月20日 19:05:00 : wTRr3GebEM
この頃は、こいつ(深谷隆司)みたいなのが的外れな主張を繰り返しているが、いづれも失笑もの

しかし、鳩山元総理のことを“馬鹿が…”とか書いている知恵遅れみたいなのがいたが、そこまで無礼なのは訴えるか隠然と処分するべきじゃないのか?

結局、この手の輩どもは、日中間がどうなれば満足なのかね?

頭が悪い故に極東情勢の客観的な評価さえできない分際で、的外れな、犬のひった糞のような駄文を垂れ流して、しかも自分では「書いてやった」とでも思っているのか?

失笑を通り越して、唖然とするしかないな

コメント [戦争b10] 英メディア、日中対立に懸念「武力衝突は時間の問題」=韓国  赤かぶ
17. 2013年1月20日 19:06:14 : 3PJAqRzx3M
>>11
民意は勇ましい発言が大好きだ。
先の大戦は世論が煽った側面もある。
選挙というのは「両刃の剣」だ。

コメント [政治・選挙・NHK142] 発起人の情報公開、個人情報漏洩と騒ぎ立てる工作員(先住民族末裔の反乱)  かさっこ地蔵
10. 2013年1月20日 19:07:29 : NVmckjQ2cM
選挙に大数の法則なんて通用せんよ。
「酔っ払いのたわ言」 氏はわかってて笑いネタを提供したつもりかも知れないが
引用したブログ主は大数の法則自体を理解出来てないことがわかる。

コメント [政治・選挙・NHK142] 小沢への抗議をします & 私が小沢一郎に票を投じなかった訳  (脱一億総被曝 放射性物質からの被曝を食い止める) 真相の道
19. 2013年1月20日 19:09:30 : qTirskamVI
>投稿者 真相の道
おまえ、日本人じゃないな。脱北スパイか?毎日新聞か?自民党か?
小沢一郎は日本の総理大臣じゃないぞ。スパイのくせにそんなことも知らないのか?

日本ではな、総理大臣か、官僚以外にものごとを、決定する権限はないんだよ。毎日新聞のスパイのくせにそんなことも知らないのか?

日本の総理大臣は、自民党の安倍晋三だ。
がれき利権は、自民党と官僚の利権だ。自民党の安倍晋三が、地方自治体と組んで大儲けしてるんだよ。大阪は、橋下徹の利権だ。
自民党の安倍晋三が、橋下徹と組んで大儲けしてるんだよ。橋下徹の利権だ。
橋下徹は、利権が欲しくて大阪市長になったんだからな。
安倍晋三の前は、菅直人、野田佳彦の利権だ。

がれき利権は、環境省と、地方自治体の利権だよ。
安倍晋三の前は、菅直人、野田佳彦の利権だ。
自民党も止めようとしないんだよ。

記事 [ニュース情報8] 北海道電力/顧客情報流出か/道警OBが取得・販売の疑い/探偵業界で告発文「周知の事実」(しんぶん赤旗)
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik12/2013-01-20/2013012001_02_1.html


「しんぶん赤旗」 2013年1月20日(日)
北海道電力/顧客情報流出か/道警OBが取得・販売の疑い/探偵業界で告発文「周知の事実」


 北海道電力の顧客情報が北海道警OBの探偵業者に流出し、その業者を通じて道内の同業者に販売されている疑いがある―。道内の探偵業者の団体である「北海道調査業協会」幹部を務める警察OBの重大な不正を告発する文書が出され、同協会が解散する事態になっています。厳重に保持すべき個人情報の漏えいは、北電の責任も厳しく問われる問題です。


 電気料金など公共料金支払いリストにある住所は、確実に個人が住んでいる場所を表しています。電力会社の顧客情報漏えいをめぐっては、探偵業者らが個人の所在調査などに悪用し、刑事事件に発展した事例が発生しています。


同業者から追及


 北海道調査業協会の幹部だった警察OBは、複数の不正について同業者から追及を受けました。それを契機に、同協会は昨年4月に解散に至りました。本紙は、同協会の会員有志が立ち上げた「内部告発委員会」が、会員業者に配布した「役員辞任及び退会要求書の主旨」と題する告発文書を入手しました。


 内部告発委員会の文書は警察OBの幹部について、「警察OBという権力を利用し、北電などの公共機関の個人情報不正取得販売(データ屋)を反復継続的に共謀共同正犯実行犯として行っている事実関係は、概ねの会員探偵業社の周知の事実である」と指摘。北電顧客情報を不正に取得し販売していると追及しています。


不正は長期間に


 さらに「生業として反復継続的に行って営業していた事実関係は確信犯」「その所業を知る者が余りにも多く存在しまた、周知の事実である」と、警察OBの不正行為が長期間にわたるものであり、業者の一部では知られていたとしています。


 道内の探偵業界の内情に詳しい複数の関係者によると、探偵業者にたいして、北電の顧客情報をもとに3万円から5万円で、対象者の現住所を探すことができると、売り込む動きがあったといいます。


 売り込んだ側は、「俺の一番の情報は、北電(顧客情報)を持っていること」だと明言。不正行為だと思った同業者は、そのときの様子を詳細に記録して残しています。


 ある探偵業者は「公共料金というだれもが必要上登録せざるをえない情報が流出、販売され、それが利益を生むなどということは、絶対にあってはならないこと。許されない」と語っています。


 本紙が北電に情報流出についてただすと、「(情報漏えいの)事実は承知していない。万が一、不適切な取り扱いが判明すれば、厳正に対処する」と回答。警察OBの探偵業者は文書での質問にたいして、19日までに回答がありませんでした。



(写真)警察OB探偵業者の不正を告発した「内部告発委員会」の文

http://www.asyura2.com/09/news8/msg/928.html

コメント [政治・選挙・NHK142] 今度の選挙は無効です。ここまで全国で不正が行われていたとは知らなかった 愛国日本
51. 2013年1月20日 19:12:18 : fya7P2ndhI
今後、白票が3000万になっても有効投票。
コメント [政治・選挙・NHK142] 発起人の情報公開、個人情報漏洩と騒ぎ立てる工作員(先住民族末裔の反乱)  かさっこ地蔵
11. 2013年1月20日 19:13:42 : DpUgAAMl5f
いや、実際にxyzxyzは素性怪しい代物でしょう。スパイはその組織の中の一番の過激分子になる、なんていうけど悪のりでそれをやっているようにしか見えない
記事 [日本の事件30] ニュース板リンク:北海道電力/顧客情報流出か/道警OBが取得・販売の疑い/探偵業界で告発文「周知の事実」(しんぶん赤旗)
北海道電力/顧客情報流出か/道警OBが取得・販売の疑い/探偵業界で告発文「周知の事実」(しんぶん赤旗)
http://www.asyura2.com/09/news8/msg/928.html
投稿者 gataro 日時 2013 年 1 月 20 日 19:11:41: KbIx4LOvH6Ccw


http://www.asyura2.com/11/nihon30/msg/700.html

コメント [政治・選挙・NHK142] 慰安婦で日本政府に謝罪要求 NY州上下両院議員が決議案(共同通信) gataro
20. 2013年1月20日 19:14:20 : DpUgAAMl5f
>19
「弱肉強食」といったときに誰が「弱」で誰が「強」なのか理解できない(というかおそらくは故意にねじ曲げている)ような不要有害な生ゴミがいくらわめいたところで、何が変わるわけでもない。元投稿の意味するところはこの件に関して日本の話を聞いてやろうという国はどこにもないと言うことである。
コメント [カルト10] 不正当選の福島知事が重体で家族は海外、タクシーのトランクから開票所に運ぶ作業をムサシが担当ではすり替え放題である。 ポスト米英時代
47. 2013年1月20日 19:15:42 : OpZPpTkQ9E
始めから終わりまで嘘を書くなら、

不正選挙は、地球侵略を狙っているM◯◯星人が、火星の秘密基地から、特殊な秘密電波を
使って投票用紙を書き換えた。当選した衆議院議員のうち、生活の党以外の議員は、宇宙人の
クローン人間である。

佐藤福島県知事は、地上を征服しようとしている、地底人の手先である。
3.11の大震災は地底人が、得意の地震兵器を使って起こしたものである。

B787の事故や、アルジェリアのテロは、世界征服を狙っている、偽ユダヤの陰謀である。
日本航空や全日空に打撃をあたえ、会社を乗っ取ろうとしているのだ。
テレビ東京の大橋アナが脳梗塞で倒れたのも、偽ユダヤの陰謀だ。
横綱大鵬が亡くなったのも、偽ユダヤの陰謀である。

いま、世界は宇宙人と地底人、偽ユダヤ人の間で激しいバトルが行われているのだ。

ということぐらい書けないのか。

君はこれを途方も無い嘘だというのかね。
それなら、嘘だということを証明してくれたまえ。

コメント [政治・選挙・NHK142] 今度の選挙は無効です。ここまで全国で不正が行われていたとは知らなかった 愛国日本
52. パトリオット 2013年1月20日 19:15:44 : lh9iPi7kF0L0I : 0O2E5UOzgY
家の娘が未来の党に投票しようと思うんだけど、父さんはどの党に投票するのって言ってきた。

私は即座に未来の党はやめとけ、滋賀県は在日朝鮮人にもう占領されてる、嘉田や大津市長の支持団体は社民党(売国政党)だよ、小沢にしても無罪ではないんだよ、黒だが証拠がないだけだよ、過去に不正なんかしっぱなしだし、彼は朝鮮人の血が混じっているんだよ。あんなに短時間で結びつくなんて最初から話が出来ていたんだよ、自民安部もいずれ国を裏切るだろうが、国民自覚の時間稼ぎになる、だから、自民に入れなさいって言ったよ。
自民大勝、民主は多すぎると(10ぐらいの当選)思った、維新は予想通り60人ぐらいと思っていたし、不正選挙なんか全く感じられなかった。
私は不正があるかもしれないと思って、自分でボールペンを持っていった
ただ不思議に思ったのは、これまでは鉛筆が置いてあったのがボールペンになっていたのはなぜかと思ったぐらいだ。

コメント [政治・選挙・NHK142] 小野寺防衛大臣の『国賊』発言こそ許すべきでない  孫崎 享  赤かぶ
67. 2013年1月20日 19:15:54 : qTirskamVI
>66. sdf56t 2013年1月20日 18:59:16 : .YMD2Ukrpa92s : hPxb9sWX36
そこまで言うなら、自民党員300万人とネトグソは、すぐに、お国のために死んでこいよ。
それができなきゃ、腰抜け売国奴ネトグソ自民党は、ひっこんでろ。
おまえら自民党と、ネトグソ300万人が、戦争に行って、特攻隊で、死なないからだよ。
自民党は、遠くで、きゃんきゃん吠えるだけの、ネトグソ、腰抜け、たまなし外交だからだよ。
小野寺五典も、口先だけの臆病者だ。

コメント [カルト10] 海江田民主党が3連覇の小沢と組み二連敗の空き缶・野田一派は出ていってくれと腹を括ったようだが当然の判断である。 ポスト米英時代
15. 2013年1月20日 19:19:03 : 1pxiXkjJQU
このあたりが微妙でしょう。
ま何か下心があるのでは?とつい下衆な私めはすぐ考えてしまいます。

http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q109881680

民法第724条前段の3年は時効期間ですが、後段の20年は除斥期間であると解されています。
たとえば、殺人事件から18年後に犯人(加害者)が判明した場合、前段により、遺族は3年以内に賠償請求権を行使すれば良いように見えますが、この場合、後段が適用される結果、残り2年以内に訴訟を提起しなければなりません。
訴えの提起は、裁判上の請求ですから、時効中断事由となります(民法第147条第1号)。但し、訴えの却下又は取下げの場合には、時効の中断の効力を生じません(民法第149条)。
原告の勝訴判決が確定した場合には、時効期間は、判決確定時から10年間延長されます(民法第174条の2第1項)。
民法第724条(不法行為による損害賠償請求権の期間の制限)
不法行為による損害賠償の請求権は、被害者又はその法定代理人が損害及び加害者を知った時から3年間行使しないときは、時効によって消滅する。不法行為の時から20年を経過したときも、同様とする。
民法第147条(時効の中断事由)
時効は、次に掲げる事由によって中断する。
1.請求
2.差押え、仮差押え又は仮処分
3.承認
民法第149条(裁判上の請求)
裁判上の請求は、訴えの却下又は取下げの場合には、時効の中断の効力を生じない。
民法第174条の2(判決で確定した権利の消滅時効)
@確定判決によって確定した権利については、10年より短い時効期間の定めがあるものであっても、その時効期間は、10年とする。裁判上の和解、調停その他確定判決と同一の効力を有するものによって確定した権利についても、同様とする。
A前項の規定は、確定の時に弁済期の到来していない債権については、適用しない。

コメント [政治・選挙・NHK142] 小野寺防衛大臣の『国賊』発言こそ許すべきでない  孫崎 享  赤かぶ
68. 2013年1月20日 19:20:41 : qTirskamVI
>63. 2013年1月20日 17:28:03 : p5D4NckUqg
戦争とは、お国のために死ぬことだ。
死に様を見せろ!自民党!!
なぜ、おまえらネトウヨは、死なないんだ?

おまいらー、石破茂原爆特攻隊を作るそうだ、原爆特攻隊で死んでこいよ。
おまいらー、いざとなったら、たまが縮み上がって何もできない腰抜けだろ。

コメント [カルト10] ロシアが偽ユダヤの金融詐欺を暴く番組を放映、民主候補は前回比で得票を見ると3つにグルーピングでき野田だけ異常な得票である ポスト米英時代
01. 2013年1月20日 19:20:43 : 0huCCn4zOU
ムサシの不正操作によって歪が現れたのが、野田の小選挙区票数と維新の比例得票数ですね。
未来の票を削りまくること、自民公明を圧勝させること、削った票を維新に付け替えることが目的だった。
その過程で機械的に、小沢や亀井といった超大御所で当選ド安定、後援会ガッチリ議員の固定票、共産党支持者の固定票までイジったので
不可解な得票が浮かび上がってしまった。
つーか維新の比例得票、おかしすぎでしょ。
他の政党が軒並み比例で減らしてるのに、維新だけ小選挙区の倍とか有り得んわw
コメント [政治・選挙・NHK142] 発起人の情報公開、個人情報漏洩と騒ぎ立てる工作員(先住民族末裔の反乱)  かさっこ地蔵
12. xyzxyz 2013年1月20日 19:23:08 : hVWJEmY6Wpyl6 : hMsRcRvT0w
>>11
不正選挙を暴く為にすでに藤島さんが訴え出てるのに、それ以上に過激な行為ってなんだ?
違法行為や暴力行為をもって不正選挙を覆せ!なんて事は口走ってないはずだが。
君の言う過激分子と思われる行為を述べてみてくれないか?
コメント [マスコミ・電通批評13] 「中韓にいくらおわびしても同じ」「謝っても日本許す気ない」  武田鉄矢がラジオで「魂揺れた」発言 (J-CAST)  赤かぶ
15. 2013年1月20日 19:25:56 : 1noxo6YmDg
武田鉄也はそれでどうしたいの、戦争でもするんですか?
家は引っ越せるけど、国土は引っ越せませんけれど。
安倍さんのつくる国防軍に入って、
尖閣、竹島で中韓と戦って下さい、期待します。
コメント [政治・選挙・NHK142] 今度の選挙は無効です。ここまで全国で不正が行われていたとは知らなかった 愛国日本
53. 2013年1月20日 19:27:22 : Ran24E4cnE
●我々は、政治の話を日常会話で気楽に話せる使徒となろう!

これ以上小沢さんと森さんの屈強グループにたより続けるようじゃ我々国民こそ国賊になってしまう。

人生を賭して小沢さんも森さんも闘ってきた。

この先もこの二人と生活の党だけにまかせるのか、我々は。

それは我々のために闘ってきた政治家達に対してあまりにも残酷ではないか。

我々は彼らの血のにじむ、いや血反吐をはくような闘いに見合うどれほどのことをしたのか。

今、それが問われている。

このままいけば日本はアメリカの完全なる属国となり、ほとんど未来永劫そこから脱出することはできない。

それでいいのか、自分たちの子供や孫が生きる将来の日本が。

子供や孫が戦場にかり出s要請を喜々として受入送り出すつもりか?

巨万の富を築く極僅かの人間と、食うや食わずの多くの若者と老人であふれる国を目指すのか?

真剣に、真摯に考え我々自身の答えを出さなければならない。

もし、このままではなんじと決断したのであれば行動に移さなければならない。

我々にできるあらゆることを行動しなければならない。

そして政治をいつでもどこでも話題にしなければならない。

ひたすら事実の情報とあるべき姿についての情報を拡散しなければならない。

もう、政治を普通に、日常的に語れる国にしてゆかなければならない。

あなたも同意できるなら、今すぐに、あるいは明日から政治の話題をどこでも誰とでも気軽にはなせる使徒となろう。


コメント [政治・選挙・NHK142] 今度の選挙は無効です。ここまで全国で不正が行われていたとは知らなかった 愛国日本
54. 22歳匿名希望 2013年1月20日 19:28:18 : LlW4EPvQK7Ct2 : E7MiuhXF7C
17さん

ボールペン(油性)はいいけれど「水性はダメ」と言っているところがミソですね

万年筆を禁止して鉛筆だけにした戦前と同じく

磁気インクは水に弱い

から

ポリプロピレン紙(プラスチック紙)でも「水性」インクを禁止しているんですよ

コメント [政治・選挙・NHK142] 「現代の政治家には、民主主義の尊重や、選挙で選んでくれた国民のために尽くす、といった思いはない」 兵頭正俊氏  赤かぶ
07. 2013年1月20日 19:29:08 : OH5QYqiedc
タイトル丸ごと賛成です。
「現代の政治家には、民主主義の尊重や、選挙で選んでくれた国民のために尽くす、といった思いはない」 兵頭正俊氏  http://www.asyura2.com/12/senkyo142/msg/781.html

政治が一人ではできない所に「悪魔が潜む洞穴」が口を開けている。国民をほったらかしで徒党を組む国と国が、国民には見えません。不幸はそこからやって来る。

03様、>絶対に権力を与えてはならない。それなのに批判は緩い。おかしい!!

全面的に賛成です。橋下市長が近隣の府県に何を約束させても、全部うそではないかなど、疑わしくて恐ろしいです。

コメント [政治・選挙・NHK142] 甘すぎる安倍首相の対応 人質多数死亡の冷厳な現実 (日刊ゲンダイ)  赤かぶ
37. 2013年1月20日 19:29:40 : qTirskamVI
>事件発生3日目となる18日の午後、安倍は「17人の邦人のうち14人の安否が分からない。早く帰って指揮を執った方がいいと考えた」と同行記者団に伝えた。
アルジェリア軍の作戦開始から、すでに24時間以上が過ぎた段階。19日の午前6時から政府対策本部会議を開くとしたが、
●「日本人の人質も死亡」と報じられてから腰を上げる鈍さ。
やはり安倍は、6年前に政権を放り出したときと同じで政治センスがゼロだ。まるで進歩していない。

本当にその通りだね。
また、ジコセキニ〜ンっと言って責任逃れするんじゃないのか?
イラク人質事件の時には、ネトウヨ使って、プラカードまで作って、自己責任だとして、自民党は、見殺しにしようとしたよな。

外交と安保の安倍晋三自民党が、きんたまがちぢみあがって何もできないんだから情けないよな。
大量議席をとった維新、橋下徹も、何もできない腰抜けだな。
大量議席をとった維新、石原慎太郎も、何もできない腰抜けだな。

ふだんは、大きな口を叩いてる自民党、維新、いざとなったら、こそこそ逃げ回って、他人に責任をなすりつけるだけだ。

コメント [政治・選挙・NHK142] 小沢氏 参院での自公過半数阻止に全力 (NHK)  赤かぶ
03. Panbet 2013年1月20日 19:29:44 : 4eawpyhzNkpGg : LBSVjSNBEc

小沢さんが元気だとこちらも元気になる。小沢版”風林火山”始まりだ。
コメント [政治・選挙・NHK142] 小野寺防衛大臣の『国賊』発言こそ許すべきでない  孫崎 享  赤かぶ
69. 2013年1月20日 19:30:39 : gcPY9Vq0g2
一番嫌らしい日本人の代表的なのが外務省の連中です。外務省出身の孫崎享という人が本の中で勝手に、尖閣に関しては、1895年の後が日本の実効支配で、近年になって、中国政府はしきりに日本の実効支配はたったの100年、中国はすでに600年も実効支配していると書いているんです。何の証拠も示さず、ただ中国側の主張をなぞっている。中国は、数千年の歴史の中で、海は自分の領土ではないという伝統文化がある。だから、実効支配というのは何の証拠もない。例えば西太后が「盛宣懐に尖閣を下賜した」というのは偽造した文書です。わざわざ偽造した文書を取り出して証明しようとする。

西太后は実力者であるのは間違いないが、詔書を出す権利はないんです。詔書を読んで、判子も見た。真っ赤な最近押す玉璽です。詔書は近代中国語も入っているけれども、和製漢語もいっぱい入っている。当時詔書を書く場合は、大体科挙に合格した官僚が書くんですが、あの文体は今の文章です。台湾の中学生か高校生が読めば、この詔書は昔の文書ではないというのがすぐにでも分かる。孫崎享氏が本文を読んだかどうかは知りませんが、大使まで務めた人間ですが、裏の方で何かあると思うんです。嫌らしい感じがする。普通の人間ではああいうことはしない。

ああいう人間がなぜ外務省から出てくるか。もちろん、外務省にも立派な方もいっぱいいます。あれを見るとカッカするが、ひょっとしたらどこかのエージェントじゃないかと思います。確かに古森義久さんは、売国の外務省ということについていっぱい書いているが、確かに日本の売国の巣じゃないかと思うんです。

一般の人は外務省はだらしないと言いますが、すっかり操縦工作が及んでいるのでしょう。彼らが何のためにそれをやるかというと、日本を中国の属国、朝貢国にするため。日本を中国に逆らわない国、膨張を阻害しない国にするためです。そのようにして日本が呑み込まれていくなど、国民としてはたまらない。外務省はどうやって国民、次の世代に対して責任を取るというのでしょうか。

元外務省国際情報局の孫崎享氏が「朝まで生テレビ」の中で、「日本は無理やりの話でやっている。もともと中国のものなんです。国際裁判に行っても日本のものになりません」という話をしているんです。

朝日新聞は2012年7月11日に孫崎享氏のインタビュー記事を大きく載せているんです。今出たような話、出鱈目ばかりです。例えば「日本固有の領土と言うがたった100年ほどで固有の領土と呼べるのか」と言うんです。しかし固有の領土というのは時間の概念じゃないです。中華人民共和国は建国60年ですから、固有の領土はないことになる。世界のほとんどの国は、固有の領土がないということになるわけですが、そういった新しいデマとか誤った印象を日本人や世界各国の人に植え付けようとするんです。

それから約2週間後、藤村官房長官の定例記者会見で、新華社の女性記者も同じように「たった100年で固有の領土か。中国は明代からだ。あなたはこれにどう答えるか」と詰め寄っています。記者の行動も中国の主張を正当化するため宣伝戦の一環ですが、孫崎享氏もまた向こうの一員として、こんなものに加担しているのかと疑ってしまうのです。
コメント [政治・選挙・NHK142] 林農水大臣が「TPPは貸し切りバス」、日本が不参加の表明で米国のTPP構想は破綻 (Shimarnyのブログ)  赤かぶ
13. 2013年1月20日 19:30:44 : 0wxIAuUZpw
12さんそうですよね。参議院選挙で勝ったらみんなの党、維新も抱き込んで後顧の憂いなくTPPに賛成すると思います。やりたい放題は参議院選挙後ということです。先の衆院でも消費税が決まる大切な選挙なのにこの様です。ちらほら、え!そうだったの?と言ったいる周りのおばさんたち。しっかりしなさいよ。と、ののしっています。マスコミの洗脳が効を奏した一幕でした。なにおか況や。
コメント [政治・選挙・NHK142] 小野寺防衛大臣の『国賊』発言こそ許すべきでない  孫崎 享  赤かぶ
70. fy765g 2013年1月20日 19:30:58 : UZ6lAVFHJ580k : hPxb9sWX36
在日と日本人の罵りあいか、67、68は日本語になっていない
在日人か
コメント [政治・選挙・NHK142] 小沢氏 参院での自公過半数阻止に全力 (NHK)  赤かぶ
04. 2013年1月20日 19:31:24 : 29ZoMX5wuk

不正選挙を追求しようともしない小沢氏に何を期待しても無駄!

コメント [政治・選挙・NHK142] 今度の選挙は無効です。ここまで全国で不正が行われていたとは知らなかった 愛国日本
55. AuctionVote 2013年1月20日 19:32:28 : rbG/VFKgpOpPM : E7MiuhXF7C
54さん

マジックも油性ですね。

いよいよムサシの機械が「磁気インクを読んでいる」ことは間違いなさそうですね。

記事 [昼休み52] 大阪市此花区の放射能瓦礫焼却施設の枯葉のサンプルを収集しました。
放射能測定します。万一、2月に本格焼却が始まったら又マスクをして(気休めですが)サンプルを取りに行って放射能測定をして比較します。いつ行くかは
言わないよ。毎日警備してね。工場の近くに行くとは限らないよ。見た目は枯葉清掃のボランティアだから完全に合法的だ。同じ事をやっていただける方を募集します。大勢で枯葉清掃のボランティアとは何て美しいんだろう。
http://www.asyura2.com/12/lunchbreak52/msg/616.html
コメント [政治・選挙・NHK142] 売国奴鳩山氏 ( 深谷隆司 )  笑坊
18. 2013年1月20日 19:34:24 : mKNWMTNf9g
反日思想を植えつけられた中国国民はわからんが、中国共産党は日本との戦争なんて何の経済的利益もないし、今の時代は仮に日本を占領したらこれ幸いに国際社会から潰されるから開戦はない。

極端な話、尖閣が中国の物になって安倍君が非難を浴びても、ならば次の選挙でどこが政権取れるって言うのか。最悪でも落選して終わりでしょ。
中国はそんなわけにいかず、暴動は起きるし、共産党自体が崩壊するかも知れないから必死ですよ。
日中では尖閣問題に対する政権の危機感がまったく違うと思う。

安倍君が中国を包囲する為に周辺の国に次々と閣僚を送り込み、中国に何の外交交渉をしないから、色々な事をして、日本をせっついてるんじゃないかな。
ポッポもその道具の一つの役割を果たしただけ。中国はポッポに何の力もないことはわかってます。
米国も日中の衝突を望んでないから、そろそろ無視するのを止めて中国に声をかけたほうがいいんじゃないかな。

2月に米国訪問を希望だから、その前に日中の対話があるんじゃないかな。

記事 [自然災害18] 政府との癒着を厳しく指弾 伊地震学者への有罪判決理由(朝日新聞)/まったく同じことが福島第一原発にも言えるのではないか!
イタリアのラクイラ地方裁判所は、学者が政府と癒着して政府のメディア支配に手を貸し、イタリア中部ラクイラの地震について「安全宣言」を出した学者たちに被害を拡大したとして求刑の4年よりも重い禁錮6年の有罪判決を下した。


まったく同じことが福島第一原発にも言えるのではないか!


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http://www.asahi.com/international/update/0119/TKY201301190047.html


政府との癒着を厳しく指弾 伊地震学者への有罪判決理由
朝日新聞 2013年1月19日13時33分

 【ローマ=石田博士】2009年に300人以上が死亡したイタリア中部ラクイラの地震で、「安全宣言」が被害を広げたとして学者や政府の担当者7人に禁錮6年(求刑禁錮4年)の有罪判決が言い渡された裁判で、ラクイラ地裁は18日、946ページにのぼる判決理由を発表した。学者と政府の癒着を厳しく指摘し、「学者が政府のメディア操作に手を貸した」と認定した。


 罪に問われたのは、マグニチュード6・3の地震が発生する直前の「高リスク検討会」に出席した7人。国立地球物理学火山学研究所のボスキ所長や、記者会見で事実上の安全宣言をした政府防災局のデベルナルディニス副長官(いずれも当時)らが含まれる。


 当時、現地では弱いながらも群発地震が続き、「大地震が来る」という在野の学者の警告がネットで広まっていた。市民の不安を鎮めようと政府防災局が開いた検討会で、学者らは「大地震がないとは断定できない」としつつ、「群発地震を大地震の予兆とする根拠はない」と締めくくった。検討会の前後にデベルナルディニス氏は「安心して家にいていい」と述べた。


 判決理由はこうした経緯を認め、ボスキ氏ら学者が以前からラクイラ付近での大地震を予測していたことを指摘。検討会でのリスクの検討は、知見をすべて提供しない、表面的で無意味なものだったとした。「メディア操作」を図る政府に学者が癒着し、批判せずに従ったことで、法や市民によって課された「チェック機能」としての役割が失われたと厳しく批判した。「被告らの怠慢が市民に安心感を広げ、慎重に対応していれば救えた命を失わせた」と認定した。


 また「地震予知に失敗した科学者が裁かれた」との誤った認識に釘を刺す意図からか、「裁判は、地震についての知識の正しさ、確かさを証明することを目的としていない。法に定められたとおりのリスクの検討がなされたかどうか判断した」と記しているという。


 判決は昨年10月に言い渡された。7被告は控訴するとみられる。ANSA通信によると、ボスキ氏は「私は長年、イタリアでの大地震の可能性を警告してきた。判決は、あたかもその日だけ危険を否定したように認定している」と不満を示した。イタリアでは、有罪が確定するまで拘置されることはない。控訴の期限は、判決理由が出てから45日以内と定められている。

http://www.asyura2.com/12/jisin18/msg/676.html

コメント [政治・選挙・NHK142] この狂気じみた暴論ー体育コースの入試中止宣言。(日々雑感)  赤かぶ
10. 2013年1月20日 19:35:24 : mP5tGcCmYI
野球強豪高の異常な実態を長年見てきた者です。
体育会系の暴力病者共には「人間の言葉」は通じません。
(橋下氏も一応はご存知でしょう)
はっきり言って「見せしめ的措置」はやむを得ないと考えます。
今回の件は氷山の一角であり、
橋下氏には今度こそ、市長としての本来の仕事をして頂きたいものですが、
今回の問題で朝日新聞が全く他人事のように
「スポーツの場から体罰根絶を」
と抜かしているのには怒り心頭です。
朝日こそ「スポーツと暴力を表裏一体にした」元凶であり
私は100回以上実態を投書してきたのです。
(一度も採用はされませんでした)
「いつも言っている『人権』はどうなっているのか」と。


コメント [近代史02] 釈迦の本当の教え 富山誠
01. 中川隆 2013年1月20日 19:36:08 : 3bF/xW6Ehzs4I : W18zBTaIM6

Y染色体のSTR分析

  アフリカ人  アジア人   ヨーロッパ人
上層カースト 0.0166 0.0104 0.0092
中層カースト 0.0156 0.0110 0.0108
低層カースト 0.0131 0.0088 0.0108


日本の皇位継承問題でもおなじみの「Y染色体」だが、これは男系の遺伝を示す。
インド人の「男系遺伝子」は、ヨーロッパ人とアジア人と同じぐらいの距離にある。

カースト別でいうと、上層カーストとヨーロッパ人の関係がもっとも近い。

低層カーストはアジア人にもっとも近い。


■ミトコンドリア染色体のHVR1分析

  アフリカ人  アジア人   ヨーロッパ人
上層カースト 0.0179 0.0037 0.0100
中層カースト 0.0182 0.0025 0.0086
低層カースト 0.0163 0.0023 0.0113


ミトコンドリアのDNAは、母親のものだけが子供に伝わり、父親のものは次世代にはまったく関与しない「母系遺伝」になっているので、母系分析に使われる。

この分析によると、インド人の「先祖の女性」は、歴然とした数値をもって、アジア人に近い。

低層カーストがもっとも近く、上層になるにつれて距離が離れていく。


以上の研究から、インド人の母系と父系に明らかな「系統」が生じており、


1)「アーリア人の男性」が「ワンランク下の先住女性」と混血を繰り返した、
2)「低いカーストの男性」が「高いカーストの女性」と結婚するケースはほとんどなかった、

という結論になる。
http://www.mypress.jp/v2_writers/hirosan/story/?story_id=1354332

「武士」「庶民」「奴隷」の上に絶対的権力をふるうカーストの最上位階級、バラモン(婆羅門)というのは、中央アジアにおいて極めて少数であったこの「白色人種(アーリヤン)」は、圧倒的多数の「黄色人種」や「黒色人種」の先住民と混血して、完全に同化されてしまうのを極度に恐れ、「バラモンの村」という特別区域に居住していました。

そして、彼らの持って来た民族宗教「バラモン教」の神々を武士階級と庶民階級には強制的に信仰させ、また、奴隷階級がバラモン教にふれることは禁止して、その権威を保とうとしたのでありました。

 この白人支配下のインドに生れた釈迦は、この皮膚の色にもとづく苛酷な人種差別と職業差別とに反対し、「人間みな平等」(「四姓平等」)の立場に立って、かの宗教を創始したのでありました。

 最新の研究によれば、ブッダが積極的に人種差別廃止を目指した事実はないとされている。しかし、ブッダは不可触民に対して最上格の敬語をもって接した。この事実そのものが既に革命的なのだ。
http://d.hatena.ne.jp/sessendo/20090111/p2

なぜ、不可触民(ダリット)の娘たちは処女がいないのか 2011年8月27日土曜日


1980年代後半まで、タイ・ヤラワーやスティサンには冷気茶室という売春宿が当たり前にあった。そこには見るからに幼い少女が監禁されている場所だった。今の人たちには信じられないかもしれないが、少女が監禁されていることくらい誰でも知っていた。1990年代のカンボジアにもあちこちの置屋でベトナムから売られてきた少女が雛壇に並んでいた。ベトナム人の売春村もあって、そこにも10歳にもならない少女が売春していた。少女が売春していることくらい誰でも知っていた。

セックスの奴隷

インドネシアのとある売春村ではもっと悲惨だった。少女が売春宿の地下に監禁されていたのである。

まだ知っている。

インド・ムンバイの売春ストリートも少女を水浴び場に監禁しているし、他の売春地帯では鍵のかかった部屋に押し込められていた。警察が来ると、さらに屋根裏の空洞に隠される。

娼婦が売春するための部屋には天然痘にかかってイボだらけの子供が疲れた身体を横たえて苦しんでいる。娼婦が客を取ってくると、子供は追い出される。娼婦と客は、さっきまで病気の子供が寝ていた温かい体温の残ったベッドでビジネスをする。

コルカタでは、売春する少女が客を部屋まで連れてくると、エイズに罹って幽鬼のようになった痩せさらばえた母親が金を受け取りにやってくる。売春する娘の隣の部屋でエイズの女性が治療もされずに横たわっている。これがあちこちの売春宿で普通に見る光景であると言えば驚かれるだろうか?

あるいは父親が誰だか分からない子供を産み、その子供を脇に置いたままビジネスをする娼婦もいる。この世の地獄とはまさに売春宿のことを指すのだろう。少女たちは、ただ売春宿が儲けるためだけに生かされている。

この恐るべき実態はもちろんユニセフ(国連児童基金)やNGO団体も承知しており、それだからこそ最近は様々な機会で児童売春の深刻な問題を議題に上げるようになってきている。

毎年100万人もの娘たち(少女たち)がセックスの奴隷として売買され、性的搾取されているのはユニセフの報道を読むまでもない。

この国の矛盾はいつか大きな暴力に

この中で、人身売買がもっとも多い国として、インドが挙げられている。インドは世界最大の売春地帯であり、世界最悪の人身売買国家である。東南アジアのどの国よりも劣悪な環境の中で、ネパールなどから売られてきた少女たちが凶暴な売春宿の経営者によって監禁され、虐待され、売春をさせられている。その数が一年間に40万人ということなので、先に挙げた毎年100人の犠牲者の約4割はインドが占めていることになる。

インドはカースト制度の中で国が成り立っている。上位カースト(ブラーミン)は、不可触民(ダリット、アンタッチャブル)の娘たちを面白半分に好きなだけ犯しても罪に問われない。カーストを身分制度というが、私に言わせればそれは間違った訳語であって、正確には「差別制度」である。インドでは陰でこのようなことが囁かれている。

「不可触民(ダリット)の娘たちは処女がいない」

なぜ、不可触民(ダリット)の娘たちは処女がいないのか。理由を聞くと、あまりの恐ろしさに絶句する。

不可触民の娘なら何をしても警察は相手にしないので、男たちが道を歩いている不可触民の娘たちを好き勝手に集団レイプするからだという。もちろん、警察は動くことはないし、悪が糾弾されることはない。果敢に訴えた不可触民もいるが、家ごと燃やされて焼き殺されたりして凄惨な末路を迎えている。ほとんどが泣き寝入りになる。

ちなみにダリットはよく建物ごと焼き殺される。何もかも燃やしてこの世から消してしまいたいと上位カーストは思っているようだ。


生きたまま燃やされた不可触民の少女
顔は残っているが、身体は炭化している
輪姦されて殺されて焼かれた不可触民の姉妹
レイプされ、縛られ、焼き殺された不可触民の女性
性器から血を流しているので乱暴なレイプだったことが分かる


なぜこんなことになるのか。なぜなら、彼らは不可触民(アンタッチャブル)だからである。人間ではないと思われているのだ。不可触民は不可触民というカーストに属しているのではない。彼らはカーストにも属せないほど穢れている、すなわちカースト外(アウト・オブ・カースト)なのである。

この恐るべき差別の国で、売春宿がどういう実態になっているのかは想像するまでもない。売春宿の女性たちのほとんどが不可触民の女性である。カースト色が薄らいできたというのは、上位カースト(ブラーミン)だけの話である。

あらゆる悪が置き去りにされている

カースト制度はすでに過去のもので法的にも廃止されているはずだし、差別的言動は認められないはずだと言う人もいる。しかし、一週間もインドにいれば、それは単なる理想だったということが分かる。法律は機能していない。売春禁止法がどこの国でもまったく機能しない以上に、カースト廃止も機能していない。地方の村では相変わらずカーストに縛られて人々は暮らしており、それは今後も変革される見込みもない。

インドの人口は10億人を越えており、次世代を担う新興国と世界は持ち上げているが、そのうちの約5億人は貧困の中にある。その貧困が半端なものではない。

世界最大の売春地帯であるインド。神々が棲み、すべてが混沌とし、あらゆる思想と哲学が渦巻くこの国。

あらゆる性の技巧が記された古典「カーマ・スートラ」を生んだ国。

『ラ・マン』を生んだフランスの大作家マルグリット・デュラスの愛した国。

しかし、この国は今でもあらゆる悪が置き去りにされて跳梁跋扈としている。

ひとつ注意しなければならないのは、この国の矛盾はいつか大きな暴力となって国を覆っていくということだ。それこそ国が割れるような騒乱が起きても不思議ではない。一筋縄ではいかない国で、一筋縄ではいかない人たちがひしめき、それで何もかも順調に経済発展が享受できると思ったら大間違いだろう。

この国では何が起きてもおかしくない。
http://www.bllackz.com/2011/01/blog-post_5583.html



紀元前2500年頃、ペルシア(現在のイラン)に定住していた遊牧系のアーリア人種がドラヴィダ人の支配する地域に侵入した。そのとき、ドラヴィダ人のセックス観と性の放縦ぶりに、やってきたアーリア人は仰天したという。

ヴェーダ聖典によれば、セックスの自由は完全に許されており、男も女も気に入った相手を自由に選び、自由に取り換えていたのだという。結婚という概念は、地域によってあったりなかったりした。女性が妊娠して子供を産むと結婚するカップルもいた。しかし、そうでなければ、女性は子供を捨てて、別の関係を結ぶようにしたようだ。

ドラヴィダ人の信仰していた原始ヒンドゥーは、女性を讃え、賞賛し、そして崇拝した。つまり、女性は尊い存在だった。


白肌信仰は、潜在的にアーリア系崇拝になる

しかし、アーリア人はそうではなかった。彼らはゾロアスター教を信じていたが、その宗教は極めて倫理的で天国や地獄の概念を持ち、預言者や終末論の思想があった。

現在、預言者・終末論と言うとすぐにユダヤ教・イスラム教・キリスト教を思い浮かべるが、ゾロアスター教がそれらの宗教に影響を与えていたという学説がある。

その家長的な宗教を持つ遊牧民族アーリアがインドに侵略を開始してから、インドに土着していたドラヴィダ族は次第に追いつめられて南部へと押し込められていく。その過程で膨大な混血と宗教的な融合が起きて、インド・アーリア族とも言うべき混血民族が出来上がった。

インド人とは異なる民族と血が混じり合った人種だ。その混じり具合にもグラデーションがあって、それがカーストとしての身分制度につながったと見られている。

侵略戦争に勝利したのはアーリア人であり、彼らは人種的には白人か、白人に近い特徴を持っている。ドラヴィダ人は黒い肌を持ち、黒人に近い特徴がある。そこで、侵略に打ち勝ったアーリア人の「白肌」は高貴なものと見なされるようになり、侵略されたドラヴィダ人の「黒肌」は唾棄すべきものと決めつけられた。

ボリウッド映画に出てくる主人公たちを見れば分かるが、主演の男女はみんな白い肌の美男・美女ばかりだ。いまだにアーリア色が強いものであることが分かる。

白肌信仰は、潜在的にアーリア系崇拝になる。くだらないボリウッド映画がインド文化に根付けば根付くほど、インド人は意識的にも無意識にも洗脳されて、白い肌をさらに尊ぶようになる。

ドラヴィダ系の血筋を色濃く残した女性。肌が黒く、黒人種の特徴を多く残しているのが特徴だ。

ツァラトゥストラは何も語らないほうが良かった
白い肌にそれほど意味があるのかどうかは疑問だ。

しかし、近年の歴史は白人が有色人種を支配してきた歴史なのだから「白人の優位性」は、どこの有色人種の国でも見られる傾向だ。

当然、宗教や文化にもやはりアーリアの思想が優位になっていくのだが、それはゾロアスターをも取り込んだヒンドゥーの思想にも反映されていった。

初期ヒンドゥーの女性崇拝は静かに消されていった。家長主義、父権主義の思想が女性崇拝に取って変わり、やがて「女性はひとりの男性に従うもの」という保守的な文化へと変容していった。

ツァラトゥストラ(ゾロアスター教開祖)が何を語ったにせよ、自由を束縛されたインドのドラヴィダ女性にとっては、実に迷惑な話だったのは間違いない。

ツァラトゥストラは何も語らないほうが良かったのだ。

家長主義の特徴である「一夫一婦制」は、古代のドラヴィダ女性だけではなく、全世界の全人類にとって、人間の本性と合致していない。

人間は最初から雑婚だ。ドラヴィダ人の方が正しかった。一夫一婦制は、古臭く、宗教臭い。結婚制度は、もう形骸化しているし、そもそも最初から無理がある。

人間は成長したり、老化したり、考えが変わったり、気質が変化したりする。自分も配偶者も、いつまでも結婚した時と同じ人間であるはずがない。それなのに、なぜ同じ配偶者と一緒にいなければならないのか。

かつての古代ヒンドゥーの世界のように、自由のままでよかったのではないか。そして、人間はその方向に軌道修正すべきなのではないか。


現在のイラン人はインドに踏み入ったアーリア系の末裔であると考えられている。

産む子供は、父親が別々のほうが子供の生存に有利
女性は特に、これらの宗教には距離をおいたほうがいい。
本来、女性にとっては、産む子供は父親が別々のほうが子供の生存に有利である。

なぜなら、多様な遺伝子を残すことができるので、環境が変わったときに、子供たちの誰かがその環境に適応できる確率が高くなるからだ。

最初の男は肉体的に優れていて、次の男が頭脳的に優れているとする。次の時代が戦争の時代だったら最初の男の子供が生き残るし、平和の時代だったら、二番目の男の子供が生き残る確率が高い。

一夫一婦制であったとき、結婚した相手が愚鈍な男だった場合は、どんなに子供を産んでも愚鈍な子供しか生まれてこない確率が高い。

女はたまったものではない。しかし、結婚さえできれば、男は愚鈍でも自分の遺伝子を残せるのだから有利だ。

今の社会はユダヤ・キリスト・イスラムの影響が世界の隅々にまで浸透していて、それらの宗教の作り出す文化がグローバル社会によって画一化されている。したがって、放縦な性的関係は批判されるものになるし、無批判に結婚制度や一夫一婦制を受け入れなければならない。これらの呪縛から逃れようとした女性は、「売春婦」だとか「淫売」だとか呼ばれて蔑まれる。

もしドラヴィダ人が世界を征服していたら、人類の性に対する考え方は、今とは180度違うものとなっていただろう。
http://www.bllackz.net/blackasia/content/20130105T0318320900.html



ディーバ。アプサラ。巫女。神聖なる女性に隠された闇とは? 2013-01-13

今から1000年ほど前、ちょうどインドで大勢力を誇っていたのがチョーラ帝国(チョーラ朝)だった。最盛期のチョーラ帝国は現在のインド・ベンガル州からバングラデシュを抜け、東南アジア南部、あげくにインドネシアまでを含む大帝国だった。そして、インドのみならずアジア一帯のあちこちに石窟寺院を残している。

こういった寺院には非常に多彩で複雑な彫刻が施されているが、そこに描かれている女性が、「デバダシ(Devadasi)」である。

チョーラ帝国の時代、寺院で信者ややってくる人々に踊りや歌やサービスを提供する女性たちがいた。彼女たちが「デバダシ」と言われる存在であり、初期は恐らく崇高で崇められる女性たちであったと思われる。若干ニュアンスは違うが、日本の巫女(みこ)を想像すれば、彼女たちの存在は分かりやすいかもしれない。


ディーバ、デバダ、デバダシ。この共通点

アンコールワットもびっしりと女性の彫刻が施されているが、彼女たちはデバダ(Devada)と呼ばれており、やはりチョーラ帝国のデバダシと同様の役割があった。こちらはよく「仙女」と訳されている。現代のカンボジアでは、仙女と言えば、デバダという古語ではなく、アプサラという言葉のほうが使われている。

ベトナム戦争からポルポト政権の激動を生き抜いたカンボジアのシハヌーク王は、ことさらアプサラたちが踊るのを見るのが好きだったと言われる。あの手首を独特に回すアプサラたちの踊りは確かに優雅で美しく魅力的だ。歌や踊りの訓練を受けて寺院に来る人々を魅了したデバダシ、デバダ……。

ヨーロッパではオペラ歌手のプリマドンナのことをディーヴァ(Diva)というが、これは「歌姫」と訳される。今はもう歌姫というのはオペラのプリマドンナのことだけではなく、カリスマのある女性歌手はみんな歌姫(ディーヴァ)と言うようになっている。

この Diva というのが、Devadasi、Deva に近い語感があるので、もしかしたらチョーラ帝国のデバダシから派生した用語なのかもしれない。

Devadasi
Deva
Diva

並べて見ると、一目瞭然だ。


デバダシ・カーストの女性。チョーラー帝国の巫女がデバダシだ。

神聖なるものと裏返しの、「闇」が存在している

1981年にはフランスでそれを題名にしたディーヴァという映画が公開されているが、出てくるのはオペラ歌手であり、これに映画の主人公と「娼婦」が絡んでくる。このフランス映画の監督が、ディーヴァと娼婦を登場させたのは、深い意味があったのかどうかは知らない。しかし、それほど奇妙な取り合わせではなかった。

カンボジアの仙女(アプサラ)をことさら愛したシハヌーク国王だったが、かつてアプサラは歌や踊りだけではなく、妖艶な「性の化身」でもあった。

そして、ポルポト政権からその崩壊までの東南アジア史上最悪のジェノサイド(大量虐殺)を生き抜いたアプサラたちは、その貧しい教え子たちに踊りを継承させることになる。しかし、教え子たちは踊る前に生きる必要があり、若い女性が売春に駆り立てられていたのが1980年代以降の現状だった。

2000年に入っても、アプサラ志願の女性は、相変わらず売春ビジネスをしていた。(アプサラを踊る娘。貧困地区に棲む天使(アプサラ)の笑み)

日本の巫女はかつては処女性が重視されていたのだが、一方で密教の巫女には「性の儀式」もあったという噂もあって、その姿は一様ではない。

宗教の裏側で、なぜか神聖なるものと裏返しの、「闇」が存在しているのである。神聖なる女性に隠された「闇」とは、すなわち「セックスの提供」だ。

巫女はかつて漢字で「神子」と書くこともあった。そして、「神子」と言えば、英語では「シャーマン(shaman)」、すなわち呪術師と同一にされている。だから、巫女を Devada ではなく、Shaman と訳すのが正しい現代語かもしれない。

写真はカンボジアのアプサラ。カンボジアのアプサラは「仙女」。インドでのアプサラは「水の妖精」になる。

現在、デバダシは寺院に囚われた「娼婦」

シャーマンとはシャーマニズム(呪術)を通して神と交信する人なのだが、密教系のシャーマンは、しばしばセックスを通して神と交信する。Shaman と Devada と 性がここでも結びついている。

密教と言えばキリスト教にも拝蛇の密教があって、その教義は性と結びついていた。キリスト教は歴史的にも数々の異端の教え、異端の集団を生み出しており、セックス教団も数多く存在する。これらの教団に属する女性たちは信者であって、デバダでもある。

では、チョーラ帝国のデバダシはどうなっているのだろうか。

もともとインドは神々と性は別に秘されているものではない。神々が何百日にも渡ってセックスをやめなかったような伝承が残っているくらいで、リンガ・ヨーニに至っては、それが何を意味しているのか誰もが知っている。

シヴァリンガというのは、シヴァ神の男性器をそのまま現しており、ヒンドゥー寺院にはそれらのシンボルが安置されている。女性たちは男性器に礼拝し、油を先端に差す。リンガヨーニのミニチュア版もインドではどこにでも売っているが、それらはすべて聖なるものであり、礼拝に欠かせないものである。

ヒンドゥー教というのはそのような宗教であり、はじめてインドにやってきてトラヴィダ人やタミル人と接したアーリア人は、その土着のアミニズムに取り込まれて、今では彼らもインド人でありヒンドゥー教徒になった。

そして、そのヒンドゥー教の中にデバダシはしっかりと根づいているが、時代が繰り上がるたびにデバダシは世俗化し、カースト化し、そして意味合いが変質した。現在、デバダシは寺院に囚われた「娼婦」として残されており、一種の売春カーストになってしまっているという。

貧困家庭が子供をデバダシとして売り飛ばし、少女は性奴隷としてずっと売春をしながら生きていく。聖女、巫女、神子、仙女、歌姫、と様々な単語や意味となって世界の歴史をくぐり抜けてきた Devadasi が、最後には売春カーストとなっているわけだ。男は誰でも彼女たちを金で買うことができる。しかし、かつての神聖なる姿がそこにあるのかどうかは分からない。


デバダシ・カーストの女性。
http://www.bllackz.net/blackasia/content/20130113T0403570900.html

巫女は神と交わる聖なる女性

オルギア、狂宴(Orgy)
ギリシア語の o[rgia に由来する語で、「秘密の礼拝」を意味した。
ほとんどの秘教の礼拝には、エレウシス、カビリア、シャクティスム、スーフィー教、キリスト教の一派の拝蛇教などの秘儀におけるごとく、性の儀式が含まれていた。

「宗教は、自然と密着したすべての祭儀につきもののオルギア的傾向をもはやとらなくなったときでさえ、……つねに性愛的な一面を持っている。

……遠くさかのぼればさかのぼるほど、性愛と聖礼の違いを見分けるのはますます困難になる。

そして『遠くさかのぼる』のは単に時間的な意味だけでなく、経験の深さをもまた意味する」
http://web.kyoto-inet.or.jp/people/tiakio/antiGM/orgia.html

少女が娼婦に身を落として、自分や親の罪を贖うという物語は実は世界中のあちこちにある。お姫様や絶世の美女が苦界に落ち、我が身を男たちに与えていくが、本当の優しさにめぐり合った時、天女になって天に召されるという草紙だ。

古来、神に仕えるものと娼婦は同一視されていた。日本に限らず、世界中で神に仕える女性は同時に娼婦でもあった。 神に身を捧げることと、誰にも分け隔てなく我が身を与えることは、同じことだからだ。

民俗社会においては、巫女は、神の妻であり、人間にとっては処女であり(誰の妻でもなく)、、同時に娼婦でもある(誰の妻でもある)。 巫女との性行為を通じて人は神と対話した。
http://blog.livedoor.jp/deal_with0603/archives/51331139.html

何者かと深くつながるとき、たとえそれが神という存在であっても、結婚という形をとるのですね。 神に所有されるというのとは、やはりニュアンスは違うようです。

人の痛みを知るため、自らを不幸の中に置くというよりも、逆に神との結合・一体化のエクスタシーを通じて、神の意図をダイレクトに感じ、知るという面が強いようです。

実際、ここで紹介した根間さんが神とつながったときの表情は、非常にエロチックに見えました。 一般人である我々には理解しがたい境地ですが、案外その歓喜を知ってしまったら、かえって人間の男では到底満たされないのかもしれません。 おそらくは、離婚されたカミンチュの方々も、もともと人間の男性には満たされていなかったのではないか、とも思います。

一つ確実に言えることは、宗教的感性とは、本来決して反性的なものではなく、非常にエロチックなものであるということです。 とくに、インドの神々のエロチックさったらないですね。
http://kohocounsel.blog95.fc2.com/blog-entry-55.html


シュメール人と言えば、史上最古の民族とされ、紀元前3000年頃にはメソポタミア南部に都市国家をつくり、楔形文字を発明したことで知られる。このシュメールに「神殿娼婦」と称する、性交に熟達した女達がいた。後にギリシア人は、彼女達を「ヒエロドゥロス」と呼んだ。

各地から男達が貢ぎ物を持って神殿にやってくる。神殿娼婦達は、そうした男達のすべてと性行為を行う義務があった。 彼女達は神の側女とされ、性交為はいわば接待であり、見知らぬ男達との性交は、神秘的な夫婦関係と見なされた。つまり彼女達が性交するのは神へ奉仕するのと同じこととされたのである。

また、シュメールの娘達は、神殿で処女を捧げるのが習慣になっていた。 処女が流す血は神の好む供物とされていたから、娘達は祭壇の前で、神の代理人である祭司に身をまかせ、処女の血を流した。その神をイシュタルといい、愛と結婚、性愛、豊穣の女神だった。 しかしイシュタルは同時に男神でもあり、両性具有神なのである。したがって娘達は、祭司を男神としてのイシュタルの神聖な化身と信じて疑わなかった。


逆に言えば、娘達は聖職者からそう思い込まされていたのである。こうして処女を捧げると、娘達は祝福を受け、初めて結婚が認められた。 イシュタルは結婚の守護神であると同時に神殿娼婦達の守護神でもあった。

ところでシュメールの結婚は、男が妻を買うということでまとまった。 基本的には一夫一妻制だが、既婚の男が他に妾を持っても、あるいは神殿娼婦とセックスを楽しんでも、背徳の行為として非難されることはなかった。

娘を誘惑し、性交為におよんだ場合、独身の男ならその娘と結婚しなければならない。 既婚の男であれば娘の父親に慰謝料を払って償う必要があった。

この地域は、やがてバビロニアとなるが、それでもこうした性習慣は引き継がれた。バビロニアの娘達は神殿で処女を捧げてから結婚したり、情事に耽った。 無論、神殿娼婦もいたが、彼女達はもはや慈善的な性交為をするのではなく、金をもらって相手をする神殿内の売春婦となっていた。
http://tig.seesaa.net/article/11028153.html

ヒンズー教のデヴァダシスdevadasis(寺院娼婦)のように、古代の中東の神殿では、娼婦-巫女が女神の恵みを分け与えた。彼女たちは美と善意の比類ない結びつき(カリスcharis、ラテン語のcaritas)に関わっていたため、しばしばカリスたち、あるいは美の女神たちとして知られていた。 charisはのちに「慈善」charityと訳されるようになる。 実際にはカリスは、母の愛、優しさ、慰め、神秘的啓示、そして性交、がすべて一体となったヒンズー教の慈悲karunaと同様のものであった。

 古代の娼婦はしばしば高い社会的地位を占め、彼女たちの持つ学識は尊敬を受けていた。 パレスティナにおいてカデシェト(偉大なる娼婦)と呼ばれた天界の女王の化身のように、娼婦はギリシアと小アジアのミノア島の学問の中心地において、女王のように崇敬された。実際に女王になった者さえあった。ユスティニアヌス帝の妻であるテオドラ皇后は、最初は神殿娼婦であり、コンスタンティヌス帝の母である聖ヘレナは、皇后-聖人になる前は娼婦であった。

 エジプトの物語では、ブバスティスのある巫女は、彼女の愛の一夜の代償として、男の現世の財産すべてを要求した。 彼女は「私は神に捧げられた奴隷である。すなわち私は人間ではない」と言った。

最近までエジプトには「神聖娼婦」ghazyeと呼ばれた階級があった。 ghazyeはマルムーク王朝(1250-1517)の時代には大いに尊敬され、奉仕の期間が終わると花嫁として重んじられた。

 神殿娼婦は病気を治癒する者として崇められた。 彼女たちの分泌物そのものが医療的効力があると考えられた。スーウィー教徒の「女性の膣には治癒力がある」という諺は今もなおこの考え方を暗示している。 彼女たちの唾液でさえ病気を治すことができた。イエスが唾液で盲人を治す話(『マルコによる福音書』第8章 23節)は、母権制社会の伝承を模倣したものである。ニネヴェ(古代アッシリアの首都)から出土した粘土の銘板は、眼の病気が娼婦の唾液で治ることを示している。
娼婦はまた魔術師、預言者、占い師であった。 ヘブライ語のzonahは、娼婦と女予言者の両方を意味する語である。

 霊を持つ女性としても知られ、多くの男性と交わった日本の巫女-シャーマンは、「聖なる母たち」と呼ばれていた。彼女たちは神の花嫁となって神殿に入り、神の霊の乗り移った神主とともに横たわった。
同様の慣習は、天界のみだらなニンフを模倣したインドの寺院娼婦デヴァダシスdevadasisの特徴となっていた。

 娼婦という職業は一般的な職業であった。エリュクス、コリント、キプロスその他の地にある アプロディテの神殿には1000人の神殿娼婦が仕えていた。 古代ギリシア人が妻を召使いの地位にまで引き下ろしたとき、高等娼婦hetairaiは法的にも政治的にも男性と同等の地位にとどまった。

ローマの貴族で最も身分の高い女性は、啓示が必要なとき、ユノ・ソスピタの神殿で、自ら娼婦となった。 バビロニアの女性はみな、結婚前に神殿で娼婦となった。
http://web.kyoto-inet.or.jp/people/tiakio/antiGM/prostitution.html

ヨガの起源

今、テレビや雑誌などで、ヨガや瞑想が取り上げられ、若い女性を中心に流行っていますが、何も知らずに興味本位や健康法、趣味などで生活に取り入れると、取り返しのつかないことになります。

 何故、ヨガや瞑想が危険かと言うと、これらの起源は一般には良いこととしてしか知られていませんが、およそ健康法などとは全く関係の無いものだからです。もともと、ヨガや瞑想は一般の人たちには縁の無い、インドやチベットなどの行者が「悟りを開く」と言う目的で行なっている修行法です。


 ヨガの起源はインドにおける「尸林(しりん)の宗教」にあります。「尸林」とは中世インドの葬儀場のことで、大きな都市に隣接してこの尸林が存在していました。死者の遺骸は都市部から尸林に運ばれ、荼毘にふされるかそのまま放置されて鳥獣の貪り食うにまかせられました。しばしば尸林は処刑場を兼ねており、斬首されたり、串刺しにされた罪人の死骸が晒されていました。


これらはまともな神経の人間には実に恐ろしい場所であり、実際に野獣が跋扈する危険な場所であり、しばしば魑魅魍魎が徘徊する場所として恐れられていました。

 この尸林では、「尸林の宗教」といったものがあり、墓場に女神が祀られ、女神に仕える巫女が住み、死体や血液を用いる黒魔術的な秘儀を行なっていたのです。
尸林の土着の女神たちは、それぞれの尸林を管理する教団によって、ヒンドゥー教か仏教の女神として崇拝されていました。それぞれの尸林の女神の祠(ほこら)には巫女が仕え、女神を供養する傍ら、呪術を生業としていました。

その巫女は苦行母(茶吉尼・ダーキニー)または、瑜伽女(ヨーギニー)と言いました。シヴァ神の神妃サティーの暗黒面を表象するドゥルガー女神に彼女たちは侍女兼巫女として仕えていたのです。

その聖地(墓場)に土着の女性たちは、多くはアウト・カースト(日本で言う穢多非人)の出身で、昼間は牧畜や工芸等の底辺労働に従事し、夜間は(アウト・カーストの女性に特有の)妖術を使うとみなされていました。彼女等は1年の特定の祭日、又は月の特定の祭日に尸林に集まり、人肉や排泄物を含む反日常的な食物、つまりは聖なる食物として食し、酒を飲み、歌舞音曲を楽しむというオルギア(秘教的儀式)を行ないました。

 この尸林におけるオルギアの中核をなすのは、ガナチャクラと呼ばれる性魔術儀式です。ガナチャクラとは仏教行者の行なう修法の一種であり、修法を構成する儀礼は曼荼羅制作、護摩、観相(瞑想)法、飲食、歌舞、供犠、性瑜伽(ヨガ)などです。


 ガナチャクラの構成員は9名であり、破壊神シヴァの最も凶暴な姿を具現した神、パイラヴァを召喚した男性行者が1名がアジャリとなり、その周囲を円形に囲む女神を召喚した女性行者が8名の計9名で行なう儀礼です。


天体の運行を模す形で周囲の女性が位置を変え、順番に中央の男性と瑜伽(性行為・読み方はヨガ、ヨガのポーズはこの性行為の秘儀が元になっています。)します。この位置変換を「瑜伽(ヨガ)女の転移)(サンチャーラ)と言います。
女性行者が8名に臨時のメンバー(行者でない女性)を1名加えた9名と言う説もあります。その場合は中央の歓喜仏の姿勢で交合する男女1組に対して、円形に8名の女性が並び、曼荼羅が常時成立することになります。この結果、中央の男性行者はすべての女性行者と平等に和合することになります。

 この儀式はインドの古代神話世界において、ヴィシュヌ神が金輪剣(チャクラ)を用いてシヴァの神妃サティーをばらばらに切断し、地上に落としたあと、サティー女神が復活し、シヴァ神と再結合を果たした説話をかたどっています。ちなみに切断された女神の遺体が落下した場所が前出の聖地です。


星辰の回転を象徴しながら、都合8回(1対8)の性的和合により発生する宇宙的快楽は「大楽(マハースーカ)」と呼ばれ、子の大楽が行者を「梵我一如」の境地に連れ去ると言われているようです。 梵字はこの瑜伽(ヨガ)のポーズを記号化したものであることから、ヨガのポーズや梵字には多くの憑依霊や狐などの動物靈を呼び寄せる大変危険なものなのです。


 上記の尸林に集まる巫女の内、ダーキニーと呼ばれた人たちは、空海が日本に密教を持ち込んだ時に茶吉尼天(ダキニテン)という女神として現在の稲荷神社に祀ってしまいました。稲荷神社でキツネを眷族として祀っているのは、このダキニテンからきています。


 というのは、もともとダキニテンはインドの墓場、尸林で性行為を伴う黒魔術をおこなっていたダーキニーであり、インドでは人肉を食らいながら裸で踊り狂い、左手には人の腎臓(もしくは心臓)、右手には人からもぎ取った手足を持っている姿で描かれていますが、何と日本の稲荷神社で茶吉尼天となったダーキニーは優しい姿で左手には宝玉、右手には剣を持って描かれています。

 そして、何故キツネかと言えば、もともとダーキニーは夜になると死肉をあさるゴールデンジャッカルの変身した姿だと言われていたり、ゴールデンジャッカルを人食い女神の眷族(けんぞく・使いっ走り)として使っていた、と言うことから来ていますが、日本にはジャッカルが存在しないため、ダーキニーとジャッカルのコンビが茶吉尼天とキツネのコンビに変容してしてしまったようです。


ヨガや瞑想が危険であるのは、健康法などとごまかしてヨガのポーズをとったり、瞑想したりしている内に、知らず知らずに黒魔術の儀式を行なっていることになり、そこに数多くの悪霊を呼び寄せ、額にある霊的な目(第三の目)を横目(正しくは縦目)に開き、サタン(悪魔)との契約を結ぶことになり、悪の強靭なエネルギーを得て、自らの体内に取り入れて、魂を悪魔に捧げることとなり、それが密教で言う「悟り」であるとされていますが、ヨガや瞑想に関わり続けることで、人生を台無しにし、魂をも堕落させ、取り返しのつかない過ちを犯すことになるからです。 
http://www2.tba.t-com.ne.jp/onmyoukai/newpage109.html


尸林の土着信仰

 尸林(しりん)、シュマシャーナとは中世インドの葬儀場のことである。大きな都市に隣接して、この寂しい尸林が存在する。死者の遺骸は、都市部から尸林に運ばれ、荼毘に付されるか、そのまま放置されて鳥獣の貪り食うにまかせられた。
しばしば、尸林は処刑場をかねており、斬首されたり、串刺しにされた罪人の死骸が晒されていた。

 これらは、まともな神経の人間には、実に恐ろしい場所であり、実際に野獣が跋扈する危険な場所でもあった。そして、しばしば、魑魅魍魎が徘徊する場所として、恐れられていた。


インドの尸林には、嘗て女神が祀られていた。そして、尸林自体もバドラカーリーなどのように女神の名前がつけられていた。これらは土着宗教の女神たちであり、それぞれの尸林を管理する教団によって、ヒンドゥー教か、仏教の女神(守護女尊)として崇拝されている。それぞれの尸林の女神の祠には、巫女が仕え、女神を供養する傍ら、呪術(Necromancy)を生業としていた。

その巫女は、苦行母(ダーキニー)または、瑜伽女(ヨーギニー)という。大神シヴァの神妃サティーの暗黒面を表象するドゥルガー女神に、彼女たちは、侍女兼巫女として仕えている。その聖地(ピータ)に土着(クセトラジャー)の女性たちは、多くはアウト・カーストの出身で、昼間は牧畜や工芸等の底辺労働に従事し、夜間は(アウト・カーストの女性に特有の)妖術を使うとみなされていた。

彼女らは一年の特定の祭日、または、月の特定の祭日に尸林に集まり、人肉や排泄物を含む反日常的な食物、つまりは聖なる食物(<三昧耶>(サマーヤ))をとり、酒を呑み、歌舞音曲を楽しむというオルギアを行った。

古代のディオニュソスの祭儀か、どちらかと言うとキリスト教によりディフォルメされた魔女のサバトに似た狂乱の宴である。もちろん、この土着の「尸林の宗教」は、文献も残さず、伝承も不確かな存在であり、ヒンドゥー教や、仏教サイドの文献から存在そのものを再構築するしかない。しかし、その痕跡は現代にも残されている。

津田博士が1975年にカルカッタのカーリー寺院を訪れたときは、暗い回廊の下に黒衣をまとったダーキーニーが、黒い羊の首、四、五体を並べた前にひとり座していたという。


 もちろん、多かれ少なかれ性的儀礼を含む自然崇拝的宗教は、世界中に伝播している。『旧約聖書』においても、IHVH神はバアル神と鋭く対立した。

何故なら、バアル(男性原理)及びバアラテ(女性原理)とは大地の豊饒を司る精霊で、その集合体が神格化、宗教化したバアル神だったからだ。夫婦の神の交わりにより、土地を肥やし、作物を生む。農民は、その神々に帰依する者となり、神々の交わりを模倣して神聖な性交を行うことで豊饒を祈る。

遊牧民の神であるIHVH神は、この性的な豊饒儀礼とは無縁であった。
性的祭儀はハムの子孫であるカナン人が発展させ、イスラエルに教えたのである。
聖書は、これを避難して<アモリ人の悪>(『創世記』15章16)と呼び、その祭儀に参加する者を「高きところでバアルと頸城をともにする者」と呼んだ。
潔癖主義のユダヤ教は、カナン人の信仰だけでなく、神殿娼婦を置き性の崇拝を織り込んだ古代の有力な宗教と対決を続けてきた。


 しかし、農耕神の素朴な性的儀礼と尸林の宗教は、かなり異なる。バアルの聖なる交合は、大地の実りをもたらす開放的な営みであるが、墓所における性の儀礼は、人間の心の深奥部へ辿り着こうとする閉鎖的な営みだからだ。

 この尸林におけるオルギアの中核をなすのは、ガナチャクラと呼ばれる性魔術儀式である。中世インドまでの中期密教において、九想観等の死体が崩壊する様を瞑想する技術はすでに確立しており、宗教者が修行のためや、純粋に供犠のために尸林を訪問する機会はあったのである。

インドにおいて宗教者とは常に男性であり、タントラ行者は、土着宗教の巫女たちと性交を含む儀式を行ったと考えられている。

 ガナチャクラの構成員は9名である。 つまり、破壊神シヴァの最も凶暴な姿を具現した神パイラヴァを召喚した男性行者が1名、そして、その周囲を円形に囲む女神を召喚した女性行者が8名の計9名で行う儀礼である。

天体の運行を模す形で周囲の女性が位置を変え、順番に中央の男性と瑜伽する。
この位置変換を<瑜伽女の転移>(サンチャーラ)という。女性行者が8名に臨時のメンバー(行者ではない女性)を1名加えた9名という説もある。その場合は、中央の歓喜仏の姿勢で交合する男女一組に対して、円形に8名の女性行者が並び、曼陀羅が常時成立することになる。

この結果、中央の男性行者は、すべての女性行者と平等に和合することになる。
この儀式は、インドの古代神話世界において、ヴィシュヌ神が金輪剣(チャクラ)を用いてシヴァの神妃サティーをばらばらに切断し、地上に落としたあと、サティー女神が復活し、シヴァ神と再結合を果たした説話をかたどっている。

 星辰の回転を象徴しながら、都合、8回(1対8)の性的和合により発生する宇宙的快楽は、<大楽>(マハースーカ)と呼ばれ、この<大楽>が行者を<梵我一如>の境地に連れ去るのである。
http://www004.upp.so-net.ne.jp/akibba/IOSARCHV/sirin/2smshna.html


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おお、人間よ。心して聞け。

深い真夜中は何を語る?

