8月政局の盲点「前原民主党」に衣替え
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2012/7/27 日刊ゲンダイ :「日々担々」資料ブログ
消費増税の参院採決、3党合意解消、不信任案と問責の提出……。8月の政局は各党の思惑がバラバラで3次方程式のようになっているが、そこに「野田内閣総辞職」の要素が加わってきた。
どういうことなのか。
「民主党議員だってバカじゃない。次の選挙で生き残りたい。しかし、野田首相がトップのままでは、いくら補正予算編成などでゴマカしても、大惨敗必至。で、消費増税法案の成立までは支えるが、成立したら、一気に引きずり降ろす動きが始まるのです。不信任案提出によっては8月解散のハプニングもあるから、民主党議員もモタモタしていられないのです」(民主党関係者)
野党の攻撃だけでなく、身内からも造反のノロシが上がる。野田は総辞職するしかないというシナリオだ。
誰がそんなことを考えているのかというと、前原一派である。
「増税、原発再稼働、オスプレイ配備、3党合意といったマイナス材料は、全部、辞めていく野田総理に押し付け、看板を替えて、イメチェンを図る。人気調査でトップの前原氏で総選挙に備える。それが前原氏に期待する勢力の作戦です。前原氏がオスプレイで野田内閣に待ったをかけたり、自民党の公共事業バラマキキ政策を批判したのも、先を考えての布石なのです」(前出の関係者)
表向きは「次の代表選で野田総理を支える」なんて言った前原。だが、「政権があるうちに総理になりたい」がホンネなのだが、自民党化以上に右翼化する前原に次を託すしかない民主党議員。「与党でいたい病」は度し難いレベルだ。
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「選挙の顔」は別の人?=野田首相、謙虚に答弁
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2012072700924
「私の顔でマニフェスト(政権公約)が作られるかどうか、予断をもって言える話ではない」。野田佳彦首相は27日の参院社会保障と税の一体改革特別委員会で、民主党の次期衆院選マニフェストに関する質問に、こう答えた。
2009年衆院選と10年参院選の同党マニフェストの表紙は、それぞれ当時代表だった鳩山由紀夫氏と菅直人氏。9月の民主党代表選で首相の再選が有力視されていることを念頭に、自民党の塚田一郎氏が「今度は野田さんの顔が出るが」と前置きし、過去の公約への見解をただした。
これに対し、首相は「どなたが代表になっても、丁寧に党内議論を踏まえてマニフェストを作ると思う」と謙虚に答弁。党分裂の余波が収まらず、代表選で対抗馬擁立の動きもある中、再選を前提にした塚田氏のひと言を聞き流すのは望ましくないと、とっさに判断したようだ。 (2012/07/27-19:57)