http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130114-00000049-jij-soci
二つに分裂したきのこ雲写真=広島の小学校が保管
時事通信 1月14日(月)16時55分配信
←1945年8月6日に現在の広島市海田町から撮影されたと見られる原爆のきのこ雲の写真(広島市立本川小学校提供)
原爆のきのこ雲が上下二つに分かれた非常に珍しい写真が、広島市中区の本川小学校に保管されていたことが分かった。広島への原爆投下から20〜30分後に撮影されたとみられ、原爆の資料収集に尽力した故山崎与三郎さん(1889〜1976年)が53年に同校に寄贈した資料約1000点の中にあった。
広島平和記念資料館によると、広島の地上から撮影されたきのこ雲の写真は約20点しか見つかっていない。特にきのこ雲が分裂した写真は、広島県戦災史(88年)などの出版物に掲載があり存在自体は知られていたが、印画紙にプリントされたものが見つかるのは初めてという。
本川小によると、写真は台紙に貼られた状態で保管されていた。台紙の裏の山崎さんによる書き込みから、爆心地から東約10キロにある現在の海田町で撮影されたものとみられる。撮影者は分かっていない。
本川小は爆心地から最も近い学校で、被爆した旧校舎は現在平和資料館として活用されている。本川小は、今春に平和資料館で写真を展示する方向で準備を進めている。
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