私は眠った、私は眠った――

深い夢から目覚めた――

世界は深い。昼が考えたより深い。

世界の痛みは深い。

悦び――それは心の悩みよりいっそう深い。

痛みは言う、去れ、と。

しかし、すべての悦びは永遠を欲する――

深い、深い永遠を欲する。



コメント [政治・選挙・NHK142] 発起人の情報公開、個人情報漏洩と騒ぎ立てる工作員(先住民族末裔の反乱)  かさっこ地蔵
13. 2013年1月20日 19:36:30 : XxEn6GhUag
残念ながら藤島氏は集計不正を切り捨てて
マスコミによる洗脳にスタンスを置いたようだ
つまり不正は無く洗脳による自公投票が行われた、という前提だね
コメント [政治・選挙・NHK142] 焦燥感の表れか!集団訴訟への妨害工作疑惑 (先住民族末裔の反乱) 運否天賦
21. 2013年1月20日 19:39:10 : EGWcL8aDrE
投稿記事の末尾にある下記の記述は、当事者への望みとして理解できるが、その状況に至る以前に、
訴状が受理されることと、該当選管が起訴されることが前提だと思うので、その点
に注目したい。

>今後、闇社会側は証言する立会人の嫌がらせ等様々な妨害工作が想定されるが、
M女史事案を糧に、
>真の立会人による真証言が法廷の場でなされるよう関係者の十分な配慮を望みたい。


コメント [政治・選挙・NHK142] 今度の選挙は無効です。ここまで全国で不正が行われていたとは知らなかった 愛国日本
56. パトリオット 2013年1月20日 19:39:21 : lh9iPi7kF0L0I : 0O2E5UOzgY
不正があるとしたら、最高裁裁判官の投票だろう
全部、左翼系の判事ばっかりじゃないか
今までの選挙で全部バツを入れたが全く反映されてない、一人ぐらい首になる判事がいてもいいと思うのだが

もう日本国民は一人一人が覚醒しかかっていて、もうすぐ国民一人一人が代表者という自覚に立つだろう

民主主義の根幹は「蟹工船」でもあるように一人一人が賢くなり代表者はわれわれだわかることだろう。

どんな立派な人間が代表者になっても殺されたらそれで終わりだから、みんなが代表者だったら、どんなたくらみも、悪も手の出しようがない。

コメント [政治・選挙・NHK142] 野口悠紀雄教授に論破された「ガルダス」浜田教授 (植草一秀の『知られざる真実』)  笑坊
01. 2013年1月20日 19:39:30 : YxpFguEt7k
もう書き起こされたものが出てますねぇ…
http://d.hatena.ne.jp/shavetail1/20130120

コチラが野口悠紀雄氏の持論
http://toyokeizai.net/articles/-/12443

浜田宏一氏の発言
「こんなに論より証拠で、株が上がり為替も影響を受けるのに、金融政策が効かないということはない。」
 (野口氏曰く「ご祝儀相場」)

「マンデルという人は、金融政策をやって、インフレ期待が生じ、金利が高くなるということは起きるが、それはインフレ期待よりも少ない、だから必ず経済は利益を受けるということを言っております。」
 (野口氏曰く「では、QE2のときの「金利上昇&投資増加無し」はどう説明するのか」)

「本田悦朗教授(元大蔵官僚)らが示しているように、量的緩和でゼロ金利で野口先生のおっしゃることは多少起こったがやはり日本経済にはプラスの影響がある、というのが実証的に証明されている」
 (いつ実証されたのか…)

「私が銀行に借りに行っても貸してくれないでしょう。それは担保が足りないからで、株式、そして土地の資産価値が今後上がってくれば、担保が増えて貸出市場にも極めて強く効く、というのが今の連銀議長でまた立派な経済学者でもあるバーナンキ先生が言っていることです。」
(土地の値上がりはいつになるのか…)

「バーナンキ自身が日本銀行行内で講義したことは、『金融政策手段は日銀にやらせろ、ただ目標を勝手に決めて、デフレを国民に押し付けるということは許されない』というレクチャーをしているんですね。」

本田さんが言ってる、マンデルさんが言ってる、立派な経済学者バーナンキさんが言ってる2連発…ジャーナリストじゃないんだから…
確かに説得力なし&疑問が残りますな。

二人の共通認識は「成長戦略」が大事。
そして甘利氏の発言で消費税増税の判断は「8月(参議院選後)」ということも分かりました。

植草氏、がんばってください。応援しております。

コメント [政治・選挙・NHK142] 今度の選挙は無効です。ここまで全国で不正が行われていたとは知らなかった 愛国日本
57. 小沢カルトは馬鹿ばかり 2013年1月20日 19:39:53 : .8s1Cm2S.9lOg : WXkQqohOAH
.
.


>もう、政治を普通に、日常的に語れる国にしてゆかなければならない。


無意味


小沢カルトみたいな、政治音痴の無知蒙昧が政治を語ったところで、頓珍漢もいいところ


政治を語って投票するには、基礎的知識がある事を確認し、最低レベルの思考能力がある事を確認すべきである


義務教育レベルすらおぼつかないこういう連中は、資格なしとして排除し、前述の素養が身につくまで投票させないようにすべきである

政治無知も痴呆症も精神薄弱者も一般人と同じく投票させるのが正しい民主主義だとは到底思えない

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コメント [政治・選挙・NHK142] 発起人の情報公開、個人情報漏洩と騒ぎ立てる工作員(先住民族末裔の反乱)  かさっこ地蔵
14. 2013年1月20日 19:40:39 : y2s41MRpdo
>君の言う過激分子と思われる行為
まあ、過激と言っても>09のような歯の浮くお世辞を書き連ねてるだけだが、
これがいかにもわざとらしいよという話
コメント [昼休み52] 大阪市此花区の放射能瓦礫焼却施設の枯葉のサンプルを収集しました。 地には平和を
01. 地には平和を 2013年1月20日 19:41:44 : inzCOfyMQ6IpM : KSHR2tl4Yk
ただ、このボランティアは被曝をする可能性がありますので私は結果に関しては責任を追いかねる事を付け加えさせていただきます。
コメント [自然災害18] 政府との癒着を厳しく指弾 伊地震学者への有罪判決理由(朝日新聞)/まったく同じことが福島第一原発にも言えるのではないか! gataro
01. 2013年1月20日 19:43:03 : RZg3uY30MQ
世界中が、日本人の過半数はそう思っているが、偽装民主党時代はマスコミが変だった!
コメント [カルト10] 633万人の7割の430万人が猪瀬に投票したら猪様フィーバーが起きている筈だが私の周囲に投票した者は皆無である。 ポスト米英時代
40. 2013年1月20日 19:43:02 : 1pxiXkjJQU

日本人の知能では現実の理解は難しすぎて無理だったのだ。

本当ですね。

本当の民意とは 
マスコミ大明神様のニュース報道と執拗な定期的世論調査
株式会社ムサシ様の選挙管理システム
これらに指示を出しているあるいは操作しているのではないかと噂されているどなたか
のようですね。

一般常識だと思っていた清く正しく明るい選挙は、私もいまだにその意味が難しすぎて理解出来ずパニックになっています。

ぜひ明快な論説をお願い致します。

コメント [経世済民79] 日本企業の移転加速が拍車 崩れる「世界の工場」の地位=中国  赤かぶ
09. 2013年1月20日 19:44:05 : qTirskamVI
>02. 2013年1月19日 19:37:31 : NSzep7bcJc
>こんなバカな国は相手にしないで、経済のメカニズムが通じる国へ基盤を移管しましょう。

あまいな。
タイ、インドネシアだって、ついこの間、強烈な不買運動、暴動を起こしてたんだぞ。
こっちがだめだから、あっちへいくなんてことやってたんじゃだめだろうよ。

日本を中国から追い出すために、EUが仕掛けたわなかも知れんぞ。
むかし、フランスは、日本のVTRの輸入を妨害するために、税関を厳しくして、時間をかけてたよな。
よいくにつくろうの、アメリカだって、日本製品ボイコットやったことあるぞ。

どこもそんなに大きくは変わらんぞ。
日本以外に、どこにそんな良い国があるんだ?
文化の違いがあるんだから、日本と同じ国があるなんて思って行ったら失敗するぞ。
良い国だと思って、投資したら必ず失敗するんだよ。

インド、ベトナム、・・・が良い国か?絶対に失敗しないか?

親日国のタイ、インドネシアだって、ついこの間、強烈な不買運動、暴動を起こしてたんだぞ。

反日だ、在日だなんて言ってる人間はだめだな。
日本の中国貿易依存度をゼロにしてみたらどうだ?安倍晋三よ。
中国とそんなに戦争するのがいいのか?安倍晋三自民党よ。

コメント [政治・選挙・NHK142] 小野寺防衛大臣の『国賊』発言こそ許すべきでない  孫崎 享  赤かぶ
71. 2013年1月20日 19:45:43 : uYy44oBpxE
でた馬鹿の一つ覚え、ザイニチガーw
コメント [政治・選挙・NHK142] 発起人の情報公開、個人情報漏洩と騒ぎ立てる工作員(先住民族末裔の反乱)  かさっこ地蔵
15. xyzxyz 2013年1月20日 19:46:41 : hVWJEmY6Wpyl6 : hMsRcRvT0w
>>14
お世辞=過激?わかりにくいな。
仮定として、わざとらしいお世辞を言うと、どんな不都合が起こるのか教えて欲しい。

あと、君の不正選挙に対する立場もよかったら教えて欲しいな。

コメント [自然災害18] 房総沖の巨大地震 津波が沿岸部都市を瞬時にのみ込む可能性 (NEWS ポストセブン)  赤かぶ
05. 2013年1月20日 19:46:49 : RZg3uY30MQ
隅田川を潜る地下鉄や高速海中トンネルはどうなるか?
私は有楽町線で月島だったから、もう嫌気がさした。
コメント [政治・選挙・NHK142] 今度の選挙は無効です。ここまで全国で不正が行われていたとは知らなかった 愛国日本
58. 2013年1月20日 19:47:09 : B2t8XrFKYY
52  言い回しが滋賀人のではなく関東人のですね、お疲れ様。
ボールペンが投票所にあったのは嘉田さんがボールペン持参を呼び掛けていたことへの対応でしょう。
これを知らないという点でもあなたは滋賀人ではないと見られます。
ちなみに週刊朝日が報道しちゃったように、
安倍ちゃんも在日朝鮮人疑惑濃厚ですので
娘さんにすみやかに補足訂正してはいかがですか。実話ならばw


コメント [マスコミ・電通批評13] 「中韓にいくらおわびしても同じ」「謝っても日本許す気ない」  武田鉄矢がラジオで「魂揺れた」発言 (J-CAST)  赤かぶ
16. 2013年1月20日 19:49:47 : kFSBHHnrzo

>ダメで元々、ネタ拾いヒマ潰しに
 検索→ 「発禁本」で稼ぐ香港の書店 大陸から千客万来
http://ameblo.jp/huruhon/entry-11371156233.html
「発禁処分を受けた本10冊」とその反響 誤訳御免
http://japancool.sblo.jp/article/58323960.html
 検索→ ○○ banned book ○○
 検索→ 税金の発禁本
 検索→ 政治の発禁本
 検索→ 経済の発禁本      ・好奇心が止まらない?
 検索→ 発禁本百年       ・皆さんの寒心勘心の現状を
 検索→ テレビの発禁本     ・眺めて一腹、ネット延縄漁で
 検索→ 新聞の発禁本      ・ダメで元々、ネタ拾いヒマ潰し
 検索→ 雑誌の発禁本      ・ヒット内容の日々変化は?
 検索→ 発禁本とユダヤ
 検索→ 発禁本とユダヤの圧力
 検索→ 世界権力者人物図鑑の発禁本

 検索→ 宗教の発禁本       ・語句の並べ入れ替えで
 検索→ 金融の発禁本       ・変化あり、適当に按配を
 検索→ 株証券の発禁本
 検索→ 原発の発禁本     ・@片っ端から表示し お気に入りへ
 検索→ 諜報の発禁本     ・ATxtWeb保存し貯めからPC内検索
 検索→ 白書の発禁本     ・B連想連鎖でタブへ並べ出し@へ
 検索→ 世界の白書 発禁本
 検索→ 地下出版の発禁本
 検索→ サミズダートの発禁本
 検索→ 自民党のKGB工作員 発禁本

 検索→ CIA banned book  
 検索→ KGB banned book
 検索→ MI6 banned book
 検索→ FBI banned book      ・検索→ ○○ banned book ○○
 検索→ WHO banned book     ・英文のヒット数 溢れ返ってそう
 検索→ ICPO banned book
 検索→ Religion banned book    ・911 FRB バチカン テロ組織
 検索→ politics banned book
 検索→ finance banned book     ・語句の並べ、適当に按配を
 検索→ Economic banned book
 検索→ Nuclear banned book
 検索→ Nuclear Mafia banned book
 検索→ Raised gold fraud banned book
 検索→ legislative terrorism banned book
 検索→ Money laundering banned book
 検索→ Underground community banned book

 検索→ 立法テロの発禁本
 検索→ 資金洗浄の発禁本
 検索→ 芸能の発禁本
 検索→ 選挙の発禁本
 検索→ 科学の発禁本       ・批判や反対してる側から調べると
 検索→ 発明の発禁本       ・その本質と問題点が判り易い、とか
 検索→ 医療の発禁本
 検索→ 保険の発禁本       ・何でも知っておかないと・・・
 検索→ 麻薬の発禁本       ・ヒット激減の 変 謎? 隠すようなら
 検索→ 貿易の発禁本
 検索→ 詐欺の発禁本
 検索→ タブーの発禁本
 検索→ 偉人の発禁本
 検索→ 有名人の発禁本
 検索→ 侵略の発禁本
 検索→ 植民地の発禁本
 検索→ 世界史の発禁本
 検索→ 闇世界の発禁本
 検索→ 裏社会の発禁本
 検索→ 軍事の発禁本
 検索→ 軍隊の発禁本
 検索→ 中国の発禁本
 検索→ 中国の発禁本天安門白書
 検索→ 水利権の発禁本
 検索→ 地下資源の発禁本
 検索→ ○○の発禁本
移民 陰謀 詐欺 官庁 銀行 マスコミ 土地買収
スパイ MI6 CIA NSA KGB ハッカー 盗聴 洗脳 電磁波
病院 奇形 障害 ガン 汚染 公害 医学 虐待 実験 薬品
遺伝 放射能 化学物質 偽装食品 鎖国 奴隷 宗教 悪魔
薬剤 ワクチン 遺伝子 洗脳 添加物
 検索→ Archive.org ○○    ・消えた記事を見付け?
 検索→ megalodon.jp ○○   ・http URL も入れ試す
 検索→ replay.waybackmachine.org/ ○○
 検索→ asyura2 ○○
 検索→ site:www.asyura2.com/ ○○
もしリンク切れなら、物は試しでその名称タイトルを 反転→検索で
移転先のサイトHP が結構でます (諦めず工夫と連想次第)
↓中に 書評 発禁本・秘本・珍本 世界
図書館 消える資料 プランゲ文庫 FOIA 検索リスト
http://www.asyura2.com/12/senkyo142/msg/725.html#c6
↓中に 連想が面倒なら応急処置にネタ拾いに下記も些少のお役に
http://www.asyura2.com/12/genpatu26/msg/311.html#c2
余命24時間なら何をする?
映画TIME 時間=通貨 貧者は早死 金持ち永遠の格差社会
http://news.mynavi.jp/c_cobs/jijinews/trend/2012/02/1610pt1.html
 検索→ アマンダ・セイフライド   ・画像 ハートがデカイ



コメント [経世済民78] 進む円安、1ドル=110円の分析も「経済効果に爆発的な影響力」  赤かぶ
20. 2013年1月20日 19:49:51 : qTirskamVI
>進む円安、1ドル=110円の分析も「経済効果に爆発的な影響力」

こういう大言壮語が出てき始めたら、相場は終わりなんだよな。きをつけろ。
くそじろうとが出てきて、大損こいて相場は終わる。

甘利発言で、円、株に影響を受けたって?ばかじゃないのか?
ド素人の一言で、影響を受けるって事自体が相場が終わりかかってるってことだろうよ。

コメント [カルト10] 横田めぐみは日朝両皇室のクウォーターだそうである、正恩は中露とポスト米国となる大満州国の建国準備中のようである。 ポスト米英時代
09. fg65yt 2013年1月20日 19:50:35 : WZ2qOfhakOAMs : hPxb9sWX36
06
ばかか、何を書いても良いてことじゃないだろ
でたらめ書くんじゃあない
堕ちたもんだこんなバカばっかりになって来た

参加者も風前のともしび、こりゃだめだ
でたらめけち付けて憂さ晴らしか、なんか落ちこぼれが憂さ晴らし
馬鹿ばっか、

コメント [政治・選挙・NHK142] 今度の選挙は無効です。ここまで全国で不正が行われていたとは知らなかった 愛国日本
59. 野次馬0000 2013年1月20日 19:51:09 : nbzWM8Mv.T5I. : E7MiuhXF7C
43さん

同じ日の講演ですが

http://www.youtube.com/watch?v=aHjiTdtEvo4

週刊ゲンダイに記事を書いてからずっと暗殺されそうになっている

「日本人削減計画」をあばいたB.F.が

アセンション計画について語っていますよ

コメント [政治・選挙・NHK142] 甘すぎる安倍首相の対応 人質多数死亡の冷厳な現実 (日刊ゲンダイ)  赤かぶ
38. 2013年1月20日 19:52:23 : n0atIMUQng
自国民が人質に取られている場合
例え別な手段があるとしても

まずは人命尊重を強調するのは当たり前だろう。

米国や英国は
 自国の特殊部隊を派遣するなどの協力を申し入れる事が出来る。

だが日本はどうだ。
 自衛隊を戦闘地域に派遣できるか。
そんなことしたら
 左傾勢力が早速騒ぎ立てるだろう。

海外で活躍する日本人は
 国からではなく
 日本国民から見捨てられている。

何かあったとき
 外国はすぐ軍の飛行機が迎えに来るが
 日本は絶対来ない。
 自分の身は自分達で守しかない
と海外で働いた経験者が話していた。

国の手立てを縛っているのは
国民自身だよ。

特に朝日やそれに同調する世論が
今回のような事態に対する国が取るべき手段を縛り付けている。


コメント [政治・選挙・NHK142] 道路総点検 天下り先ボロ儲けのバカらしさ (日刊ゲンダイ)  赤かぶ
11. 2013年1月20日 19:54:26 : RZg3uY30MQ
YAHOO質問箱から転写保存!
笹子トンネルの崩落事故だが、本当に純然たる事故だろうか?アンカーボルトは基礎に打つ物だ。天井に垂直に?工作した者なら小学生でも分かる。天井の鉄筋に引掛けるなら理解。見て見ぬふりで国の予算待ち事故か?
笹子トンネルの崩落事故だが、本当に純然たる事故だろうか?トンネルに入る時、中で渋滞させない様に一列で入れさせたり、万一の崩落事故でも被害者を最小限にする様ある種の工夫が有った。且つ一旦事故になれば大きなニュースになり、『コンクリートから人へ』の流れを止める世紀の大陰謀が民主党の高速無料化阻止同様に行われたと思われる。且つ、2012.12.16総選挙直前の自公が国土強靭化100〜200兆円土建予算打ち上げに本当に好都合な程のコンクリートの大事故が起こった。

丁度、戦後のゼネスト前の下山総裁事件等の戦後民主主義の逆コースの切っ掛けと同じ様に起こされたと思うのは私だけだろうか?そして、補修は必要だ!安心安全の為!原発も大丈夫!の大合唱!

アンカーボルトは基礎に打つ物だ。天井に垂直に差込んで接着剤で固定?工作経験者なら化学製品は持って10年から15年で無力化する。張ってあった紙が何もしないのに自然に落ちる。テープの接着力が全くない経験は全員に有るだろう。

正に今回の笹子トンネル事故は、見て見ぬふりで国の予算待ち事故?と言って過言ではない!
それに天井板からトンネル頂点のアンカーボルトまで5mも本当にあるのか?取り付け工事が大変だ。初めからいい加減な工事が目に見えている。

若い人が多く亡くなった様だ。遺族は何故かと我慢ならないだろう!強靭化予算がこれが契機で付けば、保証はそれで出るだろうが、本当の日本の法の正義は中日本高速の責任者を追及し、重罪にする事だ。そうすれば彼らが本当は〜と背景を暴露するだろうか?それ程、日本は今戦後の占領期と同じ危機にある。昭和の巨怪の娘の孫が再度の花道を用意され、不正選挙の疑惑を受けながら、熱気の無い大勝利をものにして、安倍内閣支持率66%、自民支持率34%、支持なし35%?生活実感と全く乖離した戦争中の大本営クラブの様だ。

特に小沢冤罪事件・検察審裁判が3年半以上で民主政権最大の功労者が政権運営の腕を見せずじまいで、誰も当てにしていない野田や菅が人類史上最悪の原発事故や民主革命政権のクーデター崩壊だ。日本国民は戦後60年の奴隷植民地が又、この先何十年続くのだろうか?!

こんなインチキまがいの脚本がゴリ押しされるなら、日本は本当に滅ぶかもしれない。
補足
岸の娘の子=岸の孫さんです。オバマは又、国防長官を共和党から出すらしい。彼も共和党の偏狭な精神を怖がっているのだろう。アメリカはブッシュのフロリダ不正選挙で腐敗してしまった。もう、一度悪に染まると悪魔がせれに漬け込み、どんどん悪に嵌る。今の共和党の金持ち一辺倒で民主党との協調が難しいのが良い例だ。自民は今回の選挙で同じ悪に染まった様だ。

コメント [経世済民78] 進む円安、1ドル=110円の分析も「経済効果に爆発的な影響力」  赤かぶ
21. 2013年1月20日 19:56:20 : qTirskamVI
>19. 2013年1月20日 17:01:48 : 0hsNIzQdZI

電力会社が世界の10倍の値段で買ってるから赤字になるんだよ。
普通に戻せばいいだけだ。
それに、ガスなんて、どこでも取れるんだよ。アメリカに頼る必要はない。

自民党は、アーミテージなんかにまだ頼ってるのかよ?

安倍晋三は、50兆円貢いで、米国債買うってごますってるじゃんか。
韓国より先に、アメリカに呼んでもらいたい、私利私欲のためだろ?

自民党は、アーミテージなんかにまだ頼ってるのかよ?

コメント [政治・選挙・NHK142] 道路総点検 天下り先ボロ儲けのバカらしさ (日刊ゲンダイ)  赤かぶ
12. 2013年1月20日 19:56:53 : RZg3uY30MQ
YAHOO質問箱から転写し保存!

大雪の時、何故最初に高速を通行止めにするのですか?2013.1.14(月)も軽井沢は18号バイパス上り線が1分に
2mの大渋滞で借宿からツルヤまで旧中仙道通行。最新設備を自己保身で止めてどうする!
25年前から軽井沢に東京代々木や埼玉蓮田白岡から月1x12x25=300回x130kmx2=78000km以上通行。高速が出来てから、いつも不思議だったのが、大雪の時一番先進設備の高速が一番先に通行止めにされる事だ。日本特殊事例ではないか?

いつも可笑しいと考えていた。スタッドレスタイヤかノーマルかを入り口で選別すれば、何ら問題が無いのに、それに雪国=北信や新潟ではそうして居るのに、より東京に近い高速道路では大雪の中、外で車のタイヤ選別の面倒を嫌がり、客とのトラブルを恐れ、安易に通行止めにして。本当の雪国はそれで通行止めには出来ないが、めったに大雪にならない所が、事故の責任追及や面倒な指示を嫌がって短絡的に通行止めにしている様に思う。

一般道路の方がもっと危険になるのに、国道は国の責任、県道は県の責任で、高速道路は高速道路会社の責任になるから過剰防衛本能で安易な通行止めにしている。道路は全て国土交通省の責任管轄にしていれば、むしろ、高速が一番最後に通行止めになると思う。低速20〜30kmであればスタッドレスなら事故にはならない。

高速にスタッドレス装着車を入れないから、一般道でノーマルタイヤ車がトラぶり、巻き添えを食らうのだ!完全装備の意味がなくなる愚行をされて困る運転者も多いだろう。新雪の大雪なら30cmでも大丈夫だ。

この際、疑念を書き留めたい。

笹子トンルの崩落事故だが、本当に純然たる事故だろうか?トンネルに入る時、中で渋滞させない様に一列で入れさせたり、万一の崩落事故でも被害者を最小限にする様ある種の工夫が有った。且つ一旦事故になれば大きなニュースになり、コンクリートから人への流れを止める大陰謀が高速無料化阻止同様に行われたと思われる。且つ、総選挙直前の自公が国土強靭化100〜200兆円土建予算打ち上げに好都合の大事故が起こった。丁度、ゼネスト前の下山総裁事件や三河島事件と同じ様に起こされたと思うのは私だけだろうか?そして、補修は必要だの大合唱!アンカーボルトは基礎に打つ物だ。天井に垂直に?見て見ぬふりで国の予算待ち事故?

特に小沢冤罪事件・検察審裁判が3年半以上で民主政権最大の功労者が政権運営の腕を見せずじまいで、誰も当てにしていない野田や菅が人類史上最悪の原発事故や民主革命政権のクーデター崩壊だ。日本国民は戦後60年の奴隷植民地が又、この先何十年続くのだろうか?!
補足
下山【国鉄総裁轢死】事件
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%8B%E5%B1%B1%E4%BA%8B%E4%BB%B6

コメント [政治・選挙・NHK142] 焦燥感の表れか!集団訴訟への妨害工作疑惑 (先住民族末裔の反乱) 運否天賦
22. 2013年1月20日 19:58:59 : S9BRSFWJVo
最近、急に出現した女、権力側のまわし者
冷徹な人とかいう、こいつ読売の手先かも
М女史はたぶんこいつだろう。
ムサシ不正が暴かれるのを恐れて
妨害するということは、いかさま
インチキがあったということか、
コメント [経世済民79] クビ切り加速 2012年1万7700人が路頭に迷った リーマン・ショック時より深刻 (日刊ゲンダイ)  赤かぶ
10. 2013年1月20日 20:00:06 : 3PJAqRzx3M
>>自分の周囲が豊かになることを願う真の民主主義がない日本には無理か?

周囲を引きずりおろそうとするのが日本の民主主義

コメント [政治・選挙・NHK142] 小野寺防衛大臣の『国賊』発言こそ許すべきでない  孫崎 享  赤かぶ
72. 2013年1月20日 20:00:07 : qG55AptSMA
中国が領有問題にしているから係争事項である。そんなに事実をほっかむりしてしては解決しない。事実に向かい合わなければ。
じゃ、石原が係争事実を顕在化したのに何故問題にしない。
そちらのほうが先だろう。
孫崎さんのような勇気のある人を足蹴にするやからは、体制の中にぬくぬくした状態で、何のリスクもなしにただ吠えてる人でなしのコメントは無視無視。
コメント [原発・フッ素29] 東京の汚染度 (のんきに介護) 運否天賦
15. 2013年1月20日 20:00:13 : mKNWMTNf9g
10さん
α崩壊のときにγ線も放出されると思っていますが
また、α崩壊した原子核からもγ線が放出されると思ってますが
間違ってたら御免なさい。

TERRA−Pはα線は測定できず、β線も自己流で計算した概算値しか出せないと思ってますが・・・。

詳しくなくて御免なさい。

9のコメントは東京都も米軍も比較はγ線です。

悲しいかな何も信用できないので自己流自己責任で自分を守るしかないってのが、行き着いた結論です。

コメント [政治・選挙・NHK142] 安倍晋三内閣の誕生と共に、中川昭一の酩酊記者会見の、あの「越前谷知子」が、帰ってきたゾ! どういうことだ? ちゃむちゃん
32. 2013年1月20日 20:04:38 : ILiTPGkN7Y
旧社会保険事務所、現「健康保険協会」の従業員のレベルは低い。何も知らないのにも関わらず、「役人根性」だけは未だに持っている。早急にリストラしてもらいたいものだ。
連中の給料は、保険料の無駄遣いだ。国民のためになっていない。
コメント [政治・選挙・NHK142] 発起人の情報公開、個人情報漏洩と騒ぎ立てる工作員(先住民族末裔の反乱)  かさっこ地蔵
16. 2013年1月20日 20:05:32 : hldyK8BK9E
>仮定として、わざとらしいお世辞を言うと、どんな不都合が起こる
公共の場でわざとらしいお世辞を公表するのは「あの人間の周辺には阿諛追従を述べ立てるロクデナシしかいない」と宣伝しているように見られるな。対象となる人物をさりげなくおとしめる、いわゆる「ほめ殺し」のたぐい。
コメント [戦争b10] 「戦争の準備をせよ」対日想定…中国軍指導部が全軍に指示 (産経新聞)  赤かぶ
34. 母系社会 2013年1月20日 20:07:07 : Xfgr7Fh//h.LU : G8ESloI0wg

>>33さん、どうも。

●ロシアのレーニンは、連邦制を理想としながらも、ロシア帝国が
長年、少数民族に加えてきた弾圧・搾取を考慮して、少数民族のロシア
からの独立を認め、実際にも、レーニンが健在だった頃のソ連は、
この政策を実行して、フィンランドの独立を認めました。

中国共産党も、まだレーニンの影響が強かった延安時代に創った
「中華ソビエト共和国憲法」では、中国国内の少数民族の自決権
を認め、更に、中国からの「分離独立権」までも認めていました。

しかし、レーニンが死んで影響力が無くなった1949年、つまり、
中国共産党が中国全土を制圧する直前に、この政策を放棄して孫文の
「五族共和」(漢族、満州族、蒙古族、回族、チベット族)政策
を採用してしまいました。

おそらく、実際に少数民族の独立を認めると、領土を巡り内戦が
始まることを恐れたのだと思います。

孫文は、中国本土でも台湾(の漢民族)でも尊崇される漢民族の「国父」
的存在ですが、中国民衆の「民度」が低いことから、中国では民主制
は時期尚早とし、軍政、訓政、憲政の三段階論を唱えていたのだそう
です。要するに、中国共産党も、台湾の国民党も、孫文の「五族共和」
政策を採用しています。

ですから、最近の中国政府は、日本のように民主主義国ではないのに、
民主主義国であるかのように偽装することはせず、公式に、中国は
「民主主義」の面で問題があると認めていますし、本気度はわかり
ませんが、様々な会議でも、公式の課題として「民主化」が問題に
なっています。

●中国共産党が建国直後に実施した中国の少数民族の調査=自己申告制=
では、確か250ぐらいの少数民族がいることが判明したので、驚いた
共産党は、無理やり現在の55(56?)の少数民族に分類してしまい
ました。

ですから、仮に、この55の小数民族全てに民族独立を認めた場合、
たとえば、チベット内部にも、歴史的にチベット族に抑圧されてきた
様々なチベット族以外の少数民族がいるので、同化政策で各地に移住
した漢民族が引き上げて漢民族の問題が解決したとしても、250もの
少数民族が名乗りをあげて、領土を要求し、少数民族同士が領土を
巡って内戦を起こすかもしれません。

更に、少数民族には「一人っ子」政策は適用されないので、漢民族で
ありながら、何らかの少数民族と偽装して申告し、「一人っ子」政策
から免れている漢民族さえいるので、少数民族の独立を認めたら、
どうなるかわかりません。

そして、仮に中国で内戦が起きたら、日本にも数万、数十万人、あるい
は数百万もの難民が保護を求めて押し寄せるかもしれません。

非武装難民ならまだ良いのですが、人民解放軍自体が分解し、元解放軍
兵士に守られた武装難民が、武力を背景に「保護」を日本に強制しようと
して押し寄せる可能性もあります。

中国本土から直接でなくとも、台湾や朝鮮を経由したり、あるいは、
武装難民に占拠され、故郷を失った台湾や朝鮮、沖縄の民衆が日本本土
に逃げて来る場合もあるでしょう。

日本の中国への輸出額は米国以上の規模で、既に両国の分業体制はかなり
の規模です。中国で内戦が起きたら、それだけでも日本経済にはマイナス
ですが、経済以外でも、大変な事態になる可能性があります。

このような中国の内戦に伴う日本への中国人の移住は、過去にも度々
起きたのではないかと思いますが、現在は、船などの交通手段が発達
しているので、中国が内戦を始めたら、日本もただでは済みません。

●日本の直ぐ側に、世界一の市場=既に、日本の2倍の規模です=
が出現するのですから、高齢化と人口減、放射能の危機に晒された
日本にとって、中国の発展は、危険もありますが、同時に、<神風>
でもあると思います。

アメリカやドイツ、イギリス、フランスが、欧米全体の利益を守って
いるように、中国の発展はアジア全体の発言力も強化するので、
中国の発展を妨げてはなりませんが、中国の軍国主義者、国粋主義者
も警戒すべきです。

「東アジア共同体」の結成は、中国が単独で「世界帝国」化すること
を防ぎ、中国を他のアジア諸国と力を合わせて制御することで、
中国の行動をアジア全体の利益に適合=コントロールする手段にもなる
と思います。

最近、アメリカの保守派の学者が、タブーであった台湾やイスラエルの
放棄論を、堂々と公言するようになりました。

また、米国も、有事には太平洋に逃れられる第七艦隊を除き、日本から、
実戦部隊をグアムに撤退させようとしています。日本の米軍基地を攻撃
できる中国の中距離弾道ミサイルや巡航ミサイルが無視できないほど
充実してきたからです。

日本では、相変わらず従米派の自民党やネット・ウヨクが妄想の世界に
浸っていますが、世界では、中国の台頭に備えて、予想以上に早く
動いているのも事実です。


コメント [原発・フッ素29] 〈官邸周辺・原発抗議〉 警察が規制強化 報道陣の前に立ちはだかる (田中龍作ジャーナル)  赤かぶ
04. 2013年1月20日 20:07:14 : FfzzRIbxkp
抗議活動を妨害する者への警戒なのでは。


コメント [政治・選挙・NHK142] 今度の選挙は無効です。ここまで全国で不正が行われていたとは知らなかった 愛国日本
60. パトリオット 2013年1月20日 20:07:37 : lh9iPi7kF0L0I : 0O2E5UOzgY
58 滋賀県人ではありませんが、関東人でもありません
近畿の知事は大方反対だったが、大飯原発は嘉田さん意見で再稼動しています。
大津いじめ自殺事件は朝鮮人犯行で警察ぐるみの隠蔽だと分かっています。
これで関西人だと分かったでしょ

だからといって安部は正しいと言ってるのではありません、特Aに支配されるよりいいと言ってるのです。
統一教会に祝電を送ったぐらいで朝鮮と関係あると言ってるのではありません、

明治維新の出発点は山口県熊毛郡からはじまり、そのルーツは朝鮮人大名大友氏から出発しています。明治の長州閥はほとんど朝鮮系です。

要は敗戦のときの吉田、岸なんかも朝鮮系日本人のアメリカの工作員だと考えています。だから安部も麻生も押して図る人物です。

だから日本の政治は朝鮮に甘いのです。

コメント [政治・選挙・NHK123] 世川行介の悪態幽霊オチョクリ漫談 内田良平
39. SOBA 2013年1月20日 20:08:00 : LVbi13XrOLj/s : ve86R2BJDU
↓以下、お勧めです。

小沢さん公判と、世川行介さんのおねだりブログウォッチング。祝ゴールデンウィーク連休明け「課金制(=有料)」移行(笑)
http://www.asyura2.com/12/senkyo129/msg/444.html

世川行介さんはこんな人。
http://www.asyura2.com/12/senkyo128/msg/797.html
 
 

コメント [経世済民79] この国の経済は復活へ向かうのか 広がる景気楽観論へ疑惑 (日刊ゲンダイ)  赤かぶ
04. 2013年1月20日 20:08:06 : mHY843J0vA
>http://trans.kuciv.kyoto-u.ac.jp/tba/index.php/b4/job/264
積極財政のリスクは、正統派経済学者たちが国民に信じ込まようとしていたよりもずいぶんと小さい
安倍氏は、悪しき正統派経済学と決別 もし彼が成功すれば、不況型経済の先駆者たる日本が、そこから脱出する方法を全世界に対して見せつける

民主党のデフレ不況は明らかに、緊縮過剰であったと思われるので、クルーグマン氏の指摘は妥当でしょう。

ただ彼は日本の従来型の財政出動に関しては懐疑的だったのが、これを読むと大分、楽観的になったようですね

個人的には、ユーロ危機の時に、財政出動を開始し、今後は、そろそろ財政中立に向かっていく必要であるような印象がありますが、その遅れが長期的に、どう影響していくかは注意すべきでしょう


コメント [政治・選挙・NHK142] 1月18日 最高裁は検審架空議決の常習犯!東京第三検審は「西松の二階派パー券購入事件」で2度も架空議決していた! 一市民 赤かぶ
49. 2013年1月20日 20:08:50 : Ran24E4cnE
47さん
>民主党を離党された現生活党の議員の皆様は何故もっと怒りを表さないのか不思議です。

●あなたは「生活党」つぶしを狙った狙撃グループの人ですか?

逆です。

小沢さんにしろ、森さんにしろ、三宅さんにしろ「生活党」の政治家は人生を賭して、命を賭して「自立した国」「国民のための政治」実現のために闘い続けています。

むしろ、こうした政治家の皆さんの命懸けの闘いに見合うだけの自立した国民がいないことこそが根本的な問題なのです。

47さんのように事実を理解している方はまだ少数です。まして、事実を理解して行動に移す覚悟を持つに至った国民は極々僅かなのです。

このことこそがこの国の最大の問題なのです。

事実を理解しただけでは「自立した国民」とは言えない。

事実を理解し、それに基づいて決断し行動できる人が「自立した国民」なのです。

「自立した国民」は政治家になにもかも委ねることはしません。

自らできる行動を真剣に模索し、真摯の検討しそれを実行に移すのです。

このような「自立した国民」が増えない限りこの国は終わりです。

その終わりの時は間近にきています。

事実に覚醒した47さんのような人が行動に移るとき日本は救われるかも知れない。

とても大切な仲間とお見受けする47さんにこのような失礼なコメントをする比例をお詫びしたい。

しかし、今こそ行動する「自立した国民」の急速な増殖なしに日本は救われることはない。

その分岐点に来ていることを敵も認識しているから、大きく方針を変えてとてつもない露骨な手段(犯罪行為)で堂々と攻めてきているのです。

それに見合う我々の覚醒と行動が必要であることを強く主張します。

●『「自立した国民」による政治』(小沢さんが代表選で我々に言った言葉)

『日本人は千年以上前から共生の知恵として、和の文化を築きました。われわれには共生の理念と政策を世界に発信できる能力と資格が十分にあります。誰にもチャンスとぬくもりがある、豊かな日本を作るために、自立した国民から選ばれた自立した政治家が自らの見識と自らの責任で政策を決定し実行に移さなければなりません。』

記事 [経世済民79] 国民のみなさん、ここで儲けるしかない 株価はどんどん上がるぞ 安倍バブルでGO! 
国民のみなさん、ここで儲けるしかない 株価はどんどん上がるぞ 安倍バブルでGO!
http://kodansha.cplaza.ne.jp/wgendai/article/130114/top_01_01.html
2013.1.14 週刊現代オンライン


長く停止していた日本経済のエンジンに、火が入った。異常な円高の解消とともに、株式市場も活況を取り戻す。ハンドルを握る安倍首相の手腕は未知数。だが今、信号は「青」に変わった。前に進もう。


■暗い時代は終わります

 年明けの日本経済界は、「何年ぶりなのか」と関係者が漏らすほどの活況に沸いている。

 1月7日、東京・帝国ホテルで行われた経団連・経済同友会・日本商工会議所の新年交歓会は、異様な熱気に包まれていた。

「デフレから脱却し、円高を是正し、経済を成長させ、雇用の創出、企業の投資を促進する」

 壇上でそう宣言する安倍晋三首相の前に広がる会場は、各企業の経営者・幹部がギュウギュウ詰め。話を終え、次の会合のため会場を去ろうとした安倍首相はもみくちゃにされ、出ることもできない。

「安倍総理は公務でお帰りになります! 拍手でお見送りください!」

 司会者が首相を解放するよう促すが、挨拶に握手、名刺交換と、押し寄せる企業幹部の波は途切れない。

「総理が帰られます! 道を開けてください!」

 司会者は絶叫するも、それでも首相が出口に向かうことはできず、結局、ホテル側が急遽、裏口に誘導して何とか退出することができたほどだった。

 財界人がこれほど熱狂するのも無理はない。昨年末、日経平均株価は大納会の日に年初来高値を更新するという“快挙”を達成。1月4日の大発会ではそこからさらに292円も上昇し、'01年末〜'02年初以来、11年ぶりの上げ幅を記録した。

 東京証券取引所第1部の売買代金は大きく膨らみ、1兆9516億円。日経ジャスダック平均は約4年5ヵ月ぶり、東証マザーズ指数は約1年4ヵ月ぶりの高水準と、まさに大活況を呈している。

 この、市場の活発な動きを支えているものが何かと言えば、ひとえに「安倍バブル」への期待に他ならない。(株)マーケットバンク代表取締役の岡山憲史氏はこう語る。

「安倍首相は、『強い経済を取り戻すこと』を最優先に考えています。マクロ経済を見る財政諮問会議を復活させ、産業政策などミクロを担当する日本経済再生本部を新設しました。

 公共事業を中心とした財政支出と、大胆な金融緩和を組み合わせた『アベノミクス』で円安・株高の流れになっていますが、市場はこれまで20年にも及んだデフレから日本が脱却するのではないかと期待感を織り込み始めています」

 日本はこの20年、成長が止まった経済、それに伴う不況、さらにリーマンショックのような海外発の危機や、加速する円高に苦しめられてきた。

 企業はリストラを進め、生き残りを賭けて海外に脱出。国内ではサラリーマンが失業や給与カットの不安に苛まれ、自営業者は常に倒産の危機に怯えてきた。

「いつまでこんな暗い時代が続くのか」

 思わずそう弱音を吐いた経験は、この20年の間に誰もが一度はあるはずだ。

 しかしそれが今、「反転」し始めたのである。

「アベノミクスについて、金融政策に関して言えば、もろ手を挙げて賛成しています。一言で言えば、景気が良くなる」

 そう語るのは、第一生命経済研究所・主席エコノミストの永濱利廣氏だ。

「安倍政権の金融政策は、アメリカやイギリスでもやってきたグローバルスタンダードな金融緩和を、日本でもやろうというだけの話です。これまでの日本経済が低迷してきた諸悪の根源が、まさに金融緩和が不十分だったということ。

 アメリカもイギリスも、実際に金融緩和による効果が出始めています。リーマンショック後、従来の政策だけでは日本と同じデフレに陥って大変なことになっていたでしょうが、欧米経済はその寸前で救われました。アメリカは住宅価格も戻り始め、消費も上向き始めています。日本もその方向に、ようやく舵が切られたということです」

 株価と同時に、アベノミクスにもっとも敏感に反応しているのが為替相場だ。一時は1ドル=75円付近にまで円高が進み、昨年の衆院選前でも80円程度に高止まりしていたドル=円相場だが、政権交代により、年末年始にかけて急激に円安が進行。1月10日時点で88円付近と、最高値から10円以上も円安方向に戻した状態になっている。

「金融緩和をやるのでは」という、言ってみれば“期待感”だけでこの大変動だ。今後、安倍政権が日銀への指導力を発揮し、実際に金融緩和が大規模に行われた場合、円安がさらに進行し、1ドル=100円まで戻る可能性も大いに出てきた。

 そしてそれは、今の日本経済にとっては願ってもないシナリオだ。

「1ドル=100円まで円安が進行すれば、東証1部上場企業の2013年3月期経常利益は、前期比30%超の増益となる可能性があります。企業は先行きに楽観的な見方を示すと見られ、設備投資の増加などがGDPの押し上げ要因になります」(フィスコ株式リサーチ部アナリスト・小川佳紀氏)

 異常な円高水準が長引いたため、この間に日本企業は、それに耐えうる“筋肉質”な経営にシフトしてきた。その過程では大規模なリストラも発生、まさに日本全体がその悪影響に苦しみ続けてきた。

 しかし、一転これが円安になることで、日本企業は反転攻勢のきっかけを掴むことになる。次項で詳述するが、円高に負けないよう、必死で体質強化をしてきた日本の企業は、今こそ、その努力が報われるときがきたのだ。

 トヨタやホンダなど日本の自動車メーカーは、1円の円安になるだけで、収益が100億円〜300億円も改善すると言われる。10円の円安となれば、その額は1000億円〜3000億円。1ドル=70円台に耐えていた各企業は、その反動で圧倒的に「儲かる」ことになる。・・・


http://www.asyura2.com/13/hasan79/msg/109.html

コメント [カルト10] 633万人の7割の430万人が猪瀬に投票したら猪様フィーバーが起きている筈だが私の周囲に投票した者は皆無である。 ポスト米英時代
41. 2013年1月20日 20:10:47 : ILiTPGkN7Y
確かに「猪瀬フィーバー」はない。全くない。不思議だ。
都民よ、本当のところはどうなんだ?
コメント [政治・選挙・NHK142] 売国奴鳩山氏 ( 深谷隆司 )  笑坊
19. 2013年1月20日 20:12:46 : 3PJAqRzx3M
>>18
共産党支配が崩壊しても領土問題は残るよ。
後継の政権が「尖閣」を放棄するとでも?

一応付け加えておくが台湾だって領有を主張していることを
忘れるべからず。

コメント [政治・選挙・NHK142] 売国奴鳩山氏 ( 深谷隆司 )  笑坊
20. 大阪府民 2013年1月20日 20:14:05 : 2fc9REJTmRlzM : LGtLUVFW1w
「この板の方々は中国の手先なのだろう。」

こういう事しか言えないなんて
頭の中を覗いてみたいわ


コメント [政治・選挙・NHK142] 売国奴鳩山氏 ( 深谷隆司 )  笑坊
21. 2013年1月20日 20:14:12 : FmaOIraJGg
アメリカ国務省は日本の尖閣への主権を認めていない。よってアメリカは鳩山と同じ意見。

鳩山、アメリカ、中国VS深谷、小野寺、ネトウヨの闘いw

コメント [政治・選挙・NHK142] 小沢氏 参院での自公過半数阻止に全力 (NHK)  赤かぶ
05. 2013年1月20日 20:15:58 : t4OE8qwFPM
反省と検証。それとマスゴミ対策をきちんと表明すべき

それもやらずに痔公過半数阻止など無理

海江田と繋がってやるにしても
又マスゴミがいろいろ邪魔を仕掛けるだろうから
戦うならば対マスゴミに対して憶測記事や捏造記事に対して
名誉毀損も絡めてドンドン法廷に持ち込むべき
小沢ネタで稼ぐ文春、新潮、朝日相手に橋下じゃないが

理不尽な記事は損害賠償請求で追い詰める

コメント [政治・選挙・NHK142] 大阪市民も呆れた 橋下・態度ヒョー変のあざとさ (日刊ゲンダイ)  赤かぶ
18. 2013年1月20日 20:16:00 : qTirskamVI
橋下徹は人間のくずだ。
戦争だ。徴兵だ。と言っていた人間が、体罰は悪い?
戦争で国民を殺すのも、体罰で生徒を殺すのも同じだよ。

17さんの言う通り、体罰は暴力だ。名前を変えただけの暴力だ。
大人は裁判で(不正も多いけど)暴力の罰を受けるけど、子供は、大人の欲求不満解消に暴力を受ける。

橋下徹は、教育委員会と学校に責任になすりつけてるけど、橋下徹、おまえの責任だよ。
教育委員会と学校が、そうなったのは、橋下徹、おまえの結果だよ。
昨日今日市長になったわけではない。その前に府知事もやってる。
何も知らなかった。で済ますのか?

