茶番!自民党総裁選 大マスコミが騒ぐ小泉進次郎の支持表明 裏で糸引くのはやっぱりあの男
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2012/9/13 日刊ゲンダイ :「日々担々」資料ブログ
あす(14日)告示の自民党総裁選は、長老の“ペット”こと石原伸晃幹事長と軍事オタク・石破茂前政調会長の事実上の一騎打ちになりそうだ。新聞テレビが「勝敗のカギを握る」と注目しているのが小泉進次郎。人気者の進次郎がひとたび支持を表明すれば、地方の党員票がドッと流れ、総裁選の大本命に躍り出る――というわけだが、進次郎のバックには父親・純一郎の影も見え隠れするからうさんくさいのだ。
進次郎の支持取り付けに一番熱心なのは石破だ。今夜、わざわざ進次郎の地元・神奈川県横須賀市で集会を開き、党員に支持を訴える。
「石破さんが面識のある横須賀市の県議に『まず横須賀で政策を訴えたい』と頼み込んだようです。この県議は小泉純一郎の秘書を長年務め、進次郎からの信頼も厚い。石破さんは県議や横須賀市の党員を味方につけ、その上で進次郎も取り込もうというセコイ作戦なのでしょう」(神奈川県連関係者)
お腹を壊して政権をブン投げたくせに、再起を図ろうとしている安倍はもっとロコツだ。直接、父・純一郎にスリ寄っている。
「先月、消費増税に関する3党合意の破棄を谷垣総裁に直談判し、注目を集めた進次郎ですが、これは父・純一郎の命を受けてやったこと。重要な局面では進次郎は、まだまだ父親の言いなりです。これを分かっている安倍さんは密かに純一郎に会い、支持を頼んでいるようです。公約も憲法改正や日米同盟強化など、純一郎が喜ぶものを前面に出しています」(自民党関係者)
カギは、進次郎に指示を出す純一郎とみて、大マスコミも神経をとがらせている。純一郎はきょう午後、都内のホテルで経営者向けの講演を行うが、自民党担当の記者は「総裁選への踏み込んだ発言があるかも」と大挙して押し掛けるという。
小泉家に詳しい政治評論家の浅川博忠氏はこう言う。
「純一郎氏の意中の人は、おそらく石破さんでしょう。弱腰の党執行部の一員で長老が推す石原さんにはとても乗れないし、安倍さんの政権放り出しには純一郎氏も失望していた。進次郎議員が支持する人を表明する19日の前に純一郎氏は、『石破で行け』と言うはずです」
しかし、おかしな話だ。「政治家は引き際を大事にしたい」とか言って、小泉純一郎は政界を引退したはず。それなのに、息子を使って顔を突っ込むとは。首相経験者が総裁選をウラで操るなんて、小泉が「ぶっ壊す」と否定し続けた古い自民党そのものではないか。
「森、古賀、青木といった長老が推す石原が総裁になってしまえば、自民党は完全に『先祖返り』です。『脱派閥』を最大のテーマとしてきた純一郎元首相は、それだけは絶対に阻止したい。執念ですよ。ただ、それならウラで糸を引くようなことをせず、堂々と政界に復帰すればいい」(自民党ベテラン秘書)
構造改革で日本をメタメタにした小泉純一郎がいまさら操る総裁選なんて、茶番でしかない。