[民主] 新党潰し「刺客」擁立 掛け声倒れ
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2012/7/13 日刊ゲンダイ :「日々担々」資料ブログ
小沢も鼻で笑ってる ドジョウが「二匹目のドジョウ」を狙うなんて
小沢グループがごっそり離党し、穴のあいた衆院の選挙区に、野田民主党が対立候補を立てる。2005年の小泉郵政選挙をマネた作戦なのだが、肝心の「刺客」が集まりそうにない。先週から一部の党幹部が手当たり次第、声をかけているが、「今の民主じゃあ、勝てるわけがない」と軒並み拒否されているのだ。
29選挙区が新たに空白区となった。「政権政党として不戦敗はあり得ない」と、党執行部はプライドだけは一丁前だが、世間は「消費増税」と「マニフェスト違反」の大逆風。誰も色よい返事などしてくれない。
「党幹部に言われ、以前公募に申し込んだ男性に電話をしたのですが、『結構です』とすぐに切られてしまった。『橋下さんのところなら出馬するけど、民主党はイヤ』とはっきり言った女性もいますよ」(県連幹部)
野田首相の地元である千葉、城島国対委員長が代表を務める神奈川、民主王国といわれる愛知ですら、刺客の擁立は難航している。いくら野田や執行部が小沢新党を潰そうとしても、肝心の“タマ”がいないのだ。
「外で見つからなければ身内からと、蓮舫参院議員を小沢新党の東祥三幹事長の選挙区にぶつける案も検討されましたが、本人が拒否したようです。総選挙は早ければ9月ですが、政党支持率が上がる要素は何ひとつない。
刺客が揃うのは、前回の参院選で落選した女性候補が意欲を見せる青森1区など、3〜5選挙区ぐらいでしょう」(民主党関係者)
もともと民主党は約20選挙区で、候補擁立のメドが立っていなかった。それなのに、「刺客」探しとは、身の程知らずもいいところだ。
「離党者は今後も出てくるので、空白区はさらに増えるでしょう。党が信頼を失う中、声をかければ候補者が集まると思うのは甘すぎる。それに刺客を立てたところで、共倒れとなり、自民候補が漁夫の利を得るだけです」(政治ジャーナリスト・角谷浩一氏)
世論の支持がない野田が、小泉をマネて二匹目のドジョウを狙っても、しょせん無理。小沢は涼しい顔で笑っている。
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民主党、除名議員に対立候補 小沢新党と対決
http://www.47news.jp/CN/201207/CN2012071301002172.html
民主党は13日、次期衆院選で、消費税増税法案に反対して除名対象となった衆院議員の選挙区に、原則として対立候補を擁立する方針を打ち出した。新党「国民の生活が第一」の小沢一郎代表への対決姿勢を鮮明にした形だ。しかし対抗馬擁立で自民党などに有利になる可能性もあり、最終的に見送る選挙区もありそうだ。
都内で開いた全国幹事長会議で高木義明選対委員長が方針を表明した。擁立が想定されるのは比例代表単独で当選した議員を除く30人の選挙区。高木氏は同時に「高度な政治判断もある」と述べ、見送りに含みを持たせた。衆院選後の協力関係構築をにらみ一部の議員とは連携したい考えだ。
2012/07/13 20:53 【共同通信】