責任責任逃れで、逃げ回る人間のくず橋下徹。

コメント [政治・選挙・NHK142] 安倍晋三内閣の誕生と共に、中川昭一の酩酊記者会見の、あの「越前谷知子」が、帰ってきたゾ! どういうことだ? ちゃむちゃん
33. 2013年1月20日 20:18:05 : ywS7xb1o5Q
京都か福井はたまた日本橋小伝馬町呉服屋の女と思ったよ。
ネットで視たが冗談でも、お世辞にも美人とは縁遠い女だな。興味失せた。どうでもいい。
コメント [政治・選挙・NHK142] 「出た!橋下徹の決まり文句:想田和弘氏」 (晴耕雨読)  赤かぶ
25. 2013年1月20日 20:18:55 : qG55AptSMA
受験生の気持ちを忖度できない欠陥人間だ、橋下は。
募集中止とか予算をつけないとかは、目立ちたがり屋のパホーマンスだ。
問題解決の手段は一つや二つでなかろうが。努力をしないで短絡的に考えて行動。頭の悪い人のやること。
インタビューで若い人が「橋下さんの決断は素晴らしい。」と言っていたのが気になる。なんでもかっこよく見える方に傾く日本人が心配。

コメント [カルト10] 633万人の7割の430万人が猪瀬に投票したら猪様フィーバーが起きている筈だが私の周囲に投票した者は皆無である。 ポスト米英時代
42. eibou 2013年1月20日 20:19:01 : 2cMVdu.BwWVQw : M1tQDMrI7o

とにかく何かしたくて選管と市長に下記の意見書を送付ました。


〒862-8570 熊本市中央区水前寺6-18-1
TEL 096-333-2104 FAX 096-385-1170   へ送付  2013.1

熊本県選挙管理委員長及び委員会一同 様


「李下に冠を正さず」

毎日の職務 ごくろうさまです。
さて、現在の選挙制度はひどすぎると思います。
お願いですから、県民・国民の意思が安心して
正しく反映される制度にして下さい。


1.投票用紙・投票箱の保管、輸送等

   やりたい放題の不正ができる仕組みです。

   潟サシ等のあやしい民間会社(天下り?)に

   100%でないにしろ、任せすぎです。

   カーボンを光で消せる紙や、

   電子読み取りなどもっての外。

2.監視カメラ多用してください。

   投票箱にもナンバーを付け、輸送の際も、

   開票終了時まで監視カメラを。

   輸送の途中、休憩などもっての外です。

3.投票用紙にシリアルナンバーを。

   期日さえ印字されていません。票の差し替えが簡単です。

   えんぴつ記入は原則禁止してください。

4.投票時間繰上げ理由等、

他にも不満はありますが、書ききれません。


現在の制度は発展途上国以下だと思います。

国際的な監視団が必要な状況ですよ。

CIAや総務省(組織内組織)、マスコミ、宗教団体が、

関与しているとは思いますが、

勇気を持って、熊本が全国の見本になってほしいと思います。

歴史に残ることです。一部を除き、日本国民の賞賛に値します。

どれだけお金がかかっても仕方ありません。人の目と手で。

民主主義の根幹を維持して下さい。

不正選挙で受かる議員たちは国民の財産を根こそぎ

不正利用してゆきます。

戦争さえ起こしかねません。

子供たちの為にも、平和で安心して暮らしたいです。

                         熊本市東区在住 男性
                           平成25年1月


変化・結果を報告できればいいのですが・・・

参院選前には又、実名で投稿しようと思っています。

コメント [政治・選挙・NHK142] 売国奴鳩山氏 ( 深谷隆司 )  笑坊
22. 2013年1月20日 20:19:14 : Pgj3S71jfM
えせ右翼ってどうしてこうホ○が多いのか。

勇ましいことをいうことが男らしいと思っているのか。

女々しいヘタレがいきがんじゃない。

コメント [原発・フッ素29] 活断層でも即刻停止求めず 田中俊一 原子力規制委員長が方針 (電気新聞) ナルト大橋
08. 2013年1月20日 20:19:33 : x4HfwtVEgM
もともと事故を起こした責任のある保安院が看板かえただけですから。 
コメント [政治・選挙・NHK142] 不正選挙を経て無事小沢抜きの野党連合が始まった! (ハイヒール女の痛快日記)  赤かぶ
15. 2013年1月20日 20:21:08 : 29ZoMX5wuk

>04. 2013年1月20日 12:05:03 : HvLjNT4aBc
不正選挙なんてあり得ない。

じゃあ、あなた、「不正選挙」でグーグルを検索してご覧。

もう、多勢がおかしいと思っているのだよ。

これは人に言われてではないのだ。

私たち自身が自然に感覚としてきたものだ。

この感覚は無視できないものだ。

さらに、開票に携わった人たちも「おかしい」と言っているのだ。

これでも、不正選挙などは「ない」などと言うあなたは、あちらの側の人なのかな。

「不正はない」と言うのなら、選管は不正がないことを証明すべきなのだ。

コメント [経世済民79] 安倍の円安介入に世界が反撃 SukiyakiSong
03. 2013年1月20日 20:21:11 : mHY843J0vA

>日本の残された問題は、若者の雇用問題である。それには低賃金社員と非正規雇用の横行が含まれる。資本主義を捨てぬ限り、抜本的で急速なる改善は有り得ない。数十年かかる

名目賃金がインフレで上昇しても意味はありませんが。実質賃金は、生産性が上昇しなければ上がりません

そのためには優秀な経営者や起業家が重要ですから、資本主義を捨てると、下がることになります

生産性上昇による失業、低賃金社員と非正規雇用問題は、規制緩和と同時に、雇用保険や生活保護などの再分配政策を充実すれば解決できます

その意味では政治的な問題ですね


コメント [国際7] アルジェリア人質事件の不思議 taked4700
20. taked4700 2013年1月20日 20:21:42 : 9XFNe/BiX575U : i8SLUeL5qw
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20130120-OYT1T00203.htm?from=main2
「死を覚悟」脱出の邦人男性…目の前で2人射殺

 イスラム武装勢力による人質事件で、大手プラントメーカー「日揮」(本社・横浜市西区)の日本人男性が、人質になってから脱出するまでの様子を関係者に証言した内容がわかった。


 現地時間の16日午前5時半頃、前方を走っていたバスが武装勢力に襲撃された。複数のバスには日本人や外国人が分乗し、宿舎から約3キロ離れたプラントに向けて出発したところだった。男性の乗ったバスの運転手はバックで宿舎に戻ろうとしたが脱輪し、男性らは走って逃げ帰った。

 夜明け前で外は暗かった。男性は自室のカギをかけて電気を消したが、武装勢力にドアを銃撃されて連れ出された。手錠をかけられ、照明のある場所に移動すると、そこに外国人スタッフらも集められた。武装勢力が数人のアルジェリア人スタッフとアラビア語で会話した直後だった。突然、目の前でそのスタッフのうち2人が射殺された。この時、男性は「死を覚悟した」と証言しているという。

(2013年1月20日14時51分 読売新聞)
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http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20130120-OYT1T00290.htm?from=popin
外国人スタッフ41人の生存を確認…日揮


記者会見で厳しい表情を浮かべる日揮の遠藤毅・広報・IR部長(20日午前、横浜市の日揮本社で)=関口寛人撮影
 アルジェリア東部イナメナスの天然ガス関連施設でのイスラム武装勢力による人質事件で、関係者が人質になった大手プラントメーカー「日揮」(本社・横浜市)は20日、安否が確認できていなかった58人のうち、新たに外国人スタッフ41人の生存を確認したと発表した。

 日本人17人のうち、10人の安否は依然として確認されていない。

 同社のスタッフ78人のうち、これまでに日本人を含むスタッフ計61人の生存が確認されている。

(2013年1月20日10時31分 読売新聞)
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http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20130120-OYT1T00249.htm?from=popin
銃撃戦、トラックの下で息潜める…脱出邦人証言

 銃撃されて転がり込んだトラックの下で息を潜めた――。アルジェリア東部イナメナスの天然ガス関連施設を襲撃したイスラム武装勢力による人質事件で、大手プラントメーカー「日揮」(本社・横浜市西区)の日本人男性の証言内容は生々しく、命がけで脱出した様子が浮かび上がった。


 人質となった宿舎で、アルジェリア人スタッフが目の前で銃殺され、死を覚悟したこの男性は、その後、フィリピン人スタッフと一緒に車に乗せられた。武装勢力の男が運転し、後部座席にも、もう1人の武装勢力の男が座った。

 車に乗せられた時、男性は銃殺されたとみられる外国人スタッフが屋外に横たわっているのを見た。車はプラントへと走り出し、その途中、前方から銃撃を受け、アルジェリア軍だと思った。ただ、警察や警備員の可能性もある。

 銃弾はフロントガラスを撃ち抜き、車体のあちこちにも命中した。男性は頭だけは撃たれたくないと、上半身をかがめた。フィリピン人スタッフは震えていた。しばらくすると、武装勢力は車を捨てて男性らを置いて逃げ、男性は近くのトラックの下に潜り込んだ。

 銃撃戦はやまず、トラックの下でじっとしたまま数時間たった頃だろうか。多くの人質を乗せたバスが移動していくのが見えた。その中には日揮の制服を着た人も見えたが、そのバスも銃撃を受けたという。

 男性は夜になるのを待ち、わざと遠回りして砂漠を1時間ほど歩き、アルジェリア軍に合流した。

(2013年1月20日09時43分 読売新聞)
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http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20130119-OYT1T00579.htm?from=popin
懸命の情報収集、日揮社員に疲労の色…人質事件


パリ経由でアルジェリアに向かう日揮の川名社長(19日午前1時20分、羽田空港で)
 イスラム武装勢力によるアルジェリアの人質事件で、社員らが人質になった大手プラントメーカー「日揮」(本社・横浜市)では19日、いまだに安否の分からない日本人10人と外国人スタッフの救出のため、休日返上で社員が情報収集にあたった。

 同社の川名浩一社長は同日未明、現地に向けて羽田空港を出発。同日中に首都アルジェに入り、救出の陣頭指揮を執る。

 事件発生から初めての週末となった19日も、日揮本社には朝から社員らが硬い表情で次々に出社。飲み物や食べ物を買い込んだ袋を提げ、記者の問いかけに対しては「すみません」などと伏し目がちに語り、足早に社内に入った。

 日揮によると、武装勢力による襲撃時に、関連会社も含めて17人の日本人が働いていたが、18日までに無事だとの知らせがあったのは7人。他の10人は、携帯電話などに電話をかけているがつながらない状態だ。

 同社では事件発生後、管理部門や海外プロジェクト部門などの担当者約20人を集めて対策本部を発足させた。交代で休みながら24時間態勢で同社のアルジェ事務所や日本政府などと連絡をとりあっている。情報収集が難航する中、社員の表情には疲労の色がにじむ。社員の一人は、「疲れはあるが、人命がかかっているのでそうも言っていられない。引き続き頑張っていくしかない」と語った。

(2013年1月19日15時13分 読売新聞)
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http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20130119-OYT1T00587.htm?from=popin
アルジェリア人質、なお多数か…邦人含む情報も

 アルジェリア東部イナメナスの天然ガス関連施設でのイスラム武装勢力による人質事件で、同国営通信は18日夜(日本時間19日午前)、同国軍による17日の軍事作戦で外国人を含む人質少なくとも12人が死亡したと報じた。

 同国軍は19日も作戦を続行しているとみられる。日本人を含む多数の外国人がなお人質になっているとの情報もあり、日本政府が確認を急いでいる。

 一方、米政府がイナメナスの空港に輸送機を派遣するなど、救出された人質の帰国に向けた関係国の動きも本格化してきた。

 フランス外務省は、軍事作戦で自国の人質1人が死亡、3人が解放されたと発表した。米国務省も声明で、米国人の人質1人が死亡したと明らかにした。

 アルジェリア国営通信が同国治安関係者の話として報じたところによると、人質12人に加え、武装勢力のメンバー18人の死亡も確認された。死亡した人質の国籍は「明らかでない」としている。政府筋は同通信に、17日の救出作戦で「さらなる人的被害が出る惨劇を防いだ」と強調した。

 事件当時、施設には大手プラントメーカー「日揮」(本社・横浜市)の日本人17人がいたが、無事が確認されたのは7人で、なお10人の安否が不明となっている。

 一方、隣国モーリタニアのANI通信は、武装勢力からの情報として、「日本人1人、ベルギー人3人、米国人2人」が依然拘束されていると報じた。ただ、ベルギー政府は人質の存在を否定しており、情報の信ぴょう性は不明。

(2013年1月19日13時53分 読売新聞)
(*上の記事によると、日揮本体や関連会社社員は合計で78名いるという。内訳は、日本人が17名でうち7名が生存確認。外人は61名でうち10名の生存を確認)
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http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20130119-OYT1T01219.htm?from=popin
軍が「最後の攻撃」、武装勢力が人質7人殺害か

 アルジェリア国営通信は軍の特殊部隊が19日、「最後の攻撃」を行い、人質7人、武装勢力11人が死亡したと伝えた。


 死亡した人質に日本人が含まれているとの情報もある。

 アルジェリア国営通信は、人質7人を殺害したのは武装勢力で、ガスプラントの一部も炎上させたとしている。

 国営通信は、殺害された人質の国籍を報じていないが、同国のナフラTVは「日本人1人、ベルギー人3人、米国人2人、英国人1人」と伝えた。ベルギー政府は、人質の存在を否定している。隣国モーリタニアのアフバル通信社は作戦前に、人質の国籍を日本人と米国人、英国人、ノルウェー人と報じていた。

 一方、アルジェリアの情報筋は、「外国人人質7人が救出され、武装勢力のうち6人を逮捕した」と語った。人質7人が殺害された特殊部隊による攻撃との関連は不明。武装集団は30人からなり、チュニジア人11人、エジプト人7人など多くの外国人が含まれていたという。現場付近では19日午後、軍などが武装勢力により仕掛けられた爆発物の撤去作業に入ったという。

(2013年1月20日01時57分 読売新聞)
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http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20130119-OYT1T00005.htm?from=popin

犯行グループ、米同時テロ犯の身柄解放を要求か

 【カイロ=末続哲也】アルジェリアでの天然ガス関連施設襲撃事件で、隣国モーリタニアのANI通信は18日、犯行グループの指導者とされるモフタル・ベルモフタル容疑者が、米国で収監中のイスラム主義指導者オマル・アブデルラハマン師の身柄と引き換えに米国人人質を解放するとの条件を提示したビデオメッセージを用意したと伝えた。


 ビデオは近くメディアに届けられるという。

 同容疑者はフランスとアルジェリアに対しては、フランスのマリでの軍事作戦停止を条件に同事件解決に向け取引する考えを示したという。同容疑者は事件の現場にはいないとみられている。米、仏、アルジェリアとも「テロリストとは交渉しない」との立場を明言している。

 アブデルラハマン師は1993年にニューヨークで起きた世界貿易センタービル爆破テロ事件に関与したとして終身刑を受け服役中。

(2013年1月19日00時17分 読売新聞)
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http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20130119-OYT1T00994.htm?from=popin
アルジェリア、英の特殊部隊派遣断る…BBC

 【ロンドン=林路郎】英メディアによると、キャメロン英首相は18日、アルジェリアのセラル首相と2度にわたって電話協議を行い、人質解放作戦を支援するための英軍特殊部隊の派遣を提案した。


 だが、BBCテレビによるとアルジェリア側はこれを断ったという。

(2013年1月19日22時25分 読売新聞)
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http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20130118-OYT1T01105.htm?from=popin
「この事件で、マリ介入が正当化された」仏首相

 【ワシントン=白川義和、ロンドン=林路郎】アルジェリアの人質事件で、米英両国はアルジェリア当局が関係国と事前に協議せずに救出作戦を強行したとして、同政府へのいらだちを強めている。


 米CNNによると、米政府は「人質の安全が第一」として慎重な対応を求めていたが、アルジェリア政府は米側に事前通告しないまま、軍事作戦を行った。

 米国人人質の安否情報も混乱している。パネッタ国防長官はABCテレビに対し、「何人拘束されているか、今は本当にわからない」と語った。米メディアが伝える米国人人質の数も「少なくとも3人」から「7、8人」まで幅がある。

 米政府高官はCNNに対し、アルジェリア当局の情報は信頼できないとの見方を示した。ロイター通信は、米国が情報収集のため、無人偵察機をアルジェリアに派遣したと報じている。

 キャメロン英首相も17日、アルジェリアのセラル首相に電話し、「事前に知らせてほしかった」と不快感を表明。その一方で、首相は議会で「責任はテロリストにある。我々はテロとの戦いでアルジェリアに寄り添う」と述べ、軍事作戦を直接批判することは避けた。

 【パリ=三井美奈】エロー仏首相は18日の演説で、「アルジェリアの人質事件はテロの脅威を示した。この事件で、フランスによる西アフリカ・マリ介入の決断が正当化された」と述べた。

 マリでの仏軍の空爆続行にはアルジェリア政府の協力が不可欠なため、仏政府はアルジェリア軍による軍事作戦を容認する立場だ。首相の発言に先立ち、マニュエル・バルス仏内相は18日、「テロとの戦いのさなか、批判は慎むべきだ」と述べた。

 アルジェリア政府は仏軍が今月11日にマリ空爆を開始した後、戦闘機の領空通過を認めた上、イスラム過激派の武装勢力の移動を阻むためマリ国境を閉鎖した。

(2013年1月19日00時26分 読売新聞)
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http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20130119-OYT1T00430.htm?from=popin
人質に最大限の注意を…アルジェ首相に米長官

 【ワシントン=白川義和】クリントン米国務長官は18日、アルジェリアのセラル首相と電話会談し、イスラム武装勢力に拘束されている人質の保護に「最大限の注意」を払うよう要請した。


 日米外相会談後の共同記者会見で明らかにした。

 長官の発言は、アルジェリア軍が武装勢力に対する軍事作戦を関係国との事前協議なしに行ったことを受け、米政府が残る人質の安全に懸念を強めていることを示したものだ。セラル首相はクリントン長官に、人質救出作戦は進行中だとした上で、事態は流動的で、多くの人質が危険な状況にあると述べたという。

 クリントン長官は会見で、「状況は、極めて困難かつ危険だ」と語り、アルジェリア政府や日本など関係国と事態収拾に向けて緊密に協議を続けていると強調した。また、事件は「テロ行為」と改めて指摘し、テロ対策で国際的な協調と支援が必要だと述べた。

(2013年1月19日11時27分 読売新聞)
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http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20130119-OYT1T00075.htm
解放人質の初の映像、アジア系も…現地TV報道

 【カイロ=貞広貴志】アルジェリアのテレビ局「アルジャザイリヤ3」は18日、東部イナメナスの天然ガス関連施設から解放された外国人とアルジェリア人の人質の映像を初めて報じた。


 約1分の映像は、そろいのジャンパーを着た作業員たちが屋外で抱き合って喜ぶ光景や、外国人が病院とみられる場所で治療を受けている模様を伝えた。

 フランス企業勤務のトルコ人男性は、「私たちは生きていられて幸運だ」と話した。頭部などを負傷した、アジア人とみられる人質も映っており、映像を紹介した中東の衛星テレビ「アル・アラビーヤ」はフィリピン人だと説明している。

(2013年1月19日01時04分 読売新聞)
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http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20130118-OYT1T00496.htm?from=popin
人質死亡情報、米報道官「深く懸念」…説明要求

 【ワシントン=白川義和】カーニー米大統領報道官は17日の記者会見で、アルジェリア軍によるイスラム武装勢力への攻撃で人質が死亡したとの情報について、「深く懸念している」と述べ、アルジェリア政府に詳しい説明を求めていることを明らかにした。


 報道官は、アルジェリア政府が人質救出作戦に関し、米国と事前に協議していたかについて、「こうした質問に応じるのは時期尚早だ」とし、「我々の最優先課題は今、米国人の安否を把握し、何が起きたのかを完全に理解することだ」と述べるにとどめた。

 これに関連し、AP通信は、米政府当局者が「米国は人質救出作戦を事前に知らされていなかった」と述べたと報じた。同通信によると、米軍は16日、人質救出チームの派遣を提案したが、アルジェリア側が拒否したという。

(2013年1月18日11時50分 読売新聞)
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http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20130118-OYT1T00197.htm?from=popin
全員無事でいて…日揮、3人確認にも表情険しく


報道陣に状況を説明する日揮の遠藤広報・IR部長(18日午前7時51分、横浜市の日揮本社で)=片岡航希撮影
  アルジェリアで日本人などがイスラム武装勢力の人質になった事件で、同国軍の攻撃開始から一夜明けた18日、大手プラントメーカーの「日揮」(本社・横浜市)は、日本人3人の無事を確認したと発表した。

 ただ、攻撃に関する情報は錯綜
さくそう
し、依然として日本人14人の安否は分からないまま。同社幹部は「全員無事であってほしい」としながら、「激しい軍事行動が展開されたのではないか」と焦燥感を募らせた。

 日揮の遠藤毅広報・IR部長は18日朝、報道陣に対し、日本人3人とフィリピン国籍の1人の計4人から連絡があったと公表。「無事を確認できたことはうれしく思っている」とする一方、「まだ多くの人たちの安否確認ができていない状況。安否確認に全力を挙げたい」と険しい表情を浮かべた。

(2013年1月18日16時13分 読売新聞)
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http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20130118-OYT1T01158.htm?from=popin
日揮社員「部屋に隠れていて助かった」

 アルジェリアで日本人などがイスラム武装勢力の人質になった事件で、無事が確認された大手プラントメーカー「日揮」(本社・横浜市)の日本人男性社員が18日、読売新聞の電話取材に応じ、「部屋に隠れていて助かった」などと語った。


 同社はこの日夜、この社員を含む日本人3人のほかに、新たに4人の無事が確認されたと発表した。ただ、残る日本人10人と外国人51人の安否は依然不明で、同社の川名浩一社長ら幹部は19日に現地入りして情報収集に全力を挙げる。

 「私は拘束されませんでした。(居住区域の)自分の部屋にずっと隠れていました。今はアルジェの病院にいて、無事です」。携帯電話での取材に応じた男性社員は、疲れた様子で話した。

 最初に安全が確認されたほかの2人とは別行動だったが、2人が無事であることは脱出後に「聞いた」という。ただ、その他の社員らについては「私は部屋にずっと籠もっていたので、ほかの人についてはわからないんですよね」と、不安そうに語った。

 武装勢力に襲撃された時や脱出した時の様子などについては、同社も明らかにしていないことから、「私からはお話しできない」と述べるにとどめた。

 一方、日揮の遠藤毅広報・IR部長は18日午後9時15分頃、報道陣に対し、脱出した日本人技術者から「自分を含め日本人4人と、外国人7人の計11人が無事」という電話が日本時間午後8時過ぎに、首都アルジェの同社事務所に入ったと明らかにした。11人はまとまって現場近くの安全な場所にいる。大きなけがをしている人はいないという。

 18日午前中には日本人3人から「無事です」などと連絡が入っており、生存が確認された日本人はこれで計7人となったが、残る10人の安否はわかっていない。遠藤部長は「無事が確認されたことは良かった。安堵
あんど
という気持ちですが、まだ多くの人の安否がわかっていない」と険しい表情を崩さなかった。

 また、外国人の同社関係者は61人のうち10人の無事がこれまでに確認された。フィリピン人やルーマニア人らで、同社の海外グループ会社などを通じて連絡があった。残る51人の安否はまだ確認されていない。

 現地では戦闘が続いているとの報道もあり、安否確認は難航を極めている。遠藤部長はこれより前の会見で「普通の人間が現場に入って近づけない状況。(安否不明者との)連絡は極めて難しい」と語った。

 同社では、約20人が24時間態勢で情報収集に当たり、本社やアルジェ事務所スタッフが安否不明者の携帯電話に定期的に連絡を入れているが、応答はないという。日本政府から提供された情報や、独自の情報ルートも駆使して安否確認を進めている。

 川名社長や同社役員ら3人は、同日深夜から19日未明に現地へ出発。アルジェ事務所を拠点に、病院を訪ねるなどして、情報収集を進める予定だ。

(2013年1月18日23時55分 読売新聞)
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http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20130118-OYT1T00460.htm?from=popin
3邦人無事、14人安否不明…軍が強行突入


 アルジェリア東部イナメナスの天然ガス関連施設で日本人などがイスラム武装勢力の人質となった事件で、同国のサイード通信相は17日夜、地元テレビに対し、アルジェリア軍の救出作戦で人質に死傷者が出ていることを明らかにした。

 武装勢力がまだ抵抗を続けている可能性がある。菅官房長官は日本時間18日朝、首相官邸で記者団に、プラントメーカー「日揮」(本社・横浜市)からの情報として、施設にいた日本人17人のうち、3人の安全が確認されたものの、残る14人の安否は不明と発表した。日本人2人が死亡したとの報道もあり、政府は確認を急いでいる。

 菅官房長官は、「アルジェリア国営放送は、軍事オペレーション(作戦)が終了したと発表した。人質の安否については、英米と連携を取っているが、情報が錯綜
さくそう
しており、確たる情報はない」と述べた。政府は18日午前、関係閣僚による「在アルジェリア邦人拘束事件対策本部」を開き、今後の対応などを協議した。

(2013年1月18日13時52分 読売新聞)
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http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20130118-OYT1T00194.htm?from=popin
日揮の3人安全確認、14人は安否不明…菅長官

 アルジェリア東部イナメナスにある天然ガス関連施設で日本人などがイスラム武装勢力の人質となった事件で、菅官房長官は18日早朝、施設にいた大手プラントメーカー「日揮」(本社・横浜市)の関係者17人のうち、3人の安全が確認されたものの、残る14人の安否は不明と発表した。


 首相官邸で記者団に語った。

(2013年1月18日08時24分 読売新聞)
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http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20130117-OYT1T01576.htm?from=popin
アルジェリア軍、人質解放へ攻撃開始…官房長官


邦人の人質に関する情報について、緊急の記者会見に臨む菅官房長官(17日午後10時34分、首相官邸で)=片岡航希撮影
 アルジェリア東部イナメナスにある天然ガス関連施設で、日本人などがイスラム武装勢力の人質となっている事件で、菅官房長官は17日午後10時半過ぎ、首相官邸で緊急記者会見し、駐アルジェリアの英国大使から日本政府に対し、人質解放のため、アルジェリア軍が攻撃を開始したとの情報提供があったことを明らかにした。

 日本人の人質の安否については「鋭意確認中」とした。アルジェリア軍が実力行使に動いたことで、事態は新たな局面を迎えた。人質の安否をめぐり、一部海外メディアは、犠牲者が出たと報じているが、情報は錯綜
さくそう
している。

 菅氏は会見で、英大使からの情報は日本時間午後9時10分、日本の在アルジェリア大使館の次席公使にあたる和田潔参事官に伝えられたことを明らかにした。

(2013年1月18日01時44分 読売新聞)
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http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20130118-OYT1T00158.htm?from=popin

「なお情報錯綜」邦人解放、未確認…官房長官

 アルジェリアで日本人がイスラム武装勢力の人質となっている事件で、菅官房長官は18日未明、緊急記者会見を行い、現地の状況把握について、「これまでも、ありとあらゆる手段つくした。なお情報が錯綜している」と述べた。


 菅氏はまた、安倍首相がアルジェリアのセラル首相との緊急電話会談で、解放された人の中に邦人がいるか確認したところ、「現在まだ、オペレーションの段階にあるためなんともいえない」との説明があったことを明らかにした。

(2013年1月18日02時34分 読売新聞)
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http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20130117-OYT1T01161.htm?from=popin
「脱出」「負傷」安否の情報交錯…アルジェリア

 アルジェリアの隣国モーリタニアのANI通信は17日、犯行グループの武装勢力メンバーの話として、アルジェリア軍機の空爆で、外国人の人質34人と武装勢力15人が死亡した、と報じた。


 武装勢力が一部の人質を車で移送しようとしたところに爆撃が加えられた、という。一方、ロイター通信は、地元関係者の話として、軍の攻撃で死亡した人質は6人で、武装勢力は8人だと伝えた。人質の安否を巡る情報は錯綜しており、在アルジェリア日本大使館などが確認を急いでいる。

 武装勢力メンバーはANI通信に対し、軍の攻撃後も拘束している外国人は日本人1人を含む計7人だと語った。アルジェリア軍は残る人質の救出に向け、空爆に続いて地上部隊も投入している。

 中東の衛星テレビ「アル・ジャジーラ」は武装勢力メンバーが「41人の人質を2か所で拘束している」と語っていたと報じたが、公式な確認はされていない。

 またロイター通信は、アルジェリア治安当局筋の情報として、日本人2人を含む外国人25人が施設を脱出したと報じている。

 アル・ジャジーラによると、「サトシ・キヤマ」と名乗る日本人人質が電話取材に応じ、「軍の発砲でけがをしたが具合は良くなっている」と語った。この人は武装勢力の監視下で電話に出ていた可能性がある。

(2013年1月18日01時47分 読売新聞)
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http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20130117-OYT1T00745.htm?from=popin

人質に爆発物装着の報道…乏しい情報、募る焦り

 北アフリカのアルジェリアで起きたイスラム武装勢力による天然ガスプラント占拠事件で、関係者が拘束された大手プラントメーカー「日揮」は17日も情報収集を続けた。


 武装勢力とアルジェリア軍のにらみ合いが続くなか、拘束された3人のほか、日揮関係者10人の安否も不明のまま。情報の乏しさに焦りを募らせる同社は、現地に社員を派遣する検討を始めた。同国に事務所を置く他の日本企業には夜間外出を禁じる動きも出ている。

 「正直、正確な情報をつかみきれていない」。横浜市の日揮本社で17日午前9時から報道陣の取材に応じた遠藤毅広報・IR部長は、そう繰り返した。「アルジェリアの施設は軍が警護しており、襲撃は想定外だった」と話した。

 拘束された3人は男性だと明かしたものの、人質の状況や警備態勢に関する質問には「安全確保のため勘弁してほしい」と語り、約30分で対応を終えた。

 武装勢力がアルジェリア軍の突入を防ぐため、20人以上とされる人質の一部に、爆発物の付いたベルトを身に着けさせたとの仏メディアの報道もあり、社員らは一様に重苦しい表情を浮かべた。男性社員(65)は「犠牲者が出る可能性があるので、強行突入などの強引な手段はとらないでほしい。とにかく無事を祈るばかりだ」と話した。

(2013年1月17日14時39分 読売新聞)
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http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20130118-OYT1T01105.htm
「この事件で、マリ介入が正当化された」仏首相

 【ワシントン=白川義和、ロンドン=林路郎】アルジェリアの人質事件で、米英両国はアルジェリア当局が関係国と事前に協議せずに救出作戦を強行したとして、同政府へのいらだちを強めている。


 米CNNによると、米政府は「人質の安全が第一」として慎重な対応を求めていたが、アルジェリア政府は米側に事前通告しないまま、軍事作戦を行った。

 米国人人質の安否情報も混乱している。パネッタ国防長官はABCテレビに対し、「何人拘束されているか、今は本当にわからない」と語った。米メディアが伝える米国人人質の数も「少なくとも3人」から「7、8人」まで幅がある。

 米政府高官はCNNに対し、アルジェリア当局の情報は信頼できないとの見方を示した。ロイター通信は、米国が情報収集のため、無人偵察機をアルジェリアに派遣したと報じている。

 キャメロン英首相も17日、アルジェリアのセラル首相に電話し、「事前に知らせてほしかった」と不快感を表明。その一方で、首相は議会で「責任はテロリストにある。我々はテロとの戦いでアルジェリアに寄り添う」と述べ、軍事作戦を直接批判することは避けた。

 【パリ=三井美奈】エロー仏首相は18日の演説で、「アルジェリアの人質事件はテロの脅威を示した。この事件で、フランスによる西アフリカ・マリ介入の決断が正当化された」と述べた。

 マリでの仏軍の空爆続行にはアルジェリア政府の協力が不可欠なため、仏政府はアルジェリア軍による軍事作戦を容認する立場だ。首相の発言に先立ち、マニュエル・バルス仏内相は18日、「テロとの戦いのさなか、批判は慎むべきだ」と述べた。

 アルジェリア政府は仏軍が今月11日にマリ空爆を開始した後、戦闘機の領空通過を認めた上、イスラム過激派の武装勢力の移動を阻むためマリ国境を閉鎖した。

(2013年1月19日00時26分 読売新聞)
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http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20130118-OYT1T00694.htm
武装勢力、国外に出ようとしたので攻撃…米紙

 【カイロ=末続哲也】ロイター通信によると、アルジェリア東部の天然ガス関連施設内で武装勢力に拘束され、17日に脱出した技師のアイルランド人男性は家族への電話で、武装勢力により車に乗せられ施設内を移動中、アルジェリア軍に攻撃されたと話した。


 男性によると、拘束された人質は口をテープで塞がれた上、首に爆発物を巻き付けられた。17日に武装勢力が、男性ら人質を5台の車に分乗させ施設内を移動中、アルジェリア軍の攻撃を受け、車4台が破壊された。男性が乗っていた車だけが破壊を免れ、衝突事故を起こし、その隙に逃げ出すことができた。男性は「他の車に乗っていた人たちは死亡したと思う」と話したという。

 米ニューヨーク・タイムズ紙(電子版)によると、アルジェリアのサイード通信相は17日、当初は平和的な解決を模索したが、「(武装勢力が)人質を連れてアルジェリア国外に出ようとしていたため、攻撃を開始した」と述べた。

 武装勢力について、脱出したアルジェリア人男性(53)はロイター通信に対し、施設内の構造を熟知していた様子だったと指摘した。

(2013年1月18日18時40分 読売新聞)
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http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20130118-OYT1T00536.htm
制圧は居住区域だけ?早々の強行策、攻撃8時間


アルジェリアの首都アルジェで17日、イスラム武装勢力によるイナメナスの天然ガス関連施設での人質事件の新聞報道を読む市民(AP)
 【カイロ=田尾茂樹】アルジェリア東部イナメナスの天然ガス関連施設で日本人などがイスラム武装勢力の人質となった事件で、アルジェリアのサイード通信相は17日夜、軍による人質救出作戦について、地元テレビで「数人が死亡し、負傷したことを悔やんでいる」と、人質に犠牲者が出たことを政府として初めて認め、遺憾の意を示した。

 だが、その一方で「多数の人質が救出され、多数のテロリストを排除した」と作戦の意義を強調した。

 アルジェリア軍は17日、ヘリコプターなどのほか、地上部隊も投入し、施設の武装勢力に対する攻撃を開始。ロイター通信によると、攻撃は約8時間続いたという。

 16日の発生からわずか1日余りで強行策に踏み切ったのは、1990年代にイスラム過激派の伸長に伴う内戦で約15万人が死亡した混乱の再燃を防ぐため、テロ組織に屈しないという姿勢を断固として示す狙いがあったとみられている。

 17日のアルジェリア国営通信は、政府当局者の話として、人質解放のためのアルジェリア軍による作戦が同日終了したと報じたが、一方で、軍が制圧したのは施設の居住区域だけとし、軍が引き続き、プラント区画を取り囲んでいると伝えた。

(2013年1月18日14時43分 読売新聞)
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http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20130117-OYT1T00369.htm
米国人も人質に、国務省報道官認める

 【ワシントン=白川義和】米国務省のヌーランド報道官は16日の記者会見で、アルジェリア東部で日本人を含む外国人がイスラム武装勢力に拘束された事件に関し、米国人も人質になっていることを認めた。


 人質の安全を守るためとして、人数や身元は明らかにしなかった。

 報道官は事件を「最大限の表現で非難する」とし、クリントン国務長官らがアルジェリア当局と緊密に連絡を取っていると強調した。パネッタ国防長官も外遊先のローマで「米国は事態対処に必要なあらゆる適切な措置を取る」と述べた。

 米国は、拘束事件に関連しているとされる仏軍によるマリへの軍事介入を支持する立場で、現地のイスラム過激派やテロ組織に関する情報提供、物資輸送支援などを検討している。

(2013年1月17日10時35分 読売新聞)
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http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20130117-OYT1T00256.htm

邦人拘束、仏のマリ空爆引き金か…過激派報復?

 アルジェリア南部や周辺のサヘル地域と呼ばれるサハラ砂漠一帯では、国際テロ組織「イスラム・マグレブ諸国のアル・カーイダ組織(AQIM)」など、複数のイスラム過激派武装勢力が活動している。


 反欧米思想に基づくテロ活動に加え、身代金目的の誘拐事件も相次いで起こしている。

 上智大の私市
きさいち
正年教授は、アルジェリアのテロ組織について、「テロ活動の資金を得るため、身代金目的の誘拐事件を起こすケースが多い」と指摘する。

 今回の事件の引き金として考えられるのは、アルジェリアの隣国マリで、仏軍が11日に開始した空爆だ。仏軍はマリ北部を支配するAQIMなど、イスラム過激派の掃討を目指している。

 仏軍を支援するため、アルジェリア政府は領空域の仏軍機通過を認めており、AQIMが報復行動に出た可能性がある。犯行声明を出した集団を率いるのは、AQIMの元司令官とみられている。日本エネルギー経済研究所中東研究センターの保坂修司氏は、「仏軍空爆の報復で、西側諸国の施設を狙ったのだろう」との見方を示している。

(2013年1月17日10時23分 読売新聞)
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http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20130117-OYT1T00246.htm

アルジェリア、南部でテロリストによる誘拐頻発

 アルジェリアは、地中海に面したイスラム教国で、イスラム過激派の活動が活発なことで知られる。


 1990年代には、掃討作戦を進める同国軍と過激派組織の間で内戦状態に。2007年には国連施設や首相府を狙った爆弾テロが相次ぎ発生しており、外務省は、同国への渡航について、地域ごとに「退避勧告」や「渡航延期」などの渡航情報(危険情報)を発出している。

 一方で、同国は石油や天然ガスなどの資源が豊富で、日本からエネルギー関連やプラント関連の企業が進出している。産油国への技術協力などを行っている国際石油交流センター(東京)の関係者は、「現地のプラントは砂漠の真ん中にあり、軍隊や国家警察ががっちり守っているが、町中の方は治安が悪く危険と聞いている」と話した。

 3年前からアルジェリアに駐在している女性は「北部の治安はいいが、南部の砂漠地帯ではテロリストによる誘拐事件も度々起きている。仕事で南部に行くとしたら相当安全対策をしていくはずなのに、拘束されたとは」と、驚いていた。

(2013年1月17日09時26分 読売新聞)
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http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20130117-OYT1T00172.htm
人質安全確保、仏軍事介入中止が条件…武装勢力

 【カイロ=田尾茂樹】アルジェリア東部イナメナスで日本人を含む複数の外国人が拘束された事件で、隣国モーリタニアのANI通信は16日、実行犯とみられる国際テロ組織アル・カーイダ系武装勢力が、人質の安全確保の条件として、仏軍によるマリへの軍事介入中止を要求している、と報じた。


(2013年1月17日04時08分 読売新聞)
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http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20130116-OYT1T01719.htm
フランス軍事介入が邦人拘束と関連か…EU高官

 【ブリュッセル=工藤武人】欧州連合(EU)高官は16日、アルジェリア東部で日本人を含む外国人がイスラム武装勢力に連れ去られた事件に関し、フランスによる西アフリカ・マリへの軍事介入が関係している可能性があるとの見方を示した。


 記者団に語った。

 フランスによる軍事介入を受け、EUのアシュトン外交安保上級代表(EU外相)は15日、西アフリカで相次いでいるイスラム武装勢力による誘拐事件の被害者の多くは、欧州出身者が占めていると指摘し、「脅威はEU全体に拡大している」との認識を示し、加盟国に注意喚起していた。

(2013年1月16日23時56分 読売新聞)
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http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20130116-OYT1T01049.htm

アルジェリアで3邦人拘束…イスラム勢力が襲撃


 【カイロ=田尾茂樹】アルジェリア政府当局者などによると、同国東部イナメナスで16日早朝(日本時間同日午後)、天然ガス関連施設が武装勢力に襲撃され、日本人少なくとも3人を含む複数の外国人がイスラム武装勢力に拘束された。

 大手プラントメーカー「日揮」本社(横浜市)の担当者は16日夜、「現地で社員か関連会社もしくは協力企業の男性技術社員など複数の日本人が拘束されたことを確認した」と述べた。自民党幹部は「日本政府は拘束されたのは3人とみている」と語った。日本外務省や在アルジェリア日本大使館が情報の確認を急いでいる。

 アルジェリア内務省の声明によると、3台の車に乗った武装勢力が天然ガス関連施設の居住区域に侵入した。同省によると武装勢力はこれに先立ち、施設から空港に向かっていたバス1台を襲撃し、外国人1人を殺害した。施設近くにいた英国人警備員2人が殺害されたとの情報もある。

 AP通信によると、英石油大手BPは声明で、施設は現在も武装勢力によって占拠されているもようだと明らかにした。武装勢力が、人質を車両に乗せてチュニジアに向かったとの情報もある。

 現場は、リビア国境に近い油田・ガス田地帯。イナメナスでは、日揮が、BPなどと天然ガス田の開発を進めている。

 菅官房長官は16日夜の記者会見で、「日揮関係者であることはその通りだ」と述べた。外務省は、自民、公明両党の幹部に対し、現地の日揮関係者17人のうち4人の無事を確認したと伝えた。この4人が「3人が拘束され、10人の安否は不明」と証言しているという。政府関係者は「拘束されたのは3人、5人という複数の情報がある」と語った。日揮本社は、拘束された日本人の氏名や社名について明らかにしていない。

 アルジェリアの隣国モーリタニアのANI通信社によると、国際テロ組織アル・カーイダ系の武装勢力が、同通信社の電話取材に対して犯行声明を出した。声明は、米国人7人を含む9または10か国の計41人を拘束したとしている。日本人については言及していない。

 アルジェリアでは、北アフリカを拠点とする国際テロ組織「イスラム・マグレブ諸国のアル・カーイダ組織(AQIM)」などによるテロや外国人を狙った誘拐事件などが相次いでいる。

 日本の外務省は、現場周辺地域に、日本人に対する渡航情報(危険情報)で4段階のうち、危険度が2番目に高い「渡航延期」を勧告している。

(2013年1月17日01時19分 読売新聞)
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コメント [政治・選挙・NHK142] 竹中平蔵氏の米国への巨大利益供与疑惑とは何か (植草一秀の『知られざる真実』)  笑坊
31. 小沢カルトは無学ばかり 2013年1月20日 20:22:22 : B8ulLRTPgiBr. : WXkQqohOAH
.

>小泉政権移行経団連の優良企業がグローバル化され賃金滞貨として還元せず200兆円から250兆円といわれる社内留保金を蓄えたのを思い出してください


内部留保を現金預金の類だと思っているのか?


この馬鹿は!


あきれたもんだ


経済学のイロハのイすら理解しない、ウルトラ馬鹿!

.

コメント [戦争b10] 訓練豊富自衛隊 中国軍との差は開いても縮まらずと田母神氏 (NEWS ポストセブン)  赤かぶ
41. 2013年1月20日 20:22:32 : CTj7jx56XU
ただ一つ言えることは、どんなに技術が優秀でも陸続きでない四方海で囲まれた国を攻めるのは創造以上の困難と損害、あと金もかかる、それを理解してないのなら中国の軍上層部は昔の昭和陸海軍上層部と同じくらい自信過剰で馬鹿だな。
コメント [政治・選挙・NHK142] 今度の選挙は無効です。ここまで全国で不正が行われていたとは知らなかった 愛国日本
61. 2013年1月20日 20:22:37 : qTirskamVI
>01. 2013年1月18日 22:15:46 : jr7wRxUP8E
>02. 2013年1月18日 22:24:01 : Pj82T22SRI
>04. 2013年1月18日 23:24:17 : lzOcTKsnP6

おまえら日本人ではないのか?どこのスパイだ?
選挙、投票、開票が、民主主義の基本だと、日本人なら、だれもが知っていること。

日本政府、総務省は、不正選挙がなかったことを、国民に納得できるように説明する義務がある。
日本人ならだれでもわかることだ。
日本人の知る権利だ。

これを必死になって隠蔽工作する人間は、日本を転覆させようとする、国賊売国奴、スパイだ。

コメント [経世済民79] 日本企業の移転加速が拍車 崩れる「世界の工場」の地位=中国  赤かぶ
10. 2013年1月20日 20:24:36 : mHY843J0vA

>崩れる「世界の工場」の地位=中国

賃金上昇や、不透明な政治、格差など、生産国としての魅力の低下ですね

今後は内需重視に切り替えていく必要があります

コメント [政治・選挙・NHK142] 板垣英憲よ、小沢一郎はいつから「原発ゼロ」の提唱者になったのか(呆)(kojitakenの日記) オロンテーア
17. 2013年1月20日 20:24:37 : lRYfivAqeo
お前らの、大々だ〜〜いすきな自滅盗が政権取ったんだろ〜〜が!!!!

曲がりなりにも、おこぼれ頂戴出来て、この上何が欲しいのか???

文句有るなら!!!フリージャーナリスまじえて堂々と記者会見してみろ!!!!

いつまですっとぼけた事吐いてるんだ!!!シロアリゾンビ共!!

コメント [政治・選挙・NHK142] 小沢氏 参院での自公過半数阻止に全力 (NHK)  赤かぶ
06. 2013年1月20日 20:26:35 : I0MzRjctZc
同じく、生活の党に不正選挙に対するコメントだしてもらいたいな
どのように対策するのか


なぜ ムサシ1社が国政全部に関与してるのか
それの解明なくして、いくら選挙しても何にもならないだろう

コメント [経世済民79] クビ切り加速 2012年1万7700人が路頭に迷った リーマン・ショック時より深刻 (日刊ゲンダイ)  赤かぶ
11. 2013年1月20日 20:27:36 : mHY843J0vA

事実を認識した方がよいでしょうね

政府の様々な補助もあり、超円高で世界不況の状況でも日本の失業率自体は、4.1%と先進国の中では非常に低く、しかも改善しています

今後、アベノミクスの効果が出てくるなら、さらに改善していくことになるでしょう

http://www2.ttcn.ne.jp/honkawa/3080.html

コメント [政治・選挙・NHK142] “売国”鳩山氏に与野党とも激怒! 中国は大喜び… 弟・邦夫氏もあきれた? (ZAKZAK)  笑坊
15. 2013年1月20日 20:27:44 : QKj2V8oUfM
12>

そんな単純に考えていいの?竹中、小泉とは違った形の売国奴ではないですかね?

コメント [政治・選挙・NHK142] 野口悠紀雄教授に論破された「ガルダス」浜田教授 (植草一秀の『知られざる真実』)  笑坊
02. 2013年1月20日 20:28:05 : VbWAbFllIA
ぶれているのは植草氏ではないか?
もともと財政、金融の積極論者がすっかり変わってしまった。
浜田氏の主張は過激とも言えるが、良くまあ自民構造改革保守派が承諾したものだ。
小泉氏や官僚も様子見と言うところか。
コメント [原発・フッ素29] 1.18再稼動反対!官邸前金曜デモ・Shinyaの写真報告(レイバーネット日本) gataro
02. 2013年1月20日 20:28:38 : Lzxpvbn3L6
「・・まだまだ長い闘いになりますので、・・・・・」って、主催者が言ってるけど、おかしくない?
それって、「脱原発・即時廃炉は無理ですよ」の言い換え?
コメント [政治・選挙・NHK142] 今度の選挙は無効です。ここまで全国で不正が行われていたとは知らなかった 愛国日本
62. 2013年1月20日 20:29:00 : qTirskamVI
>57

それが、 安倍晋三、橋下徹カルトの本音か?
だから、片山さつき、義家弘行、安倍晋三、橋下徹・・自民党、維新は、みんな精神異常者なのか?

コメント [政治・選挙・NHK142] 生活の党は復活できるか? (かっちの言い分)  笑坊
01. 2013年1月20日 20:29:20 : yWJRFD9wyQ
>生活は、ある意味ネットに支えられた政党と言える。
この特徴を生かしきれていないと思います。
なんとか、阿修羅以外に結集できる場を!!
コメント [政治・選挙・NHK142] この狂気じみた暴論ー体育コースの入試中止宣言。(日々雑感)  赤かぶ
11. 2013年1月20日 20:29:36 : SaFHkCO6cg
同じようなことをやっている高校はごまんとある。年間自殺者は3万人。

そこらじゅうの学校で入試を中止しなければおかしい。それとも隠してごまかしてマスコミが騒がなければいいわけか。

それなら関係者はますます隠蔽に励むだろう。

コメント [原発・フッ素29] プルサーマル受け入れの福島県の佐藤知事が入院 大腸から出血し治療(新潟日報) ちゃむちゃん
63. 2013年1月20日 20:30:48 : c8045nJi2o
>62 これって、反原発派に対する皮肉ですか、反語ですか、ギャグですか。多摩散人。
コメント [戦争b10] 伝説の諜報機関創設者「007は幼稚園児の遊びのようなもの」 やきとり
06. 2013年1月20日 20:31:07 : mb0UXcp1ss

>007は幼稚園児の遊び

そんなことは、みんな知ってるが

マジレスするというのが笑える

コメント [政治・選挙・NHK142] 甘すぎる安倍首相の対応 人質多数死亡の冷厳な現実 (日刊ゲンダイ)  赤かぶ
39. 2013年1月20日 20:31:15 : uYy44oBpxE
>>38
幼稚園児かな?どこの国でも他国に入る場合、軍隊はそんな簡単に動かないよ

特殊部隊が潜入してダダダダダって
マシンガンぶっ放して人質奪還するようなプロパガンダ映画を
現実と錯覚してるなら少し
世の中を知ったほうがいいね

コメント [政治・選挙・NHK142] 猪瀬直樹・東京都知事という「本物のニセモノがやってきた」 (生き生き箕面通信)  赤かぶ
06. 2013年1月20日 20:31:29 : QKj2V8oUfM
東京都民はつくづくバカだと思う。
コメント [近代史02] 日本国家は明治維新で長州藩田布施一味に乗っ取られた?・・田布施は朝鮮人集落だった? 稲垣勘尚
02. jyoudanya 2013年1月20日 20:32:18 : nceEDojtYufn6 : Sz31qDxMWc
孝明天皇と明治天皇睦仁の陵墓を発掘して、是非、DNA鑑定をして欲しい
もっとも天皇の陵墓を考古学者に開放することに宮内庁は激しく抵抗するだろうから
DNA鑑定は決して実現はしないでしょうけど・・・
これができれば、この論争に決着がつくはずだと思う
コメント [戦争b10] アルジェリア政府はなぜ急速に軍事行動に踏み切ったか (1)・(2)  六辻 彰二 | 国際政治学者 福助
02. 無段活用 2013年1月20日 20:33:45 : 2iUYbJALJ4TtU : 6MIcfD8YQs
(Algerian reaction to raid rooted in history: BBC NEWS AFRICA)
http://www.bbc.co.uk/news/world-africa-21088301

------------------------

「交渉はしない、脅しはかけない、手は緩めない。それが、アルジェリアの対テロ
対応。」
「アルジェリアは外国軍を国内に入れない。独立の時からそうだった。」
「だから、フランスのマリ介入にも、当初は反対した。」
「たとえ外国との合弁であっても、アルジェリアの資源はアルジェリアのもの。
アルジェリア政府は、外国の傀儡じゃないんだ。」

--------------------------

詳細はテキストにあたってください。

コメント [政治・選挙・NHK123] パックイン・ジャーナルを存続させろ フクイタカノリ
3752. 2013年1月20日 20:33:49 : ywS7xb1o5Q
>>3751さん
ありがとうございます。
ユーチューブを前半20分ほど視ました。ECBにしろ日銀にせよ独立性を持ち、政治に翻弄されてはいけない!輪転機廻してお札をジャブジャブ刷っても金融市場や”金”などの投機に流れるということですね。
インフレになっても実体経済は良くならないということでしょうか。
きょうはドタバタしていましたので又、ゆっくり聞きます。

浜距子氏は誰にもゴマ摺らず持論を的確に自信溢れた分かりやすい解説で好きです。また聞いたら感想をコメントします。(多摩通信)

コメント [政治・選挙・NHK142] 生活の党は復活できるか? (かっちの言い分)  笑坊
02. 2013年1月20日 20:34:17 : 9JMlD7PM0I
無理。消える運命。
コメント [政治・選挙・NHK142] 飛んで火に入る河野洋平 パク韓国は巧妙 (日刊ゲンダイ)  赤かぶ
02. 2013年1月20日 20:34:22 : eAXCieOoQM

 引退いたヤツはでしゃばるな! 引っ込んでろ! 鳩山も同じだ。


コメント [政治・選挙・NHK142] 野口悠紀雄教授に論破された「ガルダス」浜田教授 (植草一秀の『知られざる真実』)  笑坊
03. 2013年1月20日 20:34:34 : QKj2V8oUfM
野田って経済学者ですか?東大工学部くずれの学習評論家だったような・・?
コメント [原発・フッ素29] 〈ペイフォワード環境情報教室〉 「2号機温度上昇・MOX燃料の3号機・4号機の展望」1/19小出裕章先生(文字起こし)  赤かぶ
02. 2013年1月20日 20:34:36 : eIYfOp3VMc
> 福島2号機の格納容器、水位わずか60センチ
内視鏡で確認 注入水の大半漏出か
http://www.nikkei.com/article/DGXNASGG2602Y_W2A320C1MM8000/


コメント [原発・フッ素29] 東電、賠償応じず シイタケ種箘メーカー苦境(東京新聞:特報) みょん
04. 2013年1月20日 20:35:09 : FfzzRIbxkp

「商圏は全国にあるのだから、別の販売先を探せばいい」

   なんという ひどい いいぐさでしょう!

コメント [政治・選挙・NHK142] 不正選挙を経て無事小沢抜きの野党連合が始まった! (ハイヒール女の痛快日記)  赤かぶ
16. 2013年1月20日 20:36:04 : QKj2V8oUfM
不正選挙じゃないよ。潔く負けを認めなさい。
コメント [経世済民76] スパコン京、2位に転落 米IBM「セコイア」が最速に  79億円で倍の性能、京は1120億円9月稼動予定も MR
12. 2013年1月20日 20:36:25 : MzVw1pMw8o
 今の日本は、知ったかぶりが中途半端な知識をクリティカルな分野に口出ししてくる。場合によっては大事故につながり、犯罪行為と言わざるを得ない。
 上の記事でも、コスパを持ち出してくる奴はコストだけに目が移りパフォーマンスについて全く考慮がなされていない。現状の、航空機や原子力発電機の設計を始めとしたシミュレーションは、通常のスパコンや企業用ワークステーションでは(PCは論外)厳密な計算を行おうとすると、1つの設計パターンの計算でも1年ほどの計算時間がかかってしまう。そのため、なんらかの物理量を2桁ほど変えて計算するという、現実の環境とは異なったシミュレーションを行っている。当然、1回で終わりではなく、その設計を調整しなおしてシミュレーションを何回も繰り返して行かなければならない。
 結局の所、これまでの計算機よりも遥かに大きなパフォーマンスの計算機が、産業の、ポジティブな意味での発展ではなく、ネガティブな安全面の点において早急に必須であるのだ。

 そもそもゲームのグラフィックというお遊びの用途であるGPUをちょっと改造しただけで、スーパーコンピュータでの、航空機など、緻密な計算を求められる構造設計のシュミレーションが行えると、本気で思っているのだろうか。
 はっきり言って、長崎大のPS3を並列につないだものはガラクタ以外のなんでもない。それに3800万円もかけた事をむしろ疑問に思うべきだろう。

コメント [政治・選挙・NHK142] 小野寺防衛大臣の『国賊』発言こそ許すべきでない  孫崎 享  赤かぶ
73. 2013年1月20日 20:36:34 : d9ENDnJWTc
最近の国賊は、余程、図々しいと見える。分かったから、乞食民族在日は、吠えて無いで出て失せろ。今すぐ出て行け。

コメント [政治・選挙・NHK142] 小野寺防衛大臣の『国賊』発言こそ許すべきでない  孫崎 享  赤かぶ
74. Panbet 2013年1月20日 20:38:54 : 4eawpyhzNkpGg : LBSVjSNBEc

『戦後史の正体』の上梓以後の、孫崎さんの勇気ある言説に心から声援を送ります。本物には、決然たる覚悟があります。孫崎さんを軽薄に批判するあなたには、彼の10分の1ほどの信念でもおありですか?
コメント [政治・選挙・NHK142] 小沢氏 参院での自公過半数阻止に全力 (NHK)  赤かぶ
07. 2013年1月20日 20:40:16 : QKj2V8oUfM
03>

小沢さんはもう政治家としては棺桶に片足入れてるよ。何か君のような人を見てると気の毒になるよ。

コメント [政治・選挙・NHK142] 安倍さん、インフレって、そんなに一生懸命やるものですか? (生き生き箕面通信)  赤かぶ
21. 2013年1月20日 20:41:57 : w08v0PDanQ

そもそも、「物価を2%上げる」ことを目標にするのがおかしい。

本来言うべきは
「いろいろな政策を取った結果、物が売れるようになり、その結果、皆さんの収入が増え、さらに物が売れるようになりました。
デフレ不況から脱出し、お金が順調に世の中を回るようになったわけです。
その結果として、諸物価も2%ほど上昇しましたが不況脱出の代償ですから、そこは我慢してください。」
ってことだろ。

それなのに、完全に本末転倒だ。バカ丸出し。
不況脱出の、好景気の指標として表れるに過ぎない数字を、その数字だけ先取りして不況脱出に見せかける。
円安政策も同じ。
形だけ、上辺だけ整えて、デフレ脱却と言い張る。
アベノミクスがやろうとしているのはデフレ脱却偽装詐欺だ。

コメント [政治・選挙・NHK142] 鳩山由紀夫に関して 「パスポートを直ちに失効させるべきだ」 西村眞悟(眞悟の時事通信) かさっこ地蔵
13. 2013年1月20日 20:42:44 : QKj2V8oUfM
鳩山もそうだが、あの相棒の韓流ババアも見苦しいね。日本人とは思えないよ。
コメント [政治・選挙・NHK142] 売国奴鳩山氏 ( 深谷隆司 )  笑坊
23. 2013年1月20日 20:43:42 : lRYfivAqeo
深谷ブーと云い早川カバと云い自滅盗元議員は、呼ばれもしないのにホイホイ!!

動物園から出てくるの!大勝利したのかよ?態度でかいんだよ!!!

コメント [政治・選挙・NHK142] 生活の党は復活できるか? (かっちの言い分)  笑坊
03. 2013年1月20日 20:43:58 : 5WUXqAHKYw
ひとの心配するヒマがあったらてめえの頭のハエでも追ってろよ。w
コメント [戦争b10] アルジェリア政府はなぜ急速に軍事行動に踏み切ったか (1)・(2)  六辻 彰二 | 国際政治学者 福助
03. 2013年1月20日 20:44:55 : d9ENDnJWTc
開発途上国への支援は、総括的に引き上げた方が良いね?。この様な、極めて野蛮な事例を見せつけられるに当たっては。
コメント [政治・選挙・NHK142] 林農水大臣が「TPPは貸し切りバス」、日本が不参加の表明で米国のTPP構想は破綻 (Shimarnyのブログ)  赤かぶ
14. 2013年1月20日 20:45:33 : sCif4wPAe2
>>09
FTAをアメリカと締結した韓国やカナダが、アメリカにどのような仕打ちを受けているか調べてから発言しなよ。農協をどうするとか、そんなちっぽけな話じゃないから。
コメント [政治・選挙・NHK142] 中国と対立するなら露朝韓と組め(田中宇の国際ニュース解説) HIMAZIN
17. 2013年1月20日 20:46:49 : QKj2V8oUfM
苦しい時のロシア頼みだけは絶対に避けるべし。ロシアは中国や北朝鮮よりも信用できない国だよ。
コメント [政治・選挙・NHK142] 生活の党は復活できるか? (かっちの言い分)  笑坊
04. 2013年1月20日 20:47:19 : VbWAbFllIA
今年に入っての円安で株価が爆上げしている。
また大型補正予算で3月からは工事が急増。
建設土木業界は資材不足や人手不足に悲鳴を上げている。
また国や地方自治体も職員が全く足りず
25年度の新規採用は定員削減を中止して20年ぶりの
大幅増になるという。新卒やその親は大喜びだろう。

これで自公は参院選で圧倒的な勝利は間違いない。
民主や生活は忘れられるだろう。

コメント [政治・選挙・NHK142] 生活の党は復活できるか? (かっちの言い分)  笑坊
05. IOS Ichiro Ozawa OS 2013年1月20日 20:51:47 : .pi0m7BK8PPuk : SFRrYr2V2c
今日、「日々坦々」さんも ご自分自身に苦しい問いかけをされている:「今後の対立軸はやっぱり「対米隷従」なのか、それとも自立と共生の「自主独立」になるのか?!」と。
かっちさんは、「生活の党は復活できるか?」と問うた。
私は知らなかったが、カッチさんは「このブログは、民主党が政権与党になった時点で、鳩山元首相の沖縄基地移転問題についてマスコミ、米国、米国マスコミによる連日のバッシングに危機感を覚え、一個人として小さな声を発しようと思って始めたものだ」と言われる。
日々坦々さんも、同じように今日のブログで「2009年の8月1日に始めた本ブログも、その月に政権交代が実現され、その波に乗ってほぼ毎日更新してきた」と書かれた。

お二人とも、メディアのアンフェアー攻勢に対峙されようとしてこられた。
公正なる社会の実現が近いと感じられたと私も思った。
しかし、日々坦々さんが続けて曰く『しかし昨年の選挙では、行きがかり上選挙の中にどっぷりと浸かって予想以上の大惨敗で、ほぼ「燃え尽き症候群」状態』だと。

カッチさんも『個人的な意見としては、道は遠いと言わざるを得ない。しかし、奇策はない』と。

皆、思いは同じだ。
どうする事ができるのか?
どうすれば良いのか?
を 自問し続ける...

しかし、人生が終わるわけも無く、
暮らし続けている
日日の生活から
発想し、できる事を重ねる以外に無い。 『奇策は無い』のだから。

しかし、アメリカの公民権運動でも、獄中に27年間幽閉されたマンデラであろうと、
絶対的スーパー権力であったソ連帝国にあってもサハロフなど発言し続けた、
ソ連軍のチェコ侵攻に抗議し「赤の広場」で無言のうちにプラカードを掲げたのは5人だった、
しかし、
絶望の極みの中での声が
壁を突き破り、奔流を生み出す事を見てきた。

この日本という社会では 始めての政権交代が不発だったからと言って
絶望するわけにはいかない。

ようやく、端緒にたったと考えるべきだ。

政権交代があり、
二回目の交代があったので、
二回ある事は 必ず三回はあるという事に
国民がなれると言う事であり、
三回目からが 本当の始まりになると考えるのが良い。
三回から 「日本の近代化」の始まりなのだ。

コメント [経世済民78] 進む円安、1ドル=110円の分析も「経済効果に爆発的な影響力」  赤かぶ
22. 2013年1月20日 20:52:32 : jBYodACgbA
 馬鹿馬鹿しいアメリカの構想を見てみろ80円台の維持だよ!騙されて為替に手を出したら損するぞ!
コメント [原発・フッ素29] 東京の汚染度 (のんきに介護) 運否天賦
16. 2013年1月20日 20:53:59 : eIYfOp3VMc
琉球新報の記事。

>ヨウ素・セシウム県内到達 3月25日から1ヵ月「人体に影響ない」
3月25日にヨウ素131、同31日にセシウム134と137を観測した。
 最高値はいずれも4月6日で1立方メートル当たりヨウ素131が1・27ミリベクレル、セシウム134が1・31ミリベクレル、セシウム137が1・56ミリベクレルだった。
http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-182307-storytopic-1.html

これは、SPEEDIのデータと言われています。
記事にある4月6日の状態です。
福島第一原発からプルームが、沖縄を直撃しています。
http://farm7.static.flickr.com/6143/6196849079_73fe05e38e_z.jpg
3月25日は、こんな感じです。
http://farm7.static.flickr.com/6155/6197394130_067c5c3640_z.jpg

長崎市の下水汚泥からヨウ素131が検出されました。
これもふくいち由来の可能性が大きくなりました。
見てゆけば分かりますが、プルームは日本全土を覆ったことに間違いはありません。
http://datapoke.org/partmom/a=35#
(ログインしなくても利用できます)

コメント [政治・選挙・NHK142] 特集 安倍晋三総理 対談 「独立自尊! 私は経済を 立て直す!」  (櫻井よしこ オフィシャルブログ) 真相の道
27. 2013年1月20日 20:54:32 : GDetOw0tis
>>投稿者 真相の道 日時 2013 年 1 月 19 日 17:31:32: afZLzAOPWDkro

はっきり言って馬鹿記者のレベルだろう。小沢一郎氏などに比較できるなら、はるかに危険な安全保障観の持ち主だ。米軍との関係と日米関係全体を混同した論理で日本の安全保障など語ることこそ馬鹿者の論理だろうが! 馬鹿野郎!!


