![](http://livedoor.blogimg.jp/dqnplus/imgs/a/6/a61b0186.jpg)
ハイキング先としても人気のある兵庫県川西市の一庫(ひとくら)ダムで、水面を覆っていた外来雑種の水生シダ植物「アイオオアカウキクサ」(アカウキクサ科)が今夏、突然消えてなくなり、元の美しい景観を取り戻した。
大量発生した蛾(が)の幼虫にウキクサの葉が食べ尽くされたためで、幼虫もその後、自らの足場のウキクサをなくして水中に沈み、魚の餌食になったとみられる。ウキクサ駆除に頭を悩ませていた関係者の間では、予期せぬ“救世主”に
「自然の神秘を見た思い」と驚きの声が上がっている。
一庫ダムには約95万平方メートルの水面が広がり、周囲を山に囲まれた美しい景観を求めて
ハイキングなどに年間約30万人が訪れる。
ウキクサは昨年8月、ダムの約1キロ上流で初めて確認。緑の葉は瞬く間に増殖し、今年になって
水面の約2割を占拠した。兵庫、大阪両府県の8市町約60万人の飲料水に使われているだけに、
一庫ダム管理所には「水質に問題はないのか」などと心配する声が寄せられていた。
http://www.yomiuri.co.jp/eco/news/20121023-OYT1T00662.htm