コメント [国際7] アルジェリア人質事件の不思議 taked4700
21. 2013年1月20日 20:55:35 : d9ENDnJWTc
アルジェリアの奴、日本に戦争でも仕掛けてるのか?。テロリストなんか、どうでも良いから、アルジェリアごと吹き飛ばせよ。アルジェリア政府がどうとかじゃなくて、起きてる現象その物が狂ってるよ、もはや。
コメント [政治・選挙・NHK142] 特集 安倍晋三総理 対談 「独立自尊! 私は経済を 立て直す!」  (櫻井よしこ オフィシャルブログ) 真相の道
28. 2013年1月20日 20:56:49 : s3vzXhnNp2

>>23さん

>>22 = DcxDg6lzRMの主張が「トンチンカン」というあなたの指摘は全くその通り。

>(3)(4)は、あなたの言う「国際的には軍隊と規定される」根拠とは無関係。
>(a)(b)(c) (d)も、民兵隊又は義勇隊で捕虜規定が適用されるための条件でしかないわけでしょ。
だからこれも「国際的には軍隊と規定される」根拠とは無関係。

その通りとしか言いようがない。
まともな思考能力があればそう考えるでしょう。
というより、DcxDg6lzRMは日本語がまともに理解できず、そのため条文も理解できていないようだ。

あなたの言われる通り、(3)(4)は「 国際的には軍隊と規定される」根拠とは無関係。
おまけに自衛隊とも関係がない。

(a)(b)(c) (d)に至っては、DcxDg6lzRMの喚く軍隊とは無関係。
『但し、それらの民兵隊又は義勇隊(組織的抵抗運動団体を含む。)は、次の条件を満たすものでなければならない。』(条文)
このように民兵隊や義勇隊の場合で、捕虜待遇規定が適用される条件として(a)(b)(c) (d)を謳ってあるだけ。
軍隊についての規定などではない。

おまけに自衛隊が民兵隊や義勇隊ではないことは、>>21で民兵隊や義勇隊の定義から実証した通り。
   
  
このように、DcxDg6lzRMの喚きはたしかに「トンチンカン」だらけだ。

フォースについてもあなたの言う通りで、Force=軍ではない。Forceには部隊という意味もある。
そして部隊は軍にだけあるわけではない。
警察や消防、自衛隊にもある。
つまり、Force=軍=部隊ではないということ。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%83%A8%E9%9A%8A

このように、DcxDg6lzRMは日本語が理解できておらず、論理的思考力も欠けている。
>>23さんのようなまともな人にはそれがわかっているということですね。
  
    
>>06で詳しく説明した通り、自衛隊員が捕まった場合は捕虜として扱われない可能性が高い。
その危険回避のために、国防軍にすることは必須ということ。
  
  

コメント [政治・選挙・NHK142] 甘すぎる安倍首相の対応 人質多数死亡の冷厳な現実 (日刊ゲンダイ)  赤かぶ
40. 2013年1月20日 20:57:01 : cB9qfk6wfs
【パリ共同】フランスのオランド大統領は19日、・・・「最も適切なやり方だったと思う」と評価した。アルジェリア軍の作戦ではフランス人人質の死者も出たが、オランド氏は「人質を殺すことも辞さない冷徹なテロリストと対峙していたアルジェリアに交渉の余地などなかった」と強調した。

【ワシントン=白川義和】オバマ米大統領は19日、・・・「この悲劇で責任を負うのはテロリストだ。米国は最大限の表現で彼らの行為を非難する」と述べた。

----------------------------------------

安倍首相は、「人質の人名を第一に」「軍事行動の中止を要請」だったみたいですね。

ズレてますね。

たぶん安倍首相に限らず、日本人はみんな平和ボケなんでしょうね。

日本のマスコミが安倍首相をタカ派だというので、海外の何も知らないメディアも安倍首相のことをタカ派だと言っているけど、安倍首相は、本質はハト派ですよ。
安倍首相の野望は、自分の国を自分で守れるようにしたいという程度のことですからね。

じゃあ、「日本のハトは何だ」と言われたら「アンポンタン」とこたえるしかないね。以前は「非武装中立」なんて言っていたしね。外国なら精神病院行きですね。

記事 [近代史02] スッタニパータ


【ブッダのことば】スッタニパータ<中村 元訳>


【 第一 蛇の章 】      

--------------------------------------------------------------------------------
■□■<1、蛇>■□■
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1 蛇の毒が(身体のすみずみに)ひろがるのを薬で制するように、怒りが起こったのを制する修行者(比丘)は、この世とかの世とをともに捨て去る。──蛇が脱皮して旧い皮を捨て去るようなものである。

2 池に生える蓮華を、水にもぐって折り取るように、すっかり愛欲を断ってしまった修行者は、この世とかの世とをともに捨て去る。 ──蛇が脱皮して旧い皮を捨て去るようなものである。

3 奔り流れる妄執の水流を涸らし尽して余すことのない修行者は、この世とかの世とをともに捨て去る。──蛇が脱皮して旧い皮を捨て去るようなものである。

4 激流が弱々しい葦のの橋を壊すように、すっかり驕慢を減し尽くした修行者は、この世とかの世とをともに捨て去る。──蛇が脱皮して旧い皮を捨て去るようなものである。

5 無花果の樹の林の中に花を探し求めて得られないように、諸々の生存状態のうちに堅固なものを見いださない修行者は、この世とかの世とをともに捨て去る。──蛇が脱皮して旧い皮を捨て去るようなものである。

6 内に怒ることなく、世の栄枯盛衰を超越した修行者は、この世とかの世とをともに捨て去る。 ──蛇が脱皮して旧い皮を捨て去るようなものである。

7 想念を焼き尽くして余すことなく、心の内がよく整えられた修行者は、この世とかの世とをともに捨て去る。──蛇が脱皮して旧い皮を捨て去るようなものである。

8 走っても疾過ぎることなく、また遅れることもなく、すべてこの妄想をのり越えた修行者は、この世とかの世とをともに捨て去る。──蛇が脱皮して旧い皮を捨て去るようなものである。

9 走っても疾過ぎることなく、また遅れることもなく、「世間における一切のものは虚妄である」と知っている修行者は、この世とかの世とをともに捨て去る。──蛇が脱皮して旧い皮を捨て去るようなものである。

10 走っても疾過ぎることなく、また遅れることもなく、「一切のものは虚妄である」と知って貪りを離れた修行者は、この世とかの世とをともに捨て去る。──蛇が脱皮して旧い皮を捨て去るようなものである。

11 走っても疾過ぎることなく、また遅れることもなく、「一切のものは虚妄である」と知って愛欲を離れた修行者は、この世とかの世とをともに捨て去る。──蛇が脱皮して旧い皮を捨て去るようなものである。

12 走っても疾過ぎることなく、また遅れることもなく、「一切のものは虚妄である」と知って憎悪を離れた修行者は、この世とかの世とをともに捨て去る。──蛇が脱皮して旧い皮を捨て去るようなものである。

13 走っても疾過ぎることなく、また遅れることもなく、「一切のものは虚妄である」と知って迷妄を離れた修行者は、この世とかの世とをともに捨て去る。──蛇が脱皮して旧い皮を捨て去るようなものである。

14 悪い習性がいささかも存することなく、悪の根を抜き取った修行者は、この世とかの世とをともに捨て去る。──蛇が脱皮して旧い皮を捨て去るようなものである。

15 この世に還り来る縁となる<煩悩から生ずるもの>をいささかももたない修行者は、この世とかの世とをともに捨て去る。──蛇が脱皮して旧い皮を捨て去るようなものである。

16 ひとを生存に縛りつける原因となる<妄執から生ずるもの>をいささかももたない修行者はこの世とかの世とをともに捨て去る。──蛇が脱皮して旧い皮を捨て去るようなものである。

17 五つの蓋いを捨て、悩みなく、疑惑を越え、苦悩の矢を抜き去られた修行者は、この世とかの世とをともに捨て去る。──蛇が脱皮して旧い皮を捨て去るようなものである。

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■□■<2,ダニヤ>■□■
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18 牛飼いダニヤがいった、
「わたしはもう飯を炊き、乳を搾ってしまった。マヒー河の岸のほとりに、わたしは(妻子と)ともに住んでいます。わが小舎の屋根は葺かれ、火は点されている。神よ、もしも雨を降らそうと望むなら、雨を降らせよ。」

19 師は答えた、
「わたしは怒ることなく、心の頑迷さを離れている。マヒー河の岸のほとりに一夜の宿りをなす。わが小舎(すなわち自身)はあばかれ、(欲情の)火は消えた。神よ、もしも雨を降らそうと望むなら、雨を降らせよ。」

20 牛飼いダニヤがいった、
「蚊も虻もいないし、牛どもは沼地に茂った草を食んで歩み、雨が降ってきても、かれらは堪え忍ぶであろう。神よ、もしも雨を降らそうと望むなら、雨を降らせよ。」

21 師は答えた、
「わが筏はすでに組まれて、よくつくられていたが、激流を克服して、すでに渡りおわり、彼岸に到着している。もはや筏の必要はない。神よ、もしも雨を降らそうと望むなら、雨を降らせよ。」

22 牛飼いダニヤがいった、
「わが牧婦(=妻)は従順であり、貪ることがない。久しくともに住んできたが、わが意に適っている。かの女にいかなる悪のあるのをも聞いたことがない。神よ、もしも雨を降らそうと望むなら、雨を降らせよ。」

23 師は答えた、
「わが心は従順であり、解脱している。永いあいだ修養したので、よくととのえられている。わたしにはいかなる悪も存在しない。神よ、もしも雨を降らそうと望むなら、雨を降らせよ。」

24 牛飼いダニヤがいった、
「私は自活しみずから養うものである。わが子らはみなともに住んで健やかである。かれらにいかなる悪のあるのをも聞いたことがない。神よ、もし雨を降らそうと望むなら、雨を降らせよ。」

25 師は答えた、
「わたしは何人の傭い人でもない。みずから得たものによって全世界を歩む。他人に傭われる必要はない。神よ、もし雨を降らそうと望むなら、雨を降らせよ。」

26 牛飼いダニヤがいった、
「未だ馴らされていない牛もいるし、乳を飲む仔牛もいる。孕んだ牝牛もいるし、交尾を欲する牝牛もいる。牝牛どもの主である牡牛もいる。神よ、もし雨を降らそうと望むなら、雨を降らせよ。」

27 師は答えた、
「未だ馴らされていない牛もいないし、乳を飲む仔牛もいない。孕んだ牝牛もいないし、交尾を欲する牝牛もいない。牝牛どもの主である牡牛もここにはいない。神よ、もし雨を降らそうと望むなら、雨を降らせよ。」

28 牛飼いダニヤがいった、
「牛を繋ぐ杭は、しっかり打ち込まれていて揺るがない。ムンジャ草でつくった新しい縄はよくなわれている。仔牛もこれを断つことができないであろう。神よ、もし雨を降らそうと望むなら、雨を降らせよ。」

29 師は答えた、
「牡牛のように結縛を断ち、臭い臭いのする蔓草を象のように踏みにじり、わたしくしはもはや母胎に入ることはないであろう。神よ、もし雨を降らそうと望むなら、雨を降らせよ。」

30 忽ちに大雲が現われて、雨を降らし、低地と丘とをみたした。神が雨を降らすのを聞いて、ダニヤは次のことを語った。

31 「われらは尊き師にお目にかかりました、われらの得たところは実に大きいのです。眼ある方よ。われらはあなたに帰依します。あなたはわれわれの師となってください。大いなる聖者よ。

32 妻もわたしもともに従順であります。幸せな人(ブッタ)のもとで清らかな修行を行いましょう。生死の彼岸に達して、苦しみを滅しましょう。」

33 悪魔パービマンがいった、
「子のある者は子について喜び、また牛ある者は牛について喜ぶ。人間の執著(しゅうじゃく)する元のものは喜びである。執著する元のない人は、実に喜ぶことがない。」

34 師は答えた、
子のある者は子について憂い、また牛ある者は牛について憂う。実に人間の憂いは執著する元のもののない人は、憂うることがない。」

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■□■<3、犀(さい)の角>■□■
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35 あらゆる生きものに対して暴力を加えることなく、あらゆる生きもののいずれをも悩ますことなく、また子を欲するなかれ。況や朋友をや。犀の角のようにただ独り歩め。

36 交わりをしたならば愛情が生じる。愛情にしたがってこの苦しみが起こる。愛情から禍い(わざわい)の生じることを観察して、犀の角のようにただ独り歩め。

37 朋友・親友に憐れみをかけ、心がほだされると、おのが利を失う。親しみにはこの恐れのあることを観察して、犀の角のようにただ独り歩め。

38 子や妻に対する愛著は、たしかに枝の広く茂った竹が互いに相絡むようなものである。筍が他のものにまつわりつくことのないように、犀の角のようにただ独り歩め。

39 林の中で、縛られていない鹿が食物を求めて欲するところに赴くように、聡明な人は独立自由をめざして、犀の角のようにただ独り歩め。

40 仲間の中におれば、休むにも、立つにも、行くにも、旅するにも、つねにひとに呼びかけられる。他人に従属しない独立自由をめざして、犀の角のようにただ独り歩め。

41 仲間の中におけば、遊戯と歓楽とがある。また子らに対する情愛は甚だ大である。愛しき者と別れることを厭いながらも、犀の角のようにただ独り歩め。

42 四方のどこでも赴き、害心あることなく、何でも得たもので満足し、諸々の苦痛に堪えて、恐れることなく、犀の角のようにただ独り歩め。

43 出家者でありながらなお不満の念をいだいている人々がいる。また家に住まう在家者でも同様である。だから他人の子女にかかわること少し、犀の角のようにただ独り歩め。

44 葉の落ちたコーヴィラーラ樹のように、在家者のしるしを捨て去って、在家の束縛を断ち切って、健き人はただ独り歩め。

45 もしも汝が、<賢明で協同し行儀正しい明敏な同伴者>を得たならば、あらゆる危難にうち勝ち、こころ喜び、気をおちつかせて、かれとともに歩め。

46 しかしもし汝が、<賢明で協同し行儀正しい明敏な同伴者>を得ないならば、譬えば王が征服した国を捨て去るようにして、犀の角のようにただ独り歩め。

47 われわれは実に朋友を得る幸を讃め称える。自分より勝れあるいは等しい朋友には、親しみ近づくべきである。このような朋友を得ることができなければ、罪過のない生活を楽しんで、犀の角のようにただ独り歩め。

48 金の細工人がみごとに仕上げた二つの輝く黄金の腕輪を、一つの腕にはめれば、ぶつかり合う。それを見て、犀の角のようにただ独り歩め。

49 このように二人でいるならば、われに饒舌といさかいとが起るであろう。未来にこの恐れのあることを察して、犀の角のようにただ独り歩め。

50 実に欲望は色とりどりで甘美であり、心に楽しく、種々のかたちで、心を攪乱する。欲望の対象にはこの患いのあることを見て、犀の角のようにただ独り歩め。

51 これはわたくしにとって災害であり、腫物であり、禍であり、病であり、矢であり、恐怖である。諸々の欲望の対象にはこの恐ろしさのあることを見て、犀の角のようにただ独り歩め。

52 寒さと暑さと、飢えと渇えと、風と太陽の熱と、虻と蛇と、──これらすべてのものにうち勝って、犀の角のようにただ独り歩め。

53 肩がしっかりと発育し蓮華のようにみごとな巨大な象は、その群を離れて、欲するがままに森の中を遊歩する。そのように、犀の角のようにただ独り歩め。

54 集会を楽しむ人には、暫時の解脱に至るべきことわりもない。太陽の末裔<ブッダ>のことばをこころがけて、犀の角のようにただ独り歩め。

55 相争う哲学的見解を越え、(さとりに至る)決定に達し、道を得ている人は、「われは智慧が生じた。もはや他の人に指導される要がない」と知って、犀の角のようにただ独り歩め。

56 貪ることなく、詐ることなく、渇望することなく、(見せかけで)覆うことなく、濁りと迷妄とを除き去り、全世界において妄執のないものとなって、犀の角のようにただ独り歩め。

57 義ならざるものを見て邪曲にとらわれている悪い朋友を避けよ。貪りに耽って怠っている人に、みずから親しむな。犀の角のようにただ独り歩め。

58 学識ゆたかで真理をわきまえ、高邁・明敏な友と交われ。いろいろと為になることがらを知り、疑惑を去って、犀の角のようにただ独り歩め。

59 世の中の遊戯や娯楽に、満足を感ずることなく、心ひかれることなく、身の装飾を離れて、真実を語り、犀の角のようにただ独り歩め。

60 妻子も、父母も、財産も穀物も、親類やそのほかあらゆる欲望までも、すべて捨てて、犀の角のようにただ独り歩め。

61 「これは執著である。ここは楽しみは少し、快い味わいも少くて、苦しみが多い。これは魚を釣る釣り針である」と知って、賢者は、犀の角のようにただ独り歩め。

62 水の中の魚が網を破るように、また火がすでに焼いたところに戻ってこないように、諸々の(煩悩の)結び目を破り去って、犀の角のようにただ独り歩め。

63 俯して視、とめどなくうつろうことなく、諸々の感官を防いで守り、こころを護り(慎しみ)、(煩悩の)流れ出ることなく、(煩悩の火に)焼かれることもなく、犀の角のようにただ独り歩め。

64 葉の落ちたパーリチャッタ樹のように、在家者の諸々のしるしを除き去って、出家して袈裟の衣をまとい、犀の角のようにただ独り歩め。

65 諸々の味を貪ることなく、えり好みすることなく、他人を養うことなく、戸ごとに食を乞い、家々に心をつなぐことなく、犀の角のようにただ独り歩め。

66 こころの五つの覆いを断ち切って、すべてに付随して起こる悪しき悩み(随煩悩)を除き去り、なにものかにかたよることなく、愛念の過ちを断ち切って、犀の角のようにただ独り歩め。

67 以前に経験した楽しみと苦しみを擲ち、また快さと憂いとを擲って、清らかな平静と安らいとを得て、犀の角のようにただ独り歩め。

68 最高の目的を達成するために努力策励し、こころが怯むことなく、行いに怠ることなく、堅固な活動をなし、体力と智力とを具え、犀の角のようにただ独り歩め。

69 独座と禅定を捨てることなく、諸々のことがらについて常に理法に従って行い、諸々の生存には患いのあることを確かに知って、犀の角のようにただ独り歩め。

70 妄執の消滅を求めて、怠らず、明敏であって、学ぶこと深く、こころをとどめ、理法を明らかに知り、自制し、努力して、犀の角のようにただ独り歩め。

71 音声に驚かない獅子のように、網にとらえられない風のように、水に汚されない蓮のように、犀の角のようにただ独り歩め。

72 歯牙強く獣どもの王である獅子が他の獣にうち勝ち制圧してふるまうように、辺地の坐臥に親しめ。犀の角のようにただ独り歩め。

73 慈しみと平静とあわれみと解脱と喜びとを時に応じて修め、世間すべてに背くことなく、犀の角のようにただ独り歩め。

74 貪欲と嫌悪と迷妄とを捨て、結び目を破り、命の失うのを恐れることなく、犀の角のようにただ独り歩め。

75 今の人々は自分の利益のために、交わりを結び、また他人に奉仕する。今日、利益をめざさない友は、得がたい。自分の利益のみを知る人間は、きたならしい。犀の角のようにただ独り歩め。

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■□■<4、田を耕すバーラドブァージャ>■□■
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 わたしが聞いたところによると、──あるとき尊き師(ブッダ)はマガダ国の南山にある「一つの茅」というバラモン村におられた。そのとき田を耕すバラモン・バーラドヴァーシャは、種子を捲く時に五百挺の鋤を牛に結びつけた。

 そのとき師(ブッダ)は朝早く内衣を着け、鉢と上衣とをたずさえて、田を耕すバラモン・バーラドヴァーシャが仕事をしているところへ赴かれた。ところでそのとき田を耕すバラモン・バーラドヴァーシャは食物を配給していた。

 そこで師は食物を配給しているところに近づいて、傍らに立たれた。田を耕すバラモン・バーラドヴァーシャは、師が食を受けるために立っているのを見た。そこで師に告げていった、

「道の人よ。わたしは耕して種を播く。耕して種を播いたあとで食う。あなたもまた耕せ、また種を播け。耕して種を播いたあとで食え。」と

(師は答えた)、「バラモンよ。わたしもまた耕して種を播く。耕して種を播いてから食う」と。

 (バラモンがいった)、「しかしわれらは、ゴータマさん(ブッダ)の軛も鋤も鋤先も突棒も牛も見ない。それなのにゴータマさんは『バラモンよ。わたしもまた耕して種を播く。耕して種を播いてから食う。』という」と。

そこで田を耕すバラモン・バーラドヴァーシャは詩を以て師に呼びかけた。

76 「あなたは農夫であるとみずから称しておられますが、われらはあなたが耕作するのを見たことがない。おたずねします。──あなたが耕作するということを、われわれが了解し得るように話してください。」

77 (師は答えた)「わたしにとっては、信仰が種である。苦行が雨である。知慧がわが軛(くびき)と鋤(すき)きである。慚(はじること)が鋤棒である。心が縛る縄である。気を落ちつけることが鋤先と突棒とである。

78 身をつつしみ、ことばをつつしみ、食物を節して過食しない。わたしは真実をまもることを草刈りとしている。柔和が私にとって(牛の)軛を離すことである。

79 努力がわが(軛をかけた牛)であり、安穏の境地に運んでくれる。退くことなく進み、そこに至ったならば憂えることがない。

80 この耕作はこのようになされ、甘露の果実もたらす。この耕作を行ったならば、あらゆる苦悩から解き放たれる。」

 そのとき田を耕すバラモン・バーラドヴァーシャは、大きな青銅の鉢に乳粥を盛って、師(ブッダ)にささげた。──「ゴータマさまは乳粥をめしあがれ。あなたは耕作者です。ゴータマさまは甘露の果実をもたらす耕作をなさるのですかから。」

81 詩を唱えて[報酬として]得たものを、わたくしは食うてはならない。バラモンよ、このことは正しく見る人々(目ざめた人々)のならわしではない。詩を唱えて得たものを、目ざめた人々(諸のブッダ)は斥ける。バラモンよ、定めが存するのであるから、これが(目ざめた人々の)生活法なのである。

82 全き人である大仙人、煩悩の汚れをほろぼし尽し悪い行いを消滅した人に対しては、他の飲食をささげよ。けだしそれは功徳を積もうと望む者のための(福)田であるからである。

「では、ゴータマ(ブッダ)さま、この乳粥をわたしは誰にあげましょうか?」

「バラモンよ。実に神々・悪魔・梵天とともなる世界において、神々・人間・道の人・バラモンを含む生きものの中で、全き人(如来)とかれの弟子とを除いては、この乳粥を食べてすっかり消化し得る人を見ない。だから、バラモンよ、その乳粥を青草の少いところに棄てよ、或いは生物のいない水の中に沈めよ。」

そこで田を耕すバラモン・バーラドヴァーシャはその乳粥を生物のいない水の中にうずめた。

さてその乳粥は、水の中に投げ棄てられると、チッチタ、チッチタと音を立てて、大いに湯煙りを立てた。譬えば終日日に曝されて熱せられた鋤先を水の中に入れると、チッチタ、チッチタと音を立て、大いに湯煙りを出すように、その乳粥は、水の中に投げ棄てられると、チッチタ、チッチタと音を立て、大いに湯煙りを出した。

 そのとき田を耕すバラモン・バーラドヴァーシャは恐れおののいて、身の毛がよだち、師(ブッダ)のもとに近づいた。そうして師の両足に頭を伏せて、礼拝してから、師にいった、

──「すばらしいことです、ゴータマさま。すばらしいことです、ゴータマさま。譬えば倒れた者を起こすように、覆われたものを聞くように、方向に迷った者に道を示すように、あるいは『眼ある人々は色やかたちを見るであろう』といって暗闇の中で灯火をかかげるように、ゴータマさまは種々のしかたで真理を明らかにされました。故にわたくしはここにゴータマさまに帰依します。また真理と修行僧のつどいに帰依します。わたしはゴータマさまのもとで出家し、完全な戒律(具足戒)をうけましょう。」

そこで田を耕すバラモン・バーラドヴァーシャは、師(ブッダ)のもとで出家し、完全な戒律を受けた。それからまもなく、このバラモン・バーラドヴァーシャさんは独りで他の人々から遠ざかり、怠ることなく精励し専心していたが、まもなく、無上の清らかな行いの究極──諸々の立派な人たち(善男子)はそれを得るために正しく家を出て家なき状態に赴いたのであるが──を現世においてみずからさとり、証、具現して、日を送った。「生まれることは尽きた。清らかな行いはすでに完成した。なすべきことをなしおえたた。もはや再びこのような生存を受けることはない。」

とさとった。そうしてバーラドヴァーシャさんは聖者の一人となった。


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■□■<5、チュンダ>■□■
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83 鍛冶工のチュンダがいった、「偉大な智慧ある聖者・目ざめた人・真理の主・妄執を離れた人・人類の最上者・優れた御者に、わたしはおたずねします。──世間にはどれだけの修行者がいますか? どうぞお説きください。」

84 師(ブッダ)は答えた、「チュンダよ。四種の修行者があり、第五の者はありません。面と向かって問われたのだから、それらをあなたに明かしましょう。──<道による勝者>と<道を説く者>と<道において生活する者>と及び<道を汚す者>とです。」

85 鍛冶工チュンダはいった、「目ざめた人々は誰を<道による勝者>と呼ばれるのですか? また<道を習い覚える人>はどうして無比なのですか? またおたずねしますが、<道によって生きる>ということを説いてください。また<道を汚す者>をわたくしに説き明かしてください。」

86 「疑いを越え、苦悩を離れ、安らぎ(ニルヴァーナ)を楽しみ、貪る執念をもたず、神々と世間とを導く人、──そのような人を<道による勝者>であると目ざめた人々は説く。

87 この世で最高のものを最高のものであると知り、ここで法を説き判別する人、疑いを絶ち欲念に動かされない聖者を修行者たちのうちで第二の<道を説く者>と呼ぶ

88 みごとに説かれた<理法にかなったことば>である<道>に生き、みずから制し、落ち着いて気をつけていて、とがのないことばを奉じている人を、修行者たちのうちで第三の<道によって生きる者>と呼ぶ。

89 善く誓戒を守っているふりをして、ずうずうしくて、家門を汚し、傲慢で、いつわりをたくらみ、自制心なく、おしゃべりで、しかも、まじめそうにふるまう者、──かれは<道を汚す者>である。

90 (彼らの特長を)聞いて、明らかに見抜いて知った在家の立派な信徒は、『かれら(四種の修行者)はすべてこのとおりである』と知って、かれらを洞察し、このように見ても、その信徒の信仰はなくならない。かれはどうして、汚れた者と汚れていない者と、清らかな者と清らかでない者とを同一視してよいであろうか。」


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■□■<6、破  滅>■□■
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 わたしが聞いたところによると、──あるとき師(ブッダ)は、サーヴァッティーのジェータ林、<孤独なる人々に食を給する長者>の園におられた。そのとき一人の容色麗しい神が、夜半を過ぎたころ、ジェータ林を隈なく照らして、師(ブッダ)のもとに近づいた。近づいてから師に敬礼して傍らに立った。そうしてその神は師に詩を以て呼びかけた。

91 「われらは、<破滅する人>のことをゴータマ(ブッダ)におたずねします。破滅への門は何ですか? 師にそれを聞こうとしてわれわれはここに来たのですが、──。」

92 (師は答えた)、「栄える人を識別することは易く、破滅を識別することも易い。理法を愛する人は栄え、理法を嫌う人は敗れる。」

93 「よくわかりました。おっしゃるとおりです。これが第一の破滅です。先生! 第二のものを説いてください。破滅への門はなんですか?」

94 「悪い人々を愛し、善き人々を愛することなく、悪人のならいを楽しむ。これは破壊への門である。」

95 「よくわかりました。おっしゃるとおりです。これが第二の破滅です。先生! 第三のものを説いてください。破滅への門は何ですか?」

96 睡眠の癖あり、集会の癖あり、奮励することなく、怠りなまけ、怒りっぽいので名だたる人がいる、──これは破滅への門である。」

97 「よく分かりました。おっしゃるとおりです。これが第三の破滅です。先生! 第四のものを説いてください。破滅への門は何ですか?」

98 「みずからは豊かで楽に暮らしているのに、年老いて衰えた母や父を養わない人がいる、──これは破滅への門である。」

99 「よくわかりました。おっしゃるとおりです。これが第四の破滅です。先生! 第五のものを説いてください。破滅の門は何ですか?」

100 「バラモンまたは<道の人>または他の<もの乞う人>を、嘘をついてだますならば、これは破滅の門である。」

101 「よくわかりました。おっしゃるとうりです。これが第五の破滅です。先生! 第六のものを説いてください。破滅の門は何ですか?」

102 「おびただしい富あり、黄金あり、食物ある人が、ひとりおいしいみのを食べるならば、これは破滅への門である。」

103 「よくわかりました。おっしゃるとおりです。これが第六の破滅です。先生! 第七のものを説いてください。破滅の門は何ですか?」

104 「血統を誇り、財産を誇り、また氏姓を誇っていて、しかも已が親戚を軽蔑する人がいる、──これは破滅への門である。」

105 「よくわかりました。おっしゃるとおりです。これが第七の破滅です。先生! 第八のものを説いてください。破滅の門は何ですか?」

106 「女に溺れ、酒にひたり、賭博に耽り、得るにしたがって得たものをその度ごとに失う人がいる、──これは破滅への門である。」

107 「よくわかりました。おっしゃるとおりです。これが第八の破滅です。先生! 第九のものを説いてください。破滅の門は何ですか?」

108 「おのが妻に満足せず、遊女に交わり、他人の妻に交わる、──これは破滅への門である。」

109 「よくわかりました。おっしゃるとおりです。これが第九の破滅です。先生! 第十のものを説いてください。破滅の門は何ですか?」

110 「青春を過ぎた男が、ティンバル果のように盛り上がった乳房のある若い女を誘き入れて、かの女について嫉妬から夜も眠れない、──これは破滅への門である。」

111 「よくわかりました。おっしゃるとおりです。これが第十の破滅です。先生! 第十一のものを説いてください。破滅の門は何ですか?」

112 「酒肉に荒み、財を浪費する女、またはこのような男に、実権を託すならば、これは破滅への門である。」

113 「よくわかりました。おっしゃるとおりです。これが第十一の破滅です。先生! 第十二のものを説いてください。破滅の門は何ですか?」

114 「クシャトリヤ(王族)の家に生まれた人が、財力が少いのに欲望が大きくて、この世で王位を獲ようと欲するならば、
これは破滅への門である。

115 世の中にはこのような破滅のあることを考察して
賢者・すぐれた人は真理を見て、
幸せな世界を体験する。」


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■□■<7、賤しい人>■□■
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 わたしが聞いたところによると、──あるとき師(ブッダ)は、サーヴァッティーのジェータ林、<孤独な人々に食を給する長者>の園におられた。そのとき師は朝のうちに内衣を着け、鉢と上衣とをたずさえて、托鉢のためにサーヴァッティーに入った。

 そのとき火に事えるバラモン・バーラドヴァーシャの住居には、聖火がともされ、供物がそなえられていた。さて師はサーヴァッティー市の中を托鉢して、かれの住居に近づいた。火に事えるバラモン・バーラドヴァーシャは師が遠くから来るのを見たる

 そこで、師にいった、「髪を剃った奴よ、そこにおれ。にせの<道の人>よ、そこにおれ。賤しい奴よ、そこにおれ」と。

 そう言われたので、師は、火に事えるバラモン・バーラドヴァーシャに言った、「バラモンよ。あなたはいったい賤しい人しはなにかを知っているのですか? また賤しい人たらしめる条件を知っているのですか?」

 「ゴータマさん(ブッタ)。わたしは人を賤しい人とする条件をも知っていないのです。どうか、わたしが賤しい人を賤しい人とさせる条件わ知り得るように、ゴータマさんはわたくしにその定めを説いてください。」

「バラモンよ、ではお聞きなさい。よく注意なさい。わたくしは説きましょう。」

 「どうぞ、お説きください」、と火に事えるバラモン・バーラドヴァーシャは師に答えた。

師は説いていった、

116 「怒りやすく恨みをいだき、邪悪にして、見せかけであざむき、誤った見解を奉じ、たくらみのある人、──かれを賤しい人であると知れ。

117 一度生まれたものを(胎生)でも、二度生まれるもの(卵生)でも、この世で生きものを害し、生きものに対するあわれみのない人、──かれを賤しい人であると知れ。

118 村や町を破壊し、包囲し、圧制者として一般に知られる人、──かれを賤しい人であると知れ。

119 村にあっても、林にあっても、他人の所有物をば、与えられないのに盗み心をもって取る人、──かれを賤しい人であると知れ。

120 実際に負債ががあるのに、返済するように督促されると、『あなたからの負債はない』といって言い逃れる人、──かれを賤しい人であると知れ。

121 実に僅かの物を欲しくて路行く人を殺害して、僅かの物を奪い取る人。──かれを賤しい人であると知れ。

122 証人として尋ねられたとき、自分のために、他人のため、また財のために、偽りを語る人、──かれを賤しい人であると知れ。

123 或いは暴力を用い、或いは相愛して、親族または友人の妻と交わる人、──かれを賤しい人であると知れ。

124 己れは財豊かであるのに、年老いて衰えた母や父を養わない人、──かれを賤しい人であると知れ。

125 母・父・兄弟・姉妹或いは義母を打ち、またはことばで罵る人、──かれを賤しい人であると知れ。

126 相手の利益となることを問われたのに不利益を教え、隠し事をして語る人、──かれを賤しい人であると知れ。

127 悪事を行なっておきながら、『誰もわたしのしたことを知らないように』と望み、隠し事をする人、──かれを賤しい人であると知れ。

128 他人の家に行っては美食をもてなされながら、客として来た時には、返礼としてもてなさない人、──かれを賤しい人であると知れ。

129 バラモンまたは<道の人>、または他の<もの乞う人>を嘘をついてだます人、──かれを賤しい人であると知れ。

130 食事のときが来たのに、バラモンまたは<道の人>をことばて罵り食を与えない人、──かれを賤しい人であると知れ。

131 この世に迷妄に覆われ、わずかの物が欲しくて、事実でないことを語る人──かれを賤しい人と知れ。

132 自分をほめたたえ、他人を軽蔑し、みずからの慢心のために卑しくなった人、──かれを賤しい人であると知れ。

133 人を悩まし、欲深く、悪いことを欲し、ものおしみをし、あざむいて(徳がないのに敬われようと欲し)、恥じ入る心のない人、──かれを賤しい人であると知れ。

134 目ざめた人(ブッダ)をそしり、或いは出家・在家のその弟子(仏弟子)をそしる人、──かれを賤しい人であると知れ。

135 実際は尊敬さるべき人ではないのに尊敬さるべき人(聖者)であると自称し、梵天を含む世界の盗賊である人、──かれこそ実に最下の賤しい人である。
わたしがそなたたちに説き示したこれらの人々は、実に<賤しい人>と呼ばれる。

136 生まれによって賤しい人となるのではない。生まれによってバラモンとなるのではない。行為によって賤しい人ともなり、行為によってバラモンともなる。

137 わたしは次にこの実例を示すが、これによってわが説示を知れ。チャンダーラ族の子で犬殺しのマータンガという人は、世に知られた令名の高い人であった。

138 かれマータンガはまことに得がたい最上の名誉を得た。多くの王族やバラモンたちはかれのところに来て奉仕した。

139 かれは神々の道、塵汚れを離れた大道を登って、情欲を離れて、ブラフマン(梵天)の世界に赴いた。(賤しい)生まれ、ヴェーダの文句に親しむバラモンたちも、しばしば悪い行為を行なっているのが見られる。

140 ヴェーダ読誦者の家に生まれ、ヴェーダの文句に親しむバラモンたちも、しばしば悪い行為を行っているのが見られる。

141 そうすれば、現世においては非難せられ、来世においては悪いところに生まれる。(身分の高い)生れも、かれらが悪いところに生まれまた非難されるのを防ぐことはできない。

142 生まれによって賤しい人となるのではない、生まれによってバラモンとなるのではない。行為によって賤しい人となり、行為によってバラモンともなる。

このように説かれたときに、火に事えるバラモン・バーラドヴァーシャは、師にいった、
「すばらしいことです。ゴータマ(ブッダ)さま。すばらしいことです、ゴータマさま。あたかも倒れた者をおこすように、覆われたものを開くように方角に迷った者に道を示すように、あるいは『眼ある人々は色を見るであろう』といって暗夜に灯火をかかげるように、ゴータマさまは種々のしかたで法を明らかにされました。ですから、わたしは、ゴータマさまに帰依したてまつる。また真理と修行僧のつどいに帰依したてまつる。ゴータマさまは、わたくしを在俗信者として受けいれてください。今日以降命の続く限り帰依します。」


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■□■<8、慈しみ>■□■
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143 究極の理想に通じた人が、この平安の境地に達してなすべきことは、次のとおりである。能力あり、直く、正しく、ことばやさしく、柔和で、思い上がることのない者であらねばならぬ。

144 足ることを知り、わずかの食物で暮し、雑務少く、生活もまた簡素であり、諸々の感官が静まり、聡明で、高ぶることなく、諸々の(ひとの)家で貪ることがない。

145 他の識者の非難を受けるような下劣な行いを、決してしてはならない。一切の生きとし生けるものは、幸福であれ、安穏であれ、安楽であれ。

146 いかなる生物生類であっても、怯えているものでも強剛なものでも、悉く、長いものでも、大きいものでも、中ぐらいのものでも、短いものでも、微細なものでも、粗大なものでも、

147 目に見えるものでも、見えないものでも、遠くに住むものでも、近くに住むものでもすでに生まれたものでも、これから生まれようと欲するものでも、一切の生きとし生けるものは、幸せであれ。

148 何びとも他人を欺いてはならない。たといどこにあっても他人を軽んじてはならない。悩まそうとして怒りの想いをいだいて互いに他人に苦痛を与えることを望んではならない。

149 あたかも、母が已が独り子を命を賭けて護るように、そのように一切の生きとし生れるものどもに対しても、無量の(慈しみの)意を起すべし。

150 また全世界に対して無量の慈しみの意を起こすべし。上に、下に、また横に、障害なく怨みなく敵意なき(慈しみを行うべし)。

151 立ちつつも、歩みつつも、坐しつつも、臥つつも、眠らないでいる限りは、この(慈しみの)心づかいをしっかりとたもて。
この世では、この状態を崇高な境地と呼ぶ。

152 諸々の邪まな見解にとらわけず、戒を保ち、見るはたらきを具えて、諸々の欲望に関する貪りを除いた人は、決して再び母胎に宿ることがないであろう。

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■□■<9、雪山に住む者>■□■
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153 七岳という神霊(夜叉)がいった、「今日は十五日のウポーサタである。みごとな夜が近づいた。さあ、われわれは世にもすぐれた名高い師ゴータマ(ブッダ)にお目にかかろう。」

154 雪山に住む者という神霊(夜叉)がいった、「このように立派な人のこころは一切の生きとし生けるものに対してよく安立しているのだろうか。望ましいものに対しても、望ましくないものに対しても、かれの意欲はよく制されているのであろうか?」

155 七岳という神霊は答えた、「このように立派なかれ(ブッダ)のこころは、一切の生きとし生けるものに対してよく安立している。また望ましいものに対しても、望ましくないものに対しても、かれの意欲はよく制されている。」

156 雪山に住む者という神霊がいった、「かれは与えられないものを取らないであろうか? かれは生きものを殺さないように心がけているであろうか? かれは怠惰から遠ざかっているであろうか? かれは精神の統一をやめないであろうか?」

157 七岳という神霊は答えた、「かれは与えられないものを取らない。かれは生きものを殺さないように心がけている。かれは怠惰から遠ざかっている。目ざめた人(ブッダ)は精神の統一をやめることができない。」

158 雪山に住む者という神霊がいった、「かれは嘘をつかないであろうか? 粗暴なことばを発しないであろうか? 中傷の悪口を言わないだろうか? くだらぬおしゃべりを言わないだろうか?」

159 七岳という神霊は答えた、「かれは嘘をつかない。粗暴なことばを発しな。また中傷の悪口を言わない。 くだらぬおしゃべりを言わない。」

160 雪山に住む者という神霊がいった、「かれは欲望の享楽に耽らないだろうか? その心は濁っていないだろうか? 迷妄を越えているであろうか? 諸々のことがらを明らかに見とおす眼をもっているだろうか?」

161 七岳という神霊は答えた、「かれは欲望の享楽に耽らない。その心は濁っていない。迷妄を越えている。目ざめた人として諸々のことがらを明らかに見とおす眼をもっている。」

162 雪山に住む者という神霊がいった、「かれは明知を具えているだろうか? かれの行いは全く清らかであろうか? かれの煩悩の汚れは消滅しているであろうか? かれはもはや再び世に生まれるということがないであろうか?」

163 七岳という神霊は答えた、「かれは明知を具えている。またかれの行いは清らかである。かれのすべての煩悩の汚れは消滅している。かれはもはや再び世に生まれるということがない。」

163a (雪山に住む者という神霊がいった)、「聖者の心は行動とことばとをよく具現している。明知と行いとを完全に具えているかれを汝が讃嘆するのは、当然である。」

163b 「聖者の心は行動とことばとをよく具現している。明知と行いとを完全に具えているかれに、そなたが随喜するのは、当然である。」

164 (七岳という神霊がいった)、「聖者の心は行動とことばとをよく具現している。さあ、われらは明知と行いとを完全に具えているゴータマに見えよう。」

165 (雪山に住む者という神霊がいった)、「かの聖者は羚羊のような脛があり、痩せ細って、聡明であり、小食で、貪ることなく、森の中で静かに瞑想している、来たれ、われらはゴータマ(ブッダ)に見えよう。

166 諸々の欲望をかえりみることなく、あたかも獅子のように象のように独り行くかれに近づいて、われらは尋ねよう、──死の縛めから解き放たれる道を。」

167 (その二つの神霊がいった)、「説き示す人、説き明かす人、あらゆることがらの究極をきわめ、怨みと恐れを越えた目ざめた人、ゴータマに、われらは問おう。」

168 雪山に住む者という神霊がいった、「何があるとき世界は生起するのですか? 何に対して親しみ愛するのですか? 世間の人々は何ものに執著しており、世間の人々は何ものに悩まされているのですか?」

169 師は答えた、「雪山に住むものよ。六つのものがあるとき世界が生起し、六つのものに対して親しみ愛し、世界は六つのものに執著しており、世界は六つのものに悩まされている。」

170 「それによって世間が悩まされる執著とは何であるか? お尋ねしますが、それからの出離の道を説いてください。どうしたら苦しみから解き放たれるのでしょうか。」

171 「世間には五種の欲望の対象があり、意(の対象)が第六であると説き示されている。それらに対する貪欲を離れたならば、すなわち苦しみから解き放たれる。

172 世間の出離であるこの道が汝らに如実に説き示された。このことを、われは汝らに説き示す、──このようにするならば、苦しみから解き放たれるのである。」

173 「この世において誰が激流を渡るのでしょうか? この世において誰が大海を渡るのでしょうか? 支えなくよるべのない深い海に入って、誰が沈まないのでしょうか?」

174 「常に戒を身にたもち、智慧あり、よく心を統一し、内省し、よく気をつけている人こそが、渡りがたい激流を渡り得る。

175 愛欲の想いを離れ、一切の結び目(束縛)を越え、歓楽による生存を滅しつくした人──、かれは深海のうちに沈むことがない。」

176 (雪山に住む者という神霊がいった)、「深い智慧があり、微妙な意義を見、何ものをも有せず、欲の生存に執著せず、あらゆることがらについて解脱し、天の路を歩みつつあるかの大仙人を見よ。

177 世に名高く、微妙な意義を見、智慧をさずけ、欲望の起る根源に執著せず、一切を知り、よく聡明であり、気高い路を歩みつつあるかの大仙人を見よ。

178 今日われわれは美しい[太陽]を見、美しく晴れた朝に逢い、気もちよく起き上がった。激流をのり越え、煩悩の汚れのなくなった<覚った人>にわれらは見えたからである。

179 これらの千の神霊どもは、神通力あり、誉れたかきものどもであるが、かれらはすべてあなたに帰依します。あなたはわれらの無上の師であります。

180 われらは、村から村へ、山から山へめぐり歩もう、──覚った人をも、真理のすぐれた所以をも礼拝しつつ。」


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■□■<10、アーラブァカという神霊>■□■
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 わたしか聞いたところによると、──あるとき尊き師(ブッダ)はア−ラヴィー国のアーラヴァカという神霊(夜叉)の住居に住みたもうた。そのときアーラヴァカ神霊は師のいるところに近づいて、
師にいった、「道の人よ、出てこい」と。「よろしい、友よ」といって師は出てきた。

(また神霊はいった)、「道の人よ、入れ」と。「よろしい、友よ」といって、師は入った。

ふたたびアーラヴァカ神霊は師にいった、「道の人よ、出てこい」と。「よろしい、友よ」といって師は出て行った。

(また神霊はいった)、「道の人よ、入れ」と。「よろしい、友よ」といって師は入った。三たびまたアーラヴァカ神霊は師にいった、「道の人よ、出てこい」と。よろしい、友よ」といって師は出てきた。

(また神霊はいった)、「道の人よ。入れ」と。「よろしい、友よ」といって師は入った。

四たびまたアーラヴァカ神霊は師にいった、「道の人よ、出てこい」と。

(師は答えた)、「では、わたしはもう出て行きません、汝のなすべきことをなさい」と。

 (神霊がいった)、「道の人よ、わたしは汝に質問しよう。もしも汝がわたしに解答できないならば、汝の心を乱し、汝の心臓を裂き、汝の両足をとらえてガンジス河の向こうの岸に投げつけよう。」

(師は答えた)、「友よ。神々・悪魔・梵天を含む世界において、道の人・バラモン・神々・人間を含む生けるものどものうちで、わが心を乱し、わが心臓を裂き、わか両足をとらえてガンジス河の向こうの岸に投げつけ得るような人を、実にわたしは見出さない。友よ。

 汝が聞きたいと欲することを、何でも聞け」と。そこでアーラヴァカ神霊は、師に次の詩をもって呼びかけた。──

181 「この世で人間の最高の富は何であるか? いかなる善行が安楽をもたらすのか? 実に味の中での美味は何であるか? どのように生きるのが最上の生活であるというのか?」

182 「この世では信仰が人間の最上の富である。徳行に篤いことは安楽をもたらす。実に真実が味の中で美味である。知慧によって生きるのが最高の生活であるという」

183 「ひとはいかにして激流を渡るのであるか? いかにして海を渡るのであるか? いかにして苦しみを越えるのであろうか? いかにして全く清らかとなるのであるか?」

184 「ひとは信仰によって激流を渡り、精励によって海を渡る。勤勉によって苦しみをを超え、知慧によって全く清らかとなる。」

185 「ひとはいかにして智慧を得るのであろうか? いかにして財を獲るのであるか? いかにして名声を得るのであるか? いかにして交友を結ぶのであるか? どうすれば、この世からかの世に赴いたときに憂いがないのであろうか?」

186 [師いわく、──]「諸々の尊敬さるべき人が安らぎを得る理法を信じ、精励し、聡明であって、教えを聞こうと熱望するならば、ついに智慧を得る。

187 適宜に事をなし、忍耐づよく努力する者は財を得る。
誠実をつくして名声を得、
何ものかを与えて交友を結ぶ。

188 信仰あり在家の生活を営む人に、誠実、真理、堅固、施与というこれら四種の徳があれば、かれは来世に至って憂えることがない。

189 もしもこの世に誠実、自制、施与、耐え忍びよりもさらに勝れたものがあるならば、さあ、それら他のものをも広く<道の人>、バラモンどもに問え。」

190 [神霊いわく、──]「いまやわたしは、どうして道の人、バラモンどもに広く問う要がありましょうか。わたしは今日<来世のためになること>を覚り得たのですから。

191 ああ、目ざめた方がア−ラヴィーに住むためにおいでになったのは、実はわたくしのためをはかってのことだったのです。わたしは今日、何に施与すれば大いなる果報が得られるかということを知りました。

192 わたしは、村から村へ、町から町へめぐり歩こう、──覚った人を、また真理のすぐれた所以を、礼拝しつつ。」

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■□■<11、勝利>■□■
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193 或いは歩み、或いは立ち、或いは坐り、或いは臥し、身を屈め、或いは伸ばす、──これは身体の動作である。

194 身体は、骨と筋とによってつながれ、深皮と肉とで塗られ、表皮に覆われていて、ありのまま見られることがない。

195 身体は腸に充ち、胃に充ち、肝臓の塊・膀胱・心臓・肺臓・腎臓・脾臓あり、

196 鼻汁・粘液・汗・脂肪・血・関節液・胆汁・膏がある。

197 またその九つの孔んらはねつねに不浄物が流れ出る。眼からは目やに、耳からは耳垢、

198 鼻からは鼻汁、口からは或るときは胆汁を吐き、或るときは痰を吐く。全身からは汗と垢とを排泄する。

199 またその頭(頭蓋骨)は空洞であり、脳髄にみちている。しかるに愚か者は無明に誘われて、身体を清らかなものだと思いなす。

200 また身体が死んで臥するときには、膨れて、青黒くなり、墓場に棄てられて、親族もこれを顧みない。

201 犬や野狐や狼やは虫類がこれをくらい、鳥や鷲やその他の生きものがこれを啄む。

202 この世において知慧ある修行者は、覚った人(ブッダ)の言葉を聞いて、このことを完全に了解する。なんとなれば、かれはあるがままに見るからである。

203 (かの死んだ身も、この生きた身のごとくであった。この生きた身も、かの死んだ身のごとくになるであろう)と内面的にも外面的にも身体に対する欲を離れるべきである。

204 この世において愛欲を離れ、知慧ある修行者は、不死・平安・不滅なるニルヴァーナの境地に達した。

205 人間のこの身は、不浄で、悪臭を放ち、(花や香を以て)まもられている。種々の汚物が充満し、ここかしこから流れ出る。

206 このような身体をもちながら、自分を偉いものだと思い、また軽蔑するならば、かれは(見る視力が無い)という以外の何だろう。

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■□■<12、聖 者>■□■
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207 親しみ慣れることから恐れが生じ、家の生活から汚れた塵が生ずる。親しみ慣れることもなく家の生活もないならば、これが実に聖者のさとりである。

208 すでに生じた(煩悩の芽を)断ち切って、新たに植えることなく、現に生ずる(煩悩)を長ぜしめることがないならば、この独り歩む人を<聖者>と名づける。かの大仙人は平安の境地を見たのである。

209 平安の境地、(煩悩の起こる)基礎を考究して、そのたねを弁(わきま)え知って、それを愛執する心を長せしめないならば、かれは、実に生を滅ぼしつくした終極を見る聖者であり、妄想をすてて(迷える者の)部類に赴かない。

210 あらゆる執著の場所を知りおわって、そのいずれをも欲することなく、貪りを離れ、欲のない聖者は、作為によって求めることがない。かれは彼岸に達しているからである。

211 あらゆるものにうち勝ち、あらゆるものを知り、いとも聡明で、あらゆる事物に汚されることなく、あらゆるものを捨て、妄執が滅びて解脱した人、──諸々の賢者は、かれを<聖者>であると知る。

212 智慧の力あり、戒と誓いをよく守り、心がよく統一し、瞑想(禅定)を楽しみ、落ち着いて気をつけていて、執著から脱して、荒れたところなく、煩悩の汚れのない人、──諸々の賢者は、かれを<聖者>であると知る。

213 独り歩み、怠ることのない聖者は、非難と賞賛とに心を動かさず、音声に驚かない獅子のように、網にとらえられない風のように、水に汚されない蓮のように、他人に導かれることなく、他人を導く人、──諸々の賢者は、かれを(聖者)であると知る。

214 他人がことばを極めてほめたりそしったりしても、水浴場における柱のように泰然とそびえ立ち、欲情を離れ、諸々の感官をよく静めている人、──諸々の賢者は、かれを<聖者>であると知る。

215 梭のように真直ぐにみずから安立し、諸々の悪い行為を嫌い、正と不正とをつまびらかに考察している人、──諸々の賢者は、かれを<聖者>であると知る。

216 自己を制して悪をなさず、若いときでも、中年でも、聖者は自己を制している。かれは他人に悩まされることなく、また何びとをも悩まさない。諸々の賢者は、かれを<聖者>であると知る。

217 他人から与えられたもので生活し、[容器の]上の部分からの食物、中ほどからの食物、残りの食物を得ても、(食を与えてくれた人を)ほめることなく、またおとしめて罵ることもないならば、諸々の賢者は、かれを<聖者>であると知る。

218 婬欲の交わりを断ち、いかなるうら若き女人にも心をとどめず、驕りまたは怠りを離れ、束縛から解脱している聖者──かれを諸々の賢者は(真の)<聖者>であると知る。

219 世間をよく理解して、最高の真理を見、激流を超え海をわたったこのような人、束縛を破って、依存することなく、煩悩の汚れのない人、──諸々の賢者は、かれを<聖者>であると知る。

220 両者は住所も生活も隔たって、等しくない。在家者は妻を養うが、善く誓戒を守る者(出家者)は何ものをもわがものとみなす執著がない。在家者は、他のものの生命を害って、節制することがないが、聖者は自制していて、常に生命ある者を守る。

221 譬えば青頸の孔雀が、空を飛ぶときは、どうしても白鳥の速さに及ばないように、在家者は、世に遠ざかって林の中で瞑想する聖者・修行者に及ばない。

   <蛇の章>第一 おわる

 まとめの句

 蛇とダニヤと[犀の]角と耕す人と、チュンダと破壊と賤しい人と、慈しみを修めることと雪山に住む者とアーラヴァカと、勝利とまた聖者と、──
 これらの十二の経が「蛇の章」と言われる。

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【 第2 小なる章 】

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■□■<1,宝>■□■
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222 ここに集まった諸々の生きものは、地上のものでも、空中のものでも、すべて歓喜せよ。そうしてこころを留めてわが説くところを聞け。

223 それ故に、すべての生きものよ、耳を傾けよ。昼夜に供物をささげる人類に、慈しみを垂れよ。それ故に、なおざりにせず。かれらを守れ。

224 この世または来世におけるいかなる富であろうとも、天界における勝れた宝であろうとも、われらの全き人(如来)に等しいものは存在しない。この勝れた宝は、目ざめた人(仏)のうちに存する。この真理によって幸せであれ。

225 心を統一したサキヤムニは、(煩悩の)消滅・離欲・不死・勝れたものに到達された、──その理法と等しいものは何も存在しない。このすぐれた宝は理法のうちに存在する。この真理によって幸せであれ。

226 最も勝れた仏が讃嘆したもうた清らかな心の安定を、「ひとびとは(さとりに向かって)間をおかぬ心の安定」と呼ぶ。この(心の安定)と等しい者はほかに存在しない。このすぐれた宝は理法(教え)のうちに存する。この真理によって幸せであれ。

227 善人のほめたたえる八輩の人はこれらの四双の人である。かれらは幸せ人(ブッダ)の弟子であり、施与を受けるべきである。かれらに施したならば、大いなる果報をもたらす。
この勝れた宝は<つどい>のうちにある。この真理によって幸せであれ。

228 ゴータマ(ブッダ)の教えにもとずいて、堅固な心をもってよく努力し、欲望がなく、不死に投入して、達すべき境地に達し、代償なくして得て、平安の楽しみを享けている。この勝れた宝<つどい>のうちにある。この真理によって幸せであれ。

229 城門の外に立つ柱が地の中に打ち込まれていると、四方からの風にも揺るがないように、諸々の聖なる真理を観察して見る立派な人は、これに譬えられるべきである、とわれは言う。この勝れた宝<つどい>のうちにある。この真理によって幸せであれ。

230 深い智慧ある人(ブッダ)がみごとに説きたもうた諸々の聖なる真理をはっきりと知る人々は、たとい大いになおざりに陥ることがあっても、第八の生存を受けることはない。この勝れた宝は<つどい>のうちにある。この真理によって幸せであれ。

231 [T]自身を実在とみなす見解と[U]疑いと[V]外面的な戒律・誓いという三つのことがらが少しでも存在するならば、かれが知見を成就するとともに、それらは捨てられてしまう。かれは四つの悪い場所から離れ、また六つの重罪をつくるものとはなり得ない。このすぐれた宝が<つどい>のうちに存する。この真理によって幸せであれ。

232 またかれが身体によって、ことばによって、またはこころの中で、たとい僅かなりとも悪い行為をなすならば、かれはそれを隠すことができない。隠すことができないということを、究極の境地を見た人は説きたもうた。このすぐれた宝が<つどい>のうちに存する。この真理によって幸せであれ。

233 夏の月の初めの暑さに林の茂みでは枝が花を咲かせたように、それに譬うべき、安らぎに赴く妙なる教えを(目ざめた人、ブッダが)説きたもうた、──ためになる最高のことがらのために。このすぐれた宝が目ざめた人(ブッダ)のうちに存する。この真理によって幸せであれ。

234 勝れたものを知り、勝れたものを与え、勝れたものをもたらす勝れた無上の人が、妙なる教えを説きたもうた。このすぐれた宝が<目ざめた人>(ブッダ)のうちに存する。この真理によって幸せであれ。

235 古い(業)はすでに尽き、新しい(業)はもはや生じない。その心は未来に執著することなく、種子をほろぼし、それが生長する事を欲しないそれらの賢者は、灯火のように滅びる。このすぐれた宝が(つどい)のうちに存する。この真理によって幸せであれ。

236 われら、ここに集まった諸々の生きものは、地上のものでも、空中のものでも、神々と人間のつかえるこのように完成した<目ざめた人>(ブッダ)を礼拝しょう。幸せであれ。

237 われら、ここに集まった諸々の生きものは、地上のものでも、空中のものでも、神々と人間とのつかえるこのように完成した<教え>を礼拝しよう。幸せであれ。

238 われら、ここに集まった諸々の生きものは、地上のものでも、空中のものでも、神々と人間とのつかえるこのように完成した<つどい>を礼拝しよう。幸せであれ。

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■□■<2、なまぐさ>■□■
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239 「稷・ディングラカ・チーナカ豆・野菜・球根・蔓の実を善き人々から正しいしかたで得て食べながら、欲を貪らず、偽りを語らない。

240 よく炊がれ、よく調理されて、他人から与えられた純粋で美味な米飯の食物を舌鼓うって食べる人は、なまぐさを食うのである。カッサパよ。

241 梵天の親族(バラモン)であるあなたは、おいしく料理された鳥肉とともに米飯を味わって食べながら、しかも<わたしはなまぐさものを許さない>と称している。カッサパよ、わたしはあなたにこの意味を尋ねます。あなたの言う<なまぐさ>とはどんなものですか。」

242 「生物を殺すこと、打ち、切断し、縛ること、盗むこと、嘘をつくこと、詐欺、だますこと、邪曲を学習すること、他人の妻に親近すること、──これがなまぐさである。肉食することが<なまぐさい>のではない。

243 この世において欲望を制することなく、美味を貪り、不浄の(邪悪な)生活をまじえ、虚無論をいだき、不正の行いをなし、頑迷な人々、──これがなまぐさである。肉食することが(なまぐさい)のではない。

244 粗暴・残酷であって、陰口を言い、友を裏切り、無慈悲で、極めて傲慢であり、ものおしみする性で、なんびとにも与えない人々、──これがなまぐさである。肉食することが(なまぐさい)のではない。

245 怒り、驕り、強情、反抗心、偽り、嫉妬、ほら吹くこと、極端の傲慢、不良の徒と交わること、──これがなまぐさである。肉食することが(なまぐさい)のではない。

246 この世で、性質が悪く、借金を踏み倒し、密告をし、法廷で偽証し、正義を装い、邪悪を犯す最も劣等な人々、──これがなまぐさである。肉食することが(なまぐさい)のではない。

247 この世でほしいままに生きものを殺し、他人のものを奪って、かえってかれらを害しようと努め、たちが悪く、残酷で、粗暴で無礼な人々、──これがなまぐさである。肉食することが(なまぐさい)のではない。

248 これら(生けるものども)に対して貪り求め、敵対して殺し、常に(害を)なすことにつとめる人々は、死んでからは暗黒に入り、頭を逆さまにして地獄に落ちる、──これがなまぐさである。肉食することが(なまぐさい)のではない。

249 魚肉・獣肉(を食わないこと)も、断食も、裸体も、剃髪も、結髪も、塵垢にまみえることも、粗い鹿の皮(を着ること)も、火神への献供につとめることも、あるいはまた世の中でなされるような、不死を得るための苦行も、(ヴェーダの)呪文も、供犠も、祭祀も、季節の荒行も、それらは、疑念を超えていなければ、その人を清めることができない。

250 通路(六つの機官)をまもり、機官にうち勝って行動せよ。理法のうちに安立し、まっすぐで柔和なことを楽しみ、執著を去り、あらゆる苦しみを捨てた賢者は、見聞きしたことに汚されない。」

251 以上のことがらを尊き師(ブッダ)はくりかえし説きたもうた。ヴェーダの呪文に通じた人(バラモン)はそれを知った。なまぐさを離れて、何ものにもこだわることのない、跡を追いがたい聖者(ブッダ)は、種々の詩句を以てそれを説きたもうた。

252 目ざめた人(ブッダ)のみごとに説きたもうた──なまぐさを離れ一切の苦しみを除き去る──ことばを聞いて、(そのバラモンは、)謙虚なこころで、全き人(ブッダ)を礼拝し、即座に出家することをねがった。

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■□■<3,恥>■□■
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253 恥じることを忘れ、また嫌って、「われは(汝の)友である」と言いながら、しかも為し得る仕事を引き受けない人、──かれを「この人は(わが)友に非ず」と知るべきである。

254 諸々の友人に対して、実行がともなわないのに、ことばだけ気に入ることを言う人は、「言うだけで実行しない人」であると、賢者たちは知りぬいている。

255 つねに注意して友誼の破れることを懸念して(甘いことを言い)、ただ友の欠点のみ見る人は、友ではない。子が母の胸にたよるように、その人によっても、他人のためにその間を裂かれることのない人こそ、友である。

256 成果を望む人は、人間に相応した重荷を背負い、喜びを生じる境地と賞讃を博する楽しみを修める。

257 遠ざかり離れる味と平安となる味とを味わって、法の喜びの味を味わっている人は、苦悩わ離れ、悪を離れている。

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■□■<4、こよなき幸せ>■□■
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 わたたしが聞いたところによると、──あるとき尊き師(ブッダ)はサーヴァッティー市のジェータ林、<孤独な人々に食を給する長者>の園におられた。そのとき一人の容色麗しい神が、夜半を過ぎたころジェータ林を隈なく照らして、師のもとに近づいた。そうして師に礼して傍らに立った。そうしてその神は、師に詩を以て呼びかけた。

258 「多くの神々と人間とは、幸福を望み、幸せを思っています。最上の幸福わ説いて下さい。」

259 諸々の愚者に親しまないで、諸々の賢者に親しみ、尊敬すべき人々を尊敬すること、──これがこよなき幸せである。

260 適当な場所に住み、あらかじめ功徳を積んでいて、みずからは正しい誓願を起こしていること、──これがこよなき幸せである。

261 深い学識あり、技術を身につけ、身をつつしむことをよく学び、ことばがみごとであること、──これがこよなき幸せである。

262 父母につかえること、妻子を愛し護ること、仕事に秩序あり混乱せぬこと、──これがこよなき幸せである。

263 施与と、理法にかなった行いと、親族を愛し護ることと、非難を受けない行為、──これがこよなき幸せである。

264 悪をやめ、悪を離れ、飲酒をつつしみ、徳行をゆるがせにしないこと、──これがこよなき幸せである。

265 尊敬と謙遜と満足と感謝と(適当な)時に教えを聞くこと、──これがこよなき幸せである。

266 耐え忍ぶこと、ことばのやさしいこと、諸々の(道の人)に会うこと、適当な時に理法について聞くこと──これがこよなき幸せである。

267 修養と、清らかな行いと、聖なる真理を見ること、安らぎ(ニルヴァーナ)を体得すること、──これがこよなき幸せである。

268 世俗のことがらに触れても、その人の心が動揺せず、憂いなく、汚れを離れ、安穏であること、──これがこよなき幸せである。

269 これらのことを行うならば、いかなることに関しても敗れることがない。あらゆることについて幸福に達する。──これがこよなき幸せである。

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■□■<5、スーチローマ>■□■
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 わたしが聞いたところによると、──或るとき尊き師(ブッダ)はガヤー(村)のタンキク石床におけるスーチローマという神霊(夜叉)の住居におられた。そのときカラという神霊とスーチローマという神霊に言った、「かれは<道の人>である」と。(スーチローマという神霊は言った)、
かれは真の<道の人>であるか、或いは似而非の<道の人>であるかを、わたしが知らないうちは、かれは真の<道の人>ではなくて、似而非の<道の人>である。」

 そこでスーチローマという神霊は、師のもとに至り、そうして身を師に近づけた。ところが師は身を退けた。そこでスーチローマという神霊は師にいった、「<道の人>よ。汝はわたしを恐れるのか。」(師いわく)、「友よ。わたしは汝を恐れているのではない。しかし汝に触れることは悪いのだ。」(スーチローマという神霊はいった)、「<道の人>よ。わたしは汝に質問しよう。もしも汝がわたしに解答しないならば、汝の心を乱し、汝の心臓を裂き、汝の両足をとらえてガンジス河の向こう岸に投げつけよう。」

 (師は答えた)、「友よ。神々・悪魔・梵天を含む世界において、道の人・バラモン・神々・人間を含む生けるものどものうちで、わが心を乱し、わが心臓を裂き、わが両足をとらえてガンジス河の向こう岸に投げつけ得るような人を、実にわたしは見ない。友よる汝が聞きたいと欲することを、何でも聞け。」

 そこでスーチローマという神霊は、次の詩を以て、師に呼びかけた。──

270 貪欲と嫌悪とはいかなる原因から生じるのであるか。好きと嫌いと身の毛もよだつこと(戦慄)とはどこから生ずるのであるか。諸々の妄想はどこから起こって、心を投げうつのであるか?──あたかもこどもらが鳥ほ投げて棄てるように。

271 貪欲と嫌悪とは自身から生ずる。好きと嫌いと身の毛もよだつこととは、自身から生ずる。諸々の妄想は、自身から生じて心を投げうつ、──あたかもこどもらが鳥ほ投げて棄てるように。

272 それらは愛執から起こり、自身から現われる。あたかもバニヤンの新しい若木が枝から生ずるようなものである。それらが、ひろく諸々の執著していることは、譬えば、つる草が林の中にはびこっているようなものである。

273 神霊よ、聞け。それらの煩悩がいかなる原因にもとずいて起こるかを知る人々は、煩悩を除きさる。かれらは、渡りがたく、未だかって渡った人のいないこの激流を渡り、もはや再び生存をうけることがない。


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■□■<6、理法にかなった行い>■□■
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274 理法にかなった行い、清らかな行い、これが最上の宝であると言う。たとい在家から出て家なきに入り、出家の身となったとしても、

275 もしもかれが荒々しいことばを語り、他人を苦しめ悩ますことを好み、獣(のごとく)であるならば、その人の生活はさらに悪いものとなり、自分の塵汚れを増す。

276 争論を楽しみ、迷妄の性質に蔽われている修行僧は、目ざめた人(ブッダ)の説きたもうた理法を、説明されても理解しない。

277 かれは無明に誘われて、修養をつんだ他の人を苦しめ悩まし、煩悩が地獄に赴く道であることを知らない。

278 実にこのような修行僧は、苦難の場所に陥り、母胎から他の母胎へと生まれかわり、暗黒から暗黒へと赴く。死後には苦しみを受ける。

279 あたかも糞坑が年をへると糞に充満したようなものであろう。不潔な人は、実に清めることがむずかしい。

280 修行僧らよ。このような出家修行僧を、実は、<家にたよっている人、邪まな欲望あり、邪まな思いあり、邪まな行いをなし、悪いところにいる人>であると知れ。

281 汝らはすべて一致協力して、かれを斥けよ。籾殻を吹き払え。屑を取り除け。

282 次いで、実は<道の人>であると思いなしている籾殻どもを除き去れ。──悪を欲し、悪い行いをなし、悪いところにいるかれらを吹き払って。

283 みずからは清き者となり、互いに思いやりをもって、清らかな人々と共に住むようにせよ。そこで、聡明な者どもが、ともに仲よくして、苦悩を終滅せしめるであろう。


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■□■<7、バラモンにふさわしいこと>■□■
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 わたしが聞いたところによると、──あるとき尊き師(ブッダ)はサーヴァッティー市のジェータ林、<孤独な人々に食を給する長者>の園におられた。そのときコーサラ国に住む、多くの、大富豪であるバラモンたち──かれらは老いて、年長け、老いぼれて、年を重ね、老齢に達していたが──は師のおられるところに近づいた。そうして師と会釈した。喜ばしい思い出に関する挨拶のことばを交わしたのち、かれらは傍らに坐した。

 そこで大富豪であるバラモンたちは師に言った、「ゴータマ(ブッダ)さま。そもそも今のバラモンは昔のバラモンたちの守っていたバラモンの定めにしたがっているでしょうか?」[師は答えた]、「バラモンたちよ。今のバラモンたちは昔のバラモンたちの守ったバラモンの法に従ってはいない。」「では、ゴータマさそは、昔のバラモンたちの守ったバラモンの法をわれらに話してください。──もしもゴータマさまにお差支えがなければ。」「では、バラモンたちよ、お聞きなさい、よく注意なさい。わたしは話してあげましょう。」「どうぞ」と、大富豪であるバラモンたちは、師に答えた。

 師は次のことを告げた。──

284 昔の仙人たちは自己をつつしむ苦行者であった。かれは五種の欲望の対象をすてて、自己の(真実の)理想を行った。

285 バラモンたちには家畜もなかったし、黄金もなかったし、穀物もなかった。しかしかれらはヴェーダ読誦を財産ともなし、穀物ともなし、ブラフマンを倉として守っていた。

286 かれらのために調理せられ家の戸口に置かれた食物、すなわち信仰心をこめて調理せられた食物、を求める(バラモンたち)に与えようと、かれら(信徒)は考えていた。

287 豊かに栄えていた地方や国々の人々は、種々に美しく染めた衣服や臥床や住居をささげて、バラモンたちに敬礼した。

288 バラモンたちは法によって守られていたので、かれらを殺してはならず、うち勝ってもならなかった。かれらがかれらが家々の戸口に立つのを、なんびとも決して妨げなかった。

289 かれら昔のバラモンたちは四十八年間、童貞の清浄行を行った。知と行とを求めていたのであった。

290 バラモンたちは他の(カーストの)女を娶らなかった。かれらはまたその妻を買うこともなかった。ただ相愛して同棲し、相和合して楽しんでいたのであった。

291 (同棲して楽しんだのではあるけども)、バラモンたちは、(妻に近づき得る)時を除いて月経のために遠ざかったときは、その間は決して婬欲の交わりを行わなかった。

292 かれらは、不婬の行と戒律と正直と温順と苦行と柔和と不傷害と耐え忍びとをほめたたえた。

293 かれらのうちで勇猛堅固であった最上のバラモンは、実に婬欲の交わりを夢に見ることさえもなかった。

294 この世における聡明な性の或る人々は、かれの行いにならいつつ、不婬と戒律と耐え忍びとをほめたたえた。

295 米と玩具と衣服とバターと油とを乞い、法に従って集め、それによって祭祀をととのえ行った。かれらは、祭祀を行うときにも、決して牛を殺さなかった。

296 母や父や兄弟や、また他の親族のように、牛はわれらの最上の友である。牛からは薬が生ずる。

297 それから(牛から生じた薬)は食料となり、気力を与え、皮膚に光沢を与え、また楽しませてくれる。(牛に)このような利益のあることを知って、かれらは決して牛を殺さなかった。

298 バラモンたちは、手足が優美で、身体が大きく、容色端麗で、名声あり、自分のつとめに従って、為すべきことを為し、為してはならぬことは為さないということに熱心に努力した。かれらが世の中にいた間は、この世の人々は栄えて幸福であった。

299 しかるにかれらに誤つた見解が起こった。次第に王者の栄華と化粧盛装した女人を見るにしたがって、

300 また駿馬に牽かせた立派な車、美しく彩られた縫物、種々に区画され部分ごとにほど良くつくられた邸宅や住居を見て、

301 バラモンたちは、牛の群が栄え、美女の群を擁するすばらしい人間の享楽を得たいと熱望した。

302 そこでかれはヴェーダの呪文を編纂して、かの甘蔗王のもとに赴いていった、「あなたは財宝も穀物も豊かである。祭祀を行いなさい。あなたの富は多い。祭祀を行いなさい。あなたの財産は多い。」

303 そこで戦車兵の主である王は、バラモンたちに勧められて、──馬の祀り、人間の祀り、擲棒の祀り、ヴァージャペッヤの祀り、誰にでも供養する祀り、──これらの祀りを行なって、バラモンたちに財を与えた。

304 牛、臥具、衣服、盛装化粧した女人、またよく造られた駿馬に牽かせる車、美しく彩られた縫物──、

305 部分ごとによく区画されている美事な邸宅に種々の穀物をみたして、(これらの)財をバラモンたちに与えた。

306 そこでかれらは財を得たのであるが、さらにそれを蓄積することを願った。かれらは欲に溺れて、さらに欲念が増長した。そこでかれらはヴェーダの呪文を編纂して、再び甘蔗王に近づいた。

307 「水と地と黄金と財と穀物とが生命あるひとびとの用具であるように、牛は人々の用具である。祭祀を行いなさい。あなたの富は多い。祭祀を行いなさい。あなたの財産は多い。」

308 そこで戦車兵の主である王は、バラモンたちに勧められて、幾百千の多くの牛を犠牲のために屠らせた。

309 牛は、脚を以ても、何によっても決して(他のものを)害うことがなくて、羊に等しく柔和で、瓶をみたすほど乳を搾らせてくれる。しかるに王は、角をとらえて、刃を以てこれを屠らせた。

310 刃が牛におちるや、そのとき神々と祖霊と帝釈天と阿修羅と羅刹たちは、「不法なことだ!」と叫んだ。

311 昔は、欲と飢えと老いという三つの病いがあっただけであった。ところが諸々の家畜を祀りのために殺したので、九十八種の病いが起った。

312 このように(殺害の)武器を不法に下すということは、昔から行われて、今に伝わったという。何ら害のない(牛が)殺される。祭祀わ行う人は理法に背いているのである。

313 このように昔からのこのつまらぬ風俗は、識者の非難するものである。人はこのようなことを見るごとに、祭祀実行者を非難する。

314 このように法が廃れたときに、隷民(シュードラ)と庶民(ヴァイシヤ)との両者が分裂し、また諸々の王族がひろく分裂して仲たがいし、妻はその夫を蔑むようになった。

315 王族も、梵天の親族(バラモン)も、並びに種姓(の制度)によって守られている他の人々も、生れる誇る論議を捨てて、欲望に支配される至った、と。

 このように説かれたときに、大富豪であるバラモンたちは、師にいった、「すばらしいことです! ゴータマ(ブッダ)さま。すばらしいことです! ゴータマさま。あたかも倒れた者を起こすように、覆われているものを開くように、方向に迷った者を示すように、あるいは『眼ある人々は色やかたちを見るであろう』といって暗闇の中で灯火をかかげるように、ゴータマさまは種々のしかたで理法を明らかにされた。ここで、われらはゴータマさまに帰依したてまつる。また真理と修行僧のつどいに帰依したてまつる。ゴータマさまは、われわれを在俗信者として、受け入れてください。今日から命の続く限り帰依いたします。」

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■□■<8、船>■□■
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316 ひとがもしも他人から習って理解を知るならば、あたかも神々がインドラ神(帝釈天)を敬うがごとくになすべきである。学識の深いその(師)は、尊敬されれば、その人に対して心からよろこんで、真理を顕示する。

317 思慮ある人は、そのことを理解し傾聴して、理法にしたがった教えを順次に実践し、このような人に親しんで怠ることがなとならば、識者・弁え知る者・聡明なる者となる。

318 未だことがらを理解せず、嫉妬心のある、くだらぬ人・愚者に親しみつかえるならば、ここで真理(理法)を弁え知ることなく、疑いを超えないで、死に至る。

319 あたかも人が水かさが多く流れの疾い河に入ったならば、かれは流れにはこばれ、流れに沿って過ぎ去るようなものである。かれはどうして他人を渡すことができるであろうか。

320 それと同じく、真理(理法)を弁え知らず、学識の深い人にことがらの意義を聞かないならば、みずから知らず、疑いを超えていない人が、どうして他人の心を動かすことができるであろうか。

321 堅牢な船に乗って、橈と舵とを具えているならば、操縦法を知った巧みな経験者は、他の多くの人々をそれに乗せて渡すように、

322 それと同じく、ヴェーダ(真理の知識)に通じ、自己を修養し、多く学び、動揺しない(師)は、実に(みずから)知っているで、傾聴し侍坐しようという気持をお越した他の人々の心を動かす。

323 それ故に、実に聡明にして学識の深い立派な人に親しめ。ものごとを知って実践しつつ、真理を理解した人は、安楽を得るであろう。


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■□■<9、いかなる戒めを>■□■
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324 いかなる戒めをまもり、いかなる行いをなし、いかなる行為を増大せしめるならば、人は正しく安立し、また最上の目的を達し得るのであろうか。

325 長上を敬い、嫉むな。諸々の師に見えるのに適当な時を知り、法に関する話しを聞くのに正しい時機を知れ。みごとに説かれたことを謹んで聞け。

326 強情をなくし謙虚な態度で、時に応じて師のもとに行け。ものごとと真理と自制と清らかな行いとを心に憶い、かつ実行せよ。

327 真理を楽しみ、真理を喜び、真理に安住し、真理の定めを知り、真理をそこなうことばを口にするな。みごとに説かれた真実にもとずいて暮らせ。

328 笑い、だじゃれ、悲泣、嫌悪、いつわり、詐欺、貪欲、高慢、激昂、粗暴なことば、汚濁、耽溺をすてて、驕りを除去し、しっかりとした態度で行え。

329 みごとに説かれたことばは、聞いてそれを理解すれば、精となる。聞きかつ知ったことは、精神の安定を修すると、精になる。人が性急であってふらついているならば、かれには知慧も学識も増大することがない。

330 聖者の説きたもうた真理を喜んでいる人々は、ことばでも、こころでも、行いでも、最上である。かれらは平安と柔和と瞑想とのうちに安立し、学識と智慧との真髄に達したのである。

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■□■<10、精励>■□■
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331 起てよ、座れ。眠って汝らに何の益があろう。矢に射られて苦しみ悩んでいる者どもは、どうして眠られようか。

333 神々も人間も、ものを欲しがり、執著にとらわれている。この執著を超えよ。わずかの時を空しく過ごすことなかれ。時を空しく過ごしたひとは地獄に堕ちて悲しむからである。

334 怠りは塵垢である。怠りによって塵垢がつもる。つとめはげむことによって、また明知によって、自分にささった矢を抜け。


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■□■<11、ラーフラ>■□■
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335 [師(ブッダ)がいった]、ラーフラよ。しばしばともに住むのに慣れて、お前は賢者を軽蔑するのではないか? 諸人のために炬火をかざす人を、汝は尊敬しているか?」

336 (ラーフラは答えた)、「しばしばともに住むのに慣れて賢者を軽蔑するようなことを、わたくしは致しません。諸人のために炬火をかざす人を、わたくしは常に尊敬しています。」

以上、序の詩

337 「愛すべく喜ばしい五欲の対象をすてて、信仰心によって家から出て、苦しみを終滅せしめる者であれ。

338 善い友だちと交われ。人里はなれ奥まった騒音の少ないところに坐臥せよ。飲食に量を知る者であれ。

339 衣服と、施された食物と、(病人のための)物品と坐臥の所、──これらのものに対して欲を起こしてはならない。再び世にもどってくるな。

340 戒律の規定を奉じて、五つの五官を制し、そなたの身体を観ぜよ(身体について心を専注せよ)。切に世を厭い嫌う者となれ。

341 愛欲があれば(汚いものでも)清らかに見える。その(美麗な)外形を避けよ。(身は)不浄であると心に観じて、心をしずかに統一せよ。

342 無相ののおもいを修せよ。心にひそむ傲慢をすてよ。そうすれば汝は傲慢をほろぼして、心静まったものとして日を送るであろう。」

 実に尊き師(ブッダ)はこのようにラーフラさんにこれらの詩を以て繰返し教えられた。

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■□■<12、ヴァンギーサ>■□■
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 わたしがこのように聞いたところによると、──あるとき尊き師(ブッダ)はア−ラヴィーにおけるアッガーラウァ霊樹のもとにおられた。そのとき、ヴァンギーサさんの師でニグローダ・カッパという名の長老が、アッガーラウァ霊樹のもとで亡くなってから、間がなかった。そのときヴァンギーサさんは、ひとり閉じこもって沈思していたが、このような思念が心に起こった、──「わが師は実際に亡くなったんだろうか、あるいはまだ亡くなっていないのだろうか?」と。

 そこでヴァンギーサさんは、夕方に沈思から起き出て、師のいますところに赴いた。そこで師に挨拶して、傍らに坐った。傍らに坐ったヴァンギーサさんは師にいった、「尊いお方さま。わたくしがひとり閉じこもって沈思していたとき、このような思念が心に起こりました。──<わが師は実際に亡くなったのだろうか、或いはまだ亡くなっていないのだろうか?>」と。

 そこでヴァンギーサさんは座から立ち上がって、衣を左の肩にかけて右肩をあらわし、師に向かって合掌し、師にこの詩を以て呼びかけた。

343 「現世において、もろもろの疑惑を断たれた無上の智慧ある師におたずね致します。──世に知られ、名声あり、心が安らぎに帰した[ひとりの]修行者が、アッガーラウァ[霊樹のもと]で亡くなりました。

344 先生! あなたは、そのバラモンに『ニグローダ・カッパ』という名をつけられました。ひたすらに真理を見られた方よ。かれは、あなたを礼拝し、解脱をもとめ、つとめ励んでおりました。

345 サッカ(釈迦族の人、釈尊)よ、あまねく見る人よ。われらはみな、(あなたの)かの弟子のことを知ろうと望んでいます。われわれの耳は、聞こうと待ちかまえています。あなたはわれらの師です。あなたは、この上ない方です。

346 われらの疑惑を断ってください。これをわたくしに説いてください。智慧ゆたかな方よ。かれらが亡くなったのかどうかを知って、われらの間で説いてください。──千の眼ある帝釈天が神々の間で説くように。あまねく見る方よ。

347 この世で、およそ束縛なるものは、迷妄の道であり、無智を棚とし、疑いによって存するが、全き人(如来)にあうと、それらはすべてなくなくなってしまう。この(全き人)は人間のための最上の眼であります。

348 風が密雲を払いのけるように、[この人](ブッダ)が煩悩の汚れを払うのでなければ、全世界は覆われて、暗黒となるでありましょう。光輝ある人々も輝かないでありましょう。

349 聡明な人々は世を照らします。聡明な方よ。わたしは、あなたをそのような人だと思います。われらはあなたを<如実に見る人>であめと知って、みもとに近づきました。集会の中で、われらのために(ニグローダ)カッパのことを明かにしてください。

350 すみやかに、いとも妙なる声を発してください。白鳥がその頸をもたげて徐ろに鳴くように、よくととのった円やかな声を徐に発してください。われらはすべて、すなおに聞きましょう。

351 生死を残りなく捨て、悪を払い除いた(ブッダ)に請うて、真理を説いていただきましょう。諸々の凡夫は、[知ろうと欲し言おうと]欲することをなしとげることができないが、諸々の全き人(如来)たちは、慎重に思慮してなされるからです。

352 この完全な確定的な説明が、正しい智者であるあなたによって、よく持たれているのです。わたくしは、さらにこの合掌をささげます。(みずからは)知りながら(語らないで、われらを)迷わしたもうな。智慧すぐれた方よ。

353 あれこれの尊い理法を知っておられるのですから、(みずからは)知りながら[語らないで、われらを]迷わしたりなさいますな。励むことにすぐれた方よ。夏に暑熱に苦しめられた人が水をもとめるように、わたしは(あなたの)ことばを望むのです。聞く者に[ことばの雨を]降らしてください。

354 カッパ師が清らかな行いを行って達成しようとした目的は、かれにとって空しかったのでしょうか? かれは、消え滅びたのでしょうか? それとも生存の根源を残して安らぎに帰したのでしょうか? かれはどのように解脱したのでしょうか、──わたくしたちはそれを聞きたいのです。」

355 師は答えた、「かれはこの世において、名称と形態とに関する妄執を断ち切ったのである。長いあいだ陥っていた黒魔の流れを断ち切ったのである」五人の修行者の最上者であった尊き師はそのように語られた。

356 [ヴァンギーサいわく、──]「第七の仙人(ブッダ)さま。あなたのおことばを聞いて、わたしは喜びます。わたしの問いは、決してむだではありませんでした。バラモンであるあなたは、わたくしをだましません。

357 目ざめた人(ブッダ)の弟子(ニグローダ・カッパ)は、ことばで語ったとおりに実行した人でした。ひとを欺く死魔のひろげた堅固な網を破りました。

358 先生! カッパ師は執著の根元を見たのです。ああ、カッパ師は、いとも渡りがたい死魔の領域を超えたのです。」

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■□■<13、正しい遍歴>■□■
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359 「智慧ゆたかに、流れを渡り、彼岸に達し、安全な安らぎを得て、こころ安住した聖者におたずね致します。家から出て諸々の欲望を除いた修行者が、正しく世の中を遍歴するには、どのようにしたらよいのでしょうか。」

360 師はいわれた、「瑞兆の占い、天変地異の占い、夢占い、相の占いを完全にやめ、吉凶の判断をともにすてた修行者は、正しく世の中を遍歴するであろう。

361 修行者が、迷いの生活を超越し、理法をさとって、人間及び天界の諸々の享楽に対する貪欲を慎しむならば、かれは正しく世の中を遍歴するであろう。

362 修行者がかげぐちをやめ、怒りと物惜しみとを捨てて、順逆の念を離れるならば、かれは正しく世の中を遍歴するであろう。

363 好ましいものも、好ましくないものも、ともに捨てて、何ものにも執著せず、こだわらず、諸々の束縛から離脱しているならば、かれは正しく世の中を遍歴するであろう。

364 かれが、生存を構成する要素のうちに堅固に実体を見出さず、諸々の執著されるものに対する貪欲を慎しみ、こだわることなく、他人に誘かれないならば、かれは正しく世の中を遍歴するであろう。

365 ことばによっても、こころによっても、行為によっても、逆らうことなく、正しく理法を知って、ニルヴァーナの境地をもとめるならば、かれは正しく世の中を遍歴するであろう。

366 修行者が、『かれはわれを拝む』と思って高ぶることなく、罵られても心にふくむことなく、他人から食物を与えられたからとて驕ることがないならば、かれは正しく世の中を遍歴するであろう。

367 修行者が、貪りと迷いの生存(煩悩の)矢を抜いたのであれば、かれは正しく世の中を遍歴するであろう。

368 修行者が、自分に適当なことを知り、世の中で何ものをも害うことなく、如実に理法を知っているのであるならば、かれは正しく世の中を遍歴するであろう。

369 かれにとっては、いかなる潜在的妄執も存せず、悪の根が根こそぎにされ、ねがうこともなく、求めることがないならば、かれは正しく世の中を遍歴するであろう。

370 煩悩の汚れはすでに尽き、高慢を断ち、あらゆる貪りの路を超え、みずから制し、安らぎに帰し、こころが安立しているならば、かれは正しく世の中を遍歴するであろう。

371 信念あり、学識ある賢者が、究極の境地に至る定まった道を見、諸々の仲間の間にありながら仲間に盲従せず、貪欲と嫌悪と憤怒とを慎しむならば、かれは正しく世の中を遍歴するであろう。

372 清らかな行いによって煩悩にうち克った勝者であり、覆いを除き、諸々の事物を支配し、彼岸に達し、妄執の動きがなくなって、生存を構成する諸要素を滅ぼす認識を立派に完成するならば、かれは正しく世の中を遍歴するであろう。

373 過去及び未来のものに関して(妄りなる)はからいを超え、極めて清らかな智慧あり、あらゆる変化的生存の領域から解脱しているならば、かれは正しく世の中を遍歴するであろう。

374 究極の境地を知り、理法をさとり、煩悩の汚れを断ずることを明らかに見て、あらゆる<生存を構成する要素>を滅しつくすが故に、かれは正しく世の中を遍歴するであろう。」

375 「尊いお方(ブッダ)<さま。まことにこれはそのとおりです。このように生活し、みずから制する修行者は、あらゆる束縛を超えているのです。かれは正しく世の中を遍歴するでしょう。」

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■□■<14、ダンミカ>■□■
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 わたくしが聞いたところによると、──あるとき尊き師(ブッダ)はサーヴァッティー市のジェータ林、<孤独な人々に食を給する長者の園>におられた。そのときダンミカという在俗信者が五百人の在俗信者とともに師のおられるところに近づいた。そして師に挨拶し、かたわらに坐った。そこで在俗信者ダンミカは師に向かって詩を以て呼びかけた。

376 「智慧ゆたかなゴータマ(ブッダ)さま。わたしはあなたにお尋ねしますが、教えを聞く人は、家から出て出家する人であろうと、また在家の信者であろうと、どのように行うのが善いのですか?

377 実にあなたは神々とこの世の人々の帰趣と究極の目的とを知っておられます。奥深いことがらを見る方で、あなたに比ぶ人はいません。世人はあなたを、優れた目ざめた人(ブッダ) だと呼んでいます。

378 あなたはすっかり証りおわって、生けるものどもをあわれんで、智識と理法を説かれます。あまねく見る人よ。あなたは世の覆いを開き、汚れなくして、ひろく全世界に輝きたもう。

379 エーラーヴァナと名づける象王は、あなたが勝利者(ブッダ)であると聞いたので、あなたのもとに来ましたるかれもまたあなたと相談して、(あなたの話を)聞いて、『いいなあ』といって、喜んで去りました。

380毘沙門天王であるクヴェーラも、また教えを請おうとして、あなたに近づいてきました。賢者よ。かれに尋ねられたときにも、あなたは話をなさいました。かれもまた(あなたの話を)聞いて、喜んだ姿を示しました。

381 アージーヴィカ教徒であろうとも、ジャイナ教徒であろうとも、論争を習いとするこれらのいかなる異説の徒でも、すべて、智慧であなたを超えることはできません。立ったままでいる人が急いで走ってゆく人を追い越すことができないよえなものです。

382 論争を習いとするいかなるバラモンでも、老年であろうとも、あるいは(中年、あるしは青年の)バラモンであろうとも、またそのほか『われこそは論客である』と自負している人々でも、すべてあなたから<ためになることがら>を得ようと望んでいるのです。

383 先生! あなたがみごとに説きたもうたこの教えは幽微であり、また楽しいものです。あなたにお尋ねしますが、どうぞわれらにお説きください。最高の<目ざめた方>(ブッダ)よ。

384 これらの出家修行者たち、並びに在俗信者たちは、すべて、(目ざめた人の教えを)聞こうとして、ここに集まってきたのです。けがれなき人(目ざめた人)がさとり、みごとに説いた理法を聞け。──神々がインドラ神のことばを聞くように。」

385 (師は答えた)、「修行者たちよ、われに聞け。煩悩を除き去る修行法を汝らに説いて聞かせよう。汝らすべてはそれを持て。目的をめざす思慮ある人は、出家にふさわしいそのふるまいを習い行え。

386 修行者は時ならぬのに歩き廻るな。定められたときに、托鉢のために村に行け。時ならぬのに出て歩くな、執著に縛られるからである。それ故に諸々の(目ざめた人々)は時ならぬのに出て歩くことはない。

387 諸々の色かたち・音声・味・香り・触れられるものは、ひとびとをすっかり酔わせるものである。これらのものに対する欲望を慎んで、定められたときに、朝食を得るために(村に)入れよ。

388 そうして修行僧は、定められたときに施しの食物を得たならば、ひとり退いて、ひそかに坐れよ。自己を制して、内に顧みて思い、こころを外に放ってはならぬ。

389 もしもかれが、教えを聞く人、或るは他の修行者とともに語る場合があるならば、その人にすぐれた真理を示してやれ。かんげぐちや他の誹謗することばを発してはならぬ。

390 実に或る人々は(誹謗の)ことばに反発する。かれらは浅はかな小賢しい人々をわれは称賛しない。(論争の)執著があちこちから生じて、かれらを束縛し、かれらはそこでおのが心を遠くへ放ってしまう。

391 智慧のすぐれた人(ブッダ)の弟子は、幸せな人(ブッダ) の説きたもうた法を聞いて、食物と住所と臥具と大衣の塵を洗い去るための水とを、よく気をつけて用いよ。

392 それ故に、食物と住所と臥具と大衣の塵を洗い去るための水、──これらのものに対して、修行者は執著して汚れることがない。──蓮の葉に宿る水滴[が汚されない]ようなものである。

393 次に在家の者の行うつとめを汝らに語ろう。このように実行する人し善い<教えを聞く人>(仏弟子)である。純然たる出家修行者に関する規定は、所有のわずらいある人(在家者)がこれを達成するのは実に容易ではない。

394 生きものを(みずから)殺してはならぬ。また(他人をして)殺さしめてはならぬ。また他の人々が殺害するのを容認してはならぬ。世の中の強剛な者どもでも、また怯えている者どもでも、すべての生きものに対する暴力を抑えて──。

395 次に教えを聞く人は、与えられていないものは、何ものであっても、またどこにあっても、知ってこれを取ることを避けよ。また(他人をして)取らせることなく、(他人が)取りさるのを認めるな。なんでも与えられていないものを取ってはならぬ。

396 ものごとの解った人は婬行を回避せよ。──
燃えさかる炭火の坑を回避するように。
もし不婬を修することができなければ、
(少なくとも)他人の妻を犯してはならぬ。

397 会堂にいても、団体のうちにいても、
何人も他人に向かって偽りを言ってはならぬ。
また他人をして偽りを言わせてもならぬ。
また他人が偽りを語るのを容認してはならぬ。
すべて虚偽を語ることを避けよ。

398 また飲酒を行ってはならぬ。
この(不飲酒の)教えを喜ぶ在家者は、他人をして飲ませてもならぬ。他人が酒を飲むのを容認してもならぬ。──
これは終に人を狂酔せしめるものであると知って──。

399 けだし諸々の愚者は酔いのために悪事を行い、
また他人の人々をして怠惰ならしめ、(悪事を)なさせる。
この禍いの起るもとを回避せよ。
それは愚人の愛好するところであるが、しかしひちを狂酔せしめ迷わせるものである。

400 (1)生きものを害してはならぬ。(2)与えられないものを取ってはならぬ。(3)嘘をついてはならぬ。(4)酒を飲んではならぬ。(5)婬事たる不浄の行いをやめよ。(6)夜に時ならぬ食事をしてはならぬ。

401 (7)花かざりを着けてはならぬ。芳香を用いてはならぬ。(8)地上に床を敷いて伏すべし。これこそ実に八っの項目より成るウポーサタ(斎戒)であるという。
苦しみを修滅せしめるブッダが宣示したもうたものである。

402 そうしてそれぞれ半月の第八日、第十四日、第十五日にウポーサタを修せよ。八つの項目より成る完全なウポーサタを、きよく澄んだ心で行え。また特別の月においてもまた同じ。

403 ウポーサタを行なった<ものごとの解った人>は次に、きよく澄んだ心で喜びながら、翌朝早く食物とを適宜に修行僧の集いにわかち与えよ。

404 正しい法(に従って得た)財を以て母と父とを養え。正しい商売を行え。つとめ励んでこのように怠ることなく暮らしている在家者は、(死後に)<みずから光を放つ>という名の神々のもとに赴く。」


<小なる章>第二おわる

この章のまとめの句

 宝となまぐちと、恥と、こよなき幸せと、スーチローマと理法にかなった行いと、バラモンにふさわしいことと、船の経と、いかなる戒めを、と、精励と、ラーフラと、ヴァンギーサと正しい遍歴と、さらにダンミカと──
 これらの十四の経が「小なる章」し言われる。


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【 第3 大いなる章 】

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■□■<1、出 家>■□■
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405 眼ある人(釈尊)はいかにして出家したのであるか、かれはどのように考えたのちに、出家を喜んだのであるか、かれの出家をわれは述べよう。

406 「この在家の生活は狭苦しく、煩わしくて、塵のつもる場所である。ところが出家は、ひろびろとした野外であり、(煩いがない)」と見て、出家されたのである。

407 出家されたのちには、身による悪行をはなれた。ことばによる悪行をもすてて、生活をすっかり清められた。

408 目ざめた人(ブッダ)はマガダ国の(首都)・山に囲まれた王舎城に行った。すぐれた相好にみちた(目ざめた)人は托鉢のためにそこへ赴いたのである。

409 (マガダ王)ビンビサーラは高殿の上に進み出て、かれを見た。すぐれた相好にみちた(目ざめた)人を見て、(侍臣に)このことを語った。

410 「汝ら、この人をみよ。美しく、大きく、清らかで、行いも具わり、眼の前を見るだけである。

411 かれは眼を下に向けて気をつけている。この人は賤しい家の出身ではないようだ。王の使者どもよ、走り追え。この修行者はどこへ行くのだろう。」

412 派遣された王の使者どもは、かれのあとを追って行った。──「この修行者はどこへ行くのだろう。かれはどこに住んでいるのだろう」と。

413 かれは、諸々の感官を制し、よくまもり、正しく自覚し、気をつけながら、家ごとに食を乞うて、その鉢を速やかにみたした。

414 聖者は托鉢を終えて、その都市の外に出て、パンダヴァ山に赴いた。──かれはそこに住んでいるのであろう。

415 [ゴータマ(ブッダ)がみずから]住所に近づいたのを見て、そこで諸々の使者はかれに近づいた。そうして一人の使者は(王城に)もどって、王に報告した、──

416 「大王さま。この修行者はパンダヴァ山の山窟の中に、また獅子のように座しています」と。

417 使者のことばを聞き終るや、そのクシャトリヤ(ビンビサーラ王)は荘厳な車に乗って、急いでパンダヴァ山に赴いた。

418 かのクシャトリヤ(王)は、車に乗って行けるところまで車を駆り、車から下りて、徒歩で赴いて、かれに近づいて坐した。

419 王は坐して、それから挨拶のことばを喜び交わした。挨拶のことばを交わしたあとで、このことを語った。──

420 「あなたは若く青春に富み、人生の初めにある若者です。容姿も端麗で、生れ貴いクシャトリヤ(王族)のようだ。

421 象の群を先頭とする精鋭な軍隊を整えて、わたしはあなたに財を与えよう。それを享受なさい。わたしはあなたの生れを問う。これを告げなさい。」

422 (釈尊がいった)、「王さま。あちらの雪山(ヒマーラヤ)の側に、一つの正直な民族がいます。昔からコーサラ国の住民であり、富と勇気を具えています。

423 姓に関しては<太陽の裔>といい、種族に関しては<シャカ族>(釈迦族)といいます。王さまよ。わたしはその家から出家したのです。欲望をかなえるためではありません。

424 諸々の欲望に憂いがあることを見て、また出離こそ安穏であると見て、つとめはげむために進みましょう。わたくしの心はこれを楽しんでいるのです。」

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■□■<2、つとめはげむこと>■□■
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425 ネーランジャラー河の畔にあって、安穏を得るために、つとめはげみ専心し、努力して瞑想していたわたくしに、

426 (悪魔)ナムチはいたわりのことばを発しつつ近づいてきて、言った、あなたは痩せてして、顔色も悪い。あなたの死が近づいた。

427 あなたが死なないで生きられる見込みは、千に一つの割合だ。きみよ、生きよ。生きたほうがよい。命があってこそ諸々の善行をもなすこともできるのだ。

428 あなたがヴェーダ学生としての清らかな行いをなし、聖火にに供物をささげてこそ、多くの功徳を積むことができる。(苦行に)つとめはげんだところで、何になろうか。

429 つとめはげむ道は、行きがたく、行いがたく、達しがたい」・・・・

430 かの悪魔がこのように語ったときに、尊師(ブッダ)は次のように告げた。
──「怠け者の親族よ、悪しき者よ。汝は(世間の)善業を求めてここに来たのだが、

431 わたしはその(世間の)善業を求める必要は微塵もない。悪魔は善業の功徳を求める人々にこそ語るがよい。

432 わたしには信念があり、努力があり、また知慧がある。このように専心しているわたしくしに、汝はどうして生命をたもつことを尋ねるのか?

433 (はげみから起る)この風は、河水の流れも涸らすであろう。ひたすら専心しているわが身の血がどうして涸渇しないであろうか。

434 (身体の)血が涸れたならば、胆汁も痰も涸れるであろう。肉が落ちると、心はますます澄んでくる。わが念いと智慧と統一した心とはますます安立するに至る。

435 わたしはこのように安住し、最大の苦痛をうけているのであるから、わが心は諸々の欲望にひかれることがない。見よ、心身の清らかなことを。

436 汝の第一の軍隊は欲望であり、第二の軍隊は嫌悪であり、第三の軍隊は飢餓であり、第四の軍隊は妄執といわれる。

437 汝の第五の軍隊はものうさ、睡眠であり、第六の軍隊は恐怖といわれる。汝の第七の軍隊は疑惑であり、汝の第八の軍隊はみせかけと強情と、

438 誤って得られた利得と名声と尊敬と名誉と、また自己をほめたたえて他人を軽蔑することである。

439 ナムチよ、これは汝の軍勢である。黒き魔(Kanha)の攻撃軍である。勇者でなければ、かれにうち勝つことができない。(勇者は)うち勝って楽しみを得る。

440 このわたくしがムンジャ草を取り去るだろうか? (敵に降参してしまうだろうか?)この場合、命はどうでもよい。わたくしは、敗れて生きながらえるよりは、戦って死ぬほうがましだ。

441 或る修行者たち・バラモンどもは、この(汝の軍隊)のうちに埋没してしまって、姿が見えない。そうして徳行ある人々の行く道をも知っていない。

442 軍勢が四方を包囲し、悪魔が象に乗ったのを見たからには、わたくしは立ち迎えてかれらと戦おう。わたくしをこの場所から退けることなかれ。

443 神々も世間の人々も汝の軍勢を破り得ないが、わたくしは智慧の力で汝の軍勢をうち破る。──焼いてない生の土鉢を石で砕くように。

444 みずから思いを制し、よく念い(注意)を確立し、国から国へと遍歴しよう。──教えを聞く人々をひろく導きながら。

445 かれらは、無欲となったわたくしの教えを実行しつつ、怠ることなく、専心している。そこに行けば憂えることのない境地に、かれは赴くであろう。」

446 (悪魔はいった)、
「われは七年間も尊師(ブッダ)に、一歩一歩ごとにつきまとうていた。しかもよく気をつけている正覚者には、には、つけこむ隙をみつけることができなかった。

447 烏が脂肪の色をした岩石の周囲をめぐって『ここに柔かいものが見つかるだろうか? 味のよいものがあるだろうか?』といって飛び廻ったようなものである。

448 そこに美味が見つからなかったので、烏はそこから飛び去った。岩石ら近づいたその烏のように、われらは厭いてゴータマ(ブッダ)を捨て去る。」

449 悲しみにうちしおれた悪魔の脇から、琵琶がパタッと落ちた。ついで、かの夜叉は意気しょう沈してそこに消え失せた。

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■□■<3、みごとに説かれたこと>■□■
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 わたしが聞いたところによると、──或るとき尊き師ブッダはサーヴァッティー市のジェータ林、<孤独な人々に食を給する長者の園>におられた。そのとき師は諸々の<道の人>に呼びかけられた、「修行僧たちよ」と。「尊き師よ」と、<道の人>たちは師に答えた。師は告げていわれた、「修行僧たちよ。四つの特徴を具えたことばは、みごとに説かれたのである。悪しく説かれたのではない。諸々の智者が見ても欠点なく、非難されないものである。その四つとは何であるか? 道の人たちよ、ここで修行僧が、[T]みごとに説かれたことばのみを語り、悪しく説かれたことばを語らず、[U]理法のみを語って理にかなわぬことを語らず、[V]好ましいことのみを語って、好ましからぬことを語らず、[W]真理のみを語って、虚妄を語らないならば、この四つの特徴を具えていることばは、みごとに説かれたのであって、悪しく説かれたのではない。諸々の智者が見ても欠点なく、非難されないものである。」尊き師はこのことを告げた。そのあとでまた、<幸せな人>である師は、次のことを説いた。

450 立派な人々は説いた──[T]最上の善いことばを語れ。(これが第一である。)[U]正しい理を語れ、理に反することを語るな。これが第二である。[V]好ましいことばを語れ。好ましからぬことばを語るな。これが第三である。[W]真実を語れ。偽りを語るな。これが第4である。

 そのときヴァンギーサ長老は座から起ち上がって、衣を一つの肩にかけ(右肩をあらわして)、師(ブッダ)のおられる方に合掌して、師に告げていった、「ふと思い出すことがあります! 幸せな方よ」と。「思い出せ、ヴァンギーサよ」と、師は言われた。そこでヴァンギーサ長老は師の面前で、ふさわしい詩を以て師をほめ称えた。

451 自分を苦しめず、また他人を害しないことばのみを語れ。これこそ実に善く説かれたことばなのである。

452 好ましいことばのみを語れ。その言葉は人々に歓び迎えられることばである。感じの悪いことばを避けて、他人の気に入ることばのみを語るのである。

453 真実は実に不滅のことばである。これは永遠の理法である。立派な人々は、真実の上えに、ためになることの上に、また理法の上に安立しているといわれる。

454 安らぎに達するために、苦しみを終減させるために、仏の説きたもうおだやかなことばは、実に諸々のことばのうちで最上のものである。

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■□■<4、スタンダリカ・バーラドヴァージャ>■□■
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 わたしが聞いたところによると、──或るとき尊き師(ブッダ)はコーサラ国のスンダリカー河の岸に滞在しておらめれた。ちょうどその時に、バラモンであるスンダリカ・バーラドヴァーシャは、スンダリカー河の岸辺で聖火をまつり、火の祀りを行なった。さてバラモンであるスンダリカ・バーラドヴァーシャは、聖火をまつり、火の祀りを行なったあとで、座から立ち、あまねく四方を眺めていった、──「この供物のおさがりを誰にたべさせようか。」

 バラモンであるスンダリカ・バーラドヴァーシャは、遠からぬところで尊き師(ブッダ)が或る樹の根もとで頭まで衣をまとって坐っているのを見た。見おわってから、左手で供物のおさがりをもち、右手で水瓶をもって師のおられるところに近づいた。そこで師はかれの足音を聞いて、頭の覆いをとり去った。そのときバラモンであるスンダリカ・バーラドヴァーシャは「この方は頭を剃っておられる。この剃髪者である」といって、そこから戻ろうとした。そうしてかれはこのように思った、「この世では、或るバラモンたとは、頭を剃っているということもある。さあ、わたしはかれに近づいてその生れ(素姓)を聞いてみよう」と。

 そこでバラモンであるスンダリカ・バーラドヴァーシャは師のおられるところに近づいた。それから師にいった、「あなたの生まれは何ですか?」と

 そこで師は、バラモンであるスンダリカ・バーラドヴァーシャに詩を以て呼びかれた。

455 「わたしはバラモンではないし、王族の者でもない。わたしはヴァイシヤ族(庶民)の者でもないし、また他の何ものでもない。

456 わたしは家なく、重衣を着け、髭髪(ひげかみ)を剃り、こころを安らかならしめて、この世で人々に汚されることなく、歩んでいる。
 バラモンよ。あなたがわたしに姓をたずねるのは適当でない。」

457 「バラモンはバラモンと出会ったときは、『あなたはバラモンではあられませんか?』とたずねるものです。」
「もしもあなたがみずからバラモンであるというならば、バラモンでないわたしに答えなさい。わたしは、あなたに三句二十四字より成るかのサーヴィトリー讃歌のことをたずねます。」

458 「この世の中では、仙人や王族やバラモンというような人々は、何のために神々にいろいろと供物を献じたのですか?」
 (師が答えた)、「究極に達したヴェーダの達人が祭祀のときに或る(世俗の人の)献供を受けるならば、その(世俗の)人の(祭祀の行為は)効果をもたらす、とわたくしは説く。」

459 バラモンがいった、「わたくしはヴェーダの達人であるこのような立派な方にお目にかかったのですから、実にその方に対する(わたくしの)献供はきっと効果があるでしょう。(以前には)あなたのような方にお目にかからなかったので、他の人が献供の菓子(のおさがり)を食べていたのです。」

460 (師が答えた)、「それ故に、バラモンよ、あなたは求めるところあってきたのであるから、こちらに近づいて問え。恐らくここに、平安で、(怒りの)煙の消えた、苦しみなく、欲求のない聡明な人を見出すであろう。」

461 (バラモンがいった)、「ゴータマ(ブッダ) さま。わたくしは祭祀を楽しんでいるのです。祭祀を行おうと望むのです。しかしわたくしははっきりとは知っていません。あなたはわたくしに教えてください。何にささげた献供が有効であるかを言ってください。」
 (師が答えた)、「では、バラモンよ、よく聞きなさい。わたくしはあなたに理法を説きましょう。

462 生れを問うことなかれ。行いを問え。火は実にあらゆる薪から生ずる。賤しい家に生まれた人でも、聖者として道心堅固であり、恥を知って慎むならば高貴のの人となる。

463 真実もてみずから制し、(諸々の感官を)慎しみ、ヴェーダの奥義に達し、清らか行いを修めた人、──そのような人にこそ適当な時に供物をささげよ。──バラモンが功徳を求めて祀りを行うのであるならば。

464 諸々の欲望を捨てて、家なくして歩み、よくみずから慎んで、梭のよえに真直ぐな人々、──そのような人々にそこ適当な時に供物をささげよ。──バラモンが功徳を求めて祀りを行うのであるならば。

465 貪欲を離れ、諸々の感官を静かにたもち、月がラーフの捕われから脱したように(捕われることのない)人々──そのような人々にこそ適当な時に供物をささげよ。──バラモンが功徳を求めて祀りを行うのであるならば。 466 執著することなくして、常に心をとどめ、わがものと執したものを(すべて)捨て去って、世の中を歩き廻る人々、──そのよえな人々にこそ適当な時に供物をささげよ。──バラモンが功徳を求めて祀りを行うのであるならば。

467 諸々の欲望を捨て、欲にうち勝ってふるまい、生死のはてを知り、平安に帰し、清涼なること湖水のような<全き人>(如来)は、お供えの菓子わ受けるにふさわしい。

468 全き人(如来)は、平等なるもの(過去の目ざめた人々、諸仏)と等しくして、平等ならざる者どもから遙かに遠ざかっている。かれは無限の智慧あり、この世でもかの世でも汚れに染まることがない。<全き人>(如来)はお供えの菓子を受けるにふさわしい。

469 偽りもなく、慢心もなく、貪欲を離れ、わがものとして執著することなく、欲望をもたず、怒りを除き、こころ静まり、憂いの垢を捨て去ったバラモンである<全き人>(如来)は、お供えの菓子を受けるにふさわしい。

470 こころの執著をすでに断って、何らとらわれるところがなく、この世についてもかの世についてもとらわれることがない<全き人>(如来)は、お供えの菓子を受けるにふさわしい。

471 こころをひとしく静かにして激流をわたり、最上の知見によって理法を知り、煩悩の汚れを滅しつくして、最後の身体をたもっている<全き人>(如来)は、お供えの菓子を受けるにふさわしい。

472 かれは、生存の汚れも、荒々しいことばも、除き去られ滅びてしまって、存在しない。かれはヴェーダに通じた人であり、あらゆることがらに関して解脱している<全き人>(如来)は、お供えの菓子を受けるにふさわしい。

473 執著を超えていて、執著をもたず、慢心にとらわれている者どものうちにあって慢心にとらわれることなく、畑及び地所(苦しみの起る因縁)とともに苦しみを知りつくしている<全き人>(如来)は、お供えの菓子を受けるにふさわしい。

474 欲望にもとづくことなく、遠ざかり離れることを見、他人の教える異なった見解を超越して、何らこだわってとらわれることのない<全き人>(如来)は、お供えの菓子を受けるにふさわしい。

475 あれこれ一切の事物をさとって、それらが除き去られ滅びてしまって存在しないで、へいう平安に帰し、執著を滅ぼしつくして解脱している<全き人>(如来)は、お供えの菓子を受けるにふさわしい。

476 煩悩の束縛と迷いの生存への生れかわりとが滅び去った究極の境地を見、愛欲の道を断って余すところなく、清らかにして、過ちなく、汚れなく、透明である<全き人>(如来)は、お供えの菓子を受けるにふさわしい。

477 自己によって自己を観じ(それを)認めることなく、こころが等しくしずまり、身体が真直ぐで、みずから安立し、動揺することなく、疑惑のない(全き人)(如来)は、お供えの供物を受けるにふさわしい。

478 迷妄にもとづいて起る障りは何ら存在せず、あらゆることがらについて智見あり、最後の身体をたもち、めでたい無上のさとりを得、──これだけでも人の霊(タマシイ)は清らかとなる。──(全き人)(如来)は、お供えの供物を受けるにふさわしい。」

479 「あなたのようなヴェーダの達人にお会いできたのですから、わが供物は真実の供物であれかし。梵天こそ証人としてみそなわせ。先生! ねがわくはわたくしから受けてください。先生! ねがわくはわがお供えの菓子を召し上がってください。」

480 「詩を唱えて得たものを、わたくしは食うてはならない。バラモンよ、これは正しく見る人々(目ざめた人々、諸仏)のなすきまりではない。詩を唱えて得たものを目ざめた人々(諸仏)は斥けたもう。バラモンよ。このきまりが存するのであるから、これが(目ざめた人々、諸仏の)行いのしかた(実践法)である。

481 全き者である大仙人、煩悩の汚れをほろぼし尽し悪行による悔恨の消滅した人に対しては、他の飲食をささげよ。けだしそれは功徳を積もうと望む者(福)田であるからである。」

482 「先生! わたくしのような者の施しを受け得る人、祭祀の時に探しもとめて供養すべき人、をわたくしは──あなたの教えを受けて──どうか知りたいのです。」

483 「争いを離れ、心に濁りなく、諸々の欲望を離脱し、ものうさ(無気力)を除き去った人、

484 限界を超えたもの(煩悩)を制し、生死を究め、聖者の特性を身に具えたそのような聖者が祭祀のために来たとき、

485 かれに対して眉をひそめて見下すことをやめ、合掌してかれを礼拝せよ。飲食物をささげて、かれを供養せよ。このような施しは、成就して果報をもたらす。」

486 「目ざめた人(ブッダ)であるあなたさまは、お供えの菓子を受けるにふさわしい。あなたは最上の福田であり、全世界の布施を受ける人であります。あなたにさし上げた物は、果報が大きいです。」

 そこでバラモンであるスンダリカ・バーラドヴァーシャは、尊き師にいった、「すばらしいことです。ゴータマ(ブッダ)さま。すばらしいことです、ゴータマさま。あたかも倒れた者を起こすように、覆われたものを開くように、方向に迷った者に道を示すように、あるいは『眼ある人々は色やかたちを見るであろう』といって暗闇の中に灯火をかかげるように、ゴータマさまは種々のしかたで理法を明らかにされました。だから、わたくしはゴータマさまに帰依したてまつる。また法と修行僧のつどい帰依したてまつる。わたくしはゴータマさまのもとで出家し、完全な戒律(具足戒)を受けたいものです。」

 そこでバラモンであるスンダリカ・バーラドヴァーシャは、師のもとで出家し、完全な戒律を受けた。それからまもなく、このスンダリカ・バーラドヴァーシャさんは独りで他から遠ざかり、怠ることなく精励し専心していたが、まもなく、無上の清らかな行いの究極──諸々の立派な人たち(善男子)はそれを得るために正しく家を出て家なき状態に赴いたのであるが──を現世においてみずからさとり、証し、具現して、日を送った。「生まれることは尽きた。清らかな行いはすでに完成した。なすべきことをなしおえた。もはや再びこのような生存を受けることはない」とさとった。そうしてスンダリカ・バーラドヴァーシャさんは聖者の一人となった。


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■□■<5、マーガ>■□■
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 わたくしが聞いたところによると、──或るとき尊き師(ブッダ) は、王舎城の<鷲の峰>という山におられた。そのときマーガ青年は師のおられるところに赴いた。そこに赴いて師に挨拶した。喜ばしい、思い出の挨拶のことばを交したのち、かれらは傍らに坐した。そこでマーガ青年は師に言った、──
 「ゴータマ(ブッダ)さま。わたくしは実に、与える人、施主であり、寛仁にして、他人からの施しの求めに応じ、正しい法によって財を求めます。そのあとで、正しい法によって獲得して儲けた財物を、一人にも与え、二人にも与え、三人にも与え、四人にも与え、五人にも与え、六人にも与え、七人にも与え、八人にも与え、九人にも与え、十人にも与え、二十人にも与え、三十人にも与え、四十人にも与え、五十人にも与え、百人にも与え、さらに多くの人にも与えます。ゴータマさま。わたくしがこのように与え、このようにささげるならば、多くの福徳を生ずるでしょうか。」

 「青年よ。実にあなたはそのように与え、そのようにささげるならば、、多くの福徳を生ずる。誰であろうとも、実に、与える人、施主であり、寛仁にして、施しの求めに応じ、正しい法によって財わ求め、そのあとで、法によって獲得して儲けた財物を、一人にも与え、さらにつづいては百人にも与え、さらに多くの人にも与える人は、多くの福徳を生ずるのである。」

487 マーガ青年がいった、「袈裟を着け家なくして歩む寛仁なるゴータマさまに、わたくしはお尋ねします。この世で、施しの求めに応ずる在家の施主、福徳をめざして供物をささげ、他人に飲食物を与える人が、祀りを実行するときには、何者にささげた供物が清らかとなるのでしょうか。」

488 尊い師は答えた、「マーガよ。施しの求めに応ずる在家の施主、福徳をもとめ福徳をめざして供物をささげる人が、この世で他人に飲食物を与えるならば、まさに施与を受けるにふさわしい人々とともに目的を達成することになるであろう。」

489 マーガ青年はいった、「施しの求めに応ずる在家の施主、福徳をもとめ福徳をめざして供物をささげる人が、この世で他人に飲食物を与えるに当って、<まさに施与を受けるにふさわしい人々>のことをわたしに説いてください。先生!」

490 実に執著することなく世間を歩み、無一物で、自己を制した<全き人>がいる。──そのような人々にこそ適当な時に供物をささけよ。──バラモンが功徳を求めて祀りを行うのであるならば。

491 一切の結び・縛めを断ち、みずから慎しみ、解脱し、苦しみなく、欲求のない人々がいる。──そのような人々にこそ適当な時に供物をささけよ。──バラモンが功徳を求めて祀りを行うのであるならば。

492 一切の結び・縛めから解き放たれ、みずから慎しみ、解脱し、苦しみなく、欲求のない人々がいる。──そのような人々にこそ適当な時に供物をささげよ。──バラモンが功徳を求めて祀りを行うのであるならば。

493 貪欲と嫌悪と迷妄とを捨てて、煩悩の汚れを減しつくし、清らかな行いを修めている人々がいる。──そのような人々にこそ適当な時に供物をささげよ。──バラモンが功徳を求めて祀りを行うのであるならば。

494 偽りもなく、慢心もなく、貪欲を離れ、わがものとして執することなく、欲望をもたぬ人々がいる。──そのような人々にこそ適当な時に供物をささげよ。──バラモンが功徳を求めて祀りを行うのであるならば。

495 実に諸々の愛執に耽らず、すでに激流をわたりおわって、わがものという執著なしに歩む人々がいる。──そのような人々にこそ適当な時に供物をささげよ。──バラモンが功徳を求めて祀りを行うのであるならば。

496 この世でもかの世でも、いかなる世界についても、移りかわる生存への妄執の存在しない人々がいる。──そのような人々にこそ適当な時に供物をささげよ。──バラモンが功徳を求めて祀りを行うのであるならば。

497 諸々の欲望を捨てて、家なくして歩み、よくみずから制して、梭のように真直ぐな人々がいる。──そのような人々にこそ適当な時に供物をささげよ。──バラモンが功徳を求めて祀りを行うのであるならば。

498 欲望を離れ、諸々の感官をよく静かにたもち、月がラーフの捕われから脱したように(捕われることのない)人々がいる。──そのような人々にこそ適当な時に供物をささげよ。──バラモンが功徳を求めて祀りを行うのであるならば。

499 安らぎに帰して、貪欲を離れ、怒ることなく、この世で(生存の諸要素を)捨て去ってもはや(迷いの生存)に行く道のない人々がいる。──そのような人々にこそ適当な時に供物をささげよ。──バラモンが功徳を求めて祀りを行うのであるならば。

500 生と死とを捨てて余すところなく、あらゆる疑惑を超えた人々がいる。──そのような人々にこそ適当な時に供物をささげよ。──バラモンが功徳を求めて祀りを行うのであるならば。

501 自己を洲(よりどころ)として世間を歩み、無一物で、あらゆることに関して解脱している人々がいる。──そのような人々にこそ適当な時に供物をささげよ。──バラモンが功徳を求めて祀りを行うのであるならば。

502 『これは(わたしの)最後の生存であり、もはや再び生を享けることはない』ということを、この世で如実にしっている人々がいる。──そのような人々にこそ適当な時に供物をささげよ。──バラモンが功徳を求めて祀りを行うのであるならば。

503 ヴェーダに通じ、安らいだ心を楽しみ、落ち着いて気を着けていて、全きさとりに達し、多くの人々に帰依されている人々がいる。──そのような人々にこそ適当な時に供物をささげよ。──バラモンが功徳を求めて祀りを行うのであるならば。

504 (マーガがいった)、「実にわたくしの質問はむだではありませんでした。尊き師は、まさに施与を受けるにふさわしい人々のことを、わたくしに説いてくださいました。先生! あなたはこの世ですべてのことがらを如実にしっておられます。あなたはこの理法を知っておられるからです。」

505 マーガ青年が(さらにつづけて)いった、「この世で施しの求めに応ずる在家の施主、福徳をもとめ福徳をめざして供物をささげる人が、他人に飲食を与えるに当って、どうしたならば祀りが成功成就するかということをわたくしに説いてください。先生!」

506 尊き師(ブッダ)は答えた、「マーガよ。祀りを行え。祀り実行者はあらゆる場合に心を清らしめよ。祀り実行者の専心することは祀りである。かれはここに安立して邪悪を捨てる。

507 かれは貪欲を離れ、憎悪を制し、無量の慈しみの心を起して、日夜つねに怠らず、無量の(慈しみの)心をあらゆる方角にみなぎらせる。」

508 (マーガがいった)、「誰が清らかとなり、解脱するのですか? 誰が縛せられるのですか? 何によってひとはみずから梵天界に至るのですか? 聖者よ、お尋ねしますが、わたくしは知らないのですから、説いてください。尊き師は、わたくしの<あかし>です。わたくしは今梵天をまのあたり見たのです。真にあなたはわれわれにとっては梵天に等しいかただからです。光輝ある方よ。どうしたならば、梵天界に生まれるのでしょうか?」

509 尊き師は答えた、「マーガよ。三種の条件を具えた完全な祀りを実行するそのような人は、施与を受けるにふさわしい人々を喜ばせる。施しの求めに応ずる人が、このように正しく祀りを行うならば、梵天界に生まれる、と、わたくしは説く。」

 このように説かれたときに、マーガ青年は師にいった、「すばらしいことです。ゴータマ(ブッダ)さま。すばらしいことです。ゴータマさま。あたかも倒れた者を起こすように、覆われたものを開くように、方角に迷った者に道を示すように、あるいは『眼ある人々は色やかたちを見るであろう』といって暗闇の中で灯火をかかげるように、ゴータマさま種々のしかたで真理を明らかにされました。だから、わたくしはゴータマさまに帰依したてまつる。また真理と修行僧のつどいとに帰依したてまつる。ゴータマさまはわたくしを在家信者として受け入れてください。今日から命の続く限り帰依いたします。」


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■□■<6、サビヤ>■□■
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 わたしが聞いたところによると、──或るとき尊き師(ブッダ)は王舎城の竹園林にある栗鼠飼養の所に住んでおられた。そのとき遍歴の行者サビヤに、昔の血縁者であるが(今は神となっている)一人の神が質問を発した、──「サビヤよ。<道の人>であろうとも、バラモンであろうとも、汝が質問したときに明確に答えることのできる人がいるならば、汝はその人のもとで清らかな行いを修めなさい」と。そこで遍歴の行者サビヤは、その神からそれらの質問を受けて、次の[六師]のもとに至って質問を発した。すなわちプーラナ・カッサパ、マッカリ・ゴーサーラ、アジタ・ケーサカンバリ、パクダ・カッチャーヤナ、ベッラーッティ族の子であるサンジャヤ、ナータ族の子であるニガタとであるが、かれは<道の人>あるいはバラモンであり、衆徒をひきい、団体の師であり、有名で名声あり、教派の開祖であり、多くの人々から立派な人として崇められていた。

[しかるに]かれらは、遍歴の行者サビヤに質問されても、満足に答えることができなかった。そうして、怒りと嫌悪と憂いの色をあらわしたのみならず、かえって遍歴の行者サビヤに反問した。そこで遍歴の行者サビヤはこのように考えた、「これらの<道の人>またはバラモンであられる方々は衆徒をひきい、団体の師であり、有名で名声あり、教派の開祖であり、多くの人々から立派な人として崇められている。かれら、すなわちプーラナ・カッサパからさらについにナータ族の子であるニガンタに至るまで人々は、わたしに質問されても、満足に答えることが出来なかった。満足に答えることができないで、怒りと嫌悪と憂いの色をあらわにしたのみならず、わたしに反問した。さあ、わたしは低く劣った状態(在俗の状態)に戻って諸々の欲望を享楽することにしょう」と。

 そのとき遍歴の行者サビヤはまたこのように考えた、「ここにおられる<道の人>ゴータマもまた衆徒をひきい、団体の師であり、有名で名声あり、教派の開祖であり、多くの人々から立派な人として崇められている。さあ、わたしは<道の人>ゴータマに近づいて、これらの質問を発することにしよう」と。

 さらに遍歴の行者であるサビヤは次のように考えた、「ここにおられる<道の人>・バラモンがたは、年老いて、年長け、老いぼれて、年を重ね、老齢に達しているが、長老であり、経験を積み、出家してからすでに久しく、衆徒をひきい、団体の師であり、有名で名声あり、教派の開祖であり、多くの人々から立派な人として崇められている。すなわちプーラナ・カッサパからさらにナータ族の子ニガンダに至るまでの人々であるが、かれらはねわたくしに質問それても、満足に答えることができなかった。満足に答えられないで、怒りと嫌悪と憂いの色をあらわしたのみならず、かえってそこでわたくしに反問した。<道の人>ゴータマはわたくしの発したこれらの質問に明確に答え得るであろうか。<道の人>ゴータマは生年も若いし、出家したのも新しいことだからである」と。

 次いで遍歴の行者サビヤはこのように考えた、「<道の人>は若いからといって侮ってはならない。軽蔑してはならない。たといかれが若い<道の人>であっても、かれは大神通があり、大威力がある。さあ、わたしは<道の人>ゴータマのもとに赴いて、この質問を発してみよう」と。

 そこで遍歴の行者サビヤは王舎城に向かって順次に歩みを進め、王舎城の竹園林にある栗鼠飼養所におられる尊き師(ブッダ)のもとに赴いた。そうして、師に挨拶した。喜ばしい、思い出の挨拶のことばを交わしたのち、かれは傍らに坐した。それから遍歴の行者サビヤは師に詩を以て呼びかけた。──

510 サビヤがいった、「疑いがあり、惑いがあるので、わたくしは質問しょうと願って、ここに来ました。わたくしのためにそれを解決してください。わたくしが質問したならば、順次に、適切に、明確に答えてください。」

511 師は答えた、「サビヤよ。あなたは質問しようと願って、遠くからやって来ましたね。あなたのために、それを解決してあげましょう。あなたが質問したならば、順次に、適切に、明確に答えましょう。

512 サビヤよ。何でも心の中で思っていることを、わたくしに質問なさい。わたくしは一つ一つ質問を解決してあげましょう。」

 そのとき遍歴の行者であるサビヤはこのように考えた、「まことにすばらしいことだ。まことに珍しいことだ、──わたくしが他の<道の人>たち、バラモンたちのところでは機会さえも得られなかったのに、道の人ゴータマがこの機会を与えてくれた」と。かれは、こころ喜び、楽しく、嬉しく、欣快の心を生じて、師に質問した。

513 サビヤがいった、「<修行僧>とは何ものを得た人のことをいうのですか? 何によって<温和な人>となるのですか? どのようにしたならば、<自己を制した人>と呼ばれるのですか? どうして<目ざめた人>(ブッダ)と呼ばれるのですか? 先生! おたずねしますが、わたくしに説明してください。」

514 師は答えた、「サビヤよ。みずから道を修して完全な安らぎに達し、疑いを超え、生存と衰滅とを捨て、(清らかな行いに)安立して、迷いの世の再生を滅ぼしつくした人、──かれが<修行僧>である。

515 あらゆることがらに関して平静であり、こころを落ち着け、全世界のうちで何ものをも害うことなく、流れをわたり、濁りなく、情欲の昂まり増すことのない<道の人>、──かれは<温和な人>である。

516 全世界のうちで内面的にも外面的にも諸々の感官を修養し、この世とかの世とを厭(いと)い離れ、身を修めて、死ぬ時の到来を願っている人、──かれは(自己を制した人)である。

517 あらゆる宇宙時期と輪廻と(生ある者の)生と死とを二つながら思惟弁別して、塵を離れ、汚れなく、清らかで、生を滅ぼしつくすに至った人、──彼を(目ざめた人)(ブッダ)という」

 そこで、遍歴の行者であるサビヤは、師の説かれたことをよろこび、随喜し、こころ喜び、楽しく、嬉しく、欣快の心を生じて、さらに師に質問を発した。

518 サビヤがいった、「何を得た人を<バラモン>と呼ぶのですか? 何によって<道の人>と呼ぶのですか? どうして<沐浴をすませた者>と呼ぶのですか? どうして<竜>と呼ぶのですか? 先生! おたずねしますが、わたくしに説明してください。」

519 師が答えた、「サビヤよ。一切の悪を斥け、汚れなく、よく心をしずめ持って、みずから安立し、輪廻を超えて完全な者となり、こだわることのない人、──このような人は<バラモン>と呼ばれる。

520 安らぎに帰して、善悪を捨て去り、塵を離れ、この世とかの世とを知り、生と死とを超越した人、──このような人がきさにその故に<道の人>と呼ばれる。

521 全世界のうちで内面的にも外面的にも一切の罪悪を洗い落とし、時間に支配される神々と人間とのうちにありながら妄想分別におもむかない人、──かれを(沐浴をすませた者)と呼ぶ。

522 世間のうちにあっていかなる罪悪をもつくらず、一切の結び目・束縛を捨て去り、いかなることにもとらわれることなく解脱している人、──このような人はまさにその故に<竜>とよばける。」

 そこで、遍歴の行者サビヤは師の諸説をよろこび随喜し、こころ喜び、楽しく、嬉しく、欣快の心を生じて、さらに師に質問を発した。

523 サビヤがいった、「諸々の目ざめた人(ブッダ)は誰を<田の勝者>と呼ぶのですか? 何によって巧みなのですか? どうして<賢者>なのですか? どうして<聖者>と呼ばれるのですか? 先生! おたずねしますが、わたくしに説明してください。」

524 師が答えた、「サビヤよ。天の田・梵天の田という一切の田を弁別して、一切の田の根本の束縛から離脱した人、──このような人がまさにその故に<田の勝者>と呼ばれるのである。

525 天の蔵・人の蔵・梵天の蔵なる一切の蔵を弁別して、一切の蔵の根本の束縛から離脱した人、──このような人がまさにその故に(巧みな人)とよばれるのである。

526 内面的にも外面的にも二つながらの白く浄らかなものを弁別して、清らかな知慧あり、黒と白(善悪業)を超越した人はまさにその故に(賢者)と呼ばれる。

527 全世界のうちで内面的にも外面的にも生邪の道理を知っていて、人間と神々の崇敬を受け、執著の網を超えた人、──かれは<聖者>である。」

 そこで、遍歴の行者サビヤは師の諸説をよろこび随喜し、こころ喜び、楽しく、嬉しく、欣快の心を生じて、さらに師に質問を発した。

528 サビヤがいった、「何を得た人を<ヴェーダの達人>とよぶのですか? 何によって<知りつくした人>となるのですか? いかにして<勤め励む者>となるのですか? <育ちの良い人>とはそもそも何ですか? 先生! おたずねしますが、どうかわたくしに説明してください。」

529 師が答えた、「サビヤよ、道の人ならびにバラモンどもの有するすべてのヴェーダを弁別して、一切の感受したものに対する貪りを離れ、一切の感受を超えている人、←かれは<ヴェーダの達人>である。

530 内的には差別的<妄想とそれにもとづく名称と形態>とを究め知って、また外的には病いの根源を究め知って、一切の病いの根源である束縛から脱れている人、──そのような人が、まさにその故に<知りつくした人>と呼ばれるのである。

531 この世で一切の罪悪を離れ、地獄の責苦を超えて努め励む者、精励する賢者、──そのような人が<勤め励む者>と呼ばれるのである。

532 内面的にも外面的にも執著の根源である諸々の束縛を断ち切り、一切の執著の根源である束縛から脱れている人、──そのような人が、まさにその故に<育ちの良い人>と呼ばれるのである。」

 そこで、遍歴の行者サビヤは師の諸説をよろこび随喜し、こころ喜び、楽しく、嬉しく、欣快の心を生じて、さらに師に質問を発した。

533 サビヤがいった、「何を得た人を<学識ある人>と呼ぶのですか? 何によって<すぐれた人>となるのですか? またいかにして<行いの具わった人>となるのですか? <遍歴行者>とはそもそも何ですか? 先生! おたずねしますが、わたくしに説明してください。」

534 師が答えた、「サビヤよ。教えを聞きおわって、世間における欠点あり或いは欠点のないありとあらゆることがらを熟知して、あらゆることがらについて征服者・疑惑のない者・解脱した者、煩悩に悩まされない者を、<学識のある人>と呼ぶ。

535 諸々の汚れと執著のよりどころを断ち、智に達した人は、母胎に赴くことがない。三種想いと汚泥とを除き断って、妄想分別に赴かない、──かれを<すぐれた人>と呼ぶ。

536 この世において諸々の実践を実行し、有能であって、常に理法を知り、いかなることがらにも執著せず、解脱していて、害しようとする心の存在しない人、──かれは<行いの具わった人>である。

537 上にも下にも横にも中央にも、およそ苦しみの報いを受ける行為を回避して、よく知りつくして行い、偽りと慢心と貪欲と怒りと<名称と形態>(個体のもと)とを滅ぼしつくし、得べきものを得た人、──かれを<遍歴の行者>と呼ぶ。」

 そこで、遍歴の行者サビヤは師の諸説をよろこび随喜し、こころ喜び、楽しく、嬉しく、欣快の心を生じて、座から起ち上って、上衣を一方の肩にかけ(右肩をあらわし)、師に向かって合掌して、ふさわしい詩を以て目のあたり師を讃嘆した。

538 「智慧ゆたかな方よ。諸々の<道の人>の論争にとらわれた、名称と文字と表象とにもとづいて起った六十三種の異説を伏して、激流をわたのたもうた。

539 あなたは苦しみを滅ぼし、彼岸に達せられた方です。あなたは真の人(拝まれる人)です。あなたは完全にさとりを開かれた方です。あなたは煩悩の汚れを滅ぼされた方だと思います。あなたは光輝あり、理解あり、智慧ゆたかな方です。苦しみを滅ぼした方よ。あなたはわたくしを救ってくださいました。

540 あなたはわたくしに疑惑のあるのを知って、わたくしの疑いをはらしてくださいました。わたくしはあなたに敬礼します。聖者の道の奥をきわめた人よ。心に荒みなき、太陽の末裔よ。あなたはやさしい方です。

541 わたくしが昔いだいていた疑問をあなたははっきりと説き明してくださいました。眼ある方よ。聖者よ。まことにあなたは<さとりを開いた人>です。あなたは、妨げの覆いがありません。

542 あなたの悩み悶えは、すべて破られ断たれています。あなたは清涼となり、身を制し、堅固で、誠実に行動する方です。

543 象の中の象王であり偉大な英雄であるあなたが説くときには、すべて神々は、ナーラダ、パッバタの両[神群]とともに随喜します。

544 尊い方よ。あなたに敬礼します。最上の人よ。あなたに敬礼します。神々を含めた全世界のうちで、あなたに比べられる人はおりません。

545 あなたは覚った人です。あなたは師です。あなたは悪魔の征服者です、賢者です。あなたは煩悩の潜在的な可能力を断って、みずから[彼岸に]渡りおわり、またこの人々を渡すのです。

546 あなたは生存の要因を超越し、諸々の煩悩の汚れを滅ぼしておられます、あなたは獅子です。何ものにもとらわれず、恐れおののきを捨てておられます。

547 麗しい百蓮華が泥水に染まらないように、あなたは善悪の両者に汚されません、雄々しき人よ、両足をお伸ばしなさい。サビヤは師を礼拝します。」

 そこで、遍歴の行者サビヤは尊き師(ブッダ)の両足に頭をつけて礼して、言った、──「すばらしいことです、譬えば倒れた者を起こすように、覆われたものを開くように、方角に迷った者に道を示すように、あるいは『眼ある人々は色やかたちを見るであろう』といって暗闇の中で灯火をかかげるように、ゴータマさま種々のしかたで真理を明らかにされました。ここでわたくしはゴータマ(ブッダ)さまに帰依したてまつる。また真理と修行僧のつどいとに帰依したてまつる。わたくしは師のもとで出家したいのです。完全な戒律を受けたいのです。」

 (師はいわれた)、「サビヤよ。かって異説の徒であった者が、この教えと戒律とにおいて出家しようと望み、完全な戒律を受けようと望むならば、かれは四カ月の間別に住む。四カ月たってから、もういいな、と思ったならば、諸々の修行僧はかれを出家させ、完全な戒律を受けさせて、修行僧となるようにさせる。しかしこの場合は、人によって(期間の)差異のあることが認められる。」

 「尊いお方さま。もしもかつて異説の徒であった者が、この教えと戒律とにおいて出家しようと望み、完全な戒律を受けようと望むならば、かれは四カ月の間別に住み、四カ月たってから、もういいな、と思ったならば、諸々の修行僧がかれを出家させ、完全な戒律を受けさせて、修行僧となるようにさせるのであるならば、わたくしは(四カ月ではなくて)、四年間別に住みましょう。そうして四年たってから、もういいな、と思ったならば、諸々の修行僧はわたくしを出家させて、完全な戒律を受けさせて、修行僧となるようにさせてください。」

 さて遍歴の行者サビヤは(直ちに)師のもとで出家し、完全な戒律を受けた。それからまもなく、この長者サビヤは独りで他人から遠ざかり、怠ることなく精励し専心していたが、やがて無上の清らかな行いの究極──諸々の立派に人々はそれを得るために正しく家を出て家なき状態に赴いたのであるが──を現世においてみずからさとり、証し、具現して日を送った。

「生まれることは尽きた。清らかな行いはすでに完成した。なすべきことをなしおえた。もはや再びこのような生存を受けることはない」とさとった。そうしてサビヤ長老は聖者の一人となった。

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■□■<7、セーラ>■□■
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 わたくしが聞いたところによると、──或るとき師は大勢の修行僧千二百五十人とともにアングッタラーパ[という地方]を遍歴して、アーバナと名づけるアングッタラーパの或る町に入られた。結髪の行者ケーニヤはこういうことを聞いた、「シャカ族の子である<道の人>ゴータマ(ブッダ)は、シャカ族の家から出家して、修行僧千二百五十人の大きなつどいとともに、アングッタラーパを遍歴して、アーバナに達した。そのゴータマさまには、次のような好い名声があとずれている。──すなわち、かの師は、真の人・さとりを開いた人・明知と行いを具えた人・幸せな人・世間を知った人・無上の人・人々を調える御者・神々と人間との師・目ざめた人(ブッダ)・尊い師であるといわれる。かれは、みずからさとり、体得して、神々・悪魔・梵天を含むこの世界や<道の人>・バラモン・神々・人間を含む生けるものどもに教えを説く。
かれは、初めも善く、中ほども善く、終りも善く、意義も文字もよく具わっている教えを説き、完全円満で清らかな行いを説き明かす、と。ではそのような立派な尊敬さるべき人ら見えるのは幸せ、みごとな善いことだ。」

 そこで結髪の行者ケーニヤは師のおられるところに赴いた。そうして、師に挨拶した。喜ばしい、思い出の挨拶のことばを交わしたのち、かれは傍らに坐した結髪の行者ケーニヤに対して師は法に関する話を説いて、指導し、元気づけ、喜ばされた。結髪の行者ケーニヤは、師に法に関する話を説かれ、指導され、元気づけられ、喜ばされて、師にこのように言った、「ゴータマさまは修行僧の方々とともに、明日わたくしのささげる食物をお受けください。」

 そのように告げられて、師は結髪の行者ケーニヤに向かって言われた、「ケーニヤよ。修行僧のつどいは大勢で、千二百五十人もいます。またあなたはバラモンがたを信奉しています。」

 結髪の行者ケーニヤは再び師に言った、「ゴータマさま。修行僧の方々は大勢で、千二百五十人もいるし、またわたくしはバラモンがたを信奉していますが、しかしゴータマさまは修行僧の方々とともに、明日わたくしのささげる食物をお受けください。」

 師は結髪の行者ケーニヤに再び言われた、「ケーニヤよ。修行僧のつどいは大勢で、千二百五十人もいます。またあなたはバラモンがたを信奉しています。」

 結髪の行者ケーニヤは三たび師に言った、「ゴータマさま。修行僧のつどいは大勢で、千二百五十人もいるし、またわたくしはバラモンがたを信奉していますが、しかしゴータマさまは修行僧の方々とともに、明日わたくしのささげる食物をお受けください。」師は沈黙によって承諾された。

 そこで結髪の行者ケーニヤは、師が承諾されたのを知って、座から起って、自分の庵に赴いた。それから、友人・朋輩・近親・親族に告げていった、「友人・朋輩・近親・親族の皆さん。わたくしのことばをお聞きなさい。わたくしは<道の人>ゴータマを修行僧の方々とともに、明日の食事に招待しました。だから皆さんは、身を動かしてわたくしに手伝ってください。」

 結髪の行者ケーニヤの友人・朋輩・近親・親族は、「承知しました」と、かれに答えて、或る者は竈の坑を掘り、或る者は薪を割り、或る者は器を洗い、或る者は水瓶を備えつけ、或る者は座席を設けた。また結髪の行者ケーニヤはみずから(白い帳を垂れた)円い集会場をしつらえた。

 ところでそのときセーラ・バラモンはアーバナに住んでいたが、かれは三ヴェーダの奥義に達し、語彙論・活用論・音韻論・語源論(第四のアタルヴァ・ヴェーダと)第五としての史詩に達し、語句と文法に通じ、順世論や偉人の観相に通達し、三百人の少年にヴェーダの聖句を教えていた。そのとき結髪の行者ケーニヤはセーラ・バラモンを信奉していた。

 ときにセーラ・バラモンは三百人の少年に取り巻かれていたが、(長く坐っていたために生じた疲労を除くために)膝を伸ばす散歩をし、あちこち歩んでいたが、結髪の行者ケーニヤの庵に近づいた。そこでセーラ・バラモンは、ケーニヤの庵に属する結髪の行者たちが、或る者は竈の坑を掘り、或る者は薪を割り、或る者は器を洗い、或る者は水瓶を備えつけ、或る者は座席を設け、また結髪の行者ケーニヤはみずから円い集会場をしつらえているのを見た。見てから結髪の行者ケーニヤに問うた、「ケーニヤさんは息子の嫁取りがあるのでしょうか? あるいは息女の嫁入りがあるのでしょうか? 大きな祭祀が近く行われるのですか? あるいはマガダ王セーニヤ・ビンビサーラが軍隊とともに明日の食事に招待されたのですか?」

 「セーラよ。わたくしには息子の嫁取りがあるのでもなく、息女の嫁入りがあるのでもなく、マガダ王セーニヤ・ビンビサーラが軍隊とともに明日の食事に招かれているのでもありません。そうではなくて、わたくしは近く大きな祭祀を行うことになっています。シャカ族の子・道の人ゴータマ(ブッダ)は、シャカ族の家から出家して、アングッタラーパ国を遊歩して、大勢の修行僧千二百五十人とともにアーバナに達しました。そのゴータマさまには次のような好い名声がおとずれている。──すなわち、かの師は、真の人・さとりを開いた人・明知と行いを具えた人・幸せな人・世間を知った人・無上の人・人々を調える御者・神々と人間との師・目ざめた人(ブッダ)・尊き師であるといわれる。わたくしはあの方を修行僧らとともに明日の食事に招きました。」

 「ケーニヤさん。あなたはかれを<目ざめた人>(ブッダ)と呼ぶのか?」
 「セーラさん。わたくしはかれを<目ざめた人>と呼びます。」
 「ケーニヤさん。あなたはかれを<目ざめた人>と呼ぶのか?」
 「セーラさん。わたくしはかれを<目ざめた人>と呼びます。」

 そのときセーラ・バラモンは心に思った。「<目ざめた人>という語を聞くことは、世間においてはむずかしいのである。ところでわれわれの聖典の中に偉人の相が三十二伝えられている。それを具えている偉人にはただ二つの途があるのみで、その他の途はありえない。[第一に]もしもかれが在家の生活を営むならば、かれは転輪王となり、正義を守る正義の王として四方を征服して、国土人民を安定させ、七宝を具有するに至る。すなわちかれは輪という宝・象という宝・馬という宝・珠という宝・資産者という宝・及び第七に指揮者という宝が現われるのである。またかれには千人以上の子があり、みな勇敢で雄々しく、外敵をうち砕く。かれは、四海の果てるに至るまで、この大地を武力によらず刀剣を用いずに、正義によって征服して支配する。[第二に]しかしながら、もしもかれが家から出て出家者となるならば、真の人・覚りを開いた人となり、世間における諸々の煩悩の覆いをとり除く」と。

 「ケーニヤさん。では真の人・覚りを聞いた人であられるゴータマさまは、いまどこにおられるのですか?」

 かれがこのように言ったときに、結髪の行者ケーニヤは、右腕を差し伸ばして、セーラ・バラモンに告げていった、「セーラさん。この方角に当って一帯の青い林があります。(そこにゴータマさまはおられるのです)。」

 そこでセーラ・バラモンは三百人の少年とともに師のおられるところに赴いた。そのときセーラ・バラモンはそれらの少年たちに告げていった、「きみたちは(急がすに)小股に歩いて、響きを立てないで来なさい。諸々の尊き師は獅子のように独り歩む者であり、近づきがたいからです。そうしてわたしが<道の人>ゴータマと話しているときに、きみたちは途中でことばを挿んではならない。きみたちはわたしの話が終るのを待て。」

 さてセーラ・バラモンは尊き師のおられるところに赴いた。そこで、師に挨拶した。喜ばしい、思い出の挨拶のことばを交わしたのち、かれは傍らに坐した。それから、セーラ・バラモンは師の身に三十二の<偉人の相>があるかどうかを探した。セーラ・バラモンは、師の身体に、ただ二つの相を除いて、三十二の偉人の相が殆んど具わっているのを見た。ただ二つの<偉人の相>に関しては、(それらがはたして師にあるかどうかを)かれは疑い惑い、(<目ざめた人(ブッダ)>)であるということを)信用せず、信仰しなかった。その二つとは体の膜の中におさめられた隠所と広長舌相とである。

 そのとき師は思った、「このセーラ・バラモンはわが身に三十二の偉人の相を殆んど見つけているが、ただ二つの相を見ていない。ただ体の膜の中におさめられた隠所と広長舌相という二つの偉人の相に関しては、(それらがはたしてわたくしの身にあるかどうかを)かれは疑い惑い、(目ざめた人(ブッダ)であるということを)信用せず、信仰してしない」と。

 そこで師は、セーラ・バラモンが師の体の膜の中におさめられた隠所を見得るような神通を示現した。次に師は舌を出し、舌で両耳孔を上下になめまわし、両耳孔を上下になめまわし、前の額を一面に舌で撫でた。

 そこでセーラ・バラモンは思った、──「道の人ゴータマは三十二の偉人の相を完全に身に具えていて、不完全ではない。しかしわたしは、『かれがブッダであるか否か』ということをまだ知らない。ただわたしは、年老い齢高く師またはその師であるバラモンたちが『諸々の<尊敬さるべき人、完全な覚りを開いた人>は、自分が讃嘆されるときには、自身を示現する』と語るのを聞いたことがある。さあ、わたしは、適当な詩を以て、<道の人>ゴータマ(ブッダ)をその面前において讃嘆しましょう」と。そこでセーラ・バラモンはふさわしい詩を以て尊き師をその面前において讃嘆した。──

548 「先生! あなたは身体が完全であり、よく輝き、生れも良く、見た目も美しい。黄金の色があり、歯は極めて白い。あなたは精力ある人です。

549 実に、生れの良い人の具えるすがた・かたちは、すべて、偉人の相として、あなたの身体のうちにあります。

  550 あなたは、眼が清らかに、容貌も美しく、(身体は)大きく、真っ直ぐで、光輝あり、<道の人>の群の中にあって、太陽のように輝いています。

551 あなたは見るも美しい修行者(比丘)で、その膚は黄金のようです。このように容色が優れているのに、どうして<道の人>となる必要がありましょうか。

552 あなたは転輪王(世界を支配する帝王)となって、戦車兵の主となり、四方を征服し、ジャンブ州(全インド)の支配者となるべきです。

553 クシャトリヤ(王侯たち)や地方の王どもは、あなたに忠誠を誓うでしょう。ゴータマ(ブッダ)よ。王の中の王としてね人類の帝王として、統治をなさってください。」

554 師(ブッダ)は答えた、「セーラよ。わたくしは王ではありますが、無上の真理の王です。真理によって輪をまわすのです。──(だれも)反転しえない輪を。」

555 セーラ・バラモンがいった、「あなたは<完全にさとった者>であると、みずから称しておられます。ゴータマ(ブッダ)よ。あなたは『われは<無上の真理の王>であり、法によって輪をまわす』と説いておられます。

556 では、誰が、あなたの将軍なのですか? 師の相続者である弟子は、誰ですか? あなたがまわされたこの<真理の輪>を、誰が(あなたに)つづいてまわすのですか?」

557 師が答えた、「セーラよ。わたしがまわした輪、すなわち無上の<真理の輪>(法輪)を、サーリプッタがまわす。かれは<全き人>につづいて出現した人です。

558 わたしは、知らねばならぬことをすでに知り、修むべきことをすでに修め、断つべきことをすでに断ってしまった。それ故に、わたしは<さとった人>(ブッダ)である。バラモンよ。

559 わたしに対する疑惑をなくせよ。バラモンよ。わたしを信ぜよ。もろもろの<さとりを開いた人>に、しばしば見えることは、いともむずかしい。

560 かれは(さとりを開いた人々)が、しばしば世に出現することは、そなたらにとって、いとも得がたいことであるが、わたしは、その<さとった人>なのである。バラモンよ、わたしは(煩悩の)矢を抜き去る最上の人である。

561 わたしは神聖な者であり、無比であり、悪魔の軍勢を撃破し、あらゆる敵を降服させて、なにものをも恐れることなしに喜ぶ。」

562 (セーラは弟子どもに告げていった)、──「きみたちよ。眼ある人の語るところを聞け。かれは(煩悩の)矢を断った人であり、偉大な健き人である。あたかも、獅子が林の中で吼えるようなものである。

563 神聖な者、無比なる者、悪魔の軍勢を撃破する者、を見ては、だれが信ずる心をいだかないであろうか。たとい、色の黒い種族の生れの者でも、(信ずるであろう)。

564 従おうと欲する者は、われにわれに従え。また従いたくない者は、去れ。わたしもすぐれた智慧ある人のもとで出家しましょう。」

565 (セーラの弟子どもが言った)、──「もしもこの<完全にさとった人>の教えを、 先生が喜ばれるのでしたら、わたくしたちもまた、すぐれた智慧ある人のもとで、出家しましょう。」

566 (セーラは言った)、──「これら三百人のバラモンたちは、合掌してお願いしています。『先生! わたくしたちは、あなたのみもとで、清らかな行いを実践しましょう。』

567 師(ブッダ)が答えた──「セーラよ。清らかな行いが、みごとに説かれている。それは目のあたり、即時に果報をもたらす。怠りなく道を学ぶ人が、出家して(清らかな行いを修めるのは)空しくはない」

 セーラ・バラモンは仲間とともに師のもとで出家して、完全な戒律を受けた。

 ときに、結髪の行者ケーニヤは、その夜が過ぎてから、自分の庵で味のよい硬軟の食物を用意させて、師に時の来たことを告げて、「ゴータマ(ブッダ) さま。時間です。食事の用意ができました」と言った。そこで師は午前中に内衣を着け、重衣をきて、鉢を手にとって、結髪の行者ケーニヤの庵に赴いた。そうして、修行僧のつどいとともに、あらかじめ設けられた席についた。それから結髪の行者ケーニヤは、ブッダを初め修行僧らに、手ずから、味のよい硬軟の食物を給仕して、満足させ、あくまでもてなした。そこで結髪の行者ケーニヤは、師が食事を終り鉢から手を離したときに、みずから一つの低い座を占めて、傍らに坐した。そうして結髪の行者ケーニヤに、師は次の詩を以て、喜びの意を表した。──

568 火への供養は祭祀のうちで最上のものである。サーヴィトリー[讃歌]はヴェーダの詩句のうちで最上のものである。王は人間のうちでは最上の者である。大洋は、諸河川のうちで最上のものである。

569 月は、諸々の星のうちで最上のものである。太陽は、輝くもののうちで最上のものである。修行僧の集いは、功徳を望んで供養を行う人々にとって最上のものである。

 師はこれらの詩を唱えて結髪の行者ケーニヤに喜びの意を示して、座から起って、去って行かれた。

 そこでセーラさんは、自分の仲間とともに、独りで他人から遠ざかり、怠ることなく、精励し専心していたが、まもなく──諸々の立派な人々がそれらを得るために正しく家を出て家なきに赴く目的であるところの──無上の清らかな行いの究極を現世においてみずからさとり、得し、具現していた。「(迷いの生存のうちに)生まれることは消滅した。清らかな行いはすでに完成した。なすべきことをなしおえた。もはや再びこのような生存を受けることはない」とさとったそしてセーラさんとその仲間とは、聖者の一人一人となった。

 そののちセーラさんはその仲間とともに師のおられるところに赴いた。そうして、衣を一方の(左の)肩にかけて[右肩を洗わして]、師に向かって合掌し、次の詩を以て師に呼びかけた。──

570 「先生! 眼ある方よ。今から八日以前に、われらはあなたに帰依しましたが、七日のあいだに、われらはあなたの教えの中で身をととのえました。

571 あなたは覚った方(ブッダ)です。あなたは師です。あなたは悪魔を征服した聖者です。あなたは煩悩の潜在的な可能力を断って、みずから渡りおわり、またこの人々を渡してくださいます。

572 あなたは生存の素因を超越し、諸々の煩悩の汚れを滅ぼしておられます。あなたは執著することのない獅子のようです。恐れおののきを捨てておられます。

573 これら三百人の修行僧は、合掌して立っています。健き人よ、足をお伸ばしください。諸々の竜(行者)をして師を拝ませましょう。」

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■□■<8、矢>■□■
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574 この世における人々の命は、定まった相なく、どれだけ生きられるかも解らない。惨ましく、短くて、苦悩をともなっている。

575 生まれたものどもは、死を遁れる道がない。老いに達しては、死ぬ。実に生ある者どもの定めは、このとうりである。

576 熟した果実は早く落ちる。それと同じく、生まれた人々は、死なねばならぬ。かれらにはつねに死の怖れがある。

577 たとえば、陶工のつくった土の器が終りにはすべて破壊されてしまうように、人々の命もまたそのとうりである。

578 若い人も壮年の人も、愚者も賢者も、すべて死に屈服してしまう。すべての者は必ず死に至る。

579 かれらは死に捉えられてあの世に去って行くが、父もその子を救わず親族もその親族を救わない。

580 見よ。見まもっている親族がとめどもなく悲嘆にくれているのに、人は屠所に引かれる牛のように、一人ずつ、連れ去られる。

581 このように世間の人々は死と老いとによって害われる。それ故に賢者は、世のなりゆきを知って、悲しまない。

582 汝は、来た人の道を知らず、また去った人の道を知らない。汝は(生と死の)両端を見きわめないで、わめいて、いたずらになき悲しむ。

583 迷妄にとらわれて自己を害なっている人が、もしもなき悲しんでなんらかの利を得ることがあるならば、賢者もそうするがよかろう。

584 泣き悲しんでは、心の安らぎは得られない。ただかれにはますます苦しみが生じ、身体がやつれるだけである。

585 みずから自己を害いながら、身は痩せ醜くなる。そうしたからとて、死んだ人々はどうにもならない。嘆き悲しむのは無益である。

586 人が悲しむのをやめないならば、ますます苦悩を受けることになる。亡くなった人のことを嘆くならば、悲しみに捕らわれてしまったのだ。

587 見よ。他の(生きている)人々はまた自分のつくった業にしたがって死んで行く。かれら生あるものどもは死に捕らえられて、この世で慄えおののいている。

588 ひとびとがいろいろと考えてみても、結果は意図とは異なったものとなる。壊れて消え去るのは、このとうりである。世の成りゆくさまを見よ。

589 たとい人が百年生きようとも、あるいはそれ以上生きようとも、終には親族の人々すら離れて、この世の生命を捨てるに至る。

590 だから(尊敬されるべき人)の教えを聞いて、人が死んで亡くなったのを見ては、「かれはもうわたしの力の及ばぬものなのだ」とさとって、嘆き悲しみを去れ。

591 たとえば家に火がついているのを水で消し止めるように、そのように知慧ある聡明な賢者、立派な人は、悲しみが起こったのを速やかに滅ぼしてしまいなさい。──譬えば風が綿を吹き払うように。

592 已が悲嘆と愛執と憂いとを除け。已が楽しみを求める人は、已が(煩悩の)矢を抜くべし。

593 (煩悩の)矢を抜き去って、こだわることなく、心の安らぎを得たならば、あらゆる悲しみを超越して、悲しみなき者となり、安らぎに帰する。


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■□■<9、ヴァーセッタ>■□■
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わたくしが聞いたところによると、──或るとき尊き師(ブッダ)はイッチャーナンガラ[村]のイッチャーナンガラ林に住んでおられた。そのとき、多くの著名な大富豪であるバラモンたちがイッチャーナンガラ村に住んでいた。すなわちチャンキンというバラモン、タールッカというバラモン、ポッカラサーティというバラモン、ジャーヌッソーニというバラモン、トーデーヤというバラモン及びその他の著名な大富豪であるバラモンたちであった。

 そのときヴァーセッタとバーラドヴァーシャという二人の青年が(久しく坐していたために生じた疲労を除くために)膝を伸ばすためにそぞろ歩きをあちこちで行っていた。

 かれらはたまたま次のような議論を始めた、「きみよ。どうしたらバラモンとなれるのですか?」

 バーラドヴァーシャ青年は次のように言った。「きみよ。父かたについても母かたについても双方ともに生れ(素姓)が良く、純粋な母胎に宿り、七世の祖先に至るまで血統に関しては未だかって爪弾きされたことなく、かって非難されたことがないならば、まさにこのことによってバラモンであるのである。」

 ヴァーセッタ青年は次のように言った、「きみよ。ひとが戒律をまもり徳行を身に具えているならば、まさにこのことによってバラモンであるのである。」

 [しかし]バーラドヴァーシャ青年はヴァーセッタ青年を説得することができなかったし、またヴァーセッタ青年はバーラドヴァーシャ青年を説得することができなかった。そこでヴァーセッタ青年はバーラドヴァーシャ青年に告げて言った、「バーラドヴァーシャよ。シャカ族の子である<道の人>ゴータマ(ブッダ)は、シャカ族の家から出家して、ここにイッチャーナンガラ[村]のイッチャーナンガラ林のうちに住んでいる。そのゴータマさまには次のような好い名声があとずれている。──すなわち、かの師は、尊敬さるべき人・目ざめた人・明知と行いとを具えた人・幸せな人。世間を知った人・無上の人・人々を調える御者・神々と人間との師・目ざめた人(ブッダ)・尊き師であるといわれる。バーラドヴァーシャさん。さあ行こうよ。<道の人>ゴータマのいるところに行こう。そこへ行ったら、<道の人>ゴータマにこのことがらを尋ねよう。そうして<道の人>ゴータマがわれわれに解答してくれたとおりに、われわれはそれを承認しよう。」「そうしましょう」と、バーラドヴァーシャ青年はヴァーセッタ青年に答えた。

 そこでヴァーセッタ青年とバーラドヴァーシャ青年とは、師のいますところに赴いた。そうして、師に挨拶した。喜ばしい、思い出についての挨拶のことばを交したのち、かれは傍らに坐した。そこでヴァーセッタ・バラモンは次の詩を以て師に呼びかけた。──

594 「われら両人は三ヴェーダの学者であると、(師からも)認められ、みずからも称しています。わたくしはポッカラサーティの弟子であり、この人はタールッカの弟子です。

595 三ヴェーダに説かれていることがらを、われわれは完全に知っています。われわれはヴェーダの語句と文法とに精通し、ヴェーダ読誦については師に等しいのです。

596 ゴータマよ。そのわれわれが生れの如何を論議して、論争が起りました。『生れによってバラモンなのである』とバーラドヴァーシャは語りますが、わたくしは『行為によってバラモンとなるのである』と言います。眼ある方よ。こういうわけなのだと了解してください。

597 われら両人は互いに相手を説得することができないのです。そこで、<目ざめた人>(ブッダ)としてひろく知られているあなたさまにたずねるために、やって来ました。

598 人々が満月に向って近づいて合掌し礼拝し敬うように、世人はゴータマを礼拝し敬います。

599 世間の眼として出現したもうたゴータマに、われらはおたずねします。生まれによってバラモンであるのでしょうか。あるいは行為によってバラモンとなるのでしょうか? われわれには解りませんから、話してください、──われわれがバラモンの何たるかを知りうるように。」

600 師が答えた、「ヴェーダよ。そなたらのために、諸々の生物の生れ(種類の)区別を、順次にあるがままに説明してあげよう。それらの生れは、いろいろと異なっているからである。

601 草や木にも(種類の区別のあることを)知れ。しかしかれらは(「われは草である」とか、「我等は木である」とか)言い張ることはないかれらの特徴は生まれにもとづいている。かれらの生まれはいろいろと異なっているからである。

602 次に蛆虫や蟋蟀から蟻類に至るまでのものにも(種類の区別のあることを)知れ。かれらの特徴は生れにもとづいているのである。かれらの生れは、いろいろと異っているからである。

603 小さいものでも、大きなものでも、四足獣にも、(種類の区別のあることを)知れ。かれらの特徴は生れにもとづいているのである。かれらの生れは、いろいろと異っているからである。

604 腹を足としていて背の長い匍うものにも(種類の区別のあることを)知れ。かれらの特徴は生れにもとづいている。かれらの生れは、いろいろと異っているからである。

605 次に、水の中に生まれ水に棲む魚どもにも、(種類の区別のあることを)知れ。かれらの特徴は生れにもとづいている。かれらの生れは、いろいろと異なっているからである。

606 次に、翼を乗物として虚空を飛ぶ鳥どもにも、(種類の区別のあることを)知れ。かれらの特徴は生れにもとづいている。かれらの生れは、いろいろと異っているからである。

607 これらの生類には生まれにもとづく特徴はいろいろと異なっているが、人類にはそのように生まれにもとづく特徴がいろいろと異なっているということはない。

608 髪についても、頭についても、耳についても、眼についても、口についても、鼻についても、唇についても、眉についても、

609 首についても、肩についても、腹についても、背についても、臀についても、胸についても、隠所についても、交合についても、

610 手についても、足についても、指についても、脛につていも、腿についても、容色についても、音声についても、他の生類の中にあるような、生まれにもとづく特徴(の区別)は(人類のうちには)決して存在しない。

611 身を禀けた生きものの間ではそれぞれ区別があるが、人間の間ではこの区別は存在しない。人間のあいだで区別表示が説かれるのは、ただ名称によるのみ。

612 人間のうちで、牧牛によって生活する人があれば、かれは農夫であって、バラモンではないと知れ。ヴァーセッタよ。

613 人間のうちで、種々の技能によって生活する人があれば、かれは職人であって、バラモンではないと知れ。ヴァーセッタよ。

614 人間のうちで売買をして生活する人があれば、かれは商人であって、バラモンではないと知れ。ヴァーセッタよ。

615 人間のうちで他人に使われて生活する者があれば、かれは傭人であって、バラモンではないと知れ。ヴァーセッタよ。

616 人間のうちで盗みをして生活する者があれば、かれは盗賊であって、バラモンではないと知れ。ヴァーセッタよ。

617 人間のうちで武術によって生活する者があれば、かれは武士であって、バラモンではないと知れ。ヴァーセッタよ。

618 人間のうちで司祭の職によって生活する者があれば、かれは司祭者であって、バラモンではないと知れ。ヴァーセッタよ。

619 人間のうちで村や国を領有する者があれば、かれは王であって、バラモンではないと知れ。ヴァーセッタよ。

620 われは、(バラモン女の)胎から生まれ(バラモンの)母から生まれた人をバラモンと呼ぶのではない。かれは(きみよ、といって呼びかける者)といわれる。かれは何か所有物の思いにとらわれている。無一物であって執著のない人、──かれをわたしは(バラモン)と呼ぶ。

621 すべての束縛を断ち切り、怖れることなく、執著を超越して、とらわれることのない人、──かれをわたしは<バラモン>と呼ぶ。

622 紐と革帯と綱とを、手綱ともども断ち切り、門をとざす閂(障礙)を減じて、目ざめた人(ブッダ)、──かれをわたくしは<バラモン>と呼ぶ。

623 罪がないのに罵られ、なぐられ、拘禁されるのを堪え忍び、忍耐の力あり、心の猛き人、──かれをわたくしは<バラモン>と呼ぶ。

624 怒ることなく、つつしみあり、戒律を奉じ、欲を増すことなく、身をととのえ、最後の身体に達した人、──かれをわたくしは<バラモン>と呼ぶ。

625 蓮葉の上の露のように、錐の尖の芥子のように、諸々の欲情に汚されない人、──かれをわたくしは<バラモン>と呼ぶ。

626 すでにこの世において自己の苦しみの滅びたことを知り、重荷をおろし、とらわれのない人、──かれをわたくしは<バラモン>と呼ぶ。

627 明らかな智慧が深くて、聡明で、種々の道に通達し、最高の目的を達した人、──かれをわたくしは<バラモン>と呼ぶ。

628 在家者・出家者のいずれとも交わらず、住家がなくて遍歴し、欲の少い人、──かれをわたくしは<バラモン>と呼ぶ。

629 強くあるいは弱い生きものに対して暴力を加えることなく、殺さず、また殺させることのない人、──かれをわたくしは<バラモン>と呼ぶ。

630 敵意ある者どもの間にあって敵意なく、暴力を用いる者どもの間にあって心おだやかに、執著する者どもの間にあって執著しない人、──かれをわたくしは<バラモン>と呼ぶ。

631 芥子粒が錐の尖端から落ちたように、愛著と憎悪と高ぶりと隠し立てとが脱落した人、──かれをわたくしは<バラモン>と呼ぶ。

632 粗野ならず、ことがらをはっきりと伝える真実のことばを発し、ことばによって何人の感情をも害することのない人、──かれをわたくしは<バラモン>と呼ぶ。

633 この世において、長かろうと短かろうと、微細であろうとも粗大であろうとも、浄かろうとも不浄であろうとも、すべて与えられていない物を取らない人、──かれをわたくしは<バラモン>と呼ぶ。

634 現世を望まず、来世をも望まず、欲求もなくて、とらわれのない人、──かれをわたしはバラモンと呼ぶ。

635 こだわりあることなく、さとりおわって、疑惑なく、不死の底に達した人、──かれをわたくしは<バラモン>と呼ぶ。

636 この世の禍福いずれにも執著することなく、憂いなく、汚れなく、清らかな人、──かれをわたくしは<バラモン>と呼ぶ。

637 曇りのない月のように、清く、澄み、濁りがなく、歓楽の生活の尽きた人、──かれをわたくしは<バラモン>と呼ぶ。

638 この傷害・険道・輪廻(さまよい)・迷妄を超えて、渡りおわって彼岸に達し、瞑想し、興奮することなく、執著がなくて、心安らかな人、──かれをわたくしは<バラモン>と呼ぶ。

639 この世の欲望を断ち切り、出家して遍歴し、欲望の生活の尽きた人、──かれをわたくしは<バラモン>と呼ぶ。

940 この世の愛執を断ち切り、出家して遍歴し、愛執の生活の尽きた人、──かれをわたくしは<バラモン>と呼ぶ。

641 人間の絆を捨て、天界の絆を超え、すべての絆をはなれた人、──かれをわたしは(バラモン)と呼ぶ。

642 <快楽>と<不快>とを捨て、清らかに涼しく、とらわれることなく、全世界にうち勝った健き人、──かれをわたしは(バラモン)と呼ぶ。

643 生きとし生ける者の生死をすべて知り、執著なく、幸せな人、覚った人、──かれをわたしは(バラモン)と呼ぶ。

644 神々も天の伎楽神(ガンダルヴァ)たちも人間もその行方を知り得ない人、煩悩の汚れを減しつくした人、──かれをわたしは(バラモン)と呼ぶ。

645 前にも、後にも、中間にも、一物をも所有せず、すべて無一物で、何ものをも執著して取りおさえることのない人、──かれをわたしは(バラモン)と呼ぶ。

646 牡牛のように雄々しく、気高く、英雄・大仙人・勝利者・欲望のない人・沐浴した者・覚った人(ブッダ)、──かれをわたしは(バラモン)と呼ぶ。

647 前世の生涯を知り、また天上と地獄とを見、生存を減し尽くしに至った人、──かれをわたしは(バラモン)と呼ぶ。

648 世の中で名とし姓として付けられているものは、名称にすぎない。(人の生まれた)その時その時に付けられて、約束の取り決めによってかりに設けられて伝えられているのである。

649 (姓名は、かりに付けられたものにすぎないということを)知らない人々にとっては、誤った偏見が長い間ひそんでいる。知らない人々はわれらに告げていう、『生れによってバラモンなのである』と。

650 生まれによって(バラモン)となるのではない。生まれによって(バラモンならざる者)となるのでもない。行為によって(バラモン)なのである。行為によって(バラモンならざる者)なのである。

651 行為によって農夫となるのである。行為によって職人となるのである。行為によって商人となるのである。行為によって傭人となるのである。

652 行為によって盗賊ともなり、行為によって武士ともなるのである。行為によって司祭者ともなり、行為によって王ともなる。

653 賢者はこのようにこの行為を、あるがままに見る。かれらは縁起を見る者であり、行為(業)とその報いとを熟知している。

654 世の中は行為によって成り立ち、人々は行為によって成り立つ。生きとし生ける者は業(行為)に束縛されている。−−進み行く車が轄に結ばれているように。

655 熱心な修行と清らかな行いと感官の制御と自制と、これによって<バラモン>となる。
 これが最上のバラモンの境地である。

656 三つのヴェーダ(明知)を具え、心安らかに、再び世に生まれることのない人は、諸々の識者にとっては、梵天や帝釈[と見なされる]のである。ヴァーセッタよ。このとおりであると知れ。」

 このように説かれたので、ヴァーセッタ青年とバーラドヴァーシャ青年とは師に向って言った、「すばらしいことです。ゴータマ(ブッダ)さま。すばらしいことです。ゴータマさま。譬えば、倒れた者を起こすように、覆われたものを開くように、方角に迷った者に道を示すように、あるいは『眼ある人々は色やかたちを見るように』といって暗夜に灯火をかかげるように、ゴータマさまは種々のしかたで理法を明らかにされました。いまわたくしはゴータマさまと真理と修行僧のつどいに帰依したてまつる。ゴータマさまはわたくしたちを、在俗信者として受けいれてください。わたくしたちは、今日から命の続く限り帰依いたします。」

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■□■<10、コーカーリヤ>■□■
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 わたしか聞いたところによると、──或るとき尊き師(ブッダ)は、サーヴァッティー市のジェータ林、<孤独な人々に食を給する長者の園>におられた。そのとき修行僧コーカーリヤは師のおられるところに赴いた。そうして、師に挨拶して、傍らに坐した。それから修行僧コーカーリヤは師に向っていった、「尊き師(ブッダ)よ。サーリプッタとモッガラーナとは邪念があります。悪い欲求にとらわれています。」

 そう言ったので、師(ブッダ)は修行僧コーカーリヤに告げて言われた、「コーカーリヤよ、まあそういうな。コーカーリヤよ、まあそういうな。サーリプッタとモッガラーナとを信じなさい。サーリプッタとモッガラーナとは温良な性の人たちだ。」

 修行僧コーカーリヤは再び師にいった、「尊き師よ。わたくしは師を信じてお頼りしていますが、しかしサーリプッタとモッガラーナとは邪念があります。悪い欲求にとらわれています。」

 師は再び修行僧コーカーリヤに告げて言われた、「コーカーリヤよ、まあそういうな。コーカーリヤよ、サーリプッタとモッガラーナとを信じなすい。サーリプッタとモッガラーナとは温良な性の人たちだ。」

 修行僧コーカーリヤは三たび師にいった、「尊き師よ。わたくしは師を信じてお頼りしていますが、しかしサーリプッタとモッガラーナとは邪念があります、悪い欲求にとらわれています。」

 師は三たび修行僧コーカーリヤに告げて言われた、「コーカーリヤよ、まあそういうな。コーカーリヤよ、サーリプッタとモッガラーナとを信じなすい。サーリプッタとモッガラーナとは温良な性の人たちだ。」

 そこで修行僧コーカーリヤは座から起って、師に挨拶して、右まわりをして立ち去った。修行僧コーカーリヤが立ち去ってからまもなく、かれの全身に芥子粒ほどの腫物が出てきた。(初めは)芥子粒ほどであったものが、(次第に)小豆ほどになった。小豆ほどであったものが、大豆ほどになった。大豆ほどであったものが、棗の核ほどになった。棗の核ほどあったものが、棗の果実ほどになった。棗の果実ほどあったものが余甘子ほどになった。余甘子ほどであったものが、未熟な木爪の果実ほどになった。未熟な木爪の果実ほどであっものが、熟した木爪ほどになった。熟した木爪ほどになったものが破裂し、膿と血とが迸り出た。そこで修行僧コーカーリヤはその病苦のために死去した。修行僧コーカーリヤは、サーリプッタとモッガラーナとに対して敵意をいだいていたので、死んでから紅蓮地獄に生まれた。

 そのときサハー(老婆)世界の主・梵天は、夜半を過ぎた頃に、麗しい容色を示して、ジェータ林を隈なく照らして、師のおられるところに赴いた。そうして師に敬礼して傍らに立った。そこでサハー世界の王である梵天は師に告げていった。「尊いお方さま。修行僧コーカーリヤは死去しました。修行僧コーカーリヤは、サーリプッタとモッガラーナとに対して敵意をいだいていたので、死んでから紅蓮地獄に生まれました。」サハー世界の主・梵天はこのように言った。このように言ってから、師に敬礼し、右まわりをして、その場で消え失せた。

 さて、その夜が明けてから、師は、諸々の修行僧に告げて言われた、「諸々の修行僧らよ。昨夜サハー世界の主である梵天が、夜半を過ぎた頃に、麗しい容色を示して、ジェータ林を隈なく照らして、わたくしのいるところに来た。それからわたくしに敬礼して傍らに立った。さうしてサハー世界の主である梵天は、わたくしに告げていった。『尊いお方さま。修行僧コーカーリヤは死去しました。修行僧コーカーリヤは、サーリプッタとモッガラーナとに対して敵意をいだいていたので、死んでから紅蓮地獄に生まれました』と。サハー世界の主である梵天はこのように言った。そうして、師を敬礼し、右まわりして、その場で消え失せた。」

 このように説かれたときに、一人の修行僧が師に告げていった、「尊いお方さま。紅蓮地獄における寿命の長さは、どれだけなのですか?」

 「修行僧よ。紅蓮地獄における寿命は実に長い。それを、幾年であるとか、幾百年であるとか、幾千年であるとか、幾十万年であるとか、数えることはむずかしい。」

 「尊いお方さま。しかし譬喩を以て説明することがでまるでしょう。」

 「修行僧よ。それはできるのです」といって、師は言われた、「たとえば、コーサラ国の枡目ではかつて二十カーリカの胡麻の積荷(一車輌分)があって、それを取り出すとしょう、ついで一人の人が百年を過ぎるごとに胡麻を一粒ずつ取り出すとしよう。その方法によって、コーサラ国の枡目ではかって二十カーリカの胡麻の積荷(一車輌分)が速やかに尽きたとしても、一つのアッブタ地獄はまだ尽きるに至らない。二十のアッブダ地獄は一つのニラッブダ地獄[の時期]に等しい。二十のニラッブダ地獄は一つのアババ地獄[の時期]に等しい。二十のアババ地獄は一つのアハハ地獄[の時期]に等しい。二十のアハハ地獄は一つのアタタ地獄[の時期]に等しい。二十のアタタ地獄は一つの黄蓮地獄[の時期]に等しい。二十の黄蓮地獄は一つの白睡蓮地獄[の時期]に等しい。二十の白睡地獄は一つの青蓮地獄[の時期]に等しい。二十の青蓮地獄は一つの白蓮地獄[の時期]に等しい。二十の紅蓮地獄[の時期]に等しい。ところで修行僧コーカーリヤは、サーリプッタおよびモッガラーナに対して敵意をいだいていたので、紅蓮地獄に生まれたのである。」

 師はこのように言われた。幸せな人である師は、このことを説いてから、さらに次のように言われた。──

657 人が生まれたときには、実に口の中には斧が生じている。愚者は悪口を言って、その斧によって自分を斬り割くのである。

658 毀るべき人を誉め、また誉むべき人を毀る者、──かれは口によって禍をかさね、その禍のゆえに福楽を受けることができない。

659 賭博で財を失う人は、たとい自身を含めて一切を失うとも、その不運はわずかなものである。しかし立派な聖者に対して悪意をいだく人の受ける不運は、まことに重いのである。

660 悪口を言いまた悪意を起して聖者をそしる者は、十万と三十六のニラップダの[巨大な年数のあいだ]また五つのアッブダの[巨大な年数のあいだ]地獄に赴く。

661 嘘を言う人は地獄に墜ちる。また実際にしておきながら゜わたしはしませんでした」と言う人もまた同じ。両者とも行為の卑劣な人々であり、死後にはおの世で同じような運命を受ける(地獄に墜ちる)。

662 害心なく清らかで罪汚れのない人を憎むかの愚者には、必ず悪(い報い)がもどってくる。風に逆らって微細な塵を撒き散らすようなものである。

663 種々なる貪欲に耽る者は、ことばで他人をそしる。──かれ自身は、信仰心なく、ものおしみして、不親切で、けちで、やたらにかげ口を言うのだが。

664 口穢く、不実で、卑しい者よ。生きものを殺し、邪悪で、悪行をなす者よ。不劣を極め、不吉な、でき損いよ。この世であまりおしゃべりするな。お前は地獄に落ちる者だぞ。

665 お前は塵を播いて不利を招き、罪をつくりながら、諸々の善人を非難し、また多くの悪事をはたらいて、長いあいだ深い坑(地獄)に陥る。

666 けだし何者の業も滅びることはない。それは必ずもどってきて、(業をつくった)主がそれを受ける。愚者は罪を犯して、来世にあってはその身に苦しみを受ける。

667 (地獄に墜ちた者は)、鉄の串を突きさされるところに至り、鋭い刃のある鉄の槍に近づく。さてまた灼熱した鉄丸のような食物を食わされるが、それは、(昔つくった業に)ふさわしい当然なことである。

668 (地獄の獄卒どもは「捕えよ」「打て」などといって)、誰もやさしいことばをかれることなく、(温顔をもって)向ってくることなく、頼りになってくれない。(地獄に墜ちた者どもは)、敷き拡げられた炭火の上に臥し、あまねく燃え盛る火炎の中に入る。

669 またそこでは(地獄の獄卒どもは)鉄の網をもって(地獄に墜ちた者どもを)からめとり、鉄槌をもって打つ。さらに真の暗黒である闇に至るが、その闇はあたかも霧のようにひろがっている。

670 また次に(地獄に堕ちた者どもは)火炎があまねく燃え盛っている鋼製の釜にはいる。火の燃え盛るそれらの釜の中で永いあいだ煮られて、浮き沈みする。

671 また膿や血のまじった湯釜があり、罪を犯した人はその中で煮られる。かれがその釜の中でどちらの方角へ向って横たわろうとも、(膿と血とに)触れて汚される。

672 また蛆虫の棲む水釜があり、罪を犯した人はその中で煮られる。出ようにも、つかむべき縁がない。その釜の上部は内側に彎曲していて、まわりが全部一様だからである。

673 また鋭い剣の葉のついた林があり、(地獄に墜ちた者どもが)その中に入ると、手足を切断される。(地獄の獄卒どもは)鉤を引っかけて舌をとらえ、引っ張りまわし、引っ張り廻しては叩きつける。

674 また次に(地獄に墜ちた者どもは)、超え難いヴェータラニー河に至る。その河の流れは鋭利な剃刀の刃である。愚かな輩は、悪い事をして罪を犯しては、そこに陥る。

675 そこには黒犬や斑犬や黒烏の群や野狐がいて、泣きさけぶかれらを貪り食うて飽くことがない。また鷹や黒色ならぬ烏どもまでが啄む。

676 罪を犯した人が身に受けるこの地獄の生存は、実に悲惨である。だから人は、この世において余生のあるうちになすべきことをなして、忽せにしてはならない。

677 紅蓮地獄に運び去られた者(の寿命の年数)は、荷車につんだ胡麻の数ほどある、と諸々の智者は計算した。すなわちそれは五千兆年とさらに一千万の千二百倍の年である。

678 ここに説かれた地獄の苦しみがどれほど永く続こうとも、その間は地獄にとどまらなねばならない。それ故に、ひとは清く、温良で、立派な美徳をめざして、常にことばとこころをつつしむべきである


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■□■<11、ナーラカ>■□■
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 [ 序 ]
679 よろこび楽しんでいて清らかな衣をまとう三十の神々の群と帝釈天とが、恭しく衣をとって極めて讃嘆しているのを、アシタ仙は日中の休息のときに見た。

680 こころ喜び踊りあがっている神々を見て、ここに仙人は恭々しくこのことを問うた、
「神々の群が極めて満悦しているのは何故ですか?
 どうしたわけでかれらは衣をとってそれを振り廻しているのですか?

681 たとえ阿修羅との戦いがあって、神々が勝ち阿修羅が敗れたときにもそのように身の毛の振るい立つぼど喜ぶことはありませんでした。どんな稀なできごとを見て神々は喜んでいるのですか?

682 かれは叫び、歌い、楽器を奏で、手を打ち、踊っています。須弥山の頂に住まわれるあなたがたに、わたくしはおたずねします。尊き方々よ、わたくしの疑いを速かに除いてください。」

683 (神々は答えて言った)、「無比のみごとな宝であるかのボーディサッタ(菩薩、未来の仏)は、もろびとの利益安楽のために人間世界に生まれたもうたのです、──シャカ族の村に、ルンビニーの聚落に。
 だからわれらは嬉しくなって、非常に喜んでいるのです。

684 生きとし生ける者の最上者、最高の人、牡牛のような人、生きとし生けるもののうちの最高の人(ブッダ)は、ゆがて<仙人(のあつまる所)>という名の林で(法)輪を回転するであろう。──猛き獅子が百獣にうち勝って吼えるように。」

685 仙人は(神々の)その声を聞いて急いで(人間世界に)降りてきた。そのときスッドーダナ王の宮殿に近づいて、そこに坐して、シャカ族の人々に次のようにいった、
 「王子はどこにいますか。わたくしもまた会いたい。」

686 そこで諸々のシャカ族の人々は、その児を、アシタという(仙人)に見せた。──溶炉で巧みな金工が鍛えた黄金のようにきらめき幸福に光り輝く尊い児を。

687 火炎のように光り輝き、空行く星王(月)のように清らかで、雲を離れて照る秋の太陽のように輝く児を見て、歓喜を生じ、昴まく喜びでわくわくした。

688 神々は、多くの骨あり千の円輪ある傘蓋を空中にかざした。また黄金の柄のついた払子で[身体を]上下に扇いだ。
 しかし払子や傘蓋を手にとっている者どもは見えなかった。

689 カンハシリ(アシタ)という結髪の仙人は、こころ喜び、嬉しくなって、その児を抱きかかえた。──その児は、頭の上に白い傘をかざされて白色がかった毛布の中にいて、黄金の飾りのようであった。

690 相好と呪文(ヴェーダ)に通曉しているかれは、シャカ族の牡牛(のような立派な児)を抱きとって、(特相を)検べたが、心に歓喜して声を挙げた。──「これは無上の方です、人間のうちで最上の人です。」

691 ときに仙人は自分の行く末を憶うて、ふさぎこみ、涙を流した。仙人が泣くのを見て、シャカ族の人々は言った、──
 「われらの王子に障りがあるのでしょうか?」

392 シャカ族の人々が憂えているのを見て、仙人は言った、──
「わたくしは、王子に不吉の相があるのを思いつづけているのではありません。またかれに障りはないでしょう。この方は凡庸ではありません。よく注意してあげてください。

393 この王子は最高のさとりに達するでしょう。この人は最上の清浄を見、多くの人々のためをはかり、あわれむが故に、法輪をまわすでしょう。この方の清らかな行いはひろく弘まるでしょう。

394 ところが、この世におけるわたくしの余命はいくばくもありません。(この方がさとりを開かれるまえに)中途でわたくしは死んでしまうでしょう。わたくしは比なき力ある人の教えを聞かないでしょう。だから、わたくしは、悩み、悲嘆し、苦しんでいるのです。」

695 かの清らかな修行僧(アシタ仙人)はシャカ族の人々に大きな喜びを起させて、宮廷から去っていった。かれは自分の甥(ナーラカ)をあわれんで、比なま力ある人の教えに従うようにすすめた。──

696 「もしもお前が後に『目ざめた人あり、さとりを開いて、真理の道を歩む』という声を聞くならば、そのときそこへ行ってかれの教えをたずね、その師のもとで清らかな行いを行え。」

697 その聖者は、人のためをはかる心あり、未来における最上の清らかな境地を予見していた。その聖者に教えられて、かねて諸々の善根を積んでいたナーラカは、勝利者(ブッダ)を待望しつつ、みずからの感官をつつしみまもって暮らした。

698 <すぐれた勝利者が法輪をまわしたもう>との噂を聞き、アシタという(仙人)の教えのとおりになったときに、出かけていって、最上の人である仙人(ブッダ)に会って信仰の心を起し、いみじき聖者に最上の聖者の境地をたずねた。

 序文の詩句は終った。

699 [ナーラカは尊師にいった]、「アシタの告げたこのことばはそのとおりであるということを了解しました。故に、ゴータマよ、一切の道理の通達者(ブッダ)であるあなたにおたずねします。

700 わたくしは出家の身となり、托鉢の行を実践しようと願っているのですが、おたずねします。聖者よ、聖者の境地、最上の境地を説いてください」。

701 師(ブッダ)はいわれた、「わたくしはあなたに聖者の境地を教えてあげよう。これは行いがたく、成就し難いものである。さあ、それをあなたに説いてあげようるしっかりとして、堅固であれ。

702 村にあっては、罵られても、敬礼されても、平然とした態度で臨め。(罵られても)こころに怒らないように注意し、(敬礼されても)冷静に、高ぶらずにふるまえ。

703 たとい園林のうちにあっても、火炎の燃え立つように種々のものが現れ出てくる。
婦女は聖者を誘惑する。婦女をしてかれを誘惑させるな。

704 婬欲のことがらを離れ、さまざまの愛欲をすてて、弱いものでも、強いものでも、諸々の生きものに対してね敵対することなく、愛著することもない。

705 『かれもわたしと同様であり、わたしもかれと同様である』と思って、わがみに引きくらべて、(生きるものを)殺してはならなぬ。また他人をして殺させてはならない。

706 凡夫は欲望と貪りと執著しているが、眼ある人はそれを捨てて道を歩め。この(世の)地獄を超えよ。

707 腹をへらして、食物を節し、小欲であって、貪ることなかれ。かれは貪り食う欲望に厭きて、無欲であり、安らぎに帰している。

708 その聖者は托鉢にまわり歩いてから、林のほとりにおもむき、樹の根もとにとどまって座につくべきである。

709 かれは思慮深く、瞑想に専念し、林のほとりで楽しみ、樹の根もとで瞑想し、大いにみずから満足すべきである。

710 ついで夜が明けたならば、村里のほとりに去るべきである。(信徒から)招待を受けても、また村から食物をもらってきても、決して喜んではならない。

711 聖者は、村に行ったならば、家々を荒々しくガサツに廻ってはならない。話をするな。わざわざ策して食を求めることばを発してはならない。

712 『(施しの食べ物を)得たのは善かった』『得なかったのもまた善かった』と思って、全き人はいずれの場合にも平然として還ってくる。あたかも(果実をもとめて)樹のもとに赴いた人が、(果実を得ても得なくても、平然として)帰ってくるようなものである。

713 かれは鉢を手にして歩き廻り、唖者ではないのに唖者と思われるようにするためだ。施物が少なかったらとて軽んじてはならぬ。施してくれる人を侮ってはならない。

714 道の人(ブッダ)は高く或いは低い種々の道を説き明かしたもうた。重ねて彼岸に至ることはないが、一度で彼岸に至ることもない。

715 (輪廻の)流れを断ち切った修行僧には執著が存在しない。なすべき(善)となすべからざる(悪)とを捨て去っていて、かれは煩悶が存在はない。」

716 師がいわれた、
「「あなたに聖者の道を説こう。──(食をとるには)剃刀の刃の譬えのように用心せよ。舌で上口蓋を抑え、腹についてはみずから食を節すべし。

717 心が沈んでしまってはいけない。またやたらに多くのことを考えてはいけない。腥い臭気なく、こだわることなく、清らかな行いを究極の理想とせよ。

718 独り坐することと<道の人>に奉仕することを学べ。聖者の道は独り居ることであると説かれている。独り居てこそ楽しめるであろう。

719 そうすればかれは十方に光輝くであろう。欲望をすてて瞑想している諸々の賢者の名声を聞いたならば、わが教えを聞く者はますます恥を知り、信仰を起すべきである。

720 そのことを深い淵の河水と浅瀬の河水とについて知れ。河低の浅い小川の水は音を立てて流れるが、大河の水は音を立てないで静かに流れる。

721 欠けている足りないものは音を立てるが、満ち足りたものは全く静かである。愚者は半ば水を盛った水瓶のようであり、賢者は水の満ちた湖のようである。

722 <道の人>が理法にかない意義あることを多く語るのは、みずから知って教えを説くのである。

723 しかしみずから知って己れを制し、みずから知っているのに多くのことを語らないならば、かれは聖者として聖者の行にかなう。かれは聖者として聖者の行を体得した。」


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■□■<12、二種の観察>■□■
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 わたしが聞いたところによると、──或るとき尊師はサーヴァッティーの[郊外にある]東園にあるミガーラ(長者)の母の宮殿のうちにとどまっておられた。そのとき尊師(ブッダ)はその定期的集会(布薩)の日、十五日、満月の夜に、修行僧(比丘)の仲間に囲まれて屋外に住しておられた。さて尊師は仲間が沈黙しているのを見まわして、かれらに告げていわれた、──
 修行僧たちよ。善にして、尊く、出離を得させ、さとりにみちびく諸々の真理がある。そなたたちが、『善にして、尊く、出離を得させ、さとりにみちびく諸々の真理を聞くのは、何故であるか』と、もしもだれかに問われたならば、かれに対しては次のように答えねばならぬ。──『二種ずつの真理を如実に知るためである』と。しからば、そなたたちのいう二種とは何であるか、というならば、『これは苦しみである。これは苦しみの原因である』というのが、一つの観察[法]である。『これは苦しみの消滅に至る道である』というのが、第二の観察[法]である。修行僧たちよ。このように二種[の観察法]を正しく観察して、怠らず、つとめ励んで、専心している修行僧にとっては、二つの果報のうちのいずれか一つの果報が期待され得る。

 ──すなわち現世における<さとり>か、あるいは煩悩の残りがあるならば、この迷いの生存に戻らないこと(不還)である。──

 尊師はこのように告げられた。そえして、幸せな師(ブッダ)は、さらにまた次のように説かれた。

724 苦しみを知らず、また苦しみの生起するもとを知らず、また苦しみのすべて残りなく滅びるところをも、また苦しみの消滅に達する道をも知らない人々、──

725 かれらは心の解脱を欠き、また智慧の解脱を欠く。かれらは(輪廻を)終滅させることができない。かれは実に生と老いとを受ける。

726 しかるに、苦しみを知り、また苦しみの生起するもとを知り、また苦しみのすべて残りなく滅びるところを知り、また苦しみの消滅に達する道を知った人々、──

727 かれらは、心の解脱を具現し、また智慧の解脱を具現する。かれらは(輪廻を)終滅させることができる。かれらは生と老いとを受けることがない。

 「修行僧たちよ。『また他の方法によっても二種のことがらを正しく観察することができるのか?』と、もしもだれかに問われたならば、『できる』と答えなければならない。どうしてであるか? 『およそ苦しみが生ずるのは、すべて素因に縁って起るのである』というのが、一つの観察[法]である。『しかしながら素因が残りなく離れ消滅するならば、苦しみの生ずることがない』というのが第二の観察[法]である。このように二種[の観察法]を正しく観察して、怠らず、つとめ励んで、専心している修行僧にとっては、二つの果報のうちいずれか一つの果報が期待される。──すなわち現世における<さとり>か、あるいは煩悩の残りがあるならば、この迷いの生存に戻らないことである。」──

 師(ブッダ)はこのように告げられた。そうして、幸せな師(ブッダ)は、さらにまた次のように説かれた。

728 世間には種々なる苦しみがあるが、それらは生存の素因にもとずいて生起する。実に愚者は知らないで生存の素因をつくり、くり返し苦しみを受ける。それ故に、知り明らめて、苦しみの生ずる原因を観察し、再生の素因をつくるな。

 「修行僧たちよ。『また他の方法によっても二種のことがらを正しく観察することがでまるのか?』と、もしもだれかに問われたならば、『できる』と答えなければならない。どうしてであるか? 『どんな苦しみが生ずるのでも、すべて無明に縁って起るのである』というのが、一つの観察[法]である。『しかしながら無明が残りなく離れ消滅するならば、苦しみの生ずることがない』というのが第二の観察[法]である。このように二種[の観察法]を正しく観察して、怠らず、つとめ励んで、専心している修行僧にとっては、二つの果報のうちいずれか一つの果報が期待され得る。──すなわち現世における<さとり>か、あるいは煩悩の残りがあるならば、この迷いの生存にもどらないことである。」──

 師(ブッダ)はこのように告げられた。そうして、幸せな師はさらにまた次のように説かれた。

729 この状態から他の状態へと、くり返し生死輪廻に赴く人々は、その帰趣(行きつく先)は無明にのみ存する。

730 この無明とは大いなる迷いであり、それによって永いあいだこのように輪廻してきた。しかし明知に達した生けるものどもは、再び迷いの生存に戻ることがない。

 「修行僧たちよ。『また他の方法によっても二種のことがらを正しく観察することができるのか?』と、もしもだれかに問われたならば、『できる』と答えなれけばならない。どうしてであるか? 『およそ苦しみが生ずるのは、すべて潜在的形成力に縁って起るのである』というのが、一つの観察[法]である。『しかしながら潜在的形成力が残りなく離れ消滅するならば、苦しみの生ずることがない』というのが第二の観察[法]である。このように二種(の観察法)を正しく観察して、怠らず、つとめ励んで、専心している修行僧にとっては、二つの果報のうちのいずれか一つの果報が期待され得る。──すなわち現世における<さとり>か、あるいは煩悩の残りがあるならば、この迷いの生存に戻らないことである。」──

 師(ブッダ)はこのように告げられた。そうして、幸せな師はさらにまた次のように説かれた。

731 およそ苦しみが生ずるのは、すべて潜在的形成力を縁(原因)として起るのである。諸々の潜在的形成力が消滅するならば、もはや苦しみの生ずることもない。

732 「苦しみは潜在的形成力の縁から起るものである」と、この災いを知って、一切の潜在的形成力が消滅し、(欲など)相を止めたならば、苦しみは消滅する。このことを如実に知って、

733 正しく見、正しく知った諸々の賢者・ヴェーダの達人は、悪魔の繋縛にうち勝って、もはや迷いの生存に戻ることがない。

 「修行僧たちよ。『また他の方法によっても二種のことがらを正しく観察することができるのか?』と、もしもだれかに問われたならば、『できる』と答えなければならない。どうしてであるか? 『およそ苦しみが生ずるのは、すべて識別作用(識)に縁って起るのである』というのが、一つの観察[法]である。『しかしながら識別作用が残りなく離れ消滅するならば、苦しみの生ずることがない』というのが第二の観察[法]である。このように二種[の観察法]を正しく観察して、怠らず、つとめ励んで、専心している修行僧にとっては、二つの果報のうちのいずれか一つの果報が期待される。──すなわち現世における<さとり>か、あるいは煩悩の残りがあるならば、この迷いの生存に戻らないことである。」──

 師(ブッダ)はこのように告げられた。そうして、幸せな師はそらにまた次のように説かれた。

734 およそ苦しみが生ずるのは、すべて識別作用に縁って起るのである。識別作用が消滅するならば、もはや苦しみが生起するということはあり得ない。

735 「苦しみは識別作用に縁って起るのである」と、この禍いを知って、識別作用を静まらせたならば、修行者は、快をむさぼることなく、安らぎに帰しているのである。

 「修行僧たちよ。『また他の方法によっても二種のことがらを正しく観察することができるのか?』と、もしもだれかに問われたならば、『できる』と答えなければならない。どうしてであるか? 『およそ苦しみが生ずるのは、すべて接触に縁って起るのである』というのが、一つの観察[法]である。『しかしながら接触が残りなく離れ消滅するならば、苦しみの生ずることがない』というのが第二の観察[法]である。このように二種[の観察法]を正しく観察して、怠らず、つとめ励んで、専心している修行僧にとっては、二つの果報のうちのいずれか一つの果報のうちのいずれか一つの果報が期待される。──すなわち現世における<さとり>か、あるいは煩悩の残りがあるならば、この迷いの生存に戻らないことである。」

師(ブッダ)はこのように告げられた。そうして、幸せな師はさらにまた次のように説かれた。

736 接触にとらわれ、生存の流れにおしながされ、邪道を歩む人々は、束縛の消滅は遠いかなたにある。

737 しかし接触を熟知し理解して、平安を楽しむ人々は、実に接触がほろびるが故に、快を感ずることなく、安らぎに帰している。

 「修行僧たちよ。『また他の方法によっても二種のことがらを正しく観察することができるのか?』と、もしもだれかに問われたならば、『できる』と答えなければならない。どうしてであるか? 『およそ苦しみが生ずるのは、すべて感受に縁って起るものである』というのが、一つの観察[法]である。『しかしながら諸々の感受が残りなく離れ消滅するならば、苦しみの生ずることがない』というのが第二の観察[法]である。このように二種[の観察法]を正しく観察して、怠らず、つとめ励んで、専心している修行僧にとっては、二つの果報のうちのいずれか一つの果報が期待される。──すなわち現世における<さとり>か、あるいは煩悩の残りがあるならば、この迷いの生存に戻らないことである。」──

 師(ブッダ)はこのように告げられた。そうして、幸せな師はさらにまた次のように説かれた。

738 楽であろうと、苦であろうと、悲苦悲楽であろうとも、内的にも外的にも、およそ感受されたものはすべて、

739 「これは苦しみである」と知って、滅び去るものである虚妄の事物に触れるたびごとに、衰滅することを認め、このようにしてそれらの本性を識知する。諸々の感受が消滅するが故に、修行僧は快を感ずることにく、安らぎに帰している。

 「修行僧たちよ。『また他の方法によっても二種のことがらを正しく観察することができるのか?』と、もしもだけかに問われたならば、『できる』と答えなければならない。どうしてであるか? 『およそ苦しみが生ずるのは、妄執(愛執)に縁って起るのである』というのが、一つの観察[法]である。『しかしながら妄執が残りなく離れ消滅するならば、苦しみの生ずることがない』というのが第二の観察[法]である。このように二種[の観察法]を正しく観察して、怠らず、つとめ励んで、専心している修行僧にとっては、二つの果報のうちのいずれか一つの果報が期待され得る。──すなわち現世における<さとり>か、あるいは煩悩の残りがあるならば、この迷いの生存に戻らないことである。」──

 師(ブッダ)はこのように告げられた。そうして、幸せに師はさらにまた次のように説かれた。

740 妄執を友としている人は、この状態からの状態へと永い間流転して、輪廻を超えることができない。

741 妄執は苦しみの起る原因である、とこの禍いを知って、妄執を離れて、執著することなく、よく気をつけて、修行僧は遍歴すべきである。

 「修行僧たちよ。『また他の方法によっても二種のことがらを正しく観察することができるのか?』と、もしもだけかに問われたならば、『できる』と答えなければならない。どうしてであるか? 『およそ苦しみが生ずるのは、すべて執著に縁って起るのである。』というのが、一つの観察[法]である。『しかしながら諸々の執著が残りなく離れ消滅するならば、苦しみの生ずることがない』というのが第二の観察[法]である。このように二種[の観察法]を正しく観察して、怠らず、つとめ励んで、専心している修行僧にとっては、二つの果報のうちのいずれか一つの果報が期待され得る。──すなわち現世における<さとり>か、あるいは煩悩の残りがあるならば、この迷いの生存に戻らないことである。」──

 師(ブッダ)はこのように告げられた。そうして、幸せな師はさらにまた次のように説かれた。

742 執著に縁って生存が起る。生存せる者は苦しみを受ける。生れた者は死ぬ。これが苦しみの起る原因である。

743 それ故に諸々の賢者は、執著が消滅するが故に、正しく知って、生まれの消滅したことを熟知して、再び迷いの生存にもどることがない。

 「修行僧たちよ。『また他の方法によっても二種のことがらを正しく観察することができるのか?』と、もしもだけかに問われたならば、『できる』と答えなければならない。どうしてであるか? 『およそ苦しみが生ずるのは、すべて起動に縁って起るのである。』というのが、一つの観察[法]である。『しかしながら諸々の起動が残りなく離れ消滅するならば、苦しみの生ずることがない』というのが第二の観察[法]である。このように二種[の観察法]を正しく観察して、怠らず、つとめ励んで、専心している修行僧にとっては、二つの果報のうちのいずれか一つの果報が期待され得る。──すなわち現世における<さとり>か、あるいは煩悩の残りがあるならば、この迷いの生存に戻らないことである。」──

 師(ブッダ)はこのように告げられた。そうして、幸せな師はさらにまた次のように説かれた。

744 およそ苦しみが起るのは、すべて起動を縁として起る。諸々の起動が消滅するならば、苦しみの生ずることもない。

745 「苦しみは起動の縁から起る」と、この禍いを知って、一切の起動を捨て去って、起動のないことにおいて解脱し、

746 生存に対する妄執を断ち、心の静まった修行僧は、生をくり返す輪廻を超える。かれはもはや生存を受けることがない。

 「修行僧たちよ。『また他の方法によっても二種のことがらを正しく観察することができるのか?』と、もしもだけかに問われたならば、『できる』と答えなければならない。どうしてであるか? 『およそ苦しみが生ずるのは、すべて食料に縁って起るのである。』というのが、一つの観察[法]である。『しかしながら諸々の食料が残りなく離れ消滅するならば、苦しみの生ずることがない』というのが第二の観察[法]である。このように二種[の観察法]を正しく観察して、怠らず、つとめ励んで、専心している修行僧にとっては、二つの果報のうちのいずれか一つの果報が期待され得る。──すなわち現世における<さとり>か、或いは煩悩の残りがあるならば、この迷いの生存に戻らないことである。」──

 師(ブッダ)はこのように告げられた。そうして、幸せな師はさらにまた次のように説かれた。

747 およそ苦しみが起るのは、すべて食料を縁として起る。諸々の食料が消滅するならば、もはや苦しみの生ずることもない。

748 「苦しみは食料の縁から起る」と、この禍いを知って、一切の食料を熟知して、一切の食料にたよらない、

749 諸々の煩悩の汚れの消滅の故に無病の起ることを正しく知って、省察して(食料を)受用し、理法に住するヴェーダの達人は、もはや(迷いの生存者のうちに)数えられることがない。

 「修行僧たちよ。『また他の方法によっても二種のことがらを正しく観察することができるのか?』と、もしもだけかに問われたならば、『できる』と答えなければならない。どうしてであるか? 『およそ苦しみが生ずるのは、すべて動揺に縁って起るのである。』というのが、一つの観察[法]である。『しかしながら諸々の動揺が残りなく離れ消滅するならば、苦しみの生ずることがない』というのが第二の観察[法]である。このように二種[の観察法]を正しく観察して、怠らず、つとめ励んで、専心している修行僧にとっては、二つの果報のうちのいずれか一つの果報が期待され得る。──すなわち現世における<さとり>か、あるいは煩悩の残りがあるならば、この迷いの生存に戻らないことである。」──

 師(ブッダ)はこのように告げられた。そうして、幸せな師はさらにまた次のように説かれた。

750 およそ苦しみが起るのは、すべて動揺を縁として起る。諸々の動揺が消滅するならば、もはや苦しみの生ずることもない。

751 「苦しみは動揺の縁から起る」と、この禍いを知って、それ故に修行僧は(妄執の)動揺を捨て去って、諸々の潜在的形成力を制止して、無動揺・無執著で、よく気をつけて、遍歴すべきである。

 「修行僧たちよ。『また他の方法によっても二種のことがらを正しく観察することができるのか?』と、もしもだけかに問われたならば、『できる』と答えなければならない。どうしてであるか? 『従属するものは、たじろぐ。』というのが、一つの観察[法]である。『従属しない者は、たじろかない』というのが第二の観察[法]である。このように二種[の観察法]を正しく観察して、怠らず、つとめ励んで、専心している修行僧にとっては、二つの果報のうちのいずれか一つの果報が期待され得る。──すなわち現世における<さとり>か、あるいは煩悩の残りがあるならば、この迷いの生存に戻らないことである。」──

 師(ブッダ)はこのように告げられた。そうして、幸せな師はさらにまた次のように説かれた。

752 従属することのない人はたじろがない。しかし従属することのある人は、この状態からあの状態へと執著していて、輪廻を超えることがない。

753 「諸々の従属の中に大きな危険がある」と、この禍いを知って、修行僧は、従属することなく、執著することなく、よく気をつけて、遍歴すべきである。

 「修行僧たちよ。『また他の方法によっても二種のことがらを正しく観察することができるのか?』と、もしもだけかに問われたならば、『できる』と答えなければならない。どうしてであるか? 『物理的領域よりも非物質的領域のほうが、よりいっそう静まっている』というのが、一つの観察[法]である。『非物質的領域よりも消滅のほうが、よりいっそう静まっている』というのが第二の観察[法]である。このように二種[の観察法]を正しく観察して、怠らず、つとめ励んで、専心している修行僧にとっては、二つの果報のうちのいずれか一つの果報が期待され得る。──すなわち現世における<さとり>か、あるいは煩悩の残りがあるならば、この迷いの生存に戻らないことである。」──

 師(ブッダ)はこのように告げられた。そうして、幸せな師はさらにまた次のように説かれた。

754 物質的領域に生まれる諸々の生存者と非物質的領域に住む諸々の生存者とは、消滅を知らないので、再びこの世の生存に戻ってくる。

755 しかし物質的領域を熟知し、非物質的領域に安住し、消滅において解脱する人々は、死を捨て去ったのである。

 「修行僧たちよ。『また他の方法によっても二種のことがらを正しく観察することができるのか?』と、もしもだけかに問われたならば、『できる』と答えなければならない。どうしてであるか? 『神々と悪魔とともなる世界、道の人(沙門)・バラモン・神々・人間を含む諸々の生存者<これは真理である>と考えたものを、諸々の聖者は<これは虚妄である>と如実に正しい智慧をもってよく観ずる』というのが、一つの観察[法]である。『神々と悪魔とともなる世界、道の人・バラモン・神々・人間を含む諸々の生存者<これは虚妄である>と考えたものを、諸々の聖者は<これは真理である>と如実に正しい智慧をもってよく観ずる』──これが第二の観察[法]である。このように二種[の観察法]を正しく観察して、怠らず、つとめ励んで、専心している修行僧にとっては、二つの果報のうちのいずれか一つの果報が期待され得る。──すなわち現世における<さとり>か、あるいは煩悩の残りがあるならば、この迷いの生存に戻らないことである。」──

 師(ブッダ)はこのように告げられた。そうして、幸せな師はさらにまた次のように説かれた。

756 見よ、神々並びに世人は、非我なるものを我と思いなし、<名称と形態>(個体)に執著している。「これこそ真実である」と考えている。

757 或ものを、ああだろう、こうだろう、と考えても、そのものは異なったものとなる。何となれば、その(愚者の)その(考え)は虚妄なのである。過ぎ去るものは虚妄なるものであるから。

758 安らぎは虚妄ならざるものである。諸々の聖者はそれを真理であると知る。かれらは実に真理をさとるが故に、快をむさぼることなく平安に帰しているのである。

 「修行僧たちよ。『また他の方法によっても二種のことがらを正しく観察することができるのか?』と、もしもだけかに問われたならば、『できる』と答えなければならない。どうしてであるか? 『神々と悪魔とともなる世界、道の人(沙門)・バラモン・神々・人間を含む諸々の生存者<これは安楽である>と考えたものを、諸々の聖者は<これは苦しみである>と如実に正しい智慧をもってよく観ずる』というのが、一つの観察[法]である。『神々と悪魔とともなる世界、道の人・バラモン・神々・人間を含む諸々の生存者<これは苦しみである>と考えたものを、諸々の聖者は<これは安楽である>と如実に正しい智慧をもってよく観ずる』──これが第二の観察[法]である。このように二種[の観察法]を正しく観察して、怠らず、つとめ励んで、専心している修行僧にとっては、二つの果報のうちのいずれか一つの果報が期待され得る。──すなわち現世における<さとり>か、あるいは煩悩の残りがあるならば、この迷いの生存に戻らないことである。」──

 師(ブッダ)はこのように告げられた。そうして、幸せな師はさらにまた次のように説かれた。

759 有ると言われる限りの、色かたち、音声、味わい、香り、触れられるもの、考えられるものであって、好ましく愛すべく意に適うもの、──

760 それらは実に、神々並びに世人には「安楽」であると一般に認められている。また、それらが滅びる場合には、かれらはそれを「苦しみ」であると等しく認めている。

761 自己の身体(=個体)を断滅することが「安楽」である、と諸々の聖者は見る。(正しく)見る人々のこの(考え)は、一切の世間の人々と正反対である。

762 他の人々が「安楽」であると称するものを、諸々の聖者は「苦しみ」であると言う。他の人々が「苦しみ」であると称するものを、諸々の聖者は「安楽」であると知る。解し難き真理を見よ。無知なる人々はここに迷っている。

763 覆われた人々には闇がある。(正しく)見ない人々には暗黒がある。善良な人々には開顕される。あたかも見る人々に光明のあるようなものである。理法がなにであるかを知らない獣(のような愚人)は、(安らぎの)近くにあっても、それを知らない。

764 生存の貪欲にとらわれて、生存の流れにおし流され、悪魔の領土に入っている人々には、この真理は実に覚りがたい。

765 諸々の聖者以外には、そもそも誰がこの境地を覚り得るのであろうか。この境地を正しく知ったならば、煩悩の汚れのない者となって、まどかな平安に入るであろう。

 師(ブッダ)はこのように説かれた。修行僧たちは悦んで師の諸説を歓喜して迎えた。実にこの説明が述べられたときに、六十人の修行僧は執著がなくなって、心が汚れから解脱した。

[二種の観察]まとめの句

 真理(諦)と、生存の素因と、無名と、諸々の形成力と、第五に識別作用と、接触と、感受されるものと、妄執と、執著と、起動と、諸々の食と、動揺における震動と、物質的領域と、真理と苦とで、十六である。


<大いなる章>第三おわる

まとめの句

 出家と、つとめはげむことと、みごとに説かれたことと、スンダリカと、マーガと、サビヤと、セーラと、矢と、ヴァーセッタと、コーカーリヤと、ナーラカと、二種の観察と──

 これらの十二の経が「大いなる章」と言われる。

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【 第4 八つの詩句の章 】

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■□■<1,欲望>■□■
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766 欲望をかなえたいと望んでいる人が、もしもうまくゆくならば、かれは実に人間の欲するものを得て、心に喜ぶ。

767 欲望をかなえたいと望み貪欲の生じた人が、もしも欲望をはたすことができなくなるならば、かれは、矢に射られたかのように悩み苦しむ。

768 足で蛇の頭を踏まないようにするのと同様に、よく気をつけて諸々の欲望を回避する人は、この世で執著をのり超える。

769 ひとが、田畑・宅地・黄金・牛馬・奴婢・傭人・婦女・親類、その他いろいろの欲望を貪り求めると、

770 無力のように見えるもの(諸々の煩悩)がかれにうち勝ち、危い災難がかれをふみにじる。それ故に苦しみがかれにつき従う。あたかも壊れた舟に水が侵入するように。

771 それ故に、人は常によく気をつけていて、諸々の欲望を回避せよ。船のたまり水を汲み出すように、それらの欲望を捨て去って、激しい流れを渡り、彼岸に到達せよ。

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■□■<2、洞窟についての八つの詩句>■□■
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772 窟(自体)のうちにとどまり、執著し、多くの(煩悩)に覆われ、迷妄のうちに沈没している人、──このような人は、実に<遠ざかり離れること>(厭離)から遠く隔たっている。実に世の中にありながら欲望を捨て去ることは、容易ではないからである
773 欲求にもとづいて生存の快楽にとらわれている人々は、解脱しがたい。他人が解脱させてくれるのではないからである。かれらは未来をも過去をも顧慮しながら、これらの(目の前の)欲望または過去の欲望を貪る。

774 かれらは欲望を貪り、熱中し、溺れて、吝嗇で、不正になずんでいるが、(死時には)苦しみにおそわれて悲嘆する、──「ここで死んでから、われわれはどうなるのだろうか」と。

775 だから人はここにおいて学ぶべきである。世間で「不正」であると知られているどんなことであろうとも、そのために不正を行なってはならない。「ひとの命は短いものだ」と賢者たちは説いているのだ。

776 この世の人々が、諸々の生存に対する妄執にとらわれ、ふるえたいるのを、わたしは見る。下劣な人々は、種々の生存に対する妄執を離れないで、死に直面して泣く。

777 (何ものかを)わがものであると執著して動揺している人々を見よ。(かれらのありさまは)ひからびた流れの水の少ないところにいる魚のようなものである。これを見て、「わかもの」という思いを離れて行うべきである。──諸々の生存に対して執著することなしに。

778 賢者は、両極端に対する欲望を制し、(感官と対象との)接触を知りつくして、貪ることなく、自責の念にかられるような悪い行いをしないで、見聞することがらに汚されない。

779 想いを知りつくして、激流を渡れ。聖者は、所有したいという執著に汚されることなく、(煩悩の)矢を抜き去って、勤め励んで行い、この世もかの世も望まない。

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■□■<3、悪意についての八つの詩句>■□■
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780 実に悪意をもって(他人を)誹る人々もいる。また他人から聞いたことを真実だと思って(他人を)誹る人々もいる。誹ることばが起こっても、聖者はそれに近づかない。だから聖者は何ごとにも心の荒むことがない。

781 欲にひかれて、好みにとらわれている人は、どうして自分の偏見を超えることができるだろうか。かれは、みずから完全であると思いなしている。かれは知るにまかせて語るであろう。

782 人から尋ねられたのではないのに、他人に向かって、自分が戒律や道徳を守っていると言いふらす人は、自分で自分のことを言いふらすのであるから、かれは「下劣な人」である。と真理に達した人々は語る。

783 修行僧が平安となり、心が安静に帰して、戒律に関して「わたしはこのようにしている」といって誇ることがないならば、世の中のどこにいても煩悩のもえ盛ることがないのであるから、かれは<高貴な人>である、と真理に達した人々は語る。

784 汚れた見解をあらかじめ設け、つくりなし、偏重して、自分のうちにのみ勝れた実りがあると見る人は、ゆらぐものにたよる平安に執著しているのである。

785 諸々の事物に関する固執(はこれこれのものであると)確かに知って、自己の見解に対する執著を超越することは、容易ではない。故に人はそれらの(偏執の)住居のうちにあって、ものごとを斥け、またこれを執る。

786 邪悪を掃い除いた人は、世の中のどこにいても、さまざまな生存に対してあらかじめいだいた偏見が存在しない。邪悪を掃い除いた人は、いつわりと驕慢とを捨て去っているが、どうして(輪廻に)赴くであろうか?かれはもはやたより近づくものがないのである。

787 諸々の事物に関してたより近づく人は、あれこれの議論(誹り、噂さ)を受ける。(偏見や執著に)たより近づくことのない人を、どの言いがかりによって、どのように呼び得るであろえか? かれは執することもなく、捨てることもない。かれはこの世にありながら一切の偏見を掃い去っているのである。

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■□■<4、清浄についての八つの詩句>■□■
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788 「最上で無病の、清らかに人をわたくしは見る。人が全く清らかになるのは見解による」と、このように考えることを最上であると知って、清らかなことを観ずる人は、(見解を、最上の境地に達し得る)智慧である。
789 もしも人が見解によって清らかになり得るのであるならば、あるいはまた人が知識によって苦しみを捨て得るのであるならば、それは煩悩にとらわれている人が(正しい道以外の)他の方法によっても清められることになるであろう。このように語る人を「偏見ある人」と呼ぶ。

790 (真の)バラモンは、(正しい道の)ほかには、見解・伝承の学問・戒律・道徳・思想のうちのどれによっても清らかになるとは説かない。かれは禍福に汚されることなく、自我を捨て、この世において(禍福の因を)つくることがない。

791 前の(師など)を捨てて後の(師など)にたより、煩悩の動揺に従っている人々は、執著をのり超えることがない。かれらは、とらえては、また捨てる。猿が枝をとらえて、また放つようなものである。

792 みずから誓戒をたもつ人は、思いに耽って、種々多様なことをしようとする。しかし智慧ゆたかな人は、ヴェーダ(実践的認識)によって知り、真理を理解して、種々多様なことをしようとしない。

793 かれは一切の事物について、見たり学んだり思索したことを制し、支配している。このように観じ、覆われることなしにふるまう人を、この世でどうして妄想分別させることができようか。

794 かれははからいをなすことなく、(何物かを)特に重んずることもなく、「これこそ究極の清らかなことだ」と語ることもない。結ばれた執著のきずなをすて去って、世間の何ものについても願望を起すことがない。

795 (真の)バラモンは、(煩悩の)範囲をのり超えていてる。かれが何ものかを知りあるいは見ても、執著することがない。かれは欲を貪ることなく、また離欲を貪ることもない。かれは(この世ではこれが最上のものである)と固執することもない。

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■□■<5、最上についての八つの詩句>■□■
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796 世間では、人は諸々の見解のうちで勝れているとみなす見解を「最上のも」のであると考えて、それよりも他の見解はすべて「つまらないものである」と説く。それ故にかれは諸々の論争を超えることがない。

797 かれ(=世間の思想家)は、見たこと・学んだこと・戒律や道徳・思索したことについて、自分の奉じていることのうちのみすぐれた実りを見、そこで、それだけに執著して、それ以外の他のものをすべてつまらぬものであると見なす。

798 ひとが何か或ものに依拠して「その他のものはつまらぬものである」と見なすならば、それは実にこだわりである、と<真実に達した人々>は語る。それが故に修行者は、見たこと・学んだこと・思索したこと、または戒律や道徳にこだわってはならない。

799 智慧に関しても、戒律や道徳に関しても、世間において偏見をかまえてはならない。自分を他人と「等しい」と示すことなく、他人より「劣っている」とか、或いは「勝れている」とか考えてはならない。

800 かれは、すでに得た(見解)[先入見]を捨て去って執著することなく、学識に関しても特に依拠することをしない。人々は(種々異なった見解に)分かれているが、かれは実に党派に盲従せず、いかなる見解をもそのまま信ずることがない。

801 かれはここで、両極端に対し、種々の生存に対し、この世についても、来世についても、願うことがない。諸々の事物に関して断定を下して得た固執の住居は、かれには何も存在しない。

802 かれはこの世において、見たこと、学んだこと、あるいは思索したことに関して、微塵ほどの妄想をも構えていない。いかなる偏見をも執することのないそのバラモンを、この世においてどうして妄想分別させることができるであろうか?

803 かれらは、妄想分別をなすことなく、(いずれか一つの偏見を)特に重んずるということもない。かれらは、諸々の教義のいすれかをも受け入れることもない。バラモンは戒律や道徳によって導かれることもない。このような人は、彼岸に達して、もはや還ってこない。


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■□■<6、老 い>■□■
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804 ああ短いかな、人の生命よ。百歳にたっせずせして死す。たといそれよりも長く生きたとしても、また老衰のために死ぬ。

805 人々は「わがものである」と執著した物のために悲しむ。(自己の)所有しているものは常住ではないからである。この世のものはただ変滅するものである、と見て、在家にとどまってはならない。

806 人が「これはわがものである」と考える物、──それは(その人の)死によって失われる。われに従う人は、賢明にこの理を知って、わかものという観念に屈してはならない。

807 夢の中で会った人でも、目がさめたならば、もはやかれを見ることができない。それと同じく、愛したひとでも死んでこの世を去ったならば、もはや再び見ることはできない。

808 「何の誰それ」という名で呼ばれ、かつては見られ、また聞かれた人でも、死んでしまえば、ただ名が残って伝えられるだけである。

809 わがものとして執著したものを貪り求める人々は、憂いと悲しみと慳(モノオシ)みとを捨てることがない。それ故に諸々の聖者は、所有を捨てて行って安穏(アンノン)をみたのである。

810 遠ざかり退いて行する修行者は、独り離れて座所に親しみ近づく。迷いの生存の領域のうちに自己を現さないのが、かれにふさわしいことであるといわれる。

811 聖者はなにものにもとどこおることなく、愛することもなく、憎むこともない。悲しみも慳(モノオシ)みもかれを汚すことがない。譬えば(蓮の)葉の上の水が汚されないようなものである。

812 たとえば蓮の上の水滴、あるいは蓮華の上の水が汚されないように、それと同じく聖者は、見たり学んだり思索したどんなことについても、汚されることがない。

813 邪悪を掃い除いた人は、見たり学んだり思索したどんなことでも特に執著して考えることがない。かれは他のものによって清らかになろうとは望まない。かれは貪らず、また嫌うこともない。


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■□■<7、ティッサ・メッテイヤ>■□■
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814 ティッサ・メッテイヤさんがいった、──「きみよ。婬欲の交わりに耽る者の破滅を説いてください。あなたの教えを聞いて、われらも独り離れて住むことを学びましょう。」

815 師(ブッダ)は答えた、「メッテイヤよ。婬欲の交わりに耽る者は教えを失い、邪まな行いをする。これはかれのうちにある卑しいことがらである。

816 かって独りで暮していたのに、のちに婬欲の交わりに耽る人は、車が道からはずれたようなものである。世の人々はかれを『卑しい』と呼び、また『凡夫』と呼ぶ。

817 かってかれのもっていた名誉も名声も、すべて失われる。このことわりを見たならば、婬欲の交わりを断つことを学べ。

818 かれは諸々の(欲の)想いに囚われて、困窮者のように考えこむ。このような人は、他人からのとどく非難の声を聞いて恥いってしまう。

819 そうして他人に詰られたときには虚言に陥る。すなわち、[自らを傷つける]刃(悪行)をつくるのである。これがかれの大きな難所である。

820 独りでいる修行をまもっていたときは一般に賢者と認められていた人でも、もしも婬欲の交わりに耽ったならば、愚者のように悩む。

821 聖者はこの世で前後にこの災いのあることを知り、独りでいる修行を堅くまもれ。婬欲の交わりに耽ってはならない。

822 (俗事から)離れて独り居ることを学べ。これは諸々の聖者にとって最上のことがらである。(しかし)これだけで『自分が最上の者だ』と考えてはならない。──かれは安らぎに近づいているのだが。

823 聖者は諸々の欲望を顧みることなく、それを離れて修行し、激流を渡りおわっているので、諸々の欲望に束縛されている人々はかれを羨むのである。」──

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■□■<8、パスーラ>■□■
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824 かれらは「ここにのみ清らかさがある」と言い張って、他の諸々の教えが清らかでないと説く。「自分が依拠しているもののみを善である」と説きながら、それぞれ別々の真理に固執している。

825 かれらは論議を欲し、集会に突入し、相互に他人を<愚者である>と烙印し、他人(師など)をかさに着て、論争を交わす。──みずから真理に達したものであると称しながら、自分が称賛されるようにと望んでいる。

826 集会の中で論争に参加した者は、称賛されようと欲して、おずおずしている。そうして敗北してはうちしおれ、(論敵の)あらさがしをしているのに、(他人から)論難されると、怒る。

827 諸々の審判者がかれの所論に対し「汝の議論は敗北した。論破された」というと、論争に敗北した者は嘆き悲しみ、「かれはわたしを打ち負かした」といっい悲泣する。

828 これらの論争が諸々の修行者の間に起ると、これらの人々には得意と失意とがある。ひとはこれを見て論争をやめるべきである。称賛を得ること以外には他に、なんの役にも立たないからである。

829 あるいはまた集会の中で議論を述べて、それについて称賛されると、心の中に期待したような利益を得て、かれはそのために喜んで、心が高ぶる。

830 心の高ぶりというものは、かれの害われる場所である。しかるにかれは慢心・増上慢心の言をなす。このことわりを見て、論争してはならない。諸々の熟達せる人々は、「それによって清浄が達成される」とは説かないからである。

831 たとえぱ王に養われてきた勇士が、相手の勇士を求めて、喚声を挙げて進んでゆくようなものである。勇士よ。かの(汝にふさわしい、真理に達した人の)いるところに到れ。相手として戦うべきものは、あらかじめ存在しないのである。

832 (特殊な)偏見を固執して論争し、「これのみが真実である」と言う人々がいるならば、汝はかれに言え、──「論争が起っても、汝と対論する者はここにいない」と。

833 またかれらは対立を離脱して行い、一つの見解を[他の]諸々の偏見と抗争させない人々なのであるが、かれらに対して、あなたは何を得ようとするのか? パスーラよ。かれらの間で、「最上のもの」として固執されたものは、ここには存在しないのである。

834 さてあなたは(「自分こそ勝利を得るであろう」と)思いをめぐらし、心中にもろもろの偏見を考えて、邪悪を掃い除いた人(ブッダ)と論争しようと、やって来られたが、あなたも実にそけだけならば、それを実現することは、とてもできない。

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■□■<9、マーガンディヤ>■□■
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835 (師((ブッダ))は語った)、「われは(昔さとりを開こうとした時に)、愛執と嫌悪と貪欲(という三人の悪女)を見ても、かれらと婬欲の交わりをしたいという欲望さえも起らなかった。糞尿に満ちたみの(女が)そもそも何ものなのだろう。わたくしはそれに足でさえも触れたくないのだ。」

836 (マーガンディヤがいった)、「もしもあなたが、多くの王者がもとめた女、このような宝、が欲しくないならば、あなたはどのような見解を、どのような戒律・道徳・生活法を、またどのような生存状態に生まれかわることを説くのですか?」

837 師が答えた、「マーガンディヤよ。『わたくしはこのことを説く』、ということがわたくしにはない。諸々の事物に対する執著を執著であると確かに知って、諸々の偏見における(過誤を)見て、固執することなく、省察しつつ内心の安らぎをわたくしは見た。」

838 マーガンディヤがいった、「聖者さま。あなたは考えて構成された偏見の定説を固執することなしに、<内心の安らぎ>ということをお説きになりますが、そのことわりを諸々の賢人はどのように説いておられるのでしょうか?」

839 師は答えた、「マーガンディヤよ。『教義によって、学問によって、戒律や道徳によって清らかになることができる』とは、私は説かない。『教義がなくても、学問がなくても、戒律や道徳を守らないでも、清らかになることができる』とも説かない。それらを捨て去って、固執することなく、こだわることなく、平安であって、迷いの生存を願ってはならぬ。(これが内心の平安である。)」

840 マーガンディヤがいった、「もしも、『教義によっても、学問によっても、知識によっても、戒律や道徳によっても清らかになのことがではない』と説き、また『教義がなくても、学問がなくても、知識がなくても、戒律や道徳を守らないでも、清らかになることができない』と説くのであれば、それはばかばしい教えである、とわたくしは考えます。教義によって清らかになることができる、と或る人々は考えます。」

841 師は答えた、「マーガンディヤよ。あなたは(自分の)教義にもとづいて尋ね求めるものだから、執著したことがらについて迷妄に陥ったのです。あなたはこの(内心の平安)について微かな想いをさえもいだいていない。だから、あなたは(わたしの説を)『ばかばかしい』とみなすのです。

842 『等しい』とか『すぐれている』とか、あるいは『劣っている』とか考える人、──かれらはその思いによって論争するであろう。しかしそれらの三種に関して動揺しない人、──かれには『等しい』とか、『すぐれている』とか、(あるいは『劣っている』とか)いう思いは存在しない。

843 そのバラモンはどうして『(わが説は)真実である』と論ずるであろうか。またかれらは『(汝の説は)虚偽である』といって誰と論争するであろうか?『等しい』とか『等しくない』とかいうことのなくなった人は、誰に論争を挑むであろうか。

844 家を捨てて、住所を定めずにさまよい、村の中で親交を結ぶことのない聖者は、諸々の欲望を離れ、未来に望みをかけることなく、人々に対して異論を立てて談論をしててはならない。

845 竜(修行完成者)は諸々の(偏見)を離れて世間を遍歴するのであるから、それらに固執して論争してはならない。たとえば汚れから生える、茎に棘のある蓮が、水にも泥にも汚されないように、そのように聖者は平安を説く者であって、貪ることなく、欲望にも世間にも汚されることがない。

846 ヴェーダの達人は、見解についても、思想についても、慢心に至ることがない。かれらの本性はそのようなものではないからである。かれらは宗教的行為によっても導かれないし、また伝統的な学問によっても導かれない。

847 想いを離れた人には、結ぶ縛めが存在しない。智慧によって解脱した人には、迷いが存在しない。想いと偏見とに固執した人々は、互いに衝突しながら、世の中をうろつく。」


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■□■<10、死ぬよりも前に>■□■
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848 「どのように見、どのような戒律をたもつ人が『安らかである』と言われるのか? ゴータマ(ブッダ)よ。おたずねしますが、その最上の人のことをわたくしに説いてください。」

849 師は答えた「死ぬよりも前に、妄執を離れ、過去にこだわることなく、現在においてもくよくよと思いめぐらすことがないならば、かれは(未来に関しても)特に思いわずらうことがない。

850 かの聖者は、怒らず、おののかず、誇らず、あとで後悔するような悪い行いをなさず、よく思慮して語り、そわそわすることなく、ことばを慎しむ。

851 未来を願い求めることなく、過去を思い出して憂えることもない。[現在]感官で触れる諸々の対象について遠ざかり離れることを観じ、諸々の偏見に誘われることがない。

852 (貪欲などから)遠ざかり、偽ることなく、貪り求めることなく、慳みせず、傲慢にならず、嫌われず、両舌を事としない。

853 快いものに耽溺せず、また高慢にならず、柔和で、弁舌さわやかに、信ずることなく、なにかを嫌うこともない。

854 利益を欲して学ぶのではない。利益がなかったとしても、怒ることがない。妄執のために他人に逆らうことなく、美味に耽溺することもない。

855 平静であって、常によく気をつけていて、世間において(他人を自分と)等しいとも思わない。また自分が勝れているとも思わないし、また劣っているとも思わない。かれは煩悩の燃え盛ることがない。

856 依りかかることのない人は、理法を知ってこだわることがないのである。かれには、生存の断滅のための妄執も存在しない。

857 諸々の欲望を顧慮することのない人、──かれこそ<平安なる者>である、とわたしは説く。かれには締めの結び目は存在しない。かれはすでに執著を渡り了えた。

858 かれには、子も、家畜も、田畑も、地所も存在しない。すでに得たものも、捨て去ったものも、かれのうちには認められない。

859 世俗の人々、または道の人・バラモンどもがかれを非難して(貪りなどの過)があるというであろうが、かれはその(非難)を特にきにかけることはない。それ故に、かれは論議されても、動揺することがない。

860 聖者は貪りを離れ、慳みすることなく、『自分は勝れたものである』とも、『自分は等しいものである』とも『自分は劣ったものである』とも論ずることがない。かれは分別を受けることのないものであって、妄想分別におもむかない。

861 かれは世間において<わがもの>という所有がない。また無所有を嘆くこともない。かれは[欲望に促されて]、諸々の事物に赴くこともない。かれは実に<平安なる者>と呼ばれる。」


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■□■<11、争 闘>■□■
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862 「争闘と争論と悲しみと憂いと慳みと慢心と傲慢と悪口しは、どこから現われ出たのですか? これはどこから起ったのですか? どうか、それを教えてください。」 863 「争闘と争論と悲しみと憂いと慳(モノオシ)みと慢心し傲慢と悪口とは愛し好むものにもとづいて起る。争闘と争論とは慳みに伴い、争論が生じたときに、悪口が起る。」

864 「世間において、愛し好むものは何にもとづいて起るのですか。また世間にははびこる貪りは何にもとづいて起るのですか? また人が来世に関していだく希望とその成就とは、何にもとづいて起るのですか?」

865 「世の中で愛し好むもの及び世の中にはびこる貪りは、欲望にもとづいて起る。また人が来世に関していだく希望と成就とは、それにもとづいて起る。」

866 「さて世の中で欲望は何にもとづいて起るのですか? また(形而上学的な)断定は何から起るのですか? 怒りと虚言と疑惑と及び<道の人>(沙門)の説いた諸々のことがらは、何から起るのですか?」

867 「世の中で<快><不快>と称するものに依って、欲望が起る。諸々の物質的存在には正起と消滅とのあることを見て、世の中には<外的な事物にとらわれた>断定を下す。

868 怒りと虚言と疑惑、──これらのことがらも、(快と不快との)二つがあるときに現れる。疑惑ある人は知識の道に学べ。<道の人>は、知って、諸々のことがらを説いたのである。」

869 「快と不快とは何にもとづいて起るのですか? また何がないときにこれらのものが現れないのですか? また生起と消滅ということの意義と、それの起るもととなっているものを、われに語ってください。」

870 「快と不快とは、感官による接触にもとづいて起る。感官の接触が存在しないときには、これらのものも起こらない。生起と消滅ということの意義と、それの起るもととなっているもの(感官による接触)を、われは汝に告げる。」

871 「世の中で感覚による接触は何にもとづいて起るのですか? また所有欲は何から起るのですか? 何ものが存在しないときに、<わがもの>という我執が存在しないのですか?

872 「名称と形態とに依って感官による接触が起る。諸々の所有欲は欲求を縁として起る。欲求がないときには、<わかもの>という我執も存在しない。形態が消滅したときには<感官による接触>ははたらかない。」

873 「どのように修行した者にとって、形態が消滅するのですか? 楽と苦とはいかにして消滅するのですか? どのように消滅するのか、その消滅するありさまを、わたくしに説いてください。わたくしはそれを知りたいものです。──わたくしはこのように考えました。」

874 「ありのままに想う者でもなく、誤って想う者でもなく、想いなき者でもなく、想いを消滅した者でもない。──このように理解した者の形態は消滅する。

875 「われらがあなたにおたずねしたことを、あなたはわれわれに説き明かしてくださいました。われらは別のことをあなたにおたずねしましょう。どうか、それを説いてください。
──この世における或る賢者たちは、『この状態だけが、霊(タマシイ)の最上の清浄の境地である』とわれらに語ります。しかしまた、それよりも以上に、『他の(清浄の境地)がある』と説く人々もいるのでしようか?」

876 「この世において或る賢者たちは、『霊の最上の清浄の境地はこれだけのものである』と語る。さらにかれらのうちの或る人々は断滅を説き、(精神も肉体も)残りなく消滅することのうち(最上の清浄の境地がある)と、巧みに語っている。

877 かの聖者は、『これらの偏見はこだわりがある』と知って、諸々のこだわりを塾考し、知った上で、解脱せる人は論争におもむかない。思慮ある賢者は種々なる変化的生存を受けることがない。」

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■□■<12、並ぶ応答─小篇>■□■
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878 (世の学者たちは)めいめいの見解に固執して、互いに異なった執見をいだいて争い、(みずから真理への)熟達者であると称して、さまざまに論ずる。──「このように知る人は真理を知っている。これを非難する人はまだ不完全な人である」と。

879 かれらはこのように異なった執見をいだいて論争し、「論敵は愚者であって、真理に達した人でない」と言う。これらの人々はみな「自分こそ真理に達した人である」と語っているが、これらのうちで、どの説が真理なのであろうか?

880 もしも論敵の教えを承認しない人が愚者であって、低級な者であって、智慧の劣った者であるならば、これらの人々はすべて(各自の)偏見を固執しているのであるから、かれらはすべて愚者であり、ごく智慧の劣った者であるということになる。

881 またもし自分の見解によって清らかとなり、自分の見解によって、真理に達した人、聡明な人となるのであるのならば、かれらのうちには知性のない者はだれもいないことになる。かれらの見解は(その点で)等しく完全であるから。

882 諸々の愚者が相互に他人に対していうことばを聞いて、わたくしは「これは真実である」とは説かない。かれらは各自の見解を真実であるとみなしたのだ。それ故にかれらは他人を「愚者」であると決めつけるのである。

883 或る人々が「真理である、真実である」と言うところのその(見解)をば、他の人々が「虚偽である、虚妄である」と言う。このようにかれらは異なった執見をいだいて論争する。何故に諸々の<道の人>は同一の事をを語らないのであろうか?

884 真実は一つであって、第二のものは存在しない。その(真理)を知った人は、争うことがない。かれらはめいめい異なった真理をほめたたえあっている。それ故にもろもろの<道の人>は同一の事を語らないのである。

885 みずから真理に達した人であると自称して語る論者たちは、何故に種々異なった真理を説くのであろうか? かれは多くの種々異なった真理を(他人から)聞いたのであるか? あるいはまたかれらは自分の思索に従っているのであろうか?

886 世の中には、多くの異なった真理が永久に存在しているのではない。ただ永久のものだと想像しているだけである。かれらは、諸々の偏見にもとづいて思索考研を行って、「(わが説は)真理である」「(他人の説は)虚妄である」と二つのことを説いているのである。

887 偏見や伝承の学問や戒律や誓いや思想や、これらに依存して(他の説を)蔑視し、(自己の学説の)断定的結論に立って喜びながら、「反対者は愚人である、無能な奴だ」という。

888 反対者を(愚者)であると見なすとともに、自己を<真理に達した人>であるという。かれはみずから自分を<真理に達した人>であると称しながら、他人を蔑視し、そのように語る。

889 かれは過った妄見を以てみたされ、驕慢によって狂い、自分は完全なものであると思いなし、みずからの心のうちでは自分を賢者だと自認している。かれのその見解は、(かれによれば)そのように完全なものだからである。

890 もしも、他人が自分を(「愚劣だ」と)呼ぶが故に、愚劣となるのであれば、その(呼ぶ人)自身は(相手と)ともに愚劣な者となる。また、もしも自分でヴェーダの達人・賢者と称しているのであれば、諸々の、<道の人>のうちには愚者は一人も存在しないことになる。

891 「この(わが説)以外の他の教えを宣説する人々は、清浄に背き、<不完全な人>である」と、一般の諸々の異説の徒はこのようにさまざまに説く。かれは自己の偏見に耽溺して汚れに染まっているからである。

892 ここ(わが説)にのみ清浄があると説き、他の諸々の教えには清浄がないと言う。このように一般の諸々の異説の徒はさまざまに執著し、かの自分の道を堅くまもって論ずる。

893 自分の道を堅くたもって論じているが、ここに他の何びとを愚者であると見ることができようぞ。他(の説)を、「愚者である」、「不浄の教えである」、と説くならば、かれはみずから確執をもたらすであろう。

894 一方的に決定した立場に立ってみずから考え量りつつ、さらにかれは世の中で論争をなすに至る。一切の(哲学的)断定を捨てたならば、人は世の中で確執を起こすことがない。


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■□■<13、並ぶ応答─長篇>■□■
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895 これらの偏見を固執して、「これのみが真理である」と宣説する人々、──かれらはすべて他人からの非難を招く。また、それについて(一部の人々から)称賛を博するだけである。

896 (たとえ称賛を得たとしても)それは僅かなものであって、平安を得ることができない。論争の結果は(称賛と非難との)二つだけである、とわたしは説く。この道理を見ても、汝らは、無論争の境地を安穏であると観じて、論争をしてはならない。

897 すべて凡俗の徒のいだく、これらの世俗的見解に、智者は近づくことがない。かれは、見たり聞いたりしたことがらについて「これだ」と認め知ることがないから、こだわりがない。かれはそもそもどんなこだわりに赴くのであろうか?

898 戒律を最上のものと仰いでいる人々は、「制戒によって清浄が得られる」と説き、誓戒を受けている。「われわれはこの教えで学びましょう。そうすれば清浄が得られるでしょう」といって、<真理に達した者>と称する人々は、流転する迷いの生存に誘きこまれる。

899 もしもかれが戒律や誓戒を破ったならば、かれは(戒律や誓戒の)つとめにそむいて、おそれおののく。(それのみならず)かれは「こうしてのみ清浄が得られる」ととなえて望み求めている。たとえば隊商からはぐれた(商人が隊商をもとめ)、家から旅立った(旅人が家をもとめる)ようなものである。

900 一切の戒律や誓いをも捨て、(世間の)罪過あり或いは罪過なき(宗教的)行為をも捨て、「清浄である」とか「不浄であると」とかいってねがい求めることもなく、それらにとらわれずに行え。──安らぎを固執することもなく。

901 あるいは、ぞっとする苦行にもとづき、あるいは見たこと、学んだこと、思索したことにもとづき、声を高くして清浄を讃美するが、妄執を離れていないので、移りかわる種々なる生存のうちにある。

902 ねがい求める者は欲念がある。また、はからいのあるときには、おののきがある。この世において死も生も存しない者、──かれは何を怖れよう、何を欲しよう。

903 或る人々が「最高の教えだ」と称するものを、他の人々は「下劣なものである」と称する。これらのうちで、どれが真実の説であるのか? ──かれはすべて自分らこそ真理に達した者である称しているのであるが。

904 かれらは自分の教えを「完全である」と称し、他人の教えを「下劣である」という。かれらはこのように互いに異った執見をいだいて論争し、めいめい自分の仮説を「真実である」と説く。

905 もしも他人に非難されているが故に下劣なのであるというならば、諸々の教えのうちで勝れたものは一つもないことになろう。けだし世人はみな自己の説を堅く主張して、他人の教えを劣ったものだと説いているからである。

906 かれらは自分の道を称賛するように、自己の教えを尊重している。しからば一切の議論がそのとおり真実であるということになるであろう。かれらはそれぞれ清浄となれるからである。

907 (真の)バラモンは、他人に導かれるということがない。また諸々のことがらについて断定をして固執することもない。それ故に、諸々の論争を超越している。他の教えを最も勝れたものだと見なすこともないからである。

908 「われは知る。われは見る。これはそのとうりである」という見解によって清浄になることができる、と或る人々は理解している。たといかれが見たとしても、それがそなたにとって、何の用があるだろう。かれらは、正しい道を踏みはずして、他人によって清浄となると説く。

909 見る人は名称と形態とを見る。また見てはそれらを(常住または安楽であると)認めるであろう。見たい人は、多かれ少かれ、それらを(そのように)見たらよいだろう。真理に達した人々は、それ(を見ること)によって清浄になるとは説かないからである。

910 (「われは知る」「われは見る」ということに)執著とて論ずる人は、みずから構えた偏見を尊重しているので、かれを導くことは容易ではない。自分の依拠することがらのみ適正であると説き、そのことがらに(のみ)清浄(となる道)を認める論者は、そのように(一方的に)見たのである。

911 バラモンは正しく知って、妄想分別におもむかない。見解に流されず、知識にもなずまない。かれは凡俗のたてる諸々の見解を知って、心にとどめない。──他の人々はそれに執著しているのだが。──

912 聖者はこの世で諸々の束縛を捨て去って、論争が起こったときにも、党派にくみすることがない。かれは不安な人々のうちにあっても安らけく、泰然として、執することがない。──他の人々はそれに執著しているのだが。──

913 過去の汚れを捨てて、新しい汚れをつくることなく、欲におもむかず、執著して論ずることもない。賢者は諸々の偏見を離脱して、世の中に汚されることなく。自分を責めることもない。

914 見たり、学んだり、考えたりしたどんなことについてでも、賢者は一切の事物に対して敵対することがない。かれは負担をはなれて解放されている。かれははからいをなすことなく、快楽に耽ることなく、求めることもない。

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■□■<14、迅 速>■□■
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915 [問うていわく──]「・・・・修行者はどのように観じて、世の中のものを執することなく、安らいに入るのですか?」

916 師(ブッダ)は答えた、「<われは考えて、有る>という<迷わせる不当な思惟>の根本をすべて制止せよ。内に存するいかなる妄執をもよく導くために、常に心して学べ。

917 内的にでも外的にでも、いかなることがらをも知りぬけ。しかしそれによって慢心を起こしてはならない。それが安らいであるとは真理に達した人々は説かないからである。

918 これ(慢心)によって『自分は勝れている』と思ってはならない。『自分は劣っている』とか、また『自分は等しい』とか思ってはならない。いろいろの質問を受けても、自己を妄想せずにおれ。

919 修行者は心のうちが平安となれ。外に静穏を求めてはならない。内面的に平安となった人には取り上げられるものは存在しない。どうして捨てられるものがあろうか。

920 海洋の奥深いところでは波が起こらないで、静止しているように、静止して不動であれ。修行者は何ものについても欲念をもり上げてはならない。」

921[質問者はいわく]、「眼を開いた人は、みずから体験したことがら、危難の克服、を説いてくださいました。ねがわくは正しい道を説いてください。戒律規定や、精神安定の法をも説いてください。」

922 [師いわく]、「眼で見ることを貪ってはならない。卑俗な話から耳を遠ざけよ。味に耽溺してはならない。世間における何ものをも、わかものであるとみなして固執してはならない。

923 苦痛を感じるときがあっても、修行者は決して悲嘆してはならない。生存を貪り求めてはならない。恐ろしいものに出会っても、慄(フル)えてはならない。

924 食物や飲料や堅い食べものや衣服を得ても、貯蔵してはならない。またそれらがえられないからとて心配してはならない。

925 こころを安定させよう。うろついてはならないるあとで後悔するようなことをやめよ。怠けてはならなぬ。そうして修行者は閑静な座所・臥所に住むべきである。

926 多く眠ってはならぬ。熱心に努め、目ざめているべきである。ものぐさと偽りと談笑と遊戯と婬欲の交わりと装飾とを捨てよ。

927 わが徒は、アタルヴァーダの呪法と夢占いと相の占いとを行ってはならない。鳥獣の声を占ったり、懐妊術や医術を行ったりしてはならない。

928 修行者は、非難されても、くよくよしてはならない。称讃されても、高ぶってはならない。貪欲と慳みと怒りと悪口を除き去れ。

929 修行者は、売買に従事してはならない。決して誹謗をしてはならない。また村の人々と親しく交わってはならない。利益を求めて人々に話しかけてはならない。

930 また修行者は高慢であってはならない。また(自分の利益を得るために)遠廻しに策したことばを語ってはならない。傲慢であってはならない。不和をもたらす言葉を語ってはならない。 931 虚言をなすことなかれ、知りながら詐りをしないようにせよ。また生活に関しても、知識に関しても、戒律や道徳に関しても、自分が他人よりもすぐれていると思ってはならない。

932 諸々の出家修行者やいろいろ言い立てる世俗人に辱しめられ、その(不快な)ことばを多く聞いても、あらあらしいことばを以て答えてはならない。立派な人々は敵対的な返答をしないからである。

し 933 修行者はこの道理を知って、よく弁えて、つねに気をつけて学べ。諸々の煩悩の消滅した状態が「安らぎ」であると知って、ゴータマ(ブッタ)の教えにおいて怠ってはならない。

934 かれは、みずから勝ち、他にうち勝たれることがない。他人から伝え聞いたのではなくて、みずから証する理法を見た。それ故に、かの師(ブッタ)の教えに従って、怠ることなく、つねに礼拝して、従い学べ。」

──このように師(ブッダ) はいわれた。


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■□■<15、武器を執ること>■□■
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935 殺そうと争闘する人々を見よ。武器を執って打とうとしたことから恐怖が生じたのである。わたくしがぞっとしてそれを厭い離れたその衝撃を宣べよう。

936 水の少ないところにいる魚のように、人々が慄えているのを見て、また人々が相互に抗争しているのを見て、わたくしに恐怖が起った。

937 世界はどこでも堅実ではない。どの方角でもすべて動揺している。わたくしは自分のよるべき住所を求めたのであるが、すでに(死や苦しみなどに)とりつかれていないところを見つけなかった。

938 (生きとし生けるものは)終極においては違逆に会うのを見て、わたくしは不快になった。またわたくしはその(生けるものどもの)心の中に見がたき煩悩の矢が潜んでいるのを見た。

939 この(煩悩の)矢に貫かれた者は、あらゆる方角をかけめぐる。この矢を抜いたならば、(あちこちを)駆けめぐることもなく、沈むこともない。

940 そこで次に実践のしかたが順次に述べられる。──世間における諸々の束縛の絆にほだされてはならない。諸々の欲望を究めつくして、自己の安らぎを学べ。

941 聖者は誠実であれ。傲慢でなく、詐りなく、悪口を言わず、怒ることなく、邪まな貪りと慳みとを超えよ。

942 安らぎを心がける人は、眠りとものぐさとふさぎこむ心とにうち勝て。怠惰を宿らせてはならぬ。高慢な態度をとるな。

943 虚言をつくように誘き込まれるな。美しいすがたに愛著を起すな。また慢心を知りつくしてなくすようにせよ。粗暴になることなく、ふるまえ。

944 古いものを喜んではならない。また新しいものに魅惑されてはならない。滅びゆくものを悲しんではならない。牽引する者(妄執)にとらわれてはならない。

945 わたくしは、(牽引する者のことを)貪欲、ものすごい激流と呼び、吸い込む欲求と呼び、はからい、捕捉と呼びね超えがたい欲望の汚泥であるともいう。

946 バラモンである聖者は、真実から離れることなく、陸地(安らぎ)に立っている。かれは一切を捨て去って、「安らぎになった人」と呼ばれる。

947 かれは智者であり、ヴェーダの達人である。かれは理法を知りおわって、依りかかることがない。かれは世間において正しくふるまい、世の中で何びとをも羨むことがない。

948 世間における諸々の欲望を超え、また克服しがたい執著を超えた人は、流されず、束縛さけず、悲しむことなく、思いこがれることもない。

949 過去にあったもの(煩悩)を涸渇せしめよ。未来には汝に何ものも有らぬようにせよ。中間においても汝が何ものをも執しないならば、汝は「安らかな人」としてふるまうことであろう。

950 名称と形態について、<わがものという思い>の全く存在しない人、また(何ものかが)ないからといって悲しむことのない人、──かれは実に世の中にあっても老いることがない。

951 「これはわがものである」また「これは他人のものである」というような思いが何も存在しない人、──かれは(このような)<わがものという観念>が存しないから、「われになし」といって悲しむことがない。

952 苛酷なることなく、貪欲なることなく、動揺して煩悩に悩まされることなく、万物に対して平等である。──動じない人について問う人があれば、その美点をわたくしは説くであろう。

953 動揺して煩悩に悩まされることなく、叡智ある人にとっては、いかなる作為も存在しない。かれはあくせくした営みから離れて、至るところに安穏を見る。

954 聖者は自分が等しい者どものうちにいるとも言わないし、劣った者のうちにいるとも、勝れた者のうちにいるとも言わない。かれは安らいに帰し、取ることもなく、捨てることもない。

 ──と師は説かれた。


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■□■<16、サーリプッタ>■□■
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955 サーリプッタさんが言った、──
「わたくしは未だ見たこともなく、また誰からも聞いたこともない。──このようにことば美わしき師(ブッダ)、衆の主がトゥシタ天から来りたもうたことを。

956 眼ある人(ブッダ)は、神々及び世人が見るように、一切の暗黒を除去して、独りで(法)楽をうけられた。

957 こだわりなく、偽りなく、このような範たる人として来りたもうた師・目ざめた人(ブッダ)であるあなたのもとに、これらの束縛ある多くの者どものために問おうとして、ここに参りました。

958 修行者は世を厭うて、人のいない座所や樹下や墓地を愛し、山間の洞窟の中におり、

959 または種々の座所のうちにいるのであるが、そこにはどんなに恐ろしいことがあるのだろう。──修行者は音のしないところに坐臥していても、それらを恐れて震えてはならないのだが。

960 未到の地におもむく人にとっては、この世にどれだけの危難があることだろう。──修行者は辺鄙なところに坐臥していても、それらの危難にうち克たなければならないのだが。

961 熱心につとめる修行者には、いかなることばを発すべきか? ここでかれのふるまう範囲はいかにあるべきか? かれのまもる戒律や誓いはどのようなものなのですか?

962 心を安定させ気を落ち着けている賢者は、どのような学脩を身に受けて、自分の汚れを吹き去るのですか? ──譬えば鍛冶工が銀の垢を吹き去るように。」

963 師(ブッダ)は答えた、
「サーリプッタよ。世を厭い、人なき所に坐臥し、さとりを欲する人が楽しむ境地および法にしたがって実践する次第を、わたくしの知り究めたところによって、そなたに説き示そう。

964 しっかりと気をつけ分限を守る聡明な修行者は、五種の恐怖におじけてはならない。すなわち襲いかかる虻と蚊と爬虫類と四足獣と人間(盗賊など)に触れることである。

965 異った他の教えを奉ずる輩を恐れてはならない。──たといかれらが多くの恐ろしい危害を加えるのを見ても。──また善を追求して、他の諸々の危難にうち勝て。

966 病いにかかり、餓えに襲われても、また寒冷や酷暑をも耐え忍ぶべきである。かの<家なま人>は、たといそれらに襲われることがいろいろ多くても、勇気をたもって、堅固に努力をなすべきである。

967 盗みを行なってはならぬ。虚言を語ってはならぬ。弱いものでも強いものでも(あらゆる生きものに)慈しみを以て接せよ。心の乱れを感ずるときには、「悪魔の仲間」であると思って、これを除き去れ。

968 怒りと高慢とに支配されるな。それらの根を掘りつくしておれ。また快いものも不快なものも、両者にしっかりと、うち克つべきである。

969 智慧をまず第一に重んじて、善を喜び、それらの危難にうち勝て。奥まった土地に伏す不快に堪えよ。次の四つの憂うべきことに堪えよ。

970 すなわち『わたしは何を食べようか』『わたしはどこで食べようか』『(昨夜は)わたしは眠りづらかった』『今夜はわたしはどこで寝ようか』──家を捨て道を学ぶ人は、これら(四つの)憂いに導く思慮を抑制せよ。

971 適当な時に食物と衣服とを得て、ここで(少量に)満足するために、(衣食の)量を知れ。かれは衣食に関して恣ままならず、慎しんで村を歩み、罵られてもあらあらしいことばを発してはならない。

972 眼を下に向けて、うろつき廻ることなく、瞑想に専念して、大いにめざめておれ。心を平静にして、精神の安定をたもち、思いわずらいと欲のねがいと悔恨とを断ち切れ。

973 他人からことばで警告されたときには、心を落ちつけて感謝せよ。ともに修行する人々に対する荒んだ心を断て。善いことばを発せよ。その時にふさわしくないことばを発してはならない。人々をそしることを思ってはならぬ。

974 またさらに、世間には五つの塵垢がある。よく気をつけて、それらを制するためにつとめよ。すなわち色かたちと音声と味と香りと触れられるものに対する貪欲を抑制せよ。

975 修行僧は、よく気をつけて、心もすっかり解脱して、これらのものに対する欲望を抑制せよ。かれは適当な時に理法を正しく考察し、心を統一して、暗黒を滅ぼせ。」
 ──と師(ブッダ)はいわれた。


<八つの詩句の章>第四おわる

まとめの句

 欲望と、洞窟と、悪意と清浄と、最上と、老いと、メッテイヤとバスーラと、マーガンディヤと、死ぬよりも前にと、争闘と、二つの<並ぶ応答>と、迅速と、武器を執ることと、サーリプッタの質問とで、十六になる。
 これらの経はすべて<八つの詩句の章>である。

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【 第5 彼岸にいたる道の章 】

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■□■<1、 序  >■□■
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976 明呪(ヴェーダ)に通じた一バラモン(バーヴァリ)は、無所有の境地を得ようと願って、コーサラ族の美しい都から、南国へとやってきた。

977 かれはアッサカとアラカと(両国の)中間の地域を流れるゴーダーヴァリー河の岸辺に住んでいた、──落穂を拾い木の実を食って。

978 その河岸の近くに一つの豊かな村があった。そこから得た収益によってかれは大きな祭りを催した。

979 かれは、大きな祭りをなし終って、自分の庵にもどった。かれがもどってきたときに、他の一人のバラモンがやってきた。

980 足を傷め、のどが渇き、歯がよごけ、頭は塵をあびて、かれは、(庵室の中の)かれ(バーヴァリ)に近づいて、五百金を乞うた。

981 バーヴァリはかれを見て、座席を勧め、かれが快適であるかどうか、健康であるかどうか、をたずね、次のことばを述べた。

982 「わたくしがもっていた施物はすべて、わたしが施してしまいました。バラモンよ。どうかおゆるしください。わたくしには五百金がないのです。」

983 「わたくしが乞うているのに、あなたが施してくださらないならば、いまから七日の後に、あなたの頭は七つに裂けてしまえ。」

984 詐りをもうけた(そのバラモン)は、(呪詛の)作法をして、恐ろしいことを告げた。かれのその(呪詛の)ことばを聞いて、バーヴァリは苦しみ悩んだ。

985 それは憂いの矢に中てられて、食物もとらないで、うちしおれた。もはや、心がこのような気持では、心は瞑想を楽しまなかった。

986 バーヴァリが恐れおののき苦しみ悩んでいるのを見て、(庵室を護る)女神は、かれのためを思って、かれのもとに近づいて、次のように語った。

987 「かれは頭のことを知っていません。かれは財を欲しがっている詐欺者なのです。頭のことも、頭の落ちることも、かれは知っていないのです。」

988 「では、貴女は知っておられるのでしょう。お尋ねしますが、頭のことも、頭の落ちることをも、わたくしに話してください。われらは貴女のおことばを聞きたいのです。」

989 「わたしだってそれを知っていませんよ。それについての知識はわたしにはありません。頭のことも、頭の落ちることも、諸々の勝利者(ブッダ) が見そなわしておられます。」

990 「ではこの地上において頭のことと頭の裂け落ちることとを、誰が知っておられるのでですか? 女神さま。どうかわたしに話してください。」

991 「むかしカピラヴァットゥの都から出て行った世界の指導者(ブッダ)がおられまするかれは甘蔗王のの後裔であり、シャカ族の子で、世を照す。

992 バラモンよ。かれは実に目ざめた人(ブッダ)であり、あらゆるものの極致に達し、一切の神通と力とを得、あらゆるものを見通す眼をもっている。あらゆるものの消滅に達し、煩いをなくして解脱しておられます。

993 かの目ざめた人(ブッダ)、尊き師、眼ある人は、世に法を説きたもう。そなたは、かれのもとに赴いて、問いなさい。かれは、それを説明するでしょう。」

994 <目ざめた人>という語を聞いてバーヴァリは歓喜した。かれの憂いは薄らいだ。かれは大いに喜んだ。

995 かのバーヴァリはこころ喜び、歓喜し、感動して、熱心に、かの女神に問うた。
「世間の主は、どの村に、またどの町に、あるいはとせの地方にいらっしゃるのですか?
そこへ行って最上の人である正覚者をわれわれは礼拝しましょう。」

996 勝利者・智慧豊かな人・いとも聡明な人・荷をおろした人・汚れない人・頭のおちることを知っている人・牛王のような人であるかのシャカ族の子(ブッダ)は、コーラサ国の都であるサーヴァッティーにまします。」

997 そこでかれは(ヴェーダの)神呪に通達した諸々の弟子・バラモンたちに告げていった、
「来たれ、学生どもよ。われは、そなたらに告げよう。わがことばを聞け。

998 世間に出現すること常に稀有であるところの、かの<目ざめた人>(ブッダ)として命名ある方が、いま世の中に現れたもうた。そなたらは急いでサーヴァッティーに赴いて、かの最上の人に見えよ。」

999 「では(師)バラモンよ。かれを見て、どうして<目ざめた人>(ブッダ)であると知り得るのでしょう? われらはどうしたらそれを知り得るか、それを教えてください。われらは知らないのです。」

1000 諸々の神呪(ヴェーダ)の中に、三十二の完全な偉人の相が伝えられ、順次に一つ一つ説明されている。

1001 肢体にこれらの三十二の偉人の相のある人、──かれには二つの前途があるのみ。第三の途はありえない。

1002 もしもかれが、<転輪王>として家にとどまるならば、この大地を征服するであろう。刑罰によらず、武器によらず、法によって統治する。

1003 またもしもかれが家から出て家なきに入れば、蔽いを開いて、無上なる<目ざめた人>(ブッダ)、尊敬さるべき人となる。

1004 (わが)生れと、姓と、身体の特徴と、神呪(習ったヴェーダ)と、また弟子たちと、頭のことと、頭も裂け落ちることとを、ただ心の中で(口に出さずに)かれに問え。

1005 もしもかれが、見るはたらきの障礙のない<目ざめた人>(ブッダ)であるならば、心の中で問われた質問に、ことばを以て返答するであろう。」

1006 バーヴァリのことばを聞いて、弟子である十六人のバラモン──アジタと、ティッサ・メッテイヤと、プンナカと、およびメッタグーと、

1007 ドーカタと、ウパシーヴァと、ナンダと、およびヘーマカと、トーデイヤとカッパとの両人と、賢者ジャトゥカンニンと、

1008 バドラーヴダと、ウダヤと、ポーサーラというバラモンと、聡明なるモーガラーシャと、大仙人ピンギヤと、──

1009 かれらはすべて、それぞれ衆徒を率い、全世界に命名があり、瞑想を行い、瞑想を楽しむ者で、しっかりと落ち着いていて、前世に宿善を植えた人々であった。

1010 髪を結い羚羊皮をまとったかれは、すべてバーヴァリを礼し、またかれに右まわりの礼をして、北方に向って出発した。

1011 ムラカの(首都)パティターナに入り、それから昔の[都]マーヒッサティへ、またウッジェーニーへ、コ゜ーナッダ、ブェーディサへ、ヴァナサというところへ、

1012 またコーサンビーへ、サーケータへ、最高の都サーヴァッティーに行った。(ついで)セータヴィヤへ、カピラヴァットゥへ、タシナーラーの宮殿へ(行った)。

1013 さらに享楽の都市パーヴァーへ、ヴェーサーリーへ、マガダの都(王舎城)へ、またうるわしく楽しい(石の霊地)に達した。

1014 渇した人が冷水を求めるように、また商人が大きな利益を求めるように、暑熱に悩まされている人が木陰を求めるように、かれらは急いで(尊師ブッダのまします)山に登った。

1015 尊き師(ブッダ)はそのとき僧衆に敬われ、獅子が林の中で吼えるように修行僧(比丘)らに法を説いておられた。

1016 光を放ちおわった太陽のような、円満になった十五夜の月のような目ざめた人(ブッダ)をアジタは見たのであった。

1017 そこで(アジタは)師(ブッダ)の肢体に円満な相好のそなわっているのを見て、喜んで、傍らに立ち、こころの中で(ブッダにつぎのように)質問した。──

1018 「(わが師バーヴァリの)生年について語れ。(バーヴァリの)姓と特徴とを語れ。神呪(ヴェーダ)に通達していることを語れ。(師)バラモンは幾人に教えているのか?」

1019 (師はいわれた)、「かれの年齢は百二十歳である。かれの姓はバーヴァリである。かれの肢体には三つの特徴がある。かれは三ヴェーダの奥義に達している。

1020 偉人の特徴と伝説と語彙と儀規とに達し、五百人(の弟子)に教授し、自分の教説の極致に通達している。」

1021 (アジタいわく)、「妄執を断じた最高の人よ。バーヴァリのもつ諸々の特徴の詳細を説いてください。わたくしに疑いを残さないでください。」

1022 [師いわく]、「かれは舌を以てかれの顔を蔽う。かれの両眉の中間に柔い白い毛(百毫) がある。かれの隠所は覆いに隠されている。学生ょ、(かれの三つの特徴を)このように知れ。」

1023 質問者がなにも声を出して聞いたのでないのにね(ブッダが)質問に答えたもうたのを聞いて、すべての人は感激し、合掌して、じっと考えた。──

1024 いかなる神が心の中でそれらの質問をしたのだろか? ──神か、梵天か、またはスジャーの夫なる帝釈天か? ──また[尊師は]誰に答えたもうたのだろう?

1025 (アジタがいった)、「バーヴァリは頭のことについて、また頭の裂け落ちることについて質問しました。先生! それを説明してください。仙人さま! われらの疑惑を除いてください。」

1026 (ゴータマ・ブッタは答えた)、「無明が頭であると知れ。明知が信仰と念いと精神統一と意欲と努力とに結びついて、頭を裂け落とさせるものである。」

1027 そこで、その学生は大いなる感激をもって狂喜しつつ、羚羊皮(の衣)を(はずして)一方の肩にかけて、(尊師の)両足に跪いて、頭をつけて礼をした。

1028 (アジタがいった)、「わが親愛なる友よ。バーヴァリ・バラモンは、かれの弟子たちとともに、心に歓喜し悦んで、あなたさま(ブッダ)の足下に礼拝します。眼あるかたよ。」

1029 (ゴータマは答えた)、「バーヴァリ・バラモンも、諸々の弟子も、ともに楽しくあれ。
学生よ、そなたもまた楽しくあれ。永く生きよ。

1030 バーヴァリにとっても、そなたにとっても、もしも疑問が起って、心に問おうと欲するならば、何でも質問なさい。」

1031 <目ざめた人>(ブッダ)に許されたので、アジタは合掌して坐して、そこで真理体現者(如来)に第一の質問をした。

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■□■<2、学生アジタの質問>■□■
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1032 アジタさんがたずねた、
「世間は何によって覆われているのですか? 世間は何によって輝かないのですか? 世間をけがすものは何ですか? 世間の大きな恐怖は何ですか? それを説いてください。」

1033 師(ブッダ)が答えた、
「アジタよ。世間は無明によって覆われている。世間は貪りと怠惰のゆえに輝かない。欲が世間の汚れである。苦悩が世間の大きな恐怖である、とわたしは説く。」

1034 「煩悩の流れはあらゆるところに向かって流れる。その流れをせき止めるものは何ですか? その流れを防ぎ守るものは何ですか? その流れは何によって塞がれるのでしょうか? それを説いてください。」

1035 師は答えた、「アジタよ。世の中におけるあらゆる煩悩の流れをせき止めるものは、気をつけることである。(気をつけることが)煩悩の流れを防ぎまもるものでのである、とわたしは説く。その流れは智慧によって塞がれるであろう。」

1036 アジタさんがいった、「わが友よ。智慧と気をつけることと名称と形態とは、いかなる場合に消滅するのですか? おたずねしますが、このことをわたしに説いてください。」

1037 アジタよ。そなたが質問したことを、わたしはそなたに語ろう。識別作用が止滅することによって、名称と形態とが残りなく滅びた場合に、この名称と形態とが滅びる。」

1038 「この世には真理を究め明らめた人々もあり、学びつつある人もあり、凡夫もおります。おたずねしますが、賢者は、どうかかれらのふるまいを語ってください。わが友よ。」

1039 「修行者は諸々の欲望に耽ってはならない。こころが混濁していてはならない。一切の事物の真相に熟達し、よく気をつけて遍歴せよ。」

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■□■<3、学生ティッサ・メッテイヤの質問>■□■
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1040 ティッサ・メッテイヤさんがたずねた、
「この世で満足している人は誰ですか? 動揺することがないのは誰ですか? 両極端を知りつくして、よく考えて、(両極端にも)中間にも汚されることがない、聡明な人は誰ですか? あなたは誰を<偉大な人>と呼ばれますか? この世で縫う女(妄執)を超えた人は誰ですか?」

1041 師(ブッダ)は答えた、「メッテイヤよ。諸々の欲望に関して清らかな行いをまもり、妄執を離れて、つねに気をつけて、究め明らめて、安らいに帰した修行者、──かれには動揺は存在しない。

1042 かれは両極端を知りつくして、よく考えて、(両極端にも)中間にも汚されない。かれを、わたしは<偉大な人>と呼ぶ。かれはこの世で縫う女(妄執)を超えている。」


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■□■<4、学生プンナカの質問>■□■
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1043 プンナカさんがたずねた、
「動揺することなく根本を達観せられたあなたに、おたずねしょうと思って、参りました。仙人や常の人々や王室やバラモンは、何の故にこの世で盛んに神々に犠牲を捧げたのですか? 先生! あなたにおたずねします。それをわたしに説いてください。」

1044 師(ブッタ)は答えた、
「プンナカよ。およそ仙人や常の人々や王族やバラモンがこの世で盛んに神々に犠牲を捧げたのは、われらの現在のこのような生存状態を希望して、老衰にこだわって、犠牲を捧げたのである。」

1045 プンナカさんがいった、
「先生! およそこの世で仙人や常の人々や王族やバラモンが盛んに神々に犠牲を捧げましたが、祭祀の道において怠らなかったかれらは、生と老衰をのり超えたのでしょうか? わが親愛なる友よ。あなたにおたずねします。それをわたしに説いてください。」

1046 師は答えた、
「プンナカよ。かれらは希望し、称賛し、熱望して、献供する。利得を得ることに縁って欲望を達成しようと望んでいるのである。供犠に専念している者どもは、この世の生存を貪って止まない。かれらは生や老衰をのり超えてはいない、とわたしは説く。」

1047 プンナカさんがいった、
「もしも供犠に専念している彼らが祭祀によっても生と老衰とを乗り越えていないのでしたら、わが親愛なる友よ、では神々と人間の世界のうちで生と老衰とを乗り越えた人は誰なのですか? 先生! あなたにお尋ねします。それをわたしに説いてください。」

1048 師は答えた、
「プンナカよ。世の中でかれこれ(の状態)を究め明らめ、世の中で何ものにも動揺することなく、安らぎに帰し、煙なく、苦悩なく、望むことのない人、──かれは生と老衰とを乗り越えた、──と、わたしは説く。」


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■□■<5、学生メッタグーの質問>■□■
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1049 メッタグーさんがたずねた、
「先生! あなたにおたずねします。このことをわたしに説いてください。あなたはヴェーダの達人、心を修養された方だとわたくしは考えます。世の中にある種々様々な、これらの苦しみは、そもそもどこから現われ出たのですか。」

1050 師(ブッタ)は答えた、
「メッタグーよ。そなたは、わたしに苦しみの生起するもとを問うた。わたしは知り得たとおりに、それをそなたに説き示そう。世の中にある種々様々な苦しみは、執著を縁として生起する。」

1051 実に知ることなくして執著をつくる人は愚鈍であり、くり返し苦しみに近づく。だから、知ることあり、苦しみの生起のもとを観じた人は、再生の素因(=執著)をつくってはならない。」

1052 「われらがあなたにおたずねしましたことを、あなたはわれらに説き明かしてくださいました。あなたに他のことをおたずねしますが、どうかそれを説いてください。どのようにしたならば、諸々の賢者は煩悩の激流、生と老衰、憂いと悲しみとを乗り越えるのでしょうか? 聖者さま。どうかそれをわたくしに説き明かしてください。あなたはこの法則をあるがままに知っておられるからです。」

1053 師が答えた、
「メッタグーよ。伝承によるのではなくて、いま眼のあたり体得されるこの理法を、わたしはそなたに解いて明かすであろう。その理法を知って、よく気をつけて行い、世間の執著を乗り越えよ。」

1054 偉大な仙人さま。わたくしはその最上の理法を受けて歓喜します。その理法を知って、よく気をつけて行い、世間の執著を乗り越えるでしょう。」

1055 師が答えた、
「メッタグーよ。上と下と横と中央とにおいて、そなたが気づいてよく知っているものは何であろうと、それらに対する喜びと偏執と識別とを除き去って、変化する生存状態のうちにとどまるな。

1056 このようにして、よく気をつけ、怠ることなく行う修行者は、わかものとみなして固執したものを捨て、生や老衰や憂いや悲しみをも捨てて、この世で智者となって、苦しみを捨てるであろう。」

1057 「偉大な仙人のことばを聞いて、わたくしは喜びます。ゴータマ(ブッダ)さま。煩悩の要素のない境地がよく説き明かされました。たしかに先生は苦しみを捨てられたのです。あなたはこの理法をあるがままに知っておられるのです。

1058 聖者さま。あなたが懇切に教えみちびかれた人々もまた今や苦しみを捨てるでしょう。
竜よ。では、わたくしは、あなたの近くに来て礼拝しましょう。先生! どうか、わたくしをも懇切に教えみちびいてください。」

1059 「何ものをも所有せず、欲の生存に執著しないバラモン・ヴェーダの達人であるとそなたが知った人、──かれは確かにこの煩悩の激流をわたった。かれは彼岸に達して、心の荒びなく、疑惑もない。

1060 またかの人はこの世では悟った人であり、ヴェーダの達人であり、種々の生存に対するこの執著を捨てて、妄執を離れ、苦悩なく、望むことがない。『かれは生と老衰とを乗り越えた』とわたくしは説く。」


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■□■<6、学生ドータカの質問>■□■
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1061 ドーカンさんがたずねた、「先生! わたくしはあなたにおたずねします。このことをわたくしに説いてください。偉大な仙人さま。わたくしはあなたのおことばを頂きたいのです。あなたのお声を聞いて、自分の安らぎ(ニルヴァーナ)を学びましょう。」

1062 師(ブッダ)が答えた、「ドータカよ。では、この世でおいて賢明であり、よく気をつけて、熱心につとめよ。この(わたしの口)から出る声を聞いて、自己の安らぎを学べ。」

1063 「わたくしは、神々と人間との世界において何ものをも所有せずにふるまうバラモンを見ます。あまねく見る方よ。わたくしはあなたを礼拝いたします。シャカ族の方よ。わたくしを諸々の疑惑から解き放ちたまえ。」

1064 「ドータカよ。わたしは世間におけるいかなる疑惑者をも解脱させ得ないであろう。ただそなたが最上の真理を知るならば、それによって、そなたはこの煩悩を渡るであろう。」

1065 「バラモンさま。慈悲を垂れて、(この世の苦悩から)遠ざかり離れる理法を教えてください。わたくしはそれを認識したいのです。わたくしは、虚空のように、乱され濁ることなしに、この世において静まり、依りすがることなく行きましょう。」

1066 師は言われた、
「ドータカよ。伝承によるのではない、まのあたり体得されるこの安らぎを、そなたに説き明かすであろう。それを知ってよく気をつけて行い、世の中の執著を乗り越えよ。」

1067 「偉大な仙人さま。わたくしはその最上の安らぎを受けて歓喜します。それを知ってよく気をつけて行い、世の中の執著を乗り越えましょう。」

1068 師は答えた、
「ドータカよ。上と下と横と中央とにおいてそなたが気づいてよく知っているものは何であろうと、──それは世の中における執著の対象であると知って、移りかわる生存への妄執をいだいてはならない」と。


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■□■<7、学生ウバシーヴァの質問>■□■
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1069 ウバシーヴァさんがたずねた、
「シャカ族の方よ。わたしは、独りで他のものにたよることなくして大きな煩悩の激流をわたることはできません。わたしがたよってこの激流をわたり得る<よりどころ>をお説きください。あまねく見る方よ。」

1070 師(ブッダ)は言われた、「ウバシーヴァよ。よく気をつけて、無所有をめざしつつ、<なにも存在しない>と思うことによって、煩悩の激流を渡れ。諸々の欲望を捨てて、諸々の疑惑を離れ、妄執の消滅を昼夜に観ぜよ。」

1071 ウバシーヴァさんがいった、
「あらゆる欲望に対する貪りを離れね無所有にもとづいて、その他のものを捨て、最上の<想いからの解脱>において解脱した人、──かれは退きあともどりすることがなく、そこに安住するでありましょうか?」

1072 師は答えた、「ウバシーヴァよ。あらゆる欲望に対する貪りを離れ、無所有にもとづいて、その他のものを捨て、最上の<想いからの解脱>において解脱した人、──かれは退きあともどりすることなく、そこに安住するであろう。」

1073 「あまねく見る方よ。もしもかれがそこから退きあともどりしないで多年そこにとどまるならば、かれはそこで解脱して、清涼となるのでしょうか? またそのような人の識別作用(あとまで)存在するのでしょうか?」

1074 師が答えた、「ウバシーヴァよ。たとえば強風に吹き飛ばされた火炎は滅びてしまって(火としては)数えられないように、そのように聖者は名称と身体から解脱して滅びてしまって、(生存するものとしては)数えられないのである。」

1075 「滅びてしまったその人は存在しないのでしょうか? 或いはまた常住であって、そこなわれないのでしょうか? 聖者さま。どうかそれをわたくしに説明してください。あなたはこの理法をあるがままに知っておられるからです。」

1076 師は答えた、
「ウバシーヴァよ。滅びてしまった者には、それを測る基準が存在しない。かれを、ああだ、こうだと論ずるよすがが、かれには存在しない。あらゆることがらがすっかり絶やされたとき、あらゆる論議の道はすっかり絶えてしまったのである。」


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■□■<8、学生ナンダの質問>■□■
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1077 ナンダさんがたずねた、
「世間には諸々の聖者がいる、と世人は語る。それはどうしてですか? 世人は知識をもっている人を聖者と呼ぶのですか? あるいは[簡素な]生活を送る人を聖者と呼ぶのですか?」

1078 (ブッダが答えた)、
「ナンダよ。世のなかで、真理に達した人たちは、(哲学的)見解によっても、伝承の学問によっても、知識によっても聖者とは言わない。(煩悩の魔)軍を撃破して、苦悩なく、望むことなく行う人々、──かれらこそ聖者である、とわたしは言う。」

1079 ナンダさんがいった、
「おおよそこれらの<道の人>・バラモンたちは、(哲学的)見解によって、また伝承の学問によっても、清浄になれるとも言います。先生! かれらはそれにもとずいてみずから制して修行しているのですが、はたして生と老衰とを乗り越えたのでしょうか? ・・・・」

1080 師(ブッダ)は答えた、
「ナンダよ。これらの<道の人>・バラモンたちはすべて。(哲学的)見解によって清浄になり、また伝承の学問によっても清浄になると説く。戒律や誓いを守ることによっても清浄になると説く。(そのほか)種々のしかたで清浄になるとも説く。たといかれらがそれらにもとづいてみずから制して行っていても、生と老衰とを乗り越えたのではない、とわたしは言う。」

1081 ナンダさんがいった、
「およそこれらの<道の人>・バラモンたちは、見解によって、また伝承の学問によっても清浄になれると言います。戒律や誓いを守ることによっても清浄になれると言います。(そのほか)種々のしかたで清浄になれるとも言います。聖者さま。もしあなたが『かれらは未だ煩悩の激流を乗り越えていない』と言われるのでしたら、では神々と人間の世界のうちで生と老衰を乗り越えた人は誰なのですか? 親愛なる先生! あなたにおたずねします。それをわたくしに説いてください。」

1082 師(ブッダ)は答えた、
「ナンダよ。わたしは『すべての道の人・バラモンたちが生と老衰とに覆われている』と説くのではない。この世において見解や伝承の学問や戒律や誓いをすっかり捨て、また種々のしかたをもすっかり捨てて、妄執をよく究め明かして、心に汚れのない人々──かれらは実に『煩悩の激流を乗り越えた人々である』と、わたしは説くのである。」

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■□■<9、学生ヘ−マカの質問>■□■
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1084 ヘーマカさんがたずねた、
「かってゴータマ(ブッダ)の教えよりも以前に昔の人々が『以前にはこうだった』『未来はこうなるであろう』といってわたしに説き明かしたことは、すべて伝え聞くにすぎません。それはすべて思索の紛糺(ふんきゅう)を増すのみ。わたしはかれらの説を喜びませんでした。

1085 聖者さま。あなたは、妄執を減しつくす法をわたくしにお説きください。それを知って、よく気をつけて行い、世間の執著を乗り越えましょう。」

1086 (ブッダが答えた)、「ヘーマカよ。この世において見たり聞いたり考えたり識別した快美な事物に対する欲望や貪りを除き去ることが、不滅のニルヴァーナの境地である。

1087 このことをよく知って、よく気をつけ、現世において全く煩いを離れた人々は、常に安らぎに帰している。世間の執著を乗り越えているのである」と。


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■□■<10、学生トーデイヤの質問>■□■
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1088 トーデイヤさんがたずねた、
「諸々の欲望のとどまることなく、もはや妄執が存在せず、諸々の疑惑を超えた人、──かれらはどのような解脱をもとめたらよいのですか?」

1089 師(ブッダ)は答えた、
トーデイヤよ。諸々の欲望のとどまることなく、もはや妄執が存在せず、諸々の疑惑を超えた人、──かれには別に解脱は存在しない。」

1090 「かれは願いのない人なのでしょうか?  あるいは何かを希望しているのでしょうか? かれは智慧があるのでしょうか? あるいは智慧を得ようとはからいをする人なのでしょうか?  シャカ族の方よ。かれは聖者であることをわたくしが知り得るように、そのことをわたくしに説明してください。あまねく見る方よ。」

1091 [師いわく]、「かれは願いのない人である。かれはなにものをも希望していない。かれは智慧のある人であるが、しかし智慧を得ようとはからいをする人ではない。トーデイヤよ。聖者はこのような人であると知れ。かれは何も所有せず、欲望の生存に執著していない。」

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■□■<11、学生カッパの質問>■□■
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1092 カッパさんがたずねた、
「極めて恐ろしい激流が到来したときに一面の水浸しのうちにある人々、老衰と死とに圧倒されている人々のために、洲(避難所、よりどころ)を説いてください。あなたは、この(苦しみ)がまたと起こらないような洲(避難所)をわたしに示してください。親しい方よ。」

1093 師(ブッダ)は答えた、「カッパよ。極めて恐ろしい激流が到来したときに一面の水浸しのうちにある人々、老衰と死とに圧倒されている人々のたの洲(避難所)を、わたしは、そなたに説くであろう。

1094 いかなる所有もなく、執著して取ることがないこと、──これが洲(避難所)にほかならない。それをニルヴァーナと呼ぶ。それは老衰と死との消滅である。

1095 このことをよく知って、よく気をつけ、現世において全く煩いを離れた人々は、悪魔に伏せられない。かれらは悪魔の従者とはならない。」

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■□■<12、学生ジャトゥカンニンの質問>■□■
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1096 ジャトゥカンニンさんがたずねた、
「わたくしは、勇士であって、欲望をもとめない人がいると聞いて、激流を乗り越えた人(ブッダ)に<欲のないこと>をおたずねしようとして、ここに来ました。安らぎの境地を説いてください。生まれつき眼のある方よ。先生! それを、あるがままに、わたくしに説いてしださい。

1097 師(ブッダ)は諸々の欲望を制してふるまわれます。譬えば、光輝ある太陽が光輝によって大地にうち克つようなものです。智慧ゆたかな方よ。智慧の少いわたくしに理法を説いてください。それをわたしは知りたいのです、──この世において生と老衰とを捨て去ることを。」

1098 師(ブッダ)は答えた、
「ジャトゥカンニンよ。諸々の欲望に対する貪りを制せよ。──出離を安穏であると見て。取り上げるべきものも、捨て去るべきものも、なにものも、そなたに存在してはならない。

1099 過去にあったもの(煩悩)を涸渇せしめよ。未来にはそなたに何ものもないようにせよ。中間においても、そなたが何ものにも執著しないならば、そなたはやすらかにふるまう人となるであろう。

1100 バラモンよ。名称と形態とに対する貪りを全く離れた人には、諸々の煩悩は存在しない。だから、かれは死に支配されるおそれがない。」

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■□■<13、学生バドラーヴダの質問>■□■
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1101 バドラーヴダさんがたずねた、
「執著の住所をすて、妄執を断ち、悩み動揺することがなく、歓喜をすて、激流を乗り越え、すでに解脱し、はからいをすてた賢明な(あなた)に切にお願いします。

1102 健き人よ。あなたのおことばを聞こうと希望して、多数の人々が諸地方から集まってきましたが、竜(ブッダ)のおことばを聞いて、人々はここから立ち去るでしょう。かれらのために善く説明してやってください。あなたはこの理法をあるがままに知っておられるのですから。」

1103 師(ブッダ)は答えた、
「バドラーヴダよ。上にも下にも横にでも中間にでも、執著する妄執をすっかり除き去れ。世の中の何ものに執著しても、それによって悪魔が人につきまとうに至る。

1104 それ故に、修行者は明らかに知って、よく気をつけ、全世界においてなにものおも執してはならない。──死の領域に愛著を感じているこの人々を<取る執著ある人々>であると観て。」

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■□■<14、学生ウダヤの質問>■□■
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1105 ウダヤさんがたずねた、
「瞑想に入って坐し、塵垢を離れ、為すべきことを為しおえ、煩悩の汚れなく、一切の事物の彼岸に達せられた(師)におたずねするために、ここに来ました。無明を破ること、正しい理解による解脱、を説いてください。」

1106 師(ブッダ)は答えた、
「ウダヤよ。愛欲と憂いとの両者を捨て去ること、沈んだ気持ちを除くこと、悔恨をやめること、

1107 平静な心がまえと念いの清らかさ、──それは真理に関する思索にもとづいて起るものであるが、──これが、無明を破ること、正しい理解による解脱、であると、わたしは説く。」

1108 「世人は何によって束縛されているのですか? 世人をあれこれ行動させるものは何ですか?何を断ずることによって安らぎ(ニルヴァーナ)があると言われるのですか?」

1109 「世人は歓喜に束縛されている。思わくが世人をあれこれ行動させるものである。妄執を断ずることによって安らぎがあると言われる。」

1110 「どのように気をつけて行っている人の識別作用が、止滅するのですか? それを先生におたずねするためにわたくしはやってきたのです。あなたのそのおことばをお聞きしたいのです。」

1111 「内面的にも外面的にも感覚的感受を喜ばない人、このようによく気をつけて行っている人、の識別作用が止滅するのである。」


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■□■<15、学生ポーサーラの質問>■□■
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1112 ポーサーラさんがたずねた、
「過去のことがらを説示し、悩み動揺することなく、疑惑を断ち、一切の事物を究めつくした(師)におたずねするために、ここに来ました。

1113 「物質的なかたちの想いを離れ、身体をすっかり捨て去り、内にも外にも『なにものにも存在しない』と観ずる人の智を、わたしはおたずねするのです。シャカ族の方よ。そのような人はさらにどのように導かれねばなりませんか?」

1114 師(ブッダ)は答えた、
「ポーサーラよ。すべての<識別作用の住するありさま>を知りつくした全き人(如来)は、かれの存在するありさまを知っている。すなわち、かれは解脱していて、そこをよりどころとしていると知る。

1115 無所有の成立するもとを知って、すなわち『歓喜は束縛である』ということを知って、それをこのとうりであると知って、それから(出て)それについてしずかに観ずる。安立したそのバラモンは、この<ありさまに知る智>が存する。」


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■□■<16、学生モーガラージャの質問>■□■
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1116 モーガラージャさんがたずねた、
「わたくしはかってシャカ族の方に二度おたずねしましたが、眼ある方(釈尊)はわたくしに説明してくださいませんでした。しかし『神仙(釈尊)は第三回目には説明してくださる』と、わたくしは聞いております。 1117 この世の人々も、かの世の人々も、神々と、梵天の世界の者どもも、誉れあるあなたゴータマ(ブッダ)の見解を知ってはいません。

1118 このように絶妙な見者におたずねしょうとしてここに来ました。どのように世間を観察する人を、死王は見ることがないのですか?」

1119 (ブッダが答えた)、
「つねによく気をつけ、自我に固執する見解をうち破って、世界が空なりと観ぜよ。そうすれば死を乗り越えることができるであろう。このように世界を観ずる人を、<死の王>は、見ることがない。」

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■□■<17、学生ビンギヤの質問>■□■
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1120 ビンギヤさんがたずねた、
「わたくしは年をとったし、力もなく、容貌も衰えています。眼もはっきりしませんし、耳もよく聞こえません。わたくしが迷ったままで途中で死ぬことのないようにしてください。どうしたらこの世において生と老衰とを捨て去ることができるのですか、そのことわりを説いてください。それをわたくしは知りたいのです。」

1121 師(ブッダ)は答えた、
「ビンギヤよ。物質的な形態があるが故に、人々が害われるのを見るし、物質的な形態があるが故に、怠る人々は(病などに)悩まされる。ビンギヤよ。それ故に、そなたは怠ることなく、物質的形態を捨てて、再び生存状態にもどらないようにせよ。」

1122 「四方と四維と上と下と、これらの十方の世界において、あなたに見られず聞かれず考えられずまた識られないものもありません。どうか理法を説いてください。それをわたくしは知りたいのです、──どうしたらこの世において生と老衰とを捨て去ることを。」

1123 師は答えた、
「ビンギヤよ。ひとびとは妄執に陥って苦悩を生じ、老いに襲われているのを、そなたは見ているのだから、それ故に、ビンギヤよ、そなたは怠ることなくはげみ、妄執を捨てて、再び迷いの生存にもどらないようにせよ。」

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■□■<18、一六学生の質問の結語>■□■
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 師(ブッダ)は、マガダ国のパーサーカ霊地にとどまっておられたとき、以上のことを説かれ、(バーヴァリの)門弟である一六人のバラモンに請われ問われる度ごとに、質問に対して解答をのべた。もしもこれらの質問の一つ一つの意義をしり、理法を知り、理法にしたがって実践したならば、老衰と死との彼岸に達するであろう。これらの教えは彼岸に達せしめるものであるから、それ故にこの法門は「彼岸にいたる道」と名づけられている。

1124 アジタと、ティッサ・メッテイヤと、プンナカと、メッタグーと、ドータカと、ウバシーヴァと、またヘーマカと、

1125 トーデーヤとカッパとの両人と、賢者なるジャトゥカンニンと、バドラーヴダと、ウダヤと、ポーサーラ・バラモンと、聡明なモーガラージャと、偉大な仙人であるピンギヤと、──

1126 これらの人々は行いの完成した仙人である目ざめた人(ブッダ)のもとにやってきて、みごとな質問を発して、ブッダなる最高の人に近づいた。

1127 かれらが質問を発したのに応じて、目ざめた人はあるがままに解答された。聖者は、諸々の質問に対して解答することによって、諸々のバラモンを満足させた。

1128 かれらは、太陽の裔である目ざめた人・眼ある者(ブッダ)に満足して、優れた智慧ある人(目ざめた人)のもとで清らかな行いを修めた。

1129 一つ一つの質問に対して<目ざめた人>が説かれたように、そのように実践する人は、此岸から彼岸におもむくことであろう。

1130 最上の道を修める人は、此岸から彼岸におもむくであろう。それは彼岸に至るための道である。それ故に<彼岸にいたる道>と名づけられる。

1131 ピンギヤさんは(バーヴァリのもとに帰って、復命して)いった、
「<彼岸に至る道>をわたくしは読誦しましょう。無垢で叡智ゆたかな人(ブッダ)は、みずから観じたとおりに説かれました。無欲で煩悩の叢林のない立派な方は、どうして虚妄を語られるでしょうか。

1132 垢と迷いを捨て去って、高慢と隠し立てとを捨てている(ブッダ)の、讃嘆を表わすことばを、さあ、わたくしは誉めたたえることにしましょう。

1133 バラモンよ。暗黒を払う<目ざめた人>(ブッダ)、あまねく見る人、世間の究極に達した人、一切の迷いの生存を超えた人、汚れのない人、一切の苦しみを捨てた人、──かれは真に<目ざめた人>(ブッダ)と呼ばれるにふさわしい人でありますが、わたくしはかれに近侍しました。

1134 たとえば鳥が疎な林を捨てて果実豊かな林に住みつくように、そのようにわたくしもまた見ることの少い人々を捨てて、白鳥のように大海に到達しました。

1135 かつてゴータマ(ブッダ)の教えよりも以前に昔の人々が『以前にはこうだった』『未来にはこうなるであろう』といってわたくしに説き明かしたことは、すべて伝え聞きにすぎません。それはすべて思索の紛糺を増すのみ。

1136 かれは独り煩悩の暗黒を払って坐し、高貴で、光明を放っています。ゴータマは智慧ゆたかな人です。ゴータマは叡智ゆたかな人です。

1137 即時に効果の見られる、時を要しない法、すなわち煩悩なき<妄執の消滅>、をわたくしに説示しました。かれに比すべき人はどこにも存在しません。」

1138 (バーヴァリがいった)、「ピンギヤよ。そなたはね智慧ゆたかなゴータマ、叡智ゆたかなかのゴータマのもとから、瞬時でも離れて住むことができるのか?

1139 かれはまのあたり即時に実現され、時を要しない法、すなわち煩悩なき<妄執の消滅>、をそなたに説示した。かれに比すべき人はどこにも存在しない。」

1140 (ピンギヤがいった)、「バラモンさま。わたくしは、智慧ゆたかなゴータマ、叡智ゆたかなかのゴータマのもとから、瞬時でも離れて住むことができません。

1141 まのあたり即時に実現される、時を要しない法、すなわち煩悩なき<妄執の消滅>、をわたくしに説示されました。かれに比すべき人はどこにも存在しません。

1142 バラモンさま。 わたくしは怠ることなく、昼夜に、心の眼を以てかれを見ています。かれを礼拝しながら夜を過ごしています。ですから、わたくしはかれから離れて住んでいるのではないと思います。

1143 信仰と、喜びと、意と、念いとが、わたくしを、ゴータマの教えから離れさせません。どちらの方角でも、智慧豊かな方のおもむかれる方角に、わたくしは傾くのです。

1144 わたくしは、もう老いて、気力も衰えました。ですから、わが身はかしこにおもむくことはできません。しかし想いを馳せて常におもむくのです。バラモンさま。わたくしの心は、かれと結びついているのです。

1145 わたくしは汚泥の中に臥してもがきながら、洲から洲へと漂いました。そうしてついに、激流を乗り超えた、汚れのない<完全にさとった人>(正覚者)にお会いしたのです。」

1146 (師ブッダが現れていった)、「ヴァッカリやバドラーヴダやアーラヴィ・ゴータマが信仰を捨て去ったように、そのように汝もまた信仰を捨て去れ。そなたは死の領域の彼岸にいたるであろう。ピンギヤよ。」

1147 (ピンギヤはいった)、「わたくしは聖者のことばを聞いて、ますます心が澄む(=信ずる)ようになりました。さとった人は、煩悩の覆いを開き、心の荒みなく、明察のあられる方です。

1148 神々に関してもよく熟知して、あれこれ一切のことがらを知っておられます。師は、疑いをいだきまた言を立てる人々の質問を解決されます。

1149 どこにも譬うべきものなく、奪い去られず、動揺することのない境地に、わたくしは確かにおもむくことでしょう。このことについて、わたくしには疑惑がありません。わたくしの心がこのように確信して了解していることを、お認めください。」



<彼岸に至る道>の章おわる

八回にわたって誦える分量ある聖典のスッタニパータ終る。
http://homepage3.nifty.com/hosai/dammapada-01/suttanipata-all-text.htm
http://www.asyura2.com/09/reki02/msg/736.html

コメント [マスコミ・電通批評13] フジTVは今年も「大逆風」か? 「嫌いな局」投票で断トツ1位に (J-CASTニュース)  赤かぶ
01. 2013年1月20日 20:59:43 : 5zyHzNaOrA
NHKで頼まれもしないのに韓国ドラマなんて堂々と続けるのは
NHKに金が余っている証拠である。
コメント [政治・選挙・NHK142] 小沢一郎の政策 = 「憲法9条は改正しろ」 「天皇は日本の元首だ」 「日本は国連指示の戦争(国連憲章42条)に参加せよ」 真相の道
06. JohnMung 2013年1月20日 21:00:27 : SfgJT2I6DyMEc : mroDvzkVpw

 「真相の道」=Vakaは、古ネタ・ガセネタに憶測・妄想織り交ぜて、小沢一郎氏を貶めることを自己目的するネガキャンに必死となっています!
 「真相の道」=Vakaのやっていることは、国民・有権者に対する攪乱分断工作であり、わが国の政情と国際関係に照らせば、国民の敵・売国奴としての所業である。


 

コメント [政治・選挙・NHK142] 竹中平蔵氏の米国への巨大利益供与疑惑とは何か (植草一秀の『知られざる真実』)  笑坊
32. 2013年1月20日 21:02:20 : JAkyjGyLnM
>31 早速軽蔑コメント新自由主義、市場原理主義者側の工作員のクズ野労
図星かよお前なんかに意見を求めてない。

コメント [経世済民79] 国民のみなさん、ここで儲けるしかない 株価はどんどん上がるぞ 安倍バブルでGO!  赤かぶ
01. 2013年1月20日 21:02:48 : E3i38K0G5w
50兆円分のアメ債を買わされ、円安にふれているだけで、株価も線香花火みたいなもの。調子乗って、提灯買いをすれば、プロの餌食になるだけ。大きな怪我をしたくなければ、競馬、パチンコで我慢しといた方がいい。毎日神経擦り減らすのが趣味ならべつだが。
コメント [原発・フッ素29] 東京の汚染度 (のんきに介護) 運否天賦
17. 2013年1月20日 21:04:02 : 7QNEsHlAaY
>>14
専門家でも国でも対応できる範囲を逸脱してるんだよ、
一千万を超える人の移動とかどんな無理げー。

まあ、菅を下ろした時点で国会議員が一致団結して、
自体の放置と隠蔽を決めたと受け止めてもそんなに間違いじゃないだろうな。

コメント [政治・選挙・NHK142] 今度の選挙は無効です。ここまで全国で不正が行われていたとは知らなかった 愛国日本
63. 2013年1月20日 21:06:30 : AET2BZHL1g
60 明治よりも、敗戦によってアメリカの意向で権力中枢に在日朝鮮人や部落が
大挙して送り込まれたのが現在の危機の原因なのと違いませんでしょうか。
在日朝鮮人が巨大な政治勢力になってしまった以上、排除するか取り込むか、
排除が困難なら取り込むしかないですよ。

そのためには飼い主がアメリカではなく一般国民だと分からせる。
真面目にやれば誉めるし、不正を働けば戒める。
選挙が怪しければ騒ぐ。少しでもいかがわしければ騒ぐ。

小沢の不正なんて国会議員みなやってたレベルで、
自民清和会がどれだけ国を壊して
アメリカに貢いできたか忘れたらいけません。
安倍ちゃんの次はシンジロウかハシシタでしょう。
ズブズブCSISの清和会の笹川良一残党じゃあないですか。
同じ在日朝鮮人でも経世会残党の小沢のほうに義はあるようですけどね。

コメント [政治・選挙・NHK142] 小沢一郎の政策 = 「憲法9条は改正しろ」 「天皇は日本の元首だ」 「日本は国連指示の戦争(国連憲章42条)に参加せよ」 真相の道
07. JohnMung 2013年1月20日 21:07:16 : SfgJT2I6DyMEc : mroDvzkVpw

 「真相の道」=Vakaは、安倍自公政権のもっと問われるべき政治課題はそっちのけにして、「真相の道」=Vakaが次から次にスレを立てて、性懲りもなく小沢一郎氏と同志達へネガキャンをやっている。

 「真相の道」=Vakaは、権力・日米既得権益亡者(シロアリ)の犬として、2月訪米前にして、安倍自公政権+CIA等ダメリカなどから、鞭を当てられているようだ。
 ということであれば、「真相の道」=Vakaなどネトウヨどもが、触れられたくない情報を露出させることと、安倍自公政権が先の総選挙でも選挙公約ずらし・公約破りを進めていること、そして、目玉として進めている金融財政・産業経済再生策の疑念・限界等をどんどん問題にすることも急がれる。

 まず、安倍晋三に対する疑念は、いろいろあるが、特に、文鮮明の統一協会壺売り、相続税脱税などの疑惑、及び山口組の金庫番との関係は特筆すべきである。
 結論的に言えば、こういう方が総裁である自民党と股座膏薬の公明党に、国政を託することに拭い切れない危惧を抱いていたが、日が経つにつれ増大するばかりである。

 安倍晋三とくれば、下記のスレ中の写真。みなさんはどういう関係の方々だと思われますか?

「安倍晋三氏と朝鮮が繋がっている数々の証拠!大手マスコミが触れない安倍自民党総裁の秘密!(正しい情報探すブログ)」
 http://www.asyura2.com/12/senkyo137/msg/490.html
 投稿者 マジメウサギ 日時 2012 年 10 月 21 日 00:42:19: LiTIAH.ExHmqw

 まずは、永本壹柱(山口組の金庫番)から統一協会壺売り安部晋三様へのエールを替え歌でみておきしょう。
 「あなた(安倍様)に♪とって私♪(永本) ただの通りすがり♪
 ちょっと♪ふり向いてみただけの♪ 異邦人♪」(「異邦人」ー久保田早紀ー)でしょうか?

 議員会館内で、この写真のお三方は、誰が見ても、見ず知らずの関係とは思わないでしょう。あなたは、「見ず知らずの関係」であると思われますか?
 安倍晋三は当時、元首相だが、たとえ街角や商店街などで支持者たちが寄ってきても、SPなどが間に入って、これほどの写真を撮ることは無理だったでしょう。

 ”安倍晋三氏 逮捕された「山口組の金庫番」と一緒の写真発覚”
 http://www.excite.co.jp/News/society_g/20121015/Postseven_149154.html?_p=2

 この写真から、安倍晋三はどうも、韓国・朝鮮系や893の方々とご昵懇のようで、かつ背後にUSAの機関が絡んでいるように思えてならないのです。

 もう一つ、次のスレもぜひご覧下さい。

「北朝鮮は安倍自民党の支持母体」
 http://www.asyura2.com/12/senkyo140/msg/549.html
 投稿者 神様 日時 2012 年 12 月 07 日 19:59:50: .SgApArfvR98Y

 まあまあ、お爺ちゃんといい、お孫ちゃんといい、このご家系は、北朝鮮とご昵懇でございますな!

 政治家個々人が外国の方々と親しいこと自体だけでどうこういうつもりはないが、岸〜安倍と続く上記の関係はどうみても一般的な交友関係とはみえません。
 まして、小沢氏と同志達のことでは直接的でないことも含めて、なんでもかんでも、ネガキャンの対象にする「真相の道」=Vakaはじめネトウヨどもが、上記の安部晋三のことを取り上げないのはおかしいと思いませんか

コメント [政治・選挙・NHK142] 生活の党は復活できるか? (かっちの言い分)  笑坊
06. 土浦市民T 2013年1月20日 21:08:12 : tiqo5RlV5ht9I : TKJKeahKkI
(投稿)・・・残っているのは社民党、みどりの風があるが、協力をしないよりはましという感じであるが。・・・

●投稿に同感、生活の党の復活は民主党の再生と一緒になるような気がする。
 とにかく、民意は自民対非自民であろう。非自民が結集するには、民主党が消費増税を撤回し、その中心にならなければ無理と思われる。

民主党が再生するチャンスは、参議院選前か後であろう。私は参議院選に惨敗した後とみる。そのときは、生活の党は、その受け皿として参議院選をしっかり戦うべきだと思う。

とりあえず、協力できるところとは協力し、今から頑張るしかない。ネットの支持で分かるように、政策はしっかりしているのだから自信をもって今から頑張ってほしい。


コメント [政治・選挙・NHK131] <東電OL事件と反原発親子><週刊誌ネタにおとしめる><東電首脳部は知っている> 本澤二郎の「日本の風景」 五月晴郎
24. 2013年1月20日 21:08:51 : OcNPYf5gtI

1997年
 2月プルサーマル計画閣議了解
→3月東電OL殺害事件
→4月地熱発電の促進を補助の対象から除外。

1997 年当時、通産省内で地熱発電推進派と原発推進派の戦いがあった。そんな中で
東電OL殺人事件があり、つまり、地熱発電推進派が敗北を喫したのである。原発 依存
を深めるか、もしくは原発依存から脱却するか。結果として原発依存を深めることになり、
2011年3月11日、福島第一原発事故が起こったのである。…
http://hatajinan.blog61.fc2.com/blog-category-60.html

実は、1997年3月11日にも原発事故があった

■日本の原子力史上、最悪の事故
1997年3月11日、茨城県東海村にある動燃再処理工場で爆発事故が発生した。
敷地の外にまでプルトニウムなど長寿命の放射能を含めて放出された可能性が高く、
その種類、量を正確に把握できないという深刻な事態になってしまった。 …
http://velvetmorning.asablo.jp/blog/2011/04/05/5775639

日本で地熱発電が約10年間まったく忘れ去られてしまったわけ
1997年の新エネ法による地熱発電はずし。
http://uni.2ch.net/test/read.cgi/newsplus/1358585778/100n-

1997年12月1日 - 地球温暖化防止京都会議開幕。11日、京都議定書が採択される。
会議が行われた国立京都国際会館の理事長(2010年-現在)は偶然にも稲盛和夫。

1995年は、第二次世界大戦終戦50年(半世紀)にあたる。 阪神・淡路大震災や地下鉄サリン
事件などが発生し、日本の安全保障、危機管理に大きな影響を与えた年でもある。
→12月8日 - 高速増殖原型炉「もんじゅ」のナトリウム漏洩事故が発生。

コメント [政治・選挙・NHK142] 小数点以下の得票があるから不正選挙だ!!2 不正選挙と言ってる連中は算数もできない。 アカラサーマ
13. 2013年1月20日 21:09:51 : kde0hTvAfw
チーム世耕の工作員がこの種の投稿になるとウジャウジャ涌いて来る。
電通も統一教会も火消しに必死。売国奴ども!
コメント [Ψ空耳の丘Ψ61] 天皇は朝鮮人!?それでもいいけど古代朝鮮は倭人が建国したんだよね。 会員番号4153番
23. 2013年1月20日 21:10:15 : ZXaCg6UOQc
>>19
> 要するに日本の支配階級が朝鮮人だったというだけの事。

そうそう。清和源氏辺りから、天皇家も朝鮮半島から渡って来た侵略者に乗っ取られている。

これは、厳密には、宇宙から転生して来た者が、朝鮮人になって侵略して来た様です。
今の政界が、レプ系 VS アンドロメダ系 在日宇宙人&在日朝鮮人になっているのと同じです。

別スレで、紹介しましたが、アンドロメダの特使と云う、プレアデス人中山康直氏の宇宙食堂での
講演動画を観て、パターンが同じなんだと思いました。

前々から、芸能人・政界財界人に、在日朝鮮人がやたら多いのを怪訝に思っていたのですが
彼の講演で納得しました。


ツイ仲間の女性に、プレアデス星系のタイゲタ出身女性(シンガーソングライター)がいるのですが。。。
ツイ仲間たちに、飼っている猫に 有難う!を云ったら、枯れていた涙が出る様になった!有難うと云って来た時、
   猫と その女性の悲しみを、タイゲタの家族が分かち合い泣いていた。
   それを観ていた、タイゲタの長老が歓喜してた。

え?って思い、私の霊感が変なのかと、疑った。

しかし、後日、本人の解説と、プレアデス人中山氏の講演から、私の霊感は正しかった事を理解した。


アンドロメダ評議会系在日宇宙人は、全員、リモコンされてて、魔・闇・ストレスを学ぶグループが
存在するそうだ。


因みに、猫は、シリウスCから、犬は、シリウスDから転生しているので、特別な犬や猫が存在する。

龍雲

コメント [経世済民79] 安倍の円安介入に世界が反撃 SukiyakiSong
04. 2013年1月20日 21:10:22 : mKNWMTNf9g
安倍君って円安発言しましたっけ?
逆に甘利経産相が急激な円安は良くないって円安抑制発言をし、1日だけ円高になったけど、また、円安になりましたよね。

マーケットが判断した流れは簡単には止められないことは皆が知っていること。

円発行国の日本による円買い介入はありえないし、日本によるドル売り介入は米国債を売ることに繋がるので絶対に認められない。

日本に円安を止めろって言うなら、世界中の中央銀行がドル売りするか円買いの協調介入するしかないんで、日本にだけ言ってもだめなことは金融のプロならわかってるはず。

リーマンショックのときにドルの流通不足で大混乱したからドル売り介入はできなずマーケットの流れが変わるまでこのままでしょ。

マーケットのことはマーケットに聞けが鉄則だから、何でこういう発言が出るのかの真意は別にあるんじゃないかな。
多分、こう言う発言で相場に影響を与えて為替で儲けてるんじゃないかな。

コメント [政治・選挙・NHK142] 小野寺防衛大臣の『国賊』発言こそ許すべきでない  孫崎 享  赤かぶ
75. 2013年1月20日 21:11:10 : cB9qfk6wfs
孫崎享氏が「朝まで生テレビ」の中で、「日本は無理やりの話でやっている。もともと中国のものなんです。国際裁判に行っても日本のものになりません」という話をしている。

孫崎享は、尖閣に関して、1895年の後が日本の実効支配で、近年になって、中国政府はしきりに日本の実効支配はたったの100年、中国はすでに600年も実効支配していると書いているんです。何の証拠も示さず、ただ中国側の主張をなぞっている。

狂っているとしかいいようがない。

中国は1970年に初めて尖閣が中国のものだと言った。しかし、棚上げすると言ったわけです。勝手に言って、勝手に棚上げすると言ったのであっで、日本は棚上げに同意もしていません。日本のものであると言ってずっと実効支配してきたわけです。最近になって中国が実力で奪いにきています。それをなんとか実効支配を保とうとしています。

それで領土問題があると日本が認めたりしたら、五分五分のところまで後退してしまいます。



コメント [原発・フッ素29] 東電、賠償応じず シイタケ種箘メーカー苦境(東京新聞:特報) みょん
05. 2013年1月20日 21:11:24 : FfzzRIbxkp
日本からの食品を輸入制限している国がありますが、そのために売り上げが落ちている業者への補償がどうなっているのかは、知りたいですね。

ぽんぽこさんの記事を読みました。
何点か気になる部分がありました。

ロナルド・レーガンの乗務員が原発事故の救援については何の訓練も受けていなかった。キレート療法が行われていない。ヨウ素剤も乗務員全員に行き渡っていない。別途1億ドルの医療基金でハワイに医療施設を立ち上げるなど。

==========
米兵が原発事故の救援について何の訓練も受けていないとなると、
日本の自衛隊は、どうなのかとか。事故対応した自衛隊はヨウ素剤摂取したのだろうかとか、消防隊はどうかとか。あれこれ。

日本の原発政策、 お粗末すぎませんか?
 

コメント [政治・選挙・NHK142] この狂気じみた暴論ー体育コースの入試中止宣言。(日々雑感)  赤かぶ
12. 2013年1月20日 21:13:09 : sdW8CCOGTQ
kingo999

攻撃は最大の防御 by ハシシタ  体罰事件の責任が来ないように必死に攻撃しています。

コメント [原発・フッ素29] 東電、賠償応じず シイタケ種箘メーカー苦境(東京新聞:特報) みょん
06. 2013年1月20日 21:13:20 : 8tFWC3ExoM
>>04

だね。
つまり、放射能を全国に拡散しろという東電の言いぐさだな。

コメント [戦争b10] 訓練豊富自衛隊 中国軍との差は開いても縮まらずと田母神氏 (NEWS ポストセブン)  赤かぶ
42. 2013年1月20日 21:16:03 : FZ9zA2FrvY
中国海軍、インド、インドネシアそれぞれの海軍と共同訓練合意。
これで周辺国による中国包囲網計画は画餅に帰した。
ただの妄想、訪米の際に馬前の卒としての手土産も潰えた。

中国は別に日本を占領する考えはない。
成し遂げたいことは尖閣共同支配であり共同の資源開発だから。

コメント [政治・選挙・NHK142] 小沢一郎の政策 = 「憲法9条は改正しろ」 「天皇は日本の元首だ」 「日本は国連指示の戦争(国連憲章42条)に参加せよ」 真相の道
08. JohnMung 2013年1月20日 21:16:06 : SfgJT2I6DyMEc : mroDvzkVpw

 「真相の道」=Vaka=権力・日米既得権益亡者(シロアリ)の犬=大多数の国民の敵・売国奴よ
 安倍自公政権の「竹島の日の国の日指定ずらし」はどうするのだ?
 安倍自公政権が竹島の国際司法裁判所提訴を逡巡しているざまをほったらかすのか?

 好い機会だから、安倍晋三自公政権のことを気に掛けているバカメディアやネトウヨ・バカウヨどもへ、訪米時期を延ばされた挙げ句、2月に実施される訪米第一次試験での傾向と対策については、安倍ちゃんは、下記の通り、ばっちり立てているそうだから、確認しておきな。

 朴女史の大統領就任日前に、「竹島の日」を国の日に指定すると、後が怖いので、しばらく様子を見ます。
 「自民党政権が韓国と締結した日韓漁業協定の暫定水域は竹島を「韓国領」とした場合よりも大幅に日本側に食い込んでいた」
 http://gaikoanzenhosyo.blog4.fc2.com/blog-entry-610.html

 尖閣ではすでに、戦争お宅の茂ちゃんと、びびり実績があるので、前例に倣うようにいたします。
 「安倍氏と石破氏 過去に尖閣めぐり中国に弱腰外交の経験あり」
 http://www.news-postseven.com/archives/20121214_159120.html
 「安倍晋三氏 2004年の中国人尖閣上陸事件で長時間の上陸許す」
 http://www.news-postseven.com/archives/20120914_142610.html
 「対中外交 強気な安倍氏も本気で構えたら大変との指摘出る」
 http://www.news-postseven.com/archives/20121001_146532.html
 佐藤優「自民党時代に結んだ奇妙な協定で尖閣周辺の中国漁船を取り締まれなくなった」
 http://blogos.com/article/46928/
「安倍ちゃん! 都合の悪いことは報道規制ですか? 中国漁船の船長ら、日本側が釈放−新華社」
 http://www.asyura2.com/12/senkyo142/msg/197.html

 靖国参拝は、韓国だけではなくて、中国からどやしつけられそうなので、行かなくて済むように、やりくり中です。
 「安倍晋三氏「この状況では靖国参拝表明はない」と安倍氏側近」
 http://www.news-postseven.com/archives/20121120_155817.html

 原発については、福島県連向けのようなことなど総選挙中のリップサービス・まやかしサービス等はなかったことにします。
「原発狂の自民党が、福島の人らに約束したこと!ど〜ん!」
 http://www.asyura2.com/12/genpatu29/msg/368.html
 投稿者 mainau 日時 2012 年 12 月 19 日 19:35:26: GgaPs4QXWLwO2

 近々、訪米しますが、何があっても、藪(ブッシュ)にキジ撃ちに寄らずに、小浜(オバマ)に直接行くようにします。

 オスプレイはじめ軍備増強費、原発関連投資、TPP(農業〜製造業、金融・保険〜医療・福祉、文化・地方自治等々)まで、USAと国際資本のご意向を伺って参ります。
 「尖閣問題 オスプレイ配備を目指した米国が焚きつけたとの説も」
 http://www.news-postseven.com/archives/20121014_148219.html

 ここだけの話ですが、国民のいのちと暮らしなんて、二の次、三の次、・・・どうとでもいいことというのが、安倍自公政権の本音です。弱者の味方の振りをしている股座膏薬の公明党は、「悪の自民党が悪いことを少しでも薄めるように、政権に入っているのです」といつも僕ちゃんは好い子ぶっているのです。自公政権は、消費税増税の前に、カルト教団も含めて税逃れに悪用されている宗教法人課税をしっかり進めてみろ。

 バカメディア対策は時々、官房機密費を使って、手土産に二段重ね菓子折付きで、高級料亭接待すれば、懐柔します。

 女性問題については、子鼠の引き起こした問題をもみ消した実績を持つ飯島某を、官邸入りさせているので、ご安心下さい。

 「真相の道」=Vakaはじめネトウヨどもは、上記で取り上げたことをなぜ追求しないのか? やってみろよ! アメポチ・売国奴にはできないだろうな!
 貴様ら、日本人か? 潜りではないか?

コメント [政治・選挙・NHK142] 生活の党は復活できるか? (かっちの言い分)  笑坊
07. 2013年1月20日 21:16:21 : YBIffTvCd2
「復活の党」に党名変更しろよ。
一人ぐらいはシャレで投票してくれる無党派層がいるかもしれんぞ